グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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最終章 【創界の物語】

最終章35α 【復讐】

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ライザ「クソっ……!何なんだよあのアマ……」

「見つけた」

ライザ「だァっ!」

 大きな扉を抜けた先も、この地下迷宮は変わらず真っ白な道と複雑な道を象っていた。でも、闇雲に何かを探す訳ではなく、明確な"目的"があり、尚且つそれが分かりやすい目印を付けてくれているとなると、例え方向音痴だったとしても見つけ出すのは容易い。

 ライザが放つ雷のマナを辿り、姿が見えるとすぐに銃口を合わせ、引き金を引く。そして、しばらくは逃げられないように機関銃をライザの周囲に配置し、動きを鈍らせる。けど、ライザは無理矢理にもそれを突破し、私の追跡を逃れようと必死で逃げ回る。まるで、ライオンにでも見つかった草食動物のようだ。

「どこまで逃げたって無駄よ。私の目から逃げられる人なんていないから」

 わざとらしく大声でそう言い、天井に向けて威嚇射撃をする。これで足音が聞こえればそれまでだが、何も聞こえてこない。

 バカね。呼吸の音すら私には聞こえるのよ。

 目の前に見える十字路の角に奴は隠れている。逃げ切れるわけがないと判断し、逆に奇襲をしてやろうという算段ね。普通の人間にならそれは有効な手でしょうが、生憎相手は私。舐めすぎてるにも程があるわ。

 何も知らない素振りをし、ゆっくりと十字路を通り過ぎて行く。

ライザ「死ね!クソアーー」

「あなた本当にバカね」

 ライザが殴りかかってきた瞬間、私は周囲に無数のライフルを設置し、ライザを蜂の巣にした。

ライザ「クソ……っがっ!」

 血塗れになったライザが壁を殴り、どこにそんな力が残っているのかと思うくらいの衝撃波を与えて天井ごと崩した。

 全く、大人しく死ねばいいものを……いや、大人しく死んでしまっては困る。奴には最上級の苦しみを与えられたまま、死んだ方がマシだと言った後で死んでほしい。

「ちっ……」

 土埃が消え、ようやく視界が開けた時にはライザの姿が無くなっていた。オマケに、マナで辿られることに気付いたのか、雷のマナが1粒たりとも残っていない。

 こうなったら、火で炙るしかないか。ネイ達はもっと先に進んでいるでしょうし、多少の無茶なら大丈夫のはず。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヴァル「なあ、ネイ。あいつ、本当に1人にしてて大丈夫なのか?」

「……」

 ヒカリちゃん……。多分、あのままじゃ死んじゃう。でも、今更戻ったところで、誰かが彼女を足止めしてくれないと間に合わない。

 あの場に戻って、もう既に手遅れでしたなんてことになれば、それだけ時間を無駄にしたことになる。でも、かといってヒカリちゃんを見殺しにすることも出来ない。

 時間を止めて舞い戻る?いや、それは私の体力が持たなくなるからダメ。最悪の場合、ゼウス、ヘラと戦わなきゃいけなくなるから極力戦力は温存。

ヴァル「なぁ、ネイ」

「は、はい!何のことでしょう?」

 突然ヴァルの声が響いてきて、私は思わず飛び退いてしまった。敵もいないただの通路で。

ヴァル「お前、やっぱヒカリのことが気になってんだろ」

「……まあ、そんなところです」

ヴァル「気になるなら戻るしかねぇだろ。あいつ、放っといたら死ぬぞ」

「やっぱり、ヴァルもそう思いますか?」

 私はそこで足を止め、後ろの方をチラリと見る。結構進んだと思うけど、僅かな銃声が私の耳に届く。私がギリギリ聞き取れる範囲だから、実際は結構な距離が空いているだろう。

ヴァル「あいつ、復讐心だけで動いてやがる。いつかの日のヴェルドみてぇにな。んで、復讐心だけで動く奴ってのは、どれだけ頭が良かろうとロクな結果を生まねぇ」

「……ですね」

 ヴァルの言葉で私は迷いを振り切り、体を後ろに向けて走り出した。

「ヴァル達は先に行っててください。私はヒカリちゃんを迎えに行ってきます」

ヴァル「待て」

 おっとと……。ヴァルが急に肩を掴んでくるもんだから、走り出した足がもつれて転けるところでした。

ヴァル「仲間を迎えに行く時は、出来るだけ大勢でだ」

 ヴァルの後ろ、フウロ達が人のいい笑みを見せて親指を立てていた。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「エンドラルフィア」

 指を拳銃のような形にして炎を吹き出す。全ての通路を炎で埋め尽くし、逃げ回るライザを炙り出す。

「ーー逃げ足の早い奴ね」

 ものが焼けた感じはなく、この広い迷宮に大きな焼け跡が残っただけとなった。

「まあいいわ。逃げるなら追いかけてその尻尾を掴むだけ」

 ライザが逃げ出すとすれば、他の仲間がいるところ。で、その仲間はこの迷宮の中にいるからライザは当分の間逃げ出さない。

 適当に火で炙り続ければ捕まえられるわね。

 そうして少し進む度に炎を噴射し、ライザがいるかどうかを確かめる。そんなに遠くまで逃げていないと踏んでいたけれど、どうやら奴の逃げ足は想定以上らしい。

 でもーー

「エンドラルフィア!」

 背後に向けて炎を吹き出す。

ライザ「ガァァァァっ……!」

 ライザがもがきながら倒れ込む。

 ーー予想通り。あまりにも逃げ足が早すぎると思ったわ。

 ライザは高速で逃げ出したかのように見せかけて、実は私の後ろ側で息を潜める。下手に手を出せば返り討ちにされることが確定しているから、私がある程度のところに行ったのを見てから逃げる。

「でも、残念だったわね」

 ライザの額に銃口を突きつけ、鉄の冷たい感触を奴に味合わせる。

「ねぇ、お姉ちゃんを殺す時もこうしたんじゃないの?」

ライザ「っ……」

「今みたいにたっぷり痛めつけた後に殺したんじゃないの?お姉ちゃんの体にはたくさんの傷跡があったからね」

ライザ「ーーうるせぇ」

《バンッッッ!》

ライザ「グァァァァっ……!」

 間髪入れず耳と腹に弾丸を撃ち込む。ライザがさっきまでの威勢はどこへやらと情けなくもがき回る。

 ーーうるさいわね。

「私はね、質問をしているの。質問をしてるってことは答えが欲しいのよ。誰も、『うるせぇ』なんて的外れな答えは求めてないのよ」

 そう言った後、私はライザの両足首に向けても弾丸を2発撃ち込んだ。

ライザ「ア゛ぁ゛っ……ア゛っ……!」

「うるっさいわね。ーーまあいいわ。あんたが苦しむ声が聞けて一先ず満足だから」

ライザ「クソがァァァ!」

「ーー最後の質問よ。あなた、今からでも謝る気はある?」

ライザ「……あるわけ……ねぇだろうが」

「でしょうね。謝ったところで私はあなたを許さないし、このまま殺すから」

ライザ「へんっ……やれるもんならやってみろよ……。言っとくが、俺様ァ殺したら、テメェも一緒にドカンだ……」

 何を言っているか分からない。だから、私はライザの額に銃口を当てた。

「やめろ、ヒカリ」

「……」

 突然、私の首筋に、右から剣の刃を当てられた。

「ーークロムさん。今いいところなの。邪魔しないでもらえる?」

クロム「悪いが、それは出来ない。お前がその引き金を引いた時、俺はお前の首を跳ねる。なんの躊躇いもなくな」

 クロムさんが刃を私の首筋に当てる。あともう少し先に行けば、確実に血が溢れ出す。これは冗談なんかじゃない、本気だ。

「ねぇ、どうして邪魔をするの?」

クロム「お前が復讐の目をしているからだ」

「復讐の目?おかしな事を言うわね、クロムさん。あなたも、同じような目をしてるじゃない」

 私は振り返り、クロムさんのおでこに銃口を突きつけながらそう言った。

クロム「ああそうだ。俺も復讐という魔の囁きに心を奪われてしまっている。本当なら今すぐにでも殺しに行きたい奴がいる。俺の、俺の大切な仲間を奪った奴だ」

「そう。なら、あなたが私を止める理由なんてないんじゃない?私は今、心を奪われた復讐劇に幕を下ろそうとしてるだけ。あなたには一切関係ないはずの事よ」

クロム「いいや、お前はその復讐心を満たそうとしてるわけじゃない。ーーお前は、死に場所を選んだだけだ」

 ……

 ……

 ……

「面白いことを言うわね……。私が死に場所を選んだ?そんなわけないでしょう?私はまだ死ぬつもりはないのよ」

 声が震える。拳銃を握る手も震えている。私は何かに怯えている。何に……?

クロム「今は、まだな。でも、お前はこの復讐を達成した時、いよいよ持って生きる意味を失う。そうなった時、お前はどうするつもりなんだ?」

「生きる意味……?不思議なことを言うわね。そんなもの……そんな……もの……」

 賢い私の脳が、なぜかその質問に対する的確な答えを示してくれない。

クロム「お前は生きる意味を失った時、そのまま死ぬんだ。死に方はなんだっていい。誰かに殺されても、自分で自分を殺しても。そのどちらでもいい。でも、お前は自殺はしない。しない理由はただ1つ。お前は大切な人が死んだ時の悲しみを嫌という程分かっているからだ。それと、お前は度が過ぎるほどのお人好しだからだ」

 ……っ!

 唇を噛む。血の味が口の中に広がる。

 この男に、この男に私の何が分かるって言うのよ。私がどう生きようと、それは私の勝手。私が死ぬことによって悲しむ人がいるんだとしても、私が誰かから殺されれば仕方のないこととして処理される。

 ーーだから、私がどこでどう死のうが、私の勝手。誰にも口出しする権利はない。

ヒカリ「ーー逃げるな!」

 背後に向けて弾丸を放つ。狙いは悪くなかったはずなのに、当たった場所はライザの右腕だった。

ライザ「クソっ……!」

 右腕を押さえながらもライザは逃げようとするので、次は外さまいと照準をしっかり合わせる。しかしーー

クロム「人の話はちゃんと聞け!」

 クロムさんの剣が私の銃を弾き、そのまま羽交い締めにするかのようにして剣を首筋に当てられてしまった。

「邪魔しないで!今、あいつに逃げられたらーー」

「極龍王の狂陣!」

ライザ「グァッ……!」

 突然、逃げ出すライザの周囲に炎の陣が巻き上げられ、ライザの逃げ場を潰した。

ライザ「クソっ!何なんだこの炎は!」

「俺お手製の、肉程度なら軽く炙るだけで炭にしちまう炎だ!」

 ヴァル……

 ゾロゾロとヴァルの後ろから先へ進んだはずのみんなが現れる。中でも、ネイだけは謎に大粒の涙を流している。

ネイ「ヒカリちゃん、見えますか?この涙が」

「……ええ。見えるわよ。何であんたが泣いてんのよ」

ネイ「違います。泣いてるのは私じゃない。泣いてるのはヒカリちゃんの心です」

 私の心?またおかしなことを言う人達が現れたわね。

「何で私が泣く必要があるのよ。私はそいつを殺して、私も殺せば全て終わりだと思ってるの。悪魔だなんだと言われたこの悲しい人生にやっと終止符が打てると思ってるの。だから、邪魔しないでよ。邪魔するってんなら、あんた達全員、この場で殺してやってもいいのよ……」

 息が苦しくなる中、私は震える声でそう言い切った。

「……あれ」

 気付けば私はその場に腰を下ろしており、なぜか涙を両目に溢れさせて、滝のように流している。拭っても拭っても枯れず、そしてその涙が呼吸を邪魔してるんじゃないかと思うくらいに息が苦しい。

「お願い……ぁから……邪魔……しなぃで……よ……」

 震える喉に力を込めて喋ってるのに、なぜか上手く話せない。

 なんで……なんでこんなに息をするのでさえ精一杯な状態になってるのよ……。私はただーー

「そぃつを……殺せぁ……全て……全て……終わるのよ!」

 ハッキリと言ってるはずなのに、言葉が全然響かない。掠れるような声しか出ず、私は大粒の涙を地面に落とし続けている。

「私は……私には……生きる価値なんてないの……。悪魔として虐げられてきた中で……姉ちゃんだけが私の味方で…………その姉ちゃんの仇を取れるなら……私はなんだって良かった……」

 少しだけ落ち着いた言葉で、私は途切れ途切れにそう言う。誰に言ってるのかよく分からない内容。私自身、私が何を言ってるのかがよく分かっていない。

「何のために生きてきたのか分からない人生……。生きる価値がずっと見い出せなくて……、ずっと暗闇の中を彷徨ってた。幸せに生きることも、誰かと笑い合うことも……、私には許されないことだと思って……ずっと1人悲しく生きてきた……。だから、私は死にたかった。正直、復讐なんてどうでもいい……。私は、『仕方ない』理由で死ねるのなら何でも良かった……!」

 ……

 ……

 ……
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