グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

文字の大きさ
163 / 434
第6章 【龍の涙】

第6章24 【呪術の番人】

しおりを挟む
「「「 うわぁぁぁぁぁ!!! 」」」

 ドン!

 デン!

 ガン!

 チン!

ヴァル「お、重てぇ......」

 上からバッタバッタと人が降ってくる。落ちてくる度に、俺の体へととんでもない負荷が......あ、重たいとか言いたいわけじゃないよ。

セリカ「ここどこ?」

 見覚えのある景色......あれだ、なんかの鉱石が張り巡らされているあの洞窟だ。

ヴァル「そういや、城の手前で落ちてたもんな......」

エフィ「どうします?上の方はとっくに塞がれてますよ」

レラ「というか、ここって何なの?」

 ああ、説明すると長くなるな。どうしよう......。

ヴァル「あれだ。俺とセリカとネイが落ちて、あの王女様どもに捕らえられた場所だ」

ミラ「ああ、なるほど。そこね」

 今ので理解出来たのか?

セリカ「......とりあえず、出口を探しましょ?」

ヴァル「あるのか?出口」

セリカ「さあ?でも、隅々まで探したってわけじゃないんだし」

ミラ「まあ、何とかなるわよ。魔法だって使えるんだし。ほらヴァル。自慢の嗅覚で出口をさがして」

 あのさぁ、俺の鼻はそんな便利なもんじゃねえんだよ。この状況なら、風の音を聞き分けられるネイの方が......

ヴァル「お、こっちから新鮮な風の匂いが」

 ヤバい。こんな澄んだ場所だと、綺麗な空気の匂いが分かる。どうしよう。まあいいや、出口が分かるならそれに越したことはない。

ヴァル「よぉーし、こっちだー!ついてこい!」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

フウロ「風神の舞!」

エスメラルダ「双剣乱舞!」

 高速に回転する剣と剣が、甲高い音を立てている。

 モデル業を営んでいると聞いたが、自身を鍛え上げる時間は十分に確保しているようだ。剣に無駄な動きが一切ない。

フウロ「お前、その剣の動き、どこで覚えた?」

エスメラルダ「モデルやってる同業者に、この手の使い手がいてね。教えてもらったのよ。モデルをしながら」

 なるほど。無駄な生き方は一切していないというわけか。剣一筋の私と互角に渡り合う剣の強さ。

フウロ「私も、モデルをやれば強くなれるだろうか」

エスメラルダ「馬鹿なこと言わないでよ。あんたは、その剣の強さ一つで十分でしょ!?」

フウロ「いや、人生というのは、欠片も無駄にしたくはない。出来ることはなんでもやってみるべきだと思う」

エスメラルダ「好きにやりなさいよ。あなたの人生だわ。だけど、それならここで手を抜く訳には行かないわね」

フウロ「......水神の舞!」
エスメラルダ「布陣・剣鬼!」

 あたりに散らばる大量の短剣。その全てが、私に狙いを定めて飛んでくる。

フウロ「雷雨!」

 所詮はただの剣。雷を当てて撃ち落とす。習得してよかったライオスの技。

フウロ「次はこちらから仕掛けさせてもらう!氷炎乱舞!」

 ヴァルとヴェルドが見せた、炎と氷を同時に操る技。出来ないと思っていたが、あの2人が出来たところを見ると、私にも出来るようになっていた。

 エスメラルダの2本の剣と、私の剣。お互いに、剣に対する愛は深いようだ。剣についている傷と、それを治した痕。戦えば、エスメラルダの剣にもその痕が付いているのが分かる。そこから、剣への愛を感じる。

 普通の人なら、ボロボロになって、錆びれた剣は捨ててしまう。でも、私は物を大事にする。大事にし過ぎるほどに。

フウロ「......そろそろ決着を付けよう」

エスメラルダ「OK。必殺技で勝負よ!桜羅双乱舞!」

フウロ「火、水、然、風、雷。アトリビュートブレイク!」

 ......

 ......

 ......

エスメラルダ「......流石ね。その剣に付いてる、何度も治した痕。私のより凄いわね」

フウロ「お前も、中々に物を大事にするんだな。今回は、私の剣への愛が強かっただけだ」

エスメラルダ「......じゃあ、次は私のボロ剣で負けを認めさせてあげるわ」

 私の勝ちだ。

 また1つ、剣に傷がついた。大会が終わったら、いつもの鍛冶屋に持っていかないとな。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

セリカ「ねぇヴァル。本当に、こっちの方角から新鮮な......風の香りだっけ?を感じてるの?」

ヴァル「言い訳させてもらうと、その風が吹いてくる方角が変わってるんだよ。だから、さっきから方角が定まらねえ......」

 何それ......結局は、その鼻はダメだってことなんじゃないの?

ミラ「困ったわねぇ。これじゃあ、日が暮れちゃうわよ」

レラ「その日は見えないけどね......」

エフィ「大丈夫ですよ。きっと、何とかなります」

 みんなお気楽でいいなぁ。私は、鍵が全部無くなってることがどうにも気がかりだって言うのに。

ヴァル「お、何だこりゃ?」

 雑誌......それも、モデル雑誌。ヴァルが拾ったのは、丁度エスメラルダが表紙の回だ。

ミラ「なんでこんな物がここにあるのかしら?」

エフィ「ひぇっ!」

 突然、エフィが尻もちをついて倒れる。

ヴァル「どうした、エフィ!」

エフィ「あ、あの......こ、これ......」

 エフィが指さした方向。

ヴァル「骸骨......?」

 大分、岩と同化するように黒ずんでいるが、間違いなく人体の頭のような骨格の骨である。

ミラ「ここに落ちてる雑誌と、人体の骨......ここに落ちて出られなかった人かしら?」

レラ「1度入ったら出られない、正に脱獄不可能の迷宮って感じだね」

 たまたま持ち合わせていたのが、このモデル雑誌か......

セリカ「20日目、今日も外に出られそうにない。私は、ここで生涯を終えてしまうのだろう。だから、ここに書き記しておく」

ヴァル「何読んでんだ?」

セリカ「この雑誌に、なんか手書きで書いてある文章」

レラ「へぇ......なんて書いてあるの?」

セリカ「ちょっと待ってね。『この洞窟に落とされてから、飲まず食わずで20日間生き続けた。水のない環境で、これだけ生きられたのは、最早奇跡だと思う。もし、ここに落ちてくる者がいるのなら、呪術師に気をつけよ』」

ヴァル「呪術師?」

エフィ「処刑人かなんかでしょうか?」

セリカ「さあ?文章はここで終わってるね」

 呪術師か......。大分時間が経ってるから分かんないけど、確かにこの遺骨には、所々に傷痕が残っている。それに、この雑誌が割と最近のものであるということから考えるに、その呪術師は普通にいると考えられる。

ヴァル「何にせよ、早くしねえと死ぬってことだな。急ごうぜ」

ミラ「そうねぇ。この雑誌は、何かのために貰っておきましょうか」

レラ「いるの?これ」

ミラ「だってこれ、2年前に発売された限定版じゃない。傷物だけど、お値打ちものよ」

 そうなのか......知らなかった......。いや、でも要らなくない?こんなの、魔法の1発だって防げやしない。

ヴァル「......?何か、生き物の匂いを感じるぞ。人だ」

セリカ「もしかして、私達以外にも落とされた人が?」

ヴァル「......全員、俺の後ろに下がれ」

 どういう事?でも、ヴァルは真剣な顔。おふざけではない。

「あら?随分と鼻がいいのねぇ」

ヴァル「誰だテメェ。ここに落とされた奴じゃねえな」

「ふふ、ふふ。そうよ、私は、呪術師。人を呪い殺すのが仕事......」

ヴァル「要するに、処刑人って事か」

「ええそうよ。私は死神。シヴィニア。別名、深淵の呪殺者・ハーデスとも呼ばれているわ」

 聞いた事のない名前......当たり前か。処刑人なんて、表に立って仕事をするわけじゃないし。

エフィ「あっ......うっ......」

セリカ「どうしたの!?エフィ!」

 突然、エフィが腹を抱えて倒れる。顔が真っ青になっていて、まるで食べてた物に毒でも盛られてたみたいだ。

シヴィニア「ふふ、ふふ。その子、簡単に呪いが効くのね......」

ヴァル「テメェ!今すぐ呪いを解け!」

シヴィニア「解く?無理よ。呪いは、発動したら最後。解くことなんて出来ないわよ?」

ヴァル「なんだと......!?」

シヴィニア「呪いは、かかれば最後。死ぬまで効果は持続されるわ」

 なんて事だ。って事は、エフィはずっとこのまま。私達の中に、治癒術を使える者はいない。せめて、私の元にアルラウネの鍵だけでもあれば......

ヴァル「呪術ってのは、発動者殺せば解除されんだろ?なら、俺はお前を殺す!」

シヴィニア「良いわ。その目。殺せるものなら殺してみなさい」

ヴァル「地獄龍の鉄砕!」

シヴィニア「アハハハハ」

 ヴァルの攻撃を易々とかわしている。

ミラ「ヴァル、私達も援護するわ!変身」

レラ「変身!」

 ミラが悪魔の姿に、レラが天使のような姿へと変わる。

ミラ「サタンブレイク!」
レラ「エンジェルバリア!」

シヴィニア「悪魔の攻撃に、天使の護り。良いわ。もっとそういうのを頂戴!」

 ......なんか、ネイと似てる部分を感じる。気のせいだろうか。

シヴィニア「はいタッチ」

ヴァル「っ......!」

シヴィニア「どんな呪いをかけてあげようかしら?そこの可愛い子と同じ?それとも、頭痛?腰痛?筋肉痛?」

ヴァル「腰痛以外でお願いします」

シヴィニア「分かったわ。腰痛ね」

ヴァル「痛ってぇ......!ネイ乗せて歩いてた分が今になってやって来たぁ!」

 これ、なんていう状況?わざとやってるの?

ミラ「サタンブレス!」

レラ「エンジェルスピア!」

シヴィニア「残念。筋はいいのだけれどねぇ。私には当たらないわ」

ヴァル「氷龍の翼撃!」

シヴィニア「っ......」

 やっとシヴィニアにまともな攻撃が当たった。

シヴィニア「......良いわ。この痛み。良いわねぇ」

ヴァル「ドMかよ......そのキャラはネイだけで十分だ。......悪ぃ、やっぱお前そのまんまでいいわ。ネイには清楚系ヒロインになってもらうし」

シヴィニア「......よく分かんないけど、私はあなたを呪い殺す。その覚悟は出来てるかしら?」

 私も、ヴァルが言ったことの意味が分からなかった。そこだけは同情する。ただ、殺すという部分は同情できない。

ヴァル「めんどくせぇなこいつ!攻撃が当たらねぇ......」

シヴィニア「あなた、いい筋してるわ。でも、そんな速さじゃ私には当たらない」

 この状況、どうすれば......

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヴェルド「シアラ、お前、なんで俺についてきてんだ」

シアラ「シアラはヴェルド様と運命を共にするのですよ」

ヴェルド「やめろ。俺はそんなつもりねえんだよ。離れろ!」

シアラ「えぇ、シアラがいた方が、敵をたくさん倒せると思いますよ?2人1組で移動した方が、前と後ろで戦うことだって出来ますし」

 ぜってぇフウロの言葉を丸パクリしただけだろ。お前がそんな考えを持ってるわけがねえ。俺と一緒にいるための口実だ。

「おやお2人さん。デートの途中か?」

ヴェルド「誰だテメェ」

「忘れたとは言わせんぞ。ネイちゃんの既婚者が」

 悪ぃ。それ俺じゃねえわ。人違いだわ。

ヴェルド「何を間違えてんのか知らねえけど、俺はあいつにさらさら興味はねぇ。つか、俺が言うのもあれだが、この状況見てよくそんな言葉が出たな」

「......すまん。あまりにもあの光景が脳裏にチラつくもんだから間違えた。今のは忘れてくれ」

 忘れるも何も、気持ち悪すぎて忘れられねえんだけど。

ヴェルド「まあいいや。ここで会ったが運命。ポイントにさせてもらうぜ」

レイガ「俺の名前はレイガ。氷の造形魔導士だ」

ヴェルド「俺の名前はヴェルド。氷と炎の造形魔導士だ」

 こいつ、シアラには興味ねえんだな。既婚者はダメとかそういうこと言ってたし、この状況をそうだと認識してんだろうな。まあ、変な要求してくるよりかは、黙って戦ってもらった方が良い。

レイガ「1対2か。分が悪いな。ピアナ、お前も出てこい」

ピアナ「『俺1人に任せてろ』って言ったのはどこの誰よ」

レイガ「すまない。流石に、相手が2人では分が悪いと思ってな」

ピアナ「はぁ......もう分かったわよ。お似合いカップルには申し訳ないけど、私達が勝たせてもらうからね!」

 いや、カップルじゃなく、ストーカーする立場とストーカーされてる立場の関係なんですが......。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

勝手にサインしろと仰いましたので、廃嫡書類に国璽を押して差し上げました

鷹 綾
恋愛
「確認? 面倒だ。適当にサインして国璽を押しておけ」 そう言ったのは、王太子アレス。 そう言われたのは、公爵令嬢レイナ・アルヴェルト。 外交も財政も軍備も―― すべてを裏で処理してきたのは彼女だった。 けれど功績はすべて王太子のもの。 感謝も敬意も、ただの一度もない。 そして迎えた舞踏会の夜。 「便利だったが、飾りには向かん」 公開婚約破棄。 それならば、とレイナは微笑む。 「では業務も終了でよろしいですね?」 王太子が望んだ通り、 彼女は“確認”をやめた。 保証を外し、責任を返し、 そして最後に―― 「ご確認を」と差し出した書類に、 彼は何も読まずに署名した。 国は契約で成り立っている。 確認しない者に、王の資格はない。 働きたくない公爵令嬢と、 責任を理解しなかった王太子。 静かな契約ざまぁ劇、開幕。 ---

私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました

放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。 だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。 「彼女は可哀想なんだ」 「この子を跡取りにする」 そして人前で、平然と言い放つ。 ――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」 その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。 「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」

お爺様の贈り物

豆狸
ファンタジー
お爺様、素晴らしい贈り物を本当にありがとうございました。

[完結]7回も人生やってたら無双になるって

紅月
恋愛
「またですか」 アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。 驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。 だけど今回は違う。 強力な仲間が居る。 アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。

2度死んだ王子は今度こそ生き残りたい

緑緑緑
ファンタジー
王太子ロイは、かつて二度の革命によって祖国を崩壊させてしまった過去を持つ。命を落とすたび、彼はある時点へと巻き戻される。そして今、三度目の人生が静かに幕を開けようとしていた。 ――自分は民を理解しているつもりだった。 だが実際には、その表面しか見えていなかったのだ。 その痛烈な自覚から、物語は動き始める。 革命を回避するために必要なのは、制度でも権力でもない。「人を知る」ことこそが鍵だと、ロイは気付く。 彼はエコール学園での生活を通じ、身分も立場も異なる様々な人間と深く関わっていく。 そこで出会う一人ひとりの想いと現実が、やがて国の未来を大きく左右していくことになるとは、この時のロイはまだ知らない。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

処理中です...