いつも笑っている先生

夏目りく

文字の大きさ
上 下
1 / 1

笑って、笑って、笑って。

しおりを挟む
「笑えって言いましたよね、先生。」

「辛くても悲しくても上を向いて笑えって。」

「そう言ってくれたから、今の私が居るんです。」


「…先生だって、泣きたい時くらい泣いたっていいんだ。」

「先生が泣かないから、かわりに私が泣くんです。勘違いしないで下さい。」


「これは私の涙じゃありませんから。」
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...