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安堵する魔王と問答する秘書
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「……ふう。ひとまずは戦いを免れたか」
一触即発を遠くから眺めることしかできなかった魔王は安堵する。
「魔王討伐という共通の目的を持ちながら共食いを始めるとは人間種とはどうしようもなく愚かですね」
秘書は変わらず辛辣だった。
「そう言うな、シロくん。同族同士の衝突は不思議ではない。自然界でもありふれてるだろうに」
「しかし今回はその愚かさで魔王様の推しが全滅しかけたのですよ?」
「吾輩は何も心配していない。彼らならこの困難もなんとか乗り越えられてると信じていたぞ」
「よく言いますね。いてもたってもいられず、また時空の穴を開こうとしていたお人が」
「……う、うむ」
椅子の後ろでこっそりと開こうとしていた時空の歪みを閉じる。
「……今回ばかりは危なかった。今の彼らではあのレベルにはどれだけ上手く立ち回ろうと敵わないだろう」
「それほどジャックという男は強敵なのですか?」
「ジャック君も見込みはあるけど現状ではそこまで脅威ではないね。オーガ戦で余裕を見せるのはいいが、ちょっと遊びが過ぎるね。いつか痛い目を見なきゃいいのだが」
「ではトニョという怪しい眼鏡の男が」
「そう、つい先ほど我が眷属のジリスの目を通してステータスを覗いてみた」
「それでレベルは」
「うん、わからなかった」
魔王ははっきりと言った。
「開き直れば格好つくと思っているのですか?」
秘書もはっきりと言った。
「いや格好つけようとした意思は一切ないのだが……ともかくレベルを測ることができなかった。十中八九、鑑定妨害だろう」
「魔王様ともあろうお方が眷属越とはいえ人間のステータスも覗き見できないとは……」
「うむ、情けない限りだ……だが案ずるな。あの魔力量、発動速度からおおまかなレベルは推測できる」
「60くらいでしょうか?」
「いいや、最低70はあるな」
「70、ですか……今までこのダンジョンに挑んできた者で最も高レベルではないですか?」
「で、あるな。彼こそが現状のトップランナーでありトップランカーだ。独りよがりの挑戦者とは違う。効率的とは思えんが後続も育てようとしている。育てばいつしか脅威になるかもしれんな、育てばだが」
「今までの挑戦者は実戦経験はあるものの見通しが甘く命を落とす者が多かったですからね。魔力切れもあれば食料切れで餓死する者もいました」
「ようやくエキドナがそんじゃそこらのダンジョンではないと知れ渡ったのかもしれない。人間どもが本腰を入れ始めた頃合いなのかもな」
「神託を受けた勇者までが魔王様を殺しにやってきましたものね」
秘書の言葉は今日もぐさぐさと刺さる。
「……なにはとまあれ、トニョと言う者は強者ながらも良識を持っていて助かる。あの場を穏便に済ませてくれたりな。できるなら彼がテオ君たちの側にいてくれると安心して見ていられるのだがな」
「魔王様……まるでその口ぶりは……あの箒男が自分の脅威とはお考えにはなっていないのですか?」
「うん、脅威じゃないね」
これも魔王ははっきりと言った。その理由もあっけからんと語る。
「だって吾輩、レベル98だもん」
「きゅうじゅうはち……」
秘書は眩暈する。聞いたことのない異次元の数値だった。長命種とされるエルフでも寿命のうちにその高みに達した者を知らない。
彼がこの高みに到達できたのは他でもなくエキドナという環境のおかげ。経験値の糧となる魔物が無尽蔵に出没するからだ。
「それよりもだ! マチルドくんの過去が気になる! あの気に食わんジャックとはどんな因縁が!? テオくん、危なっかしいけどよく突き飛ばしてくれたグッジョブ! 仲間たちも庇っていて格好良かったよ!」
「お待ちになってください、魔王様。レベルについてですが」
「うん!? まってくれ!! 20層に残ったトニョとジャックがなんだかこそこそと話をしてる! 聞き逃せない!!」
魔王は会話を聞くために集中する。
「チッ……」
そのため秘書の舌打ちにも気が付かなかった。
──────
ジャックは二の腕をさすりながら大きなくしゃみをする。
「ぶあっくしょん! おい、トニョ! さっさと氷を溶かせよ! 寒いんだが!」
「氷ならほうっておけば勝手に溶けますよ。魔力は節約しないと」
「それかさっさと先行こうぜ! マリーが行っちまう! まだまだ話したいことが山ほどあるんだよ」
「行きたいならお先にどうぞ」
「お、まさかこうもあっさりと下るとはな! じゃあな、あばよ!」
ジャックが歩き出すと、
「そっちは19層ですよ」
トニョに指摘される。
「おっと……俺としたことが……」
ジャックは方向を修正して歩き出す。
「というのは冗談でそっちが19層です」
「うおおおい! 俺で遊んでくれてるんじゃねえぞ!?」
「遊んでいるわけではありません。あなたがいかに方向音痴か教えてあげているのです」
「俺は方向音痴じゃねえ! 動いているうちに何度も同じ場所にたどり着くだけだ!」
「それを方向音痴と言うのです。何、焦る必要はありません。彼らのレベルでは短時間でそう深くまでは潜れません。24時間以内に30層にも届かないでしょう。すぐ追いつきます」
「俺はよぉ! 一秒でもあんな腑抜けた男の側にマリーがいてほしくないんだよ!」
「彼女は彼女で一秒でもあなたの側にいてほしくないといった感じですがね」
「そりゃてめー! マリーは俺の強さをぜんぜんわかってねえからさ! 俺が誰よりも強いと分かればあっちから言い寄ってくるっての!」
「そううまくいきますかね……」
かけっこが速ければモテる、とこの年になっても本気で思い込んでいる。
(兄弟子として教えてやるべきなんでしょうかね……あまり見ていられないんですよね……)
弟子の将来のためにも指導してやろうと思った時だった。
地面の中心に至極色の魔法陣が広がる。壁まで広がったかと思うと今度は縮まる。縁が中心に集まると同時に、
「ギャアアアアアス!!!」
つい先ほど倒したオーガが復活する。
トニョはポケットから懐中時計を取り出して時間を確認する。
「時間にして30分といったところでしょうか。浅い階層のザコモンスターですし、割と早く復帰するのですね。おっと記憶に新しいうちに魔法陣のスケッチをしないと」
紙に炭でメモするトニョは一番近くにいたという理由でオーガに標的に選ばれる。
「ギャアアアアアス!!!!」
この隙を逃すはずがなく棍棒を振り回して襲い掛かる。
「あーあ、知ーらね」
前衛であるジャックは庇おうとしも加勢しようとも動こうともしなかった。
トニョは後衛専門。おまけにデスクワークが多く身体も薄く細い。
そんな彼に何倍もの重量がある棍棒が振り下ろされる。
「ぎあ」
ぺちゃんこになって無様で短い断末魔。
辺り一面に、青色の血が広がる。
「さて確認もできましたし、お望みの通り追いつきに行きますよ」
トニョはスケッチした紙を畳んで懐に入れる。彼は結局オーガの姿を一瞥もせずに撃破した。
「へへっ、そうこなっくちゃ!」
ジャックはトニョの隣に並ぶ。
「それとトニョよ~。合流するなら俺に考えがあってよぉ」
「どうせ良からぬ考えでしょう」
「いやいや、人助けよ、人助け!」
「あなたが人助け? 面白い冗談ですね。ちっとも面白くないですが」
「どっちだよ! いや別にてめーになんか手伝ってもらうってつもりはねえ。ただよ、いつも通り、見ていてくれているだけでいいんだ」
アイデアを聞くトニョの表情に変化はなかったが、
「……まあ、よろしいでしょう。その後起きうるであろうトラブルについては自分で何とかしてください」
「ガキじゃねえんだ! 兄弟子には迷惑かけねえよ!」
「いいですか、あなたの行い一つであなたの評判を落とすならいいですが、同じ門下生の──」
トニョはぴたりと足を止めると、箒の先を壁に向ける。
「なんだ、敵か!?」
ジャックが目を凝らす。その先にいたのは、
「チウ。チウ。」
小さなジリスが一匹。
「おうおう、珍しいこともあるもんだな。トニョともあろう男がネズミ一匹にビビったか? それともネズミが苦手だったり?」
「……」
箒の先に火の玉が作られる。
「うおいおい! 小動物一匹に魔法を使うまでもないだろう!」
「……それも、そうですね。すみません、考えすぎでした」
火の玉は煙になって消滅する。
「気を取り直して21層に向かいますよ。迷子にならないようくれぐれも離れないでくださいよ、ジャック」
「だからガキ扱いすんなっての!」
トニョは違和感を覚えながらもジャックと共に21層へと向かった。
一触即発を遠くから眺めることしかできなかった魔王は安堵する。
「魔王討伐という共通の目的を持ちながら共食いを始めるとは人間種とはどうしようもなく愚かですね」
秘書は変わらず辛辣だった。
「そう言うな、シロくん。同族同士の衝突は不思議ではない。自然界でもありふれてるだろうに」
「しかし今回はその愚かさで魔王様の推しが全滅しかけたのですよ?」
「吾輩は何も心配していない。彼らならこの困難もなんとか乗り越えられてると信じていたぞ」
「よく言いますね。いてもたってもいられず、また時空の穴を開こうとしていたお人が」
「……う、うむ」
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「……今回ばかりは危なかった。今の彼らではあのレベルにはどれだけ上手く立ち回ろうと敵わないだろう」
「それほどジャックという男は強敵なのですか?」
「ジャック君も見込みはあるけど現状ではそこまで脅威ではないね。オーガ戦で余裕を見せるのはいいが、ちょっと遊びが過ぎるね。いつか痛い目を見なきゃいいのだが」
「ではトニョという怪しい眼鏡の男が」
「そう、つい先ほど我が眷属のジリスの目を通してステータスを覗いてみた」
「それでレベルは」
「うん、わからなかった」
魔王ははっきりと言った。
「開き直れば格好つくと思っているのですか?」
秘書もはっきりと言った。
「いや格好つけようとした意思は一切ないのだが……ともかくレベルを測ることができなかった。十中八九、鑑定妨害だろう」
「魔王様ともあろうお方が眷属越とはいえ人間のステータスも覗き見できないとは……」
「うむ、情けない限りだ……だが案ずるな。あの魔力量、発動速度からおおまかなレベルは推測できる」
「60くらいでしょうか?」
「いいや、最低70はあるな」
「70、ですか……今までこのダンジョンに挑んできた者で最も高レベルではないですか?」
「で、あるな。彼こそが現状のトップランナーでありトップランカーだ。独りよがりの挑戦者とは違う。効率的とは思えんが後続も育てようとしている。育てばいつしか脅威になるかもしれんな、育てばだが」
「今までの挑戦者は実戦経験はあるものの見通しが甘く命を落とす者が多かったですからね。魔力切れもあれば食料切れで餓死する者もいました」
「ようやくエキドナがそんじゃそこらのダンジョンではないと知れ渡ったのかもしれない。人間どもが本腰を入れ始めた頃合いなのかもな」
「神託を受けた勇者までが魔王様を殺しにやってきましたものね」
秘書の言葉は今日もぐさぐさと刺さる。
「……なにはとまあれ、トニョと言う者は強者ながらも良識を持っていて助かる。あの場を穏便に済ませてくれたりな。できるなら彼がテオ君たちの側にいてくれると安心して見ていられるのだがな」
「魔王様……まるでその口ぶりは……あの箒男が自分の脅威とはお考えにはなっていないのですか?」
「うん、脅威じゃないね」
これも魔王ははっきりと言った。その理由もあっけからんと語る。
「だって吾輩、レベル98だもん」
「きゅうじゅうはち……」
秘書は眩暈する。聞いたことのない異次元の数値だった。長命種とされるエルフでも寿命のうちにその高みに達した者を知らない。
彼がこの高みに到達できたのは他でもなくエキドナという環境のおかげ。経験値の糧となる魔物が無尽蔵に出没するからだ。
「それよりもだ! マチルドくんの過去が気になる! あの気に食わんジャックとはどんな因縁が!? テオくん、危なっかしいけどよく突き飛ばしてくれたグッジョブ! 仲間たちも庇っていて格好良かったよ!」
「お待ちになってください、魔王様。レベルについてですが」
「うん!? まってくれ!! 20層に残ったトニョとジャックがなんだかこそこそと話をしてる! 聞き逃せない!!」
魔王は会話を聞くために集中する。
「チッ……」
そのため秘書の舌打ちにも気が付かなかった。
──────
ジャックは二の腕をさすりながら大きなくしゃみをする。
「ぶあっくしょん! おい、トニョ! さっさと氷を溶かせよ! 寒いんだが!」
「氷ならほうっておけば勝手に溶けますよ。魔力は節約しないと」
「それかさっさと先行こうぜ! マリーが行っちまう! まだまだ話したいことが山ほどあるんだよ」
「行きたいならお先にどうぞ」
「お、まさかこうもあっさりと下るとはな! じゃあな、あばよ!」
ジャックが歩き出すと、
「そっちは19層ですよ」
トニョに指摘される。
「おっと……俺としたことが……」
ジャックは方向を修正して歩き出す。
「というのは冗談でそっちが19層です」
「うおおおい! 俺で遊んでくれてるんじゃねえぞ!?」
「遊んでいるわけではありません。あなたがいかに方向音痴か教えてあげているのです」
「俺は方向音痴じゃねえ! 動いているうちに何度も同じ場所にたどり着くだけだ!」
「それを方向音痴と言うのです。何、焦る必要はありません。彼らのレベルでは短時間でそう深くまでは潜れません。24時間以内に30層にも届かないでしょう。すぐ追いつきます」
「俺はよぉ! 一秒でもあんな腑抜けた男の側にマリーがいてほしくないんだよ!」
「彼女は彼女で一秒でもあなたの側にいてほしくないといった感じですがね」
「そりゃてめー! マリーは俺の強さをぜんぜんわかってねえからさ! 俺が誰よりも強いと分かればあっちから言い寄ってくるっての!」
「そううまくいきますかね……」
かけっこが速ければモテる、とこの年になっても本気で思い込んでいる。
(兄弟子として教えてやるべきなんでしょうかね……あまり見ていられないんですよね……)
弟子の将来のためにも指導してやろうと思った時だった。
地面の中心に至極色の魔法陣が広がる。壁まで広がったかと思うと今度は縮まる。縁が中心に集まると同時に、
「ギャアアアアアス!!!」
つい先ほど倒したオーガが復活する。
トニョはポケットから懐中時計を取り出して時間を確認する。
「時間にして30分といったところでしょうか。浅い階層のザコモンスターですし、割と早く復帰するのですね。おっと記憶に新しいうちに魔法陣のスケッチをしないと」
紙に炭でメモするトニョは一番近くにいたという理由でオーガに標的に選ばれる。
「ギャアアアアアス!!!!」
この隙を逃すはずがなく棍棒を振り回して襲い掛かる。
「あーあ、知ーらね」
前衛であるジャックは庇おうとしも加勢しようとも動こうともしなかった。
トニョは後衛専門。おまけにデスクワークが多く身体も薄く細い。
そんな彼に何倍もの重量がある棍棒が振り下ろされる。
「ぎあ」
ぺちゃんこになって無様で短い断末魔。
辺り一面に、青色の血が広がる。
「さて確認もできましたし、お望みの通り追いつきに行きますよ」
トニョはスケッチした紙を畳んで懐に入れる。彼は結局オーガの姿を一瞥もせずに撃破した。
「へへっ、そうこなっくちゃ!」
ジャックはトニョの隣に並ぶ。
「それとトニョよ~。合流するなら俺に考えがあってよぉ」
「どうせ良からぬ考えでしょう」
「いやいや、人助けよ、人助け!」
「あなたが人助け? 面白い冗談ですね。ちっとも面白くないですが」
「どっちだよ! いや別にてめーになんか手伝ってもらうってつもりはねえ。ただよ、いつも通り、見ていてくれているだけでいいんだ」
アイデアを聞くトニョの表情に変化はなかったが、
「……まあ、よろしいでしょう。その後起きうるであろうトラブルについては自分で何とかしてください」
「ガキじゃねえんだ! 兄弟子には迷惑かけねえよ!」
「いいですか、あなたの行い一つであなたの評判を落とすならいいですが、同じ門下生の──」
トニョはぴたりと足を止めると、箒の先を壁に向ける。
「なんだ、敵か!?」
ジャックが目を凝らす。その先にいたのは、
「チウ。チウ。」
小さなジリスが一匹。
「おうおう、珍しいこともあるもんだな。トニョともあろう男がネズミ一匹にビビったか? それともネズミが苦手だったり?」
「……」
箒の先に火の玉が作られる。
「うおいおい! 小動物一匹に魔法を使うまでもないだろう!」
「……それも、そうですね。すみません、考えすぎでした」
火の玉は煙になって消滅する。
「気を取り直して21層に向かいますよ。迷子にならないようくれぐれも離れないでくださいよ、ジャック」
「だからガキ扱いすんなっての!」
トニョは違和感を覚えながらもジャックと共に21層へと向かった。
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