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第六十二話
腐男子、嫌な気分になる
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俺はキールに、シリウス達に妊娠できる体だとバレた事や、鑑定士に体の中を調べられて興奮が収まらずシリウスに抱いてもらった事、プロポーズされた事などを包み隠さず正直に話した。
「……ヤマト、変な事どころか妊娠できる体がバレてプロポーズされてるじゃん……
まぁ、ヤマトが王城に連れて行かれた時点でそうなるだろうとは思っていたけど。
それにしてもこの赤い跡、腹が立ってしょうがないよ。あの王子の独占物だって主張しているようで」
キールが顔を歪ませて俺に迫ってきたのでゾッとし、思わず後退りをしてしまった。
「ヤマト……逃げないでよ。
俺がその赤い跡、全部上書きしてあげるから」
こっ、怖い!! キールの目がイッてる!!
「いやイイ、上書きしなくてもイイ!」
「大丈夫、誰も見てないから。
優しく舐めて吸ってあげる」
首を横に振りながら後退っていると店の壁まで追いやられてしまい、壁ドンされて逃げ場を失った。
「あ、あの……キール……」
「口開けて」
キールは俺の唇をペロペロと舐めて舌を入れ、口の中の唾をじゅるじゅると吸って飲み込んだ。
「っあぅ……あ……!」
「美味しい……ヤマトの唾液最高」
キールは俺の唾を飲み込んだ後、口を首筋へと滑らせ、レロッと舐めてから吸い上げだした。
シリウスがつけた跡を本当に全て上書きするつもりだ。
「や……あ……あっ……!」
舐められては吸われを繰り返され、体中がゾクゾクとし震えた。その行為を何度も繰り返し、やっと上書きが済んだのか、キールから解放された。
「ハイ、終わり。ちょっとやり過ぎちゃったかな……ゴメンね」
キールの体が俺から離れていく。
首筋を舐められながら吸われたので朝からちょっと変な気分になってしまった……
キールは気が済んだらしく、俺の頭を撫でてさっさと裏口から店の中へ入っていった。
変な気分になったまま取り残されてしまった俺は、悶々としながら外掃除を再開したのだった。
* * * * *
その日の夜、閉店作業で店の前の看板を収めようとしていると、背後から声を掛けられた。
「ヤマト君、閉店作業中? その看板、持ってあげよっか?」
聞き覚えのある声。振り返ると、騎士団制服姿のロタが立っていた。
「ロタ……久しぶり。王都へ帰る途中?」
「そうそう、丁度ヤマト君の姿が見えたから寄ってみたんだぁ」
前に牢獄から助けて以来だ。
久しぶりにロタの元気そうな顔を見てホッとしたのも束の間、よく見ると横には親しげにロタの肩に手を回している、長身でガタイの良い茶色毛の短髪の人がいた。
気になって横の人をジッと見上げていると、ロタが視線に気付いた。
「あー、コイツは他の団の副長で……」
「どーも、ヤマト君はじめまして。いやー、キミ本当に可愛いねー」
俺はその短髪の人にベタベタと触られ撫でられ固まっていると、ロタが間に入って止めてくれた。
「もうヤメろ、ヤマト君が減る」
「へいへい。へー、この子が最近お気に入りのヤマト君ねえ。
俺は昔からお前の事しか考えてなかったってのによー。お前がド淫乱で不特定多数の奴と体の関係を持っててもそれも含めて愛してたのにさぁ」
「ヤ、ヤマト君の前で昔の事は言うな!
それに何が愛してるだ、俺を縛って無理矢理犯してきた変態に言われたくない」
「だってロタが俺を受け入れてくんないからさぁー。それにお前も気持ち良かっただろ?
今度はこのヤマト君の前でお前を縛って犯してやろうか? お前、そういうの興奮するだろ?」
「なっ、お前は何を…………あっ、ヤマト君!?」
俺はいたたまれなくなり、看板を持って店の中に入り、ドアの鍵をかけた。
ロタはドアを叩き、俺の名前を連呼していたが返事をせず、店内の電気を消し、店の奥へと進んだ。
(何だこの嫌な気分は……)
ロタが昔淫乱だったとか、不特定多数の人と関係があったとかその事については別に良い。過ぎた過去の事なんだし、昔の事についてどうこう言いたくはない。
俺もなんだかんだで流されて、何人かとセックスをしてしまっているし……
ただ、ロタの横にいたあの短髪の人に対しては物凄く嫌悪感というか、見ているうち、話を聞いているうちに段々と嫌な気分になっていった。
俺の知らないロタの過去を知っているから?
ロタが伏せて欲しい様な過去の事を無神経に俺の前でベラベラと喋っていたから?
ロタを縛って無理矢理犯したから?
駄目だ、考えてたらイライラしてきた。
俺はノインさんとキールに挨拶をして二階へ上がり、着替えもせずそのままベッドでふて寝してしまったのだった。
「……ヤマト、変な事どころか妊娠できる体がバレてプロポーズされてるじゃん……
まぁ、ヤマトが王城に連れて行かれた時点でそうなるだろうとは思っていたけど。
それにしてもこの赤い跡、腹が立ってしょうがないよ。あの王子の独占物だって主張しているようで」
キールが顔を歪ませて俺に迫ってきたのでゾッとし、思わず後退りをしてしまった。
「ヤマト……逃げないでよ。
俺がその赤い跡、全部上書きしてあげるから」
こっ、怖い!! キールの目がイッてる!!
「いやイイ、上書きしなくてもイイ!」
「大丈夫、誰も見てないから。
優しく舐めて吸ってあげる」
首を横に振りながら後退っていると店の壁まで追いやられてしまい、壁ドンされて逃げ場を失った。
「あ、あの……キール……」
「口開けて」
キールは俺の唇をペロペロと舐めて舌を入れ、口の中の唾をじゅるじゅると吸って飲み込んだ。
「っあぅ……あ……!」
「美味しい……ヤマトの唾液最高」
キールは俺の唾を飲み込んだ後、口を首筋へと滑らせ、レロッと舐めてから吸い上げだした。
シリウスがつけた跡を本当に全て上書きするつもりだ。
「や……あ……あっ……!」
舐められては吸われを繰り返され、体中がゾクゾクとし震えた。その行為を何度も繰り返し、やっと上書きが済んだのか、キールから解放された。
「ハイ、終わり。ちょっとやり過ぎちゃったかな……ゴメンね」
キールの体が俺から離れていく。
首筋を舐められながら吸われたので朝からちょっと変な気分になってしまった……
キールは気が済んだらしく、俺の頭を撫でてさっさと裏口から店の中へ入っていった。
変な気分になったまま取り残されてしまった俺は、悶々としながら外掃除を再開したのだった。
* * * * *
その日の夜、閉店作業で店の前の看板を収めようとしていると、背後から声を掛けられた。
「ヤマト君、閉店作業中? その看板、持ってあげよっか?」
聞き覚えのある声。振り返ると、騎士団制服姿のロタが立っていた。
「ロタ……久しぶり。王都へ帰る途中?」
「そうそう、丁度ヤマト君の姿が見えたから寄ってみたんだぁ」
前に牢獄から助けて以来だ。
久しぶりにロタの元気そうな顔を見てホッとしたのも束の間、よく見ると横には親しげにロタの肩に手を回している、長身でガタイの良い茶色毛の短髪の人がいた。
気になって横の人をジッと見上げていると、ロタが視線に気付いた。
「あー、コイツは他の団の副長で……」
「どーも、ヤマト君はじめまして。いやー、キミ本当に可愛いねー」
俺はその短髪の人にベタベタと触られ撫でられ固まっていると、ロタが間に入って止めてくれた。
「もうヤメろ、ヤマト君が減る」
「へいへい。へー、この子が最近お気に入りのヤマト君ねえ。
俺は昔からお前の事しか考えてなかったってのによー。お前がド淫乱で不特定多数の奴と体の関係を持っててもそれも含めて愛してたのにさぁ」
「ヤ、ヤマト君の前で昔の事は言うな!
それに何が愛してるだ、俺を縛って無理矢理犯してきた変態に言われたくない」
「だってロタが俺を受け入れてくんないからさぁー。それにお前も気持ち良かっただろ?
今度はこのヤマト君の前でお前を縛って犯してやろうか? お前、そういうの興奮するだろ?」
「なっ、お前は何を…………あっ、ヤマト君!?」
俺はいたたまれなくなり、看板を持って店の中に入り、ドアの鍵をかけた。
ロタはドアを叩き、俺の名前を連呼していたが返事をせず、店内の電気を消し、店の奥へと進んだ。
(何だこの嫌な気分は……)
ロタが昔淫乱だったとか、不特定多数の人と関係があったとかその事については別に良い。過ぎた過去の事なんだし、昔の事についてどうこう言いたくはない。
俺もなんだかんだで流されて、何人かとセックスをしてしまっているし……
ただ、ロタの横にいたあの短髪の人に対しては物凄く嫌悪感というか、見ているうち、話を聞いているうちに段々と嫌な気分になっていった。
俺の知らないロタの過去を知っているから?
ロタが伏せて欲しい様な過去の事を無神経に俺の前でベラベラと喋っていたから?
ロタを縛って無理矢理犯したから?
駄目だ、考えてたらイライラしてきた。
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