現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた

立風館幻夢/夜野一海

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第12章 戦いの結末は、探索者たちが決める!

第298話 檻の中の少女

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「……この中にいるのか」

 いつも見ている地下室なのに、今日は扉がやけに険しく感じる。

「じゃあ……一緒に開けよう」
「うん!」

 私たちは地下室の扉を一緒に開けた。
 地下室の電気は、キセノンたちがそのままにしていたのか、既に階段を照らしていた。

「この下に……」

怖い……手が震える。
もしかすると……ここで死ぬかもしれない、そう考えると……。

「ルリルリ」

 ……すると、リンが私を安心させるためか……抱き着いてきた。

「……キスしよ、ルリルリ」
「は、はぁ!?」

 リンの唐突な提案に、私は驚愕の声を上げた。

「な、なに突然!?」
「……ルリルリ、バリ怖がってるから」
「そ、それとこれと何の関係が……」
「キスすると安心するって言うでしょ? だから……」

 ……リンの表情は真剣だった。
 もう……。

「わ、わかったよ……」
「うん……」

 私たちは、お互いに顔を近づけ……唇を重ね合わせた。

「ん……」
「んん……」

 唇越しに、リンの体温が分かった。
 リンの抱きしめる力が強くなり、私もリンの体を包み込んだ。
 しばらく唇を繋げた私たちは、決心を抱き、離れた。

「……じゃ、行こうか」
「……うん」

 私たちは、腕を組みながら、地下室の階段に足を掛けた。
 ……地下室へと下がっていく中、ずっと呻き声が聞こえていた。
 その声は……どこか、少女のように聞こえた。

「この下に……私を暴走させた存在が……」

 ついに地下室の床に足を踏み入れ……中を見た。
 そこにいたのは……。

「……え?」

 降りの中の閉じ込められている……女の子がいた。

「やい! ここから出しやがれ!! あの女をぶっ殺してやる!!」

 女の子は私たちを見るなり、折を揺らしてそんなことを叫んだ。
 女の子は背中を覆いつくすほどの黒髪のロングヘア、そして褐色肌が特徴的だったが……全身に毛皮のような服を身に纏い、背中にはワイバーンのような羽、ラピスにも生えている牛みたいな角、そして虎のような獣の耳が頭から生えていた。

 ……あれ? この子……どこかで……。

『逃げなくてもいい……オレを受け入れろよ』

 ……そうだ、この子……確か……夢の中で……。

「あ、貴方は……?」

 私は動揺しつつも、名前を聞き出した。

「……オレか?」
「う、うん……貴方に聞いてる」

 私は怖がりつつも……女の子に聞いてみた。
 すると女の子は、檻を揺らすのをやめ、その場で胡坐をかいた。
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