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第七話
腐男子、バイトが決まる
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真っ暗な街道を、ノインさんと二人で縦一列に並んで歩くこと数十分、道の突き当りに二階建ての木造の建物が見えた。
ノインさんが後方を歩いていた俺の方を振り返り
「着いたよ、ここが僕の本屋兼、自宅」
とニコッと笑顔で教えてくれた。
一階の正面扉にかかっている木製の小さな看板には、日本語では無い不思議な文字が書かれてある。
あの幼女天使が言葉が通じるようにしてくれているおかげか、書いてある文字も「本屋」と訳す事ができた。
入口横の地面に立てかけてある看板には「定休日」とあった。
なるほど、今日は定休日だからどこかへ本の仕入れに行き、その帰り道で俺を見つけて拾ってくれた、という訳か。
神様、ノインさんと引き合わせてくれて本当にありがとう。
ノインさんがドアの鍵を開け、中に入ったので続けて俺も後へ続く。
店の中は二階の方にある窓から入ってくる月明かりで薄暗かったが、ノインさんは手慣れた様子で壁に掛けてあるランプに火を灯していった。
明るくなった店内を改めて見回すと中は一部吹き抜けになっていた。
俺の身長より遥かに高い本棚が縦一列に並び、更に一階の壁一面は備え付けの本棚。
どの棚にも本がぎっしりと並んでいる。
床にも所々置いてある木箱に本が雑然と入れてあったりして店内はごちゃごちゃしていたが、インクの良い匂いと窮屈で圧迫感がある感じが心地良かった。
元の世界でも、こういう古めかしい個人の本屋は好きでよく足を運んでいた。
ただ、BL漫画やBL小説の品揃えはあまりよくなかったのが難点だったかな。
「ヤマト君、こっちこっちー」
店の一番奥の方でノインさんが俺を呼んだ。
狭い本棚と本棚の間を体を横向きにしながら声のする方へ移動すると、レジの後ろの方の扉が開いていたので中に入った。
四.五畳位のこじんまりとした部屋。奥に流し台があり、手前に木製の四角いテーブルと椅子が四脚置いてあり、好きな椅子に腰かけるよう促された。
「ヤマト君、お腹空いてるでしょ? 余りもので申し訳ないんだけど食べるかい?」
そう言いながらノインさんはロールパンが二つ入った木の皿と水の入ったコップを持ってきてくれた。
「あ、ありがとうございます……いただきます」
お礼を言ってパンをひと口かじる。素朴で優しい味わいで美味しい。水もありがたく頂く。乾ききった喉と空っぽの胃の中に染み渡っていくのが分かった。
すると、安堵感からか目から涙が溢れ、頬をいくつも伝った。
「うっ……うぅっ……………」
人前で泣いたのは久しぶりかもしれない。泣きながらパンを食べている俺の頭を、傍に立っていたノインさんが小さな手でよしよし、と優しく撫でてくれた。
「辛かったね……」
ノインさんの優しさに心がキュンとなった。天使だ、天使がいる。少年のような愛らしい見た目なので余計にそう見えてくる。
俺を異世界転移させたあの変な笑い方をしていた幼女天使とはエライ違いだ。
「ノインさん、見ず知らずの俺に……本当にありがとうございます。おかげで助かりました」
パンを食べ終えた俺は、涙を手で拭いながら再度お礼を言った。
「いいのいいの、気にしないで。困っている時はお互い様だよ。
さ、ヤマト君、今日はもう遅い。
階段を上がってすぐの部屋が空いてるからそこで寝るといい。
詳しい話はまた明日、ね」
ノインさんがニコッと微笑みながら俺の肩をポンポン叩いた。ノインさん、何て良い人なんだ。
俺はノインさんに一礼した後、店内のレジ横にあった螺旋階段を上がり二階の部屋へと行った。
部屋の中はスッキリ片付けられていてベッドと小さな机があるだけだった。
俺は土で汚れたブレザーを脱ぎ、倒れるようにしてそのまま深い眠りへとついた。
* * * * *
「ーーおはよう、ヤマト君、朝だよーー」
……うーん……この声は……?
目をゴシゴシ擦って声のした方向に顔を動かすと、三センチ位の距離にニコニコ顔のノインさんの顔があった。
「ヴォアアァァァァッ!」
変な声を上げて飛び起きる。
え、ちょっと待って、俺まさかノインさんとヤッちゃったの!?
慌てふためく俺を見て、ベッドに入り込んでいたノインさんは上体を起こしクスクス笑った。
「フフ、大丈夫だよ、起こしに来ただけで何もしてないから。朝食できたけど食べる?」
そう言ってノインさんは、後でねーと手をヒラヒラさせてドアを開け、階段を下りていった。
焦った……ノインさんもてっきりあのエルフ男達と同じ……と一瞬思ったが、そういえばノインさんは【受け】だった。俺が襲われる心配はない、とほっと胸を撫で下ろす。
俺はボサボサに乱れた髪を手で簡単に整え、一階へと下りた。
テーブルの上にはクロワッサンのようなパンと目玉焼き、サラダ、ミルクが二人分並べてあった。とても美味しそうな匂いが鼻をくすぐった。
俺は昨日と同じ席に座り、ノインさんと一緒に朝食を食べた。
うん、どれもとっても美味しい。
パンは外がパリパリ、中がふわふわでほんのり甘味がある。サラダのレタスっぽい野菜もシャキシャキしてるし、目玉焼きも半熟で絶妙な柔らかさ。ミルクも濃厚な味わい。
食べながらふと、色々とお世話になったままで段々申し訳ない気分になってきた。
何かお礼をしたい、そう考えているとノインさんが目玉焼きをつつきながら話しかけてきた。
「そういえばヤマト君、昨日僕と会った時に話してくれたけど、気が付いたら森の中で倒れてたんだよね?
倒れる前の記憶はあるの? 例えば住んでいた場所の名前、とか」
うーん……ここは何て答えるべきだろう。
正直に異世界転移しましたって言ってもきっと信じて貰えない。
ノインさんには申し訳ないけどそこは伏せて話す。
「それが、名前だけは覚えてるんですがどこに住んでいたとか、両親の事とか全く思い出せないんです。
お金も全然持ってないし……これから先どうしようか悩んでいる所です」
俺が溜息交じりにそう呟くと、ノインさんは何故か笑顔で目をキラキラさせ、弾んだ声で喋った。
「じゃあ、ここで住み込みで働いてくれないかな?
丁度人手が欲しくて困ってたんだ。
三食食事付き、お部屋付き! お給料もささやかながら支払うよ。
働いているうちに記憶が戻るかもしれないし……どうかな?」
ノインさんの思わぬ提案に俺は驚いた。
これから先どうやって生きていこうと思っていたところに、住む場所と食事、更に仕事ができるなんて願ったり叶ったりだ。
「ぜ、是非働かせて下さい! 一生懸命頑張ります! よろしくお願いします!」
俺は即答し、席を立ってノインさんに深々とお辞儀をした。
「ううん、こちらこそ。それじゃ、今日から早速よろしくね、ヤマト君!」
ノインさんの小さな手と握手をしながら、俺はまた朝から少し泣いたのだった。
ノインさんが後方を歩いていた俺の方を振り返り
「着いたよ、ここが僕の本屋兼、自宅」
とニコッと笑顔で教えてくれた。
一階の正面扉にかかっている木製の小さな看板には、日本語では無い不思議な文字が書かれてある。
あの幼女天使が言葉が通じるようにしてくれているおかげか、書いてある文字も「本屋」と訳す事ができた。
入口横の地面に立てかけてある看板には「定休日」とあった。
なるほど、今日は定休日だからどこかへ本の仕入れに行き、その帰り道で俺を見つけて拾ってくれた、という訳か。
神様、ノインさんと引き合わせてくれて本当にありがとう。
ノインさんがドアの鍵を開け、中に入ったので続けて俺も後へ続く。
店の中は二階の方にある窓から入ってくる月明かりで薄暗かったが、ノインさんは手慣れた様子で壁に掛けてあるランプに火を灯していった。
明るくなった店内を改めて見回すと中は一部吹き抜けになっていた。
俺の身長より遥かに高い本棚が縦一列に並び、更に一階の壁一面は備え付けの本棚。
どの棚にも本がぎっしりと並んでいる。
床にも所々置いてある木箱に本が雑然と入れてあったりして店内はごちゃごちゃしていたが、インクの良い匂いと窮屈で圧迫感がある感じが心地良かった。
元の世界でも、こういう古めかしい個人の本屋は好きでよく足を運んでいた。
ただ、BL漫画やBL小説の品揃えはあまりよくなかったのが難点だったかな。
「ヤマト君、こっちこっちー」
店の一番奥の方でノインさんが俺を呼んだ。
狭い本棚と本棚の間を体を横向きにしながら声のする方へ移動すると、レジの後ろの方の扉が開いていたので中に入った。
四.五畳位のこじんまりとした部屋。奥に流し台があり、手前に木製の四角いテーブルと椅子が四脚置いてあり、好きな椅子に腰かけるよう促された。
「ヤマト君、お腹空いてるでしょ? 余りもので申し訳ないんだけど食べるかい?」
そう言いながらノインさんはロールパンが二つ入った木の皿と水の入ったコップを持ってきてくれた。
「あ、ありがとうございます……いただきます」
お礼を言ってパンをひと口かじる。素朴で優しい味わいで美味しい。水もありがたく頂く。乾ききった喉と空っぽの胃の中に染み渡っていくのが分かった。
すると、安堵感からか目から涙が溢れ、頬をいくつも伝った。
「うっ……うぅっ……………」
人前で泣いたのは久しぶりかもしれない。泣きながらパンを食べている俺の頭を、傍に立っていたノインさんが小さな手でよしよし、と優しく撫でてくれた。
「辛かったね……」
ノインさんの優しさに心がキュンとなった。天使だ、天使がいる。少年のような愛らしい見た目なので余計にそう見えてくる。
俺を異世界転移させたあの変な笑い方をしていた幼女天使とはエライ違いだ。
「ノインさん、見ず知らずの俺に……本当にありがとうございます。おかげで助かりました」
パンを食べ終えた俺は、涙を手で拭いながら再度お礼を言った。
「いいのいいの、気にしないで。困っている時はお互い様だよ。
さ、ヤマト君、今日はもう遅い。
階段を上がってすぐの部屋が空いてるからそこで寝るといい。
詳しい話はまた明日、ね」
ノインさんがニコッと微笑みながら俺の肩をポンポン叩いた。ノインさん、何て良い人なんだ。
俺はノインさんに一礼した後、店内のレジ横にあった螺旋階段を上がり二階の部屋へと行った。
部屋の中はスッキリ片付けられていてベッドと小さな机があるだけだった。
俺は土で汚れたブレザーを脱ぎ、倒れるようにしてそのまま深い眠りへとついた。
* * * * *
「ーーおはよう、ヤマト君、朝だよーー」
……うーん……この声は……?
目をゴシゴシ擦って声のした方向に顔を動かすと、三センチ位の距離にニコニコ顔のノインさんの顔があった。
「ヴォアアァァァァッ!」
変な声を上げて飛び起きる。
え、ちょっと待って、俺まさかノインさんとヤッちゃったの!?
慌てふためく俺を見て、ベッドに入り込んでいたノインさんは上体を起こしクスクス笑った。
「フフ、大丈夫だよ、起こしに来ただけで何もしてないから。朝食できたけど食べる?」
そう言ってノインさんは、後でねーと手をヒラヒラさせてドアを開け、階段を下りていった。
焦った……ノインさんもてっきりあのエルフ男達と同じ……と一瞬思ったが、そういえばノインさんは【受け】だった。俺が襲われる心配はない、とほっと胸を撫で下ろす。
俺はボサボサに乱れた髪を手で簡単に整え、一階へと下りた。
テーブルの上にはクロワッサンのようなパンと目玉焼き、サラダ、ミルクが二人分並べてあった。とても美味しそうな匂いが鼻をくすぐった。
俺は昨日と同じ席に座り、ノインさんと一緒に朝食を食べた。
うん、どれもとっても美味しい。
パンは外がパリパリ、中がふわふわでほんのり甘味がある。サラダのレタスっぽい野菜もシャキシャキしてるし、目玉焼きも半熟で絶妙な柔らかさ。ミルクも濃厚な味わい。
食べながらふと、色々とお世話になったままで段々申し訳ない気分になってきた。
何かお礼をしたい、そう考えているとノインさんが目玉焼きをつつきながら話しかけてきた。
「そういえばヤマト君、昨日僕と会った時に話してくれたけど、気が付いたら森の中で倒れてたんだよね?
倒れる前の記憶はあるの? 例えば住んでいた場所の名前、とか」
うーん……ここは何て答えるべきだろう。
正直に異世界転移しましたって言ってもきっと信じて貰えない。
ノインさんには申し訳ないけどそこは伏せて話す。
「それが、名前だけは覚えてるんですがどこに住んでいたとか、両親の事とか全く思い出せないんです。
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俺が溜息交じりにそう呟くと、ノインさんは何故か笑顔で目をキラキラさせ、弾んだ声で喋った。
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