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第6章 【龍の涙】
第6章25 【氷VS氷】
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「乱戦に続く乱戦!ゼブン選手&ゴア選手がシェミスターライトのブラッド選手&レクト選手を突破し、2点加算!これで37点!」
「コールドミラーのリアム君も、次々と敵を倒しておりますな。えーっと、マジックアルケミストのハイルンに、ハイドロオーシャンズのデラ選手とジン選手。1人なのに、早くもハットトリックですな」
「それはサッカーですねぇ......。他にも、トゥインクルアスタロトのディーネ選手&シズク選手&セルン選手の3人組がコールドミラーのカルマ選手をギリギリで突破しましたァ!」
「カルマ君を突破出来たのはラッキーじゃが、もう体力が残っとらんな」
「ええ!これ以上の戦いは厳しそうです......さて、現在、ライオス選手とスー選手の激しい戦いが勃発しております!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ライオス「滅神奥義!雷牙迅雷!」
スー「風魔雷撃!」
一撃必殺とも言える技同士のぶつかり合い。だが、それでも決着がつかない。
強い奴と戦える。それはいい事なのだが、俺達は優勝を目指している。同じ奴ばかりを相手にしてはいられない。
......次からの戦いが厳しくなるかもしれないが、強力な魔法で攻めるしかない。
スー「......そろそろ、決着をつけた方がいいか?」
ライオス「......本当なら、もっと戦っていたいのだがな。だが、俺達が狙うのは優勝だ」
スー「俺を倒せる前提か」
ライオス「ここで止まるわけにはいかないんだよ。壊神奥義!雷波終焉!」
スー「......!奥義!風雷衝波!」
そんな弱々しい魔法で、俺の壊神奥義は止まらない!
ライオス「セヤァァァァ!」
スー「っ......!」
雷を帯びた風と、神を破壊するための雷。
......
......
......
スー「......完敗」
ライオス「良い勝負だった。機会があれば、またやろう」
「ここで決着がついたァ!グランメモリーズに1点加算!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ヴェルド「えーっと、とりあえず、やるってことでいいんだな?」
レイガ「ここで我らがシェミスターライトの得点にしてやる。グランメモリーズには、諸々の怨みもあるしな」
いや、その怨みって、個々に向いてるもんだよね?
クッソ......ヴァルとネイの野郎......めんどくせえ奴を押し付けてきやがって。
シアラ「ヴェルド様に手を出すものは、全員私が島流しにして差し上げます。特に、そこのヴェルド様の興味を引いているあなた!」
ピアナ「わ、私!?」
シアラ「ええ。あなた、ヴェルド様が先程からチラチラ見ているのですよ。殺します。ウォタルブレード!」
あのさぁ、別に見てるわけじゃねえんだよ。ただ、レイガとピアナを交互に見て、何でこいつらがくっつかねえのかなぁって思ってただけだバカヤロウ!
ピアナ「め、滅神奥義!新羅水豹!」
いきなり滅神奥義か......確か、ヴァル達が戦っていた様子を見ていた限りでは、10発くらいは連発出来そうだった。
ヴェルド「アイスシールド!」
一応、シアラは仲間だ。一緒になってしまった以上、守ってやる義務もある。
シアラ「ヴェルド様......」
ヴェルド「あんまり突っ込むな。この女、必殺級の魔法を連発してくる化け物だぞ」
ピアナ「別に、化け物になったつもりはないんだけどね......」
レイガ「良いぞピアナ!このまま滅神奥義で殺ってしまえ!」
ピアナ「そんな連発してたらすぐに力尽きちゃうよ!」
なんか、息のあってねえペアだな。
......認めたくはないが、俺はシアラと相性がいいと思っている。勘違いするなよ?あくまで、戦いでは、だ!
水と氷、属性的には近いもの。炎と氷でペアを組むより余っ程やり易い。
ヴェルド「シアラ、なるべく力を合わせていくぞ」
シアラ「ヴェ、ヴェルド様......はい!シアラ頑張ります!」
なんか、妙にやる気に満ちてるな。まあいいや。
ヴェルド「アイススピアレイン!」
シアラ「スプラッシュアウトブレイク!」
レイガ「来たぞピアナ!」
ピアナ「ええ、分かってるって、ってあんた何もしないつもり!?」
レイガ「は?こんなもの滅神奥義でいっぱーー」
レイガ&ピアナ「「 ぎやぁ! 」」
何やってんだあいつら。何の守りもせずに攻撃を喰らいやがったぞ。
ピアナ「痛ってて......」
レイガ「中々やるな......」
やるも何も、勝手に喰らって勝手に倒れただけだろ。
ピアナ「もう、ヒーリア」
レイガ「すまない、ピアナ」
治癒術か......。厄介だな。ピアナの方から倒すか。
ヴェルド「シアラ」
シアラ「分かっています!ウォタルクラッシャー!」
でっけえ水のハンマー......いつの間にそんなものを......。いや、今習得したな。
ピアナ「ひぇっ......」
シアラ「避けるんじゃありません!ウォーターストライク!」
レイガ「アイスクリエイト・ドラゴン!タイガー!」
氷で生物を......。そんな造形魔法あったか?造形魔法と言えば、氷とか地の属性で物を作る魔法。生き物を作る魔法ではない。
レイガ「同じ、氷の造形魔導士として気になるだろう?俺の魔法は」
ヴェルド「......確かに、気にはなる。だが、魔法の形は無限だ。出来ないわけじゃない」
レイガ「ほう、合理的に納得したか。まあいい。アイスクリエイト・バード!サイホーン!」
ヴェルド「氷相手には炎が良い!フレイムクリエイト!火山!」
氷の生き物達は、俺の炎で溶けてしまう。
ピアナ「あんまり突っ込みすぎないで!アタックライズ!ついでにブロックライズ!」
レイガ「すまない、ピアナ」
厄介だな。強化魔法も心得ているとは......
シアラ「ヴェルド様、ここはシアラにお任せを」
ヴェルド「何か、策でもあるのか?」
シアラ「いいえ、そんなネイさん程のものはありません。ですが、私があの水の神殺しを倒します!同じ属性ですし」
レイガ「ただの水魔法が、ピアナの水の滅神魔法に勝てるわけないだろ!」
ピアナ「ちょっと、フラグになるからやめてよ!」
シアラ「スプラッシュアウトブレイク!」
ピアナ「水神の舞!」
シアラ「ウォタルブレード!」
ピアナ「水神の息吹!」
激しい水と水のぶつかり合い。威力だけで見れば、シアラの方が分が悪い。
それなら、俺が手助けするまで。
ヴェルド「アイススピア!」
ピアナ「......!」
ピアナがマナを貯めていた手に向けて、氷の槍を放つ。
レイガ「お前!ここで手を出すのは反則だろ!」
ヴェルド「別に、反則でもなんでもねえだろうが。今は決勝戦。乱戦なんだ。誰がどこに手を出そうと、それは戦い。仕方のないこと」
レイガ「お前......アイスクリエイト・タイガー!バード!」
お前の弱点は、もう発見済みだ。
ヴェルド「お前は!同時に作り出せる氷の魔物の数が2体までだ!そして、その魔物を後ろに追いやれば、お前を守るものは何もない」
レイガ「なっ......」
ヴェルド「フレイムソード!」
レイガ「グアッ......」
ピアナ「れ、レイガ......!」
シアラ「余所見とはいい度胸ですね。ウォーターブレイク!」
ピアナ「あぁっ......」
2人ともダウン。決めるなら、ここしかない。
ヴェルド「行くぞ!シアラ!」
シアラ「ま、まさかあれを......?」
ヴェルド「ここで使わなくていつ使うんだ!」
シアラ「は、はい!」
ネイによって、面白半分で習得させられた技。だが、面白半分と言うにしては強力すぎる魔法。頼むから、教えるなら真剣な練習態度で教えてほしかったものだ。
ヴェルド&シアラ「「 奥義!水氷造形星陣! 」」
レイガとピアナを中心に、青色の魔法陣。それを取り囲むようにして渦が発生する。
ヴェルド&シアラ「「 答えを示せ!星の海よ! 」」
レイガ「ぴ、ピアナ!今すぐ治癒魔法と防御陣を!」
ピアナ「そんな急に出来るわけないでしょ!とりあえず、迎え撃たないと......!滅神奥義!新羅水豹!」
レイガ「あ、アイスクリエイト!タートル!」
残念だったな。
ヴェルド「この魔法は、同じ、氷と水属性の魔法を無効化する」
レイガ「な、何ぃぃぃぃ!?」
相手が悪かったな。
レイガ「ぐ......ハッ......」
ピアナ「そ......んな......」
時間をかけすぎてしまった。早く、次の相手を探しに行かねえとな。
シアラ「やりましたね!ヴェルド様ぁ!」
ヴェルド「ああ。お前も、たまには......役に立つもんだな」
シアラ「照れくさそうに言うヴェルド様も最高ですぅ」
ヴェルド「ば......、そういうつもりじゃねぇ!」
ったく、こいつはすぐにそういう方向に持っていくんだから......
......まあいいか。大会が終わったら、1つくらい言うことを聞いてやろう。デート以外でな。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
......
......
......
右良し、左良し、ついでに上と下も良し。
時間が動き出したが、動き出す前に兵達から逃れることが出来た。
「相変わらず、広すぎですよ......」
それに、こうして逃げ回ったせいで、自分がどこにいるのかが、益々分からなくなってしまった。
音もこれといって出口を示してくれそうなものは、何も聞こえない。やはり、変に物色せずにベルメルとシドウの跡を追いかけるべきだったか......いや、でもこの紙切れを手に入れたことには価値がある。
『アポカリプス討伐計画』
紙切れに書いてあった計画名。このアポカリプスが、私と聖龍エクセリアを殺したあの龍と同一のものなら、これは大変なことになる。大変なんて次元ではないかな。『アポカリプス』の名は、世界の終わりを告げる。
一刻も早く、ヴァル達に知らせる必要がある。
この城の下の層で、僅かながら戦いの音がする。多分、ヴァル達だ。だから、私はそこを目指しているというのに、進んでも進んでも、見えてくるのは同じような廊下だけ。なんででしょうね。無限廊下にでもなってるのではないかと疑ってしまう。
まあ、現実は至って普通で、そんな術式はどこにもかけられていない。普通に、私がグルグルしているだけだ。せめて、ヴァル達が戦っている音が大きくなってくれれば分かりやすいのに......。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ヴァル「コノヤロー!ひょろひょろとしやがってー!」
シヴィニア「ふふふ、アハハ!」
ダメだ。ヴァルが弄ばれている。
元々、考えなしに勘で動いているような人だから、こうなっても仕方ないのだが、勘でも1発2発の大きな攻撃は当たるでしょ......
エフィ「う"......う"......」
エフィも辛そうだ。自分で自分に治癒術をかける余裕もないほどに彼女は苦しんでいる。
シヴィニア「私を殺すんでしょう?早くしないと、そこのおチビちゃん死んじゃうわよぉ?」
ヴァル「言われなくても分かってるわゴルァ!」
シヴィニア「当たらない当たらない。アハハ!」
ミラ「サタンブレス!」
レラ「ホーリースピア!喰らえー!」
シヴィニア「外野からの攻撃も虚しいものね。この氷炎のドラゴンさんに全然並んでないじゃない」
せめて、私の元に鍵が1本でもあれば加勢できるのに......。力になれないことが悔しい。
シヴィニア「うーん、あなたと殺りあっていると、中々に楽しいのだけれど、一応任務だからねぇ......」
ヴァル「あぁ?」
シヴィニア「残念だけれど、殺させてもらうわ。あなた」
ヴァル「殺れるもんなら殺ってみやがれ」
シヴィニア「ふふっ......。呪殺奥義・混沌の渦」
呪術と闇属性魔法の合わせ技!?そんな、豪華闇盛りみたいな技を喰らったらひとたまりもない。
シヴィニア「ああ、美しい。美しく、死になさい」
「させません!喰らえ左足に込めた渾身のライダ○ーキック!」
シヴィニア「いやんっ!」
誰かが、必殺技を使おうとしたシヴィニアに、渾身のライ○ーキックを喰らわす。気にすることではないのだが、1つだけ。
シヴィニアの唸り声、ドMだったね。
ヴァル「......ネイ!?」
ネイ「いつでもあなたの隣に這いよる混沌ーー」
ヴァル「やめろ!怒られる!」
ネイ「えへへ......とりあえず、これ外してくれませんか?」
ヴァル「魔法具?」
ネイ「これ付けてると、魔法を使うことが出来ないんですよ」
ヴァル「そういう事か。分かった」
バキッと容易くそれを千切るヴァル。千切るのに『バキッ』って効果音もどうかとは思うが、流石ヴァル。
ネイ「これで全力で戦えますね」
ヴァル「おうそうだな。で、適当に流したけど、どうやってここまで来たんだ?あと、その服装なんだ?」
ネイ「あぁ......とりあえず、この呪術師倒してからにしましょうか?」
「コールドミラーのリアム君も、次々と敵を倒しておりますな。えーっと、マジックアルケミストのハイルンに、ハイドロオーシャンズのデラ選手とジン選手。1人なのに、早くもハットトリックですな」
「それはサッカーですねぇ......。他にも、トゥインクルアスタロトのディーネ選手&シズク選手&セルン選手の3人組がコールドミラーのカルマ選手をギリギリで突破しましたァ!」
「カルマ君を突破出来たのはラッキーじゃが、もう体力が残っとらんな」
「ええ!これ以上の戦いは厳しそうです......さて、現在、ライオス選手とスー選手の激しい戦いが勃発しております!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ライオス「滅神奥義!雷牙迅雷!」
スー「風魔雷撃!」
一撃必殺とも言える技同士のぶつかり合い。だが、それでも決着がつかない。
強い奴と戦える。それはいい事なのだが、俺達は優勝を目指している。同じ奴ばかりを相手にしてはいられない。
......次からの戦いが厳しくなるかもしれないが、強力な魔法で攻めるしかない。
スー「......そろそろ、決着をつけた方がいいか?」
ライオス「......本当なら、もっと戦っていたいのだがな。だが、俺達が狙うのは優勝だ」
スー「俺を倒せる前提か」
ライオス「ここで止まるわけにはいかないんだよ。壊神奥義!雷波終焉!」
スー「......!奥義!風雷衝波!」
そんな弱々しい魔法で、俺の壊神奥義は止まらない!
ライオス「セヤァァァァ!」
スー「っ......!」
雷を帯びた風と、神を破壊するための雷。
......
......
......
スー「......完敗」
ライオス「良い勝負だった。機会があれば、またやろう」
「ここで決着がついたァ!グランメモリーズに1点加算!」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ヴェルド「えーっと、とりあえず、やるってことでいいんだな?」
レイガ「ここで我らがシェミスターライトの得点にしてやる。グランメモリーズには、諸々の怨みもあるしな」
いや、その怨みって、個々に向いてるもんだよね?
クッソ......ヴァルとネイの野郎......めんどくせえ奴を押し付けてきやがって。
シアラ「ヴェルド様に手を出すものは、全員私が島流しにして差し上げます。特に、そこのヴェルド様の興味を引いているあなた!」
ピアナ「わ、私!?」
シアラ「ええ。あなた、ヴェルド様が先程からチラチラ見ているのですよ。殺します。ウォタルブレード!」
あのさぁ、別に見てるわけじゃねえんだよ。ただ、レイガとピアナを交互に見て、何でこいつらがくっつかねえのかなぁって思ってただけだバカヤロウ!
ピアナ「め、滅神奥義!新羅水豹!」
いきなり滅神奥義か......確か、ヴァル達が戦っていた様子を見ていた限りでは、10発くらいは連発出来そうだった。
ヴェルド「アイスシールド!」
一応、シアラは仲間だ。一緒になってしまった以上、守ってやる義務もある。
シアラ「ヴェルド様......」
ヴェルド「あんまり突っ込むな。この女、必殺級の魔法を連発してくる化け物だぞ」
ピアナ「別に、化け物になったつもりはないんだけどね......」
レイガ「良いぞピアナ!このまま滅神奥義で殺ってしまえ!」
ピアナ「そんな連発してたらすぐに力尽きちゃうよ!」
なんか、息のあってねえペアだな。
......認めたくはないが、俺はシアラと相性がいいと思っている。勘違いするなよ?あくまで、戦いでは、だ!
水と氷、属性的には近いもの。炎と氷でペアを組むより余っ程やり易い。
ヴェルド「シアラ、なるべく力を合わせていくぞ」
シアラ「ヴェ、ヴェルド様......はい!シアラ頑張ります!」
なんか、妙にやる気に満ちてるな。まあいいや。
ヴェルド「アイススピアレイン!」
シアラ「スプラッシュアウトブレイク!」
レイガ「来たぞピアナ!」
ピアナ「ええ、分かってるって、ってあんた何もしないつもり!?」
レイガ「は?こんなもの滅神奥義でいっぱーー」
レイガ&ピアナ「「 ぎやぁ! 」」
何やってんだあいつら。何の守りもせずに攻撃を喰らいやがったぞ。
ピアナ「痛ってて......」
レイガ「中々やるな......」
やるも何も、勝手に喰らって勝手に倒れただけだろ。
ピアナ「もう、ヒーリア」
レイガ「すまない、ピアナ」
治癒術か......。厄介だな。ピアナの方から倒すか。
ヴェルド「シアラ」
シアラ「分かっています!ウォタルクラッシャー!」
でっけえ水のハンマー......いつの間にそんなものを......。いや、今習得したな。
ピアナ「ひぇっ......」
シアラ「避けるんじゃありません!ウォーターストライク!」
レイガ「アイスクリエイト・ドラゴン!タイガー!」
氷で生物を......。そんな造形魔法あったか?造形魔法と言えば、氷とか地の属性で物を作る魔法。生き物を作る魔法ではない。
レイガ「同じ、氷の造形魔導士として気になるだろう?俺の魔法は」
ヴェルド「......確かに、気にはなる。だが、魔法の形は無限だ。出来ないわけじゃない」
レイガ「ほう、合理的に納得したか。まあいい。アイスクリエイト・バード!サイホーン!」
ヴェルド「氷相手には炎が良い!フレイムクリエイト!火山!」
氷の生き物達は、俺の炎で溶けてしまう。
ピアナ「あんまり突っ込みすぎないで!アタックライズ!ついでにブロックライズ!」
レイガ「すまない、ピアナ」
厄介だな。強化魔法も心得ているとは......
シアラ「ヴェルド様、ここはシアラにお任せを」
ヴェルド「何か、策でもあるのか?」
シアラ「いいえ、そんなネイさん程のものはありません。ですが、私があの水の神殺しを倒します!同じ属性ですし」
レイガ「ただの水魔法が、ピアナの水の滅神魔法に勝てるわけないだろ!」
ピアナ「ちょっと、フラグになるからやめてよ!」
シアラ「スプラッシュアウトブレイク!」
ピアナ「水神の舞!」
シアラ「ウォタルブレード!」
ピアナ「水神の息吹!」
激しい水と水のぶつかり合い。威力だけで見れば、シアラの方が分が悪い。
それなら、俺が手助けするまで。
ヴェルド「アイススピア!」
ピアナ「......!」
ピアナがマナを貯めていた手に向けて、氷の槍を放つ。
レイガ「お前!ここで手を出すのは反則だろ!」
ヴェルド「別に、反則でもなんでもねえだろうが。今は決勝戦。乱戦なんだ。誰がどこに手を出そうと、それは戦い。仕方のないこと」
レイガ「お前......アイスクリエイト・タイガー!バード!」
お前の弱点は、もう発見済みだ。
ヴェルド「お前は!同時に作り出せる氷の魔物の数が2体までだ!そして、その魔物を後ろに追いやれば、お前を守るものは何もない」
レイガ「なっ......」
ヴェルド「フレイムソード!」
レイガ「グアッ......」
ピアナ「れ、レイガ......!」
シアラ「余所見とはいい度胸ですね。ウォーターブレイク!」
ピアナ「あぁっ......」
2人ともダウン。決めるなら、ここしかない。
ヴェルド「行くぞ!シアラ!」
シアラ「ま、まさかあれを......?」
ヴェルド「ここで使わなくていつ使うんだ!」
シアラ「は、はい!」
ネイによって、面白半分で習得させられた技。だが、面白半分と言うにしては強力すぎる魔法。頼むから、教えるなら真剣な練習態度で教えてほしかったものだ。
ヴェルド&シアラ「「 奥義!水氷造形星陣! 」」
レイガとピアナを中心に、青色の魔法陣。それを取り囲むようにして渦が発生する。
ヴェルド&シアラ「「 答えを示せ!星の海よ! 」」
レイガ「ぴ、ピアナ!今すぐ治癒魔法と防御陣を!」
ピアナ「そんな急に出来るわけないでしょ!とりあえず、迎え撃たないと......!滅神奥義!新羅水豹!」
レイガ「あ、アイスクリエイト!タートル!」
残念だったな。
ヴェルド「この魔法は、同じ、氷と水属性の魔法を無効化する」
レイガ「な、何ぃぃぃぃ!?」
相手が悪かったな。
レイガ「ぐ......ハッ......」
ピアナ「そ......んな......」
時間をかけすぎてしまった。早く、次の相手を探しに行かねえとな。
シアラ「やりましたね!ヴェルド様ぁ!」
ヴェルド「ああ。お前も、たまには......役に立つもんだな」
シアラ「照れくさそうに言うヴェルド様も最高ですぅ」
ヴェルド「ば......、そういうつもりじゃねぇ!」
ったく、こいつはすぐにそういう方向に持っていくんだから......
......まあいいか。大会が終わったら、1つくらい言うことを聞いてやろう。デート以外でな。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
......
......
......
右良し、左良し、ついでに上と下も良し。
時間が動き出したが、動き出す前に兵達から逃れることが出来た。
「相変わらず、広すぎですよ......」
それに、こうして逃げ回ったせいで、自分がどこにいるのかが、益々分からなくなってしまった。
音もこれといって出口を示してくれそうなものは、何も聞こえない。やはり、変に物色せずにベルメルとシドウの跡を追いかけるべきだったか......いや、でもこの紙切れを手に入れたことには価値がある。
『アポカリプス討伐計画』
紙切れに書いてあった計画名。このアポカリプスが、私と聖龍エクセリアを殺したあの龍と同一のものなら、これは大変なことになる。大変なんて次元ではないかな。『アポカリプス』の名は、世界の終わりを告げる。
一刻も早く、ヴァル達に知らせる必要がある。
この城の下の層で、僅かながら戦いの音がする。多分、ヴァル達だ。だから、私はそこを目指しているというのに、進んでも進んでも、見えてくるのは同じような廊下だけ。なんででしょうね。無限廊下にでもなってるのではないかと疑ってしまう。
まあ、現実は至って普通で、そんな術式はどこにもかけられていない。普通に、私がグルグルしているだけだ。せめて、ヴァル達が戦っている音が大きくなってくれれば分かりやすいのに......。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ヴァル「コノヤロー!ひょろひょろとしやがってー!」
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ダメだ。ヴァルが弄ばれている。
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エフィも辛そうだ。自分で自分に治癒術をかける余裕もないほどに彼女は苦しんでいる。
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シヴィニア「当たらない当たらない。アハハ!」
ミラ「サタンブレス!」
レラ「ホーリースピア!喰らえー!」
シヴィニア「外野からの攻撃も虚しいものね。この氷炎のドラゴンさんに全然並んでないじゃない」
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シヴィニア「うーん、あなたと殺りあっていると、中々に楽しいのだけれど、一応任務だからねぇ......」
ヴァル「あぁ?」
シヴィニア「残念だけれど、殺させてもらうわ。あなた」
ヴァル「殺れるもんなら殺ってみやがれ」
シヴィニア「ふふっ......。呪殺奥義・混沌の渦」
呪術と闇属性魔法の合わせ技!?そんな、豪華闇盛りみたいな技を喰らったらひとたまりもない。
シヴィニア「ああ、美しい。美しく、死になさい」
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誰かが、必殺技を使おうとしたシヴィニアに、渾身のライ○ーキックを喰らわす。気にすることではないのだが、1つだけ。
シヴィニアの唸り声、ドMだったね。
ヴァル「......ネイ!?」
ネイ「いつでもあなたの隣に這いよる混沌ーー」
ヴァル「やめろ!怒られる!」
ネイ「えへへ......とりあえず、これ外してくれませんか?」
ヴァル「魔法具?」
ネイ「これ付けてると、魔法を使うことが出来ないんですよ」
ヴァル「そういう事か。分かった」
バキッと容易くそれを千切るヴァル。千切るのに『バキッ』って効果音もどうかとは思うが、流石ヴァル。
ネイ「これで全力で戦えますね」
ヴァル「おうそうだな。で、適当に流したけど、どうやってここまで来たんだ?あと、その服装なんだ?」
ネイ「あぁ......とりあえず、この呪術師倒してからにしましょうか?」
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だが実際には、その表面しか見えていなかったのだ。
その痛烈な自覚から、物語は動き始める。
革命を回避するために必要なのは、制度でも権力でもない。「人を知る」ことこそが鍵だと、ロイは気付く。
彼はエコール学園での生活を通じ、身分も立場も異なる様々な人間と深く関わっていく。
そこで出会う一人ひとりの想いと現実が、やがて国の未来を大きく左右していくことになるとは、この時のロイはまだ知らない。
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