現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた

立風館幻夢/夜野一海

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第3章 この猫、魔法使いで探索者!

第56話 ニュースを観る異世界人 1

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 ……瑠璃が家を出て数分。

「ごちそうさまー! バリ美味しかった!」
「やっぱりこの世界の食べ物はええなぁ」
「流石は琥珀さん! 料理の腕は一流ですな!」
「うん……美味しかった……」
「はいはい、お粗末さま。じゃ、食器持って行って、洗っておくから」

 残った5人は食事を終え、食器を流し台へと持って行った。

「じゃあ、あとやっておくから、テレビでも観てなさい」
「琥珀さん、私も……」
「いいから、昨日色々あって疲れただろうから、ゴルドも居間に行ってて!」
「は、はぁ……ではお言葉に甘えて……」

 気を聞かせようとしたゴルドを、琥珀は申し訳ないと思い、それを抑えた。
 ゴルドは少々納得がいかなかったが、リンたちが笑顔で居間に向かっていったので、渋々ついていった。

「ハクハクの言ってた、てれび……? って、ルリルリの部屋にもあったアレかな?」

 4人は居間に戻り、そのうちの一人、リンはテレビのリモコンを手に取った。

「……で、それをどうするんだ? リン」
「うーん、確か昨日ルリルリはこうしてたような……」

 リンは昨日瑠璃が行った行為を参考にし、テレビの電源ボタンを押した。
 すると、黒い画面から、複数の人間がトークをしている画面に切り替わった。

「おおおお! すごい!」
「いや、リンはん。昨日も観たやろ」
「でも、この間とは違う画面だ!」

 映し出されたのは、俗に言う「情報系バラエティ番組」だ。
 お堅いニュースをキャスターや芸能人が面白おかしく紹介したり、普段おふざけキャラであるお笑い芸人や、数年前までアホキャラで売っていたアイドルやモデルがこの番組に出るときだけ真面目キャラになり、まるで大学教授のように見える番組だ。
 しかし、異世界からやってきた4人は、そのような番組はおろか、テレビで何をやっているのかすらもわからなかった。

『さぁて、今現在も世界中を震撼させているニュースに行きましょう、先日日本のみならず起きた大地震、そして、未知の生命体、未知の建物の出現です』
「大地震……未知の生命体……ウチらのことについてやろか?」
「……多分……というか……絶対……そうだと……思う」
「? ラピラピとノンノンは何の話か分かるの?」
「ワシにはさっぱりだな……」

 ラピスとキセノンは、テレビの中で何の話をしているのかは理解できたが、リンとゴルドは理解ができなかった。

『どうでしたか? 地震は?』
『私、その時写真集の撮影だったんですけど、地震で中断になっちゃって……、でも、津波や土砂災害の警報は出てないし、周りを見てもいつも通りの風景でしたねぇ』
『私も、次の番組の準備をしていたのですが、地震が起きて、やばい、っておもいましたね。何事も無くてよかったですけど……気象庁も今回の地震の原因が分かっていないとのことです、では次は謎の生命体についてです』

 キャスターとゲストがまず、地震について語り合い、次に『未知の生命体』についての話題に切り替えた。
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