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第三十二話
腐男子、パニックになる
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俺はディルトさんにキスされたまま、固まってしまっていた。
ディルトさんが俺が目を覚ました事に気付いたが、キスをやめるどころか舌がズルッと入ってきた。
ピチャピチャと、舌と唾が絡まり合う卑猥な音が馬車の中で響く。
キールにされたのとは違う、甘美で優しいキスだった。
BL本で、受けの子がキスされてとろ~んとウットリする描写があったが、そんな感じかな……今なら分かる……
って、駄目だ駄目だ、流されちゃ駄目だ。
俺は渾身の力を振り絞り、ディルトさんから唇を離し、顔を背けた。
「っ……ディルトさん……や、やめて……」
「……ヤ、ヤマト君……」
ディルトさんは俺の肩に添えてあった手を、背中と腰に回して抱きしめてきた。
「……ヤマト君の寝顔を見ていたら我慢が出来なかった。
キミの前では紳士的でありたかったのに……すまない」
俺の背中と腰に回されていた手に力が入り、ディルトさんが俺の頬に唇を付け、ゆっくり耳元まで這わせて囁いた。
「ヤマト君、私は君の事が好きだ。この気持ちに嘘偽りは無い。
キミは今誰とも付き合う気が無いと言っていたが……友達からでいい、私と付き合って貰えないか」
前にディルトさんに告白された時も思ったけど、何で俺なんだろう……
ディルトさん程の人だったら、俺よりもっと相応しい相手がいると思うけど……
ディルトさんに抱かれたまま返答に困っていると、ディルトさんの息遣いが段々と荒くなってきた。
そして、ディルトさんの股に触れていた俺の手の甲が異変を感じ取った……アソコがパンパンに膨らんでいる。
えーっと……このままだと俺ピンチだね?
「あ、あの、ディルトさん……」
「……フーッ、フーッ……」
鼻息荒い! 何か耐えてる!
このままだと、ロタの時みたいに馬車の中で犯されてしまうかもしれない……
いやいや、ディルトさんに限ってそんな事は……
時間停止能力使って逃げるか……?
って、そういえば此処はどこ!?
寝てたから全然分からない。
目が覚めた時馬車が止まっていたから、本屋に着いたのかと思ってたけど周囲が暗くて静かだ。何処かの建物の中の様だ。
時間停止して逃げたとしても、知らない場所だったら……ど、どうしよう、逃げられない。
頭をフル回転させごちゃごちゃ考えているとそのまま押し倒され、ディルトさんがハァハァ言いながら俺のブレザーのボタンを外しだした。うわぁぁぁ! ディルトさん気を確かにして!
「まっ、待って、ディルトさん、俺は……」
「……ハァッ……ヤマト君……私は、私は……」
ディルトさん、目がイッてる……!
しょうがない、時間停止能力を使って一か八か逃げてみよう。
俺は時間停止と念じ、動かなくなったディルトさんの下から這い出て、馬車から降りた。
一分しか時間がない、早く逃げなくちゃ。
辺りを見回すと、やはり何処かの建物の中……駐車場の様だった。他にもチラホラと馬車が止まっている。
俺は身を低くして出口を探し回っていると、一つだけ開いている扉があったのでそこへ向かって走った。
無事中へ入り、扉を閉める。
そこは外ではなく建物の中だった。グレーの石の床に無機質な壁。
ここは一体何の施設だ? ディルトさんは何でこの施設の駐車場に馬車を止めていた?
訳も分からず壁に沿って歩いていくと、従業員用だろうか、上へと続く幅狭な石の階段があった。外へ通じる出口があるかもしれないので上ってみた。
階段を上がり、一本しかない通路を進むと赤絨毯が敷かれた広い廊下に出た。
壁には絵画が飾られ、等間隔で置かれた腰位の高さの台には色とりどりの花が花瓶に挿してある。
……ますます此処が何の施設なのか分からない。
とりあえず、出口探さないと。
俺は当てもなくキョロキョロしながら出口を求めて歩いた。
歩き始めて少し経った頃、突然後ろから声を掛けられた。
「あれ? お前……今日派遣された奴?」
驚いて振り返ると、騎士団の白い制服姿の男が三人立っていた。
キツネ顔の男、ゴリラみたいな男にスキンヘッドの男……
派遣って何……? 返答に困っていると、その内の一人、ゴリラみたいな男にヒョイと肩に担がれた。
「今日のは大当たりだな。まだ時間早いけど、楽しむか」
え、何を楽しむの? この雰囲気からして嫌な予感しかしないんだけど……
「あ、あの、ちょっと待って下さい、誰かと間違って……」
「ハイ、静かにしてね。騒がれるとちょっと面倒だから」
キツネ顔の男がハンカチの様な物で俺の口を塞いで、頭の後ろで結わえられた。
え。俺、誰かと間違われて何処かへ連れていかれる?
いやいや、冗談じゃない、面倒な事に巻き込まれないうちに早く逃げないと……と思っているうちにどこかの部屋へ連れ込まれた。
ゴリラ男に会議室に置いてあるようなテーブルの上に下ろされ、スキンヘッド男が俺の両手を頭の上で抑えた。
そしてベルトを外す音……
これは……間違いない、非常にヤバイ。今までで一番ヤバイ。
俺今からこの男達三人に輪姦される!!
さっきのディルトさんの時より遥かにヤバイ状況……時間停止使うんじゃなかったー!!
「むぅー! んんー!!」
俺は首を横に振って訴えたが、口が塞がれているので伝わらない。それどころか
「嫌がるフリとかイイね、そそるわ」
「しかし今日のはホント当たりだな。凄い可愛いわ。いつも変なのしか寄越してこないのにな」
「早くしろよ。俺のもう、はち切れそう」
とか言いながらゴリラ男が俺のブラウスのボタンを外しだし、頭の上にいるスキンヘッドの男は片手で硬くなったモノを俺の顔の横に出し、キツネ顔男は俺の顔を見ながら自分のモノをシゴいている。
俺はディルトさんの所から逃げてきた事と、時間停止能力を使ってしまった事を激しく後悔し青ざめ、パニックで頭が真っ白になるのだった。
ディルトさんが俺が目を覚ました事に気付いたが、キスをやめるどころか舌がズルッと入ってきた。
ピチャピチャと、舌と唾が絡まり合う卑猥な音が馬車の中で響く。
キールにされたのとは違う、甘美で優しいキスだった。
BL本で、受けの子がキスされてとろ~んとウットリする描写があったが、そんな感じかな……今なら分かる……
って、駄目だ駄目だ、流されちゃ駄目だ。
俺は渾身の力を振り絞り、ディルトさんから唇を離し、顔を背けた。
「っ……ディルトさん……や、やめて……」
「……ヤ、ヤマト君……」
ディルトさんは俺の肩に添えてあった手を、背中と腰に回して抱きしめてきた。
「……ヤマト君の寝顔を見ていたら我慢が出来なかった。
キミの前では紳士的でありたかったのに……すまない」
俺の背中と腰に回されていた手に力が入り、ディルトさんが俺の頬に唇を付け、ゆっくり耳元まで這わせて囁いた。
「ヤマト君、私は君の事が好きだ。この気持ちに嘘偽りは無い。
キミは今誰とも付き合う気が無いと言っていたが……友達からでいい、私と付き合って貰えないか」
前にディルトさんに告白された時も思ったけど、何で俺なんだろう……
ディルトさん程の人だったら、俺よりもっと相応しい相手がいると思うけど……
ディルトさんに抱かれたまま返答に困っていると、ディルトさんの息遣いが段々と荒くなってきた。
そして、ディルトさんの股に触れていた俺の手の甲が異変を感じ取った……アソコがパンパンに膨らんでいる。
えーっと……このままだと俺ピンチだね?
「あ、あの、ディルトさん……」
「……フーッ、フーッ……」
鼻息荒い! 何か耐えてる!
このままだと、ロタの時みたいに馬車の中で犯されてしまうかもしれない……
いやいや、ディルトさんに限ってそんな事は……
時間停止能力使って逃げるか……?
って、そういえば此処はどこ!?
寝てたから全然分からない。
目が覚めた時馬車が止まっていたから、本屋に着いたのかと思ってたけど周囲が暗くて静かだ。何処かの建物の中の様だ。
時間停止して逃げたとしても、知らない場所だったら……ど、どうしよう、逃げられない。
頭をフル回転させごちゃごちゃ考えているとそのまま押し倒され、ディルトさんがハァハァ言いながら俺のブレザーのボタンを外しだした。うわぁぁぁ! ディルトさん気を確かにして!
「まっ、待って、ディルトさん、俺は……」
「……ハァッ……ヤマト君……私は、私は……」
ディルトさん、目がイッてる……!
しょうがない、時間停止能力を使って一か八か逃げてみよう。
俺は時間停止と念じ、動かなくなったディルトさんの下から這い出て、馬車から降りた。
一分しか時間がない、早く逃げなくちゃ。
辺りを見回すと、やはり何処かの建物の中……駐車場の様だった。他にもチラホラと馬車が止まっている。
俺は身を低くして出口を探し回っていると、一つだけ開いている扉があったのでそこへ向かって走った。
無事中へ入り、扉を閉める。
そこは外ではなく建物の中だった。グレーの石の床に無機質な壁。
ここは一体何の施設だ? ディルトさんは何でこの施設の駐車場に馬車を止めていた?
訳も分からず壁に沿って歩いていくと、従業員用だろうか、上へと続く幅狭な石の階段があった。外へ通じる出口があるかもしれないので上ってみた。
階段を上がり、一本しかない通路を進むと赤絨毯が敷かれた広い廊下に出た。
壁には絵画が飾られ、等間隔で置かれた腰位の高さの台には色とりどりの花が花瓶に挿してある。
……ますます此処が何の施設なのか分からない。
とりあえず、出口探さないと。
俺は当てもなくキョロキョロしながら出口を求めて歩いた。
歩き始めて少し経った頃、突然後ろから声を掛けられた。
「あれ? お前……今日派遣された奴?」
驚いて振り返ると、騎士団の白い制服姿の男が三人立っていた。
キツネ顔の男、ゴリラみたいな男にスキンヘッドの男……
派遣って何……? 返答に困っていると、その内の一人、ゴリラみたいな男にヒョイと肩に担がれた。
「今日のは大当たりだな。まだ時間早いけど、楽しむか」
え、何を楽しむの? この雰囲気からして嫌な予感しかしないんだけど……
「あ、あの、ちょっと待って下さい、誰かと間違って……」
「ハイ、静かにしてね。騒がれるとちょっと面倒だから」
キツネ顔の男がハンカチの様な物で俺の口を塞いで、頭の後ろで結わえられた。
え。俺、誰かと間違われて何処かへ連れていかれる?
いやいや、冗談じゃない、面倒な事に巻き込まれないうちに早く逃げないと……と思っているうちにどこかの部屋へ連れ込まれた。
ゴリラ男に会議室に置いてあるようなテーブルの上に下ろされ、スキンヘッド男が俺の両手を頭の上で抑えた。
そしてベルトを外す音……
これは……間違いない、非常にヤバイ。今までで一番ヤバイ。
俺今からこの男達三人に輪姦される!!
さっきのディルトさんの時より遥かにヤバイ状況……時間停止使うんじゃなかったー!!
「むぅー! んんー!!」
俺は首を横に振って訴えたが、口が塞がれているので伝わらない。それどころか
「嫌がるフリとかイイね、そそるわ」
「しかし今日のはホント当たりだな。凄い可愛いわ。いつも変なのしか寄越してこないのにな」
「早くしろよ。俺のもう、はち切れそう」
とか言いながらゴリラ男が俺のブラウスのボタンを外しだし、頭の上にいるスキンヘッドの男は片手で硬くなったモノを俺の顔の横に出し、キツネ顔男は俺の顔を見ながら自分のモノをシゴいている。
俺はディルトさんの所から逃げてきた事と、時間停止能力を使ってしまった事を激しく後悔し青ざめ、パニックで頭が真っ白になるのだった。
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