グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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《Parallelstory》IIIStorys 【偽りの夢物語】

第12章6 【失いし瞳の奥】

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 ーー翌日。

 朝目が覚めて、真っ先に隣のベッドを確認するが、そこにあいつの姿は無い。当たり前だ。怒らせちまったんだから。

 結局、昨日は乗り物駆使してなんとか帰ってきたが、そうやって面倒なものを使ってると、如何にあいつが便利で頼りになる存在だったのかと思い知らされる。いや、便利って言い方はよくねぇな。なんか物みたいに扱ってると思われちまう。

 今日は今日とでギルドに来ている。あいつがいてもいなくても、俺は毎日ここに通い、仲間と駄弁り、手頃な依頼を見つけては出かけていく。それが、俺にとって普通の毎日だった。あいつが来てからも基本的にはそれは変わらなかった。変わらないと思ってた。

「……ダメだな。考えれば考えるほど、ネイの言うことが聞けねぇよ……」

 この世界を認めないなんて出来っこねぇ。別に、前の世界とはほとんど何も変わらねぇんだ。あまりにもヌルゲーすぎる世界ってわけでもねぇし、かといって絶望に満ちてるわけでもねぇ。前に進む力がうんたらかんたら言ってたけど、別に元の世界と何も変わらねぇんだったらそこら辺も気にしなくていいだろ。

 分かんねぇな。今回ばかりはあいつの考えがまるで分からん。

「どうしたんですか、ヴァルさん。すっごく難しそうな顔してますよ」

「……んぁ?」

 頭を抱え込み、悩みがどんどんと膨らんでいく中で、誰かがその悩みから俺の目を逸らさせる。

「エフィ……か」

 小柄な体型をした少女、エフィが俺の目の前の席に座っていた。

エフィ「これ、ミラさんからヴァルさんに、です」

 そう言い、エフィは2人分のカップを並べ、片方を俺の方に差し出してきた。

 俺は黙ってそれを受け取り、カウンターにいるミラに軽く礼をしておいた。

「そういや、この2人も生き残り組だったな……」

エフィ「何がですか?」

「いやなんでもねぇ。こっちの話だ」

 向こうの世界じゃ、ギルドメンバーで唯一生き残ったじっちゃんとミラとエフィの3人でギルド運営をしてたけっかな。興味が完全に無かったからそんな見てないけど、多分苦労してたんだろうな。

 本当、こうして改めて振り返ってみると、マジでなんも見えてねぇな、俺。自分のことばっかじゃねぇかよ。なんでこんな奴を王に仕立て上げたんだ。明らかに適任じゃねぇだろ。

 まあ、今更存在しねぇもんに文句言っても仕方ねぇけど、俺は俺が恥ずかしいよ。

エフィ「あの、私で良ければお話聞きましょうか?」

「話すことなんてねぇぞ」

エフィ「ネイさんと喧嘩したとかじゃないんですか?」

 ……なんでこんなチビッ子に現状を見透かされてんのかね。

「………………まあ、そんなもんだ」

エフィ「結構溜めましたね」

 俺はもう一口コーヒーを口に含んでから、しても仕方のねぇ話をする。

「自分で言うのもなんだが、俺とネイは結構上手くやってたと思う」

エフィ「はい。羨ましいくらいに相思相愛って感じでしたね」

「まあな。俺はあいつのこと好きだし、あいつも俺のこと好きだと思う」

 同じ苦難を共に乗り越え、契約も交わして、俺だけがあいつの理解者になっていたと思っていた。ーー思い上がっていた。

「だからこそ、今回のがよく分かんねぇんだ。あいつとまともに喧嘩したことがねぇから、あいつが何を言いたいのかがよく分かんねぇし、俺も何を伝えてぇのかがよく分からん」

エフィ「多分それ、ネイさんの方も思ってますね」

「かもな」

 お互いに変なところで馬が合うが、変なところで喧嘩するのはまだまだ幼稚だということだろうか?

エフィ「喧嘩の解決なんて、私も喧嘩はしたことありませんからよく分かんないんですけど、ネイさんはネイさんで伝えたいことがあるんじゃないでしょうか?」

「かもしれんが、それが何なのかが全然分からん」

エフィ「それはヴァルさんもじゃないんですか?」

「……?」

 俺も……?

エフィ「多分、ネイさんもヴァルさんも、お互いに相手の言いたいことが分かってなくて、自分が伝えたいこともよく分かってないんじゃないかと思います」

「俺が言いたいことも……か」

エフィ「はい。今まで、何となくでお互いに意思疎通を計ってきたから、いざお互いのことが分からなくなった時に、その意思の疎通が取れなくなっただけだと思います」

「なるほどな」

 9割型よく分からんかったが、それでもエフィが伝えんとしていることの意図は汲み取れた。まあ、だからといってネイとどう話せばいいのか分からんが。

エフィ「とりあえず、お互いに話さないことには何も変わりませんし、1回面と向き合って話し合ったらどうですか?私が言うのもアレですけど、2人とも子供じゃないんですから」

「……」

 そうだな。子供じゃねぇんだよな、俺達。

 思えば、俺とあいつはろくに話をしたことが無かった。いっつも、お互いにやりたいことが分かってるからって、話もせずに勝手に進めてきた。それで上手く行ってたからそれまでは良かった。でも、今回は違う。

 言葉足らずなのは俺も同じだな。言いたいこと、理解してほしいこと、ちゃんと伝えなきゃな。

「……ありがとう、エフィ。何すればいいかがちょっとくらい分かった気がする!」

 俺は早速あいつと話をするべく、席を立ち上がった。

「あ、そうだエフィ。1つ聞いていいか?」

エフィ「なんですか?」

「お前、この日常がおかしく見えねぇのか?」

エフィ「……?」

「……いや、なんでもねぇ」

エフィ「そう……ですか……?」

 何となく歯切れが悪そうに答えたエフィを尻目に、俺はギルドを飛び出した。つっても、どうすればあの深海に行けるのかが分からん。せめて、転移術が使えるヒカリがいればな。

 と思って、しばらくギルドの前でキョロキョロと不自然な挙動をとっていたが、たまたま都合のいい人間が歩いてくるのが見えた。

「あ、アルテミス!」

アルテミス「……?ヴァル?」

 丁度、アルテミスとセリカが話をしながらこっちに向かって来ていた。

「アルテミス、今すぐ深海に向けて転移術使ってくれないか!?」

 細かい説明の一切を省き、俺はアルテミスの両肩を掴んでそう懇願する。

アルテミス「し、深海!?え、なになになに?どういうこと!?」

セリカ「ヴァル、いくらなんでも説明が足りなさすぎるよ!」

「悪ぃ、急いでんだ」

セリカ「だからって、転移術使えるのはテミだけなんだから、そのテミが場所分かってないと無理でしょ!」

 そういやそうだった。あの時のメンバーにはこいつ含まれてなかったもんな。

「えっと……あー、言葉で説明すんの難いわ。なあセリカ。なんかいい方法ねえか?」

セリカ「まあ、あるにはあるけど、ちょっとテミ、そこで大人しくしてて」

アルテミス「は、はい」

セリカ「サモンズスピリット!ネメシス!」

 セリカが紫色の鍵を取り出し、チビッ子の精霊を呼び出した。

ネメシス「何の用かなー?」

セリカ「お願いネメシス。私とテミの心を繋いでくれない?」

ネメシス「了解さー」

 この精霊、そんな設定持ってたんだな。全然活躍したことねぇから知らなかったぜ。

アルテミス「あー、なるほどなるほど。分かりましたー」

 と、ものの数秒でアルテミスは俺が行かんとしている所が分かったらしい。

ネメシス「じゃ、目的は達成されたようだから、僕はこの辺で失礼するよー」

セリカ「うん。ありがと、ネメシス」

 ネメシスが光の粒になって消えた。

アルテミス「で、行くのは別に構わないんだけど、何しに行くの?」

「えっとだな、喧嘩した嫁を引き戻しに行く」

セリカ「え、ネイりんと喧嘩したの?ネイりんと?」

「そうだよ。あいつと喧嘩してそのまま変な場所行っちまったんだ。俺が悪いとは思わねぇけど、あいつが悪いとも思えねぇ。だから、話をしに行くんだ」

アルテミス「んー……まあ、分かった。じゃ、連れてくから私の手から離れないでねー」

 ネイほどの大きさではないが、アルテミスもそこそこに大きめな門を開き、その中を潜っていく。俺も後を追うように着いて行き、なぜかセリカも着いて来る。

セリカ「置いてけぼりはやだだからね」

「あー、まあいいや」

 こいつも生き残り組の1人だし、アルトの前に行っても特に問題は無いかと思われる。特に、シアラのように誰か、大切な人を失ったわけでもないし、心も壊さねぇだろう。

 ……あれ、その理論で行くと、お師匠さんとヒカリの両方を失ったアルテミスはまずくねぇか?と思ったが、引き返すにもこいつがいねぇと深海に行けねぇし、何より一瞬で着いてしまったのでもう無理だった。

アルテミス「わぁ、セリカの頭の中で不思議な光景だと思ってたけど、本当、不思議な光景……」

セリカ「てか、まだこの世界あったんだ」

「気になることは色々あるかもしれんが、とりあえずあの研究所目掛けて行くぞ!」

 俺は前回来た時同様、この場所からでも見えるドーム状の建物目指して走り出した。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

アルト「出来れば、暴力はやめてほしいんだけどねぇ……」

「そう言うから何時間も話してあげたじゃないですか」

アルト「うーん……でも、お互い行き着くところに行けなかったし……」

「はぁ……」

 本当にイライラする。この男も、ヴァルも、みんな理想しか見えてない。現実が何1つとして見えてない。

 何が誰も傷つかない幸せな世界ですか。そんなもの、ただの夢物語に過ぎないというのに、なぜそんなものを求めるんですか。そりゃ、辛いことから逃げたいと考えるのが人間でしょうけど、それを他人に任せちゃダメですよ。

「……諦めてくれないんですか」

アルト「その言葉、そっくりそのまま返すよ。ネイくん」

 ーーというふうに、話を始めてからお互いに平行線。これでは我慢が足りない私の方が先に折れてしまうだろう。でも、今回ばかりは譲らない。本当に、譲れない。

アルト「逆に聞きたい。なんで君はこの世界を拒否するんだ?どこに不満があるんだ?教えてくれ。僕に改善できることなら何でもするよ」

「人から生きる意味を奪うこと、勝手に創界神グラン・ウォーカーを名乗ること、そして世界を創造すること、その全てが気に食わない」

アルト「世界の創造なんてみんなやっているだろう?みんな、己の内側に精神世界を持っている。僕は、その世界に描かれてる理想を叶えてるに過ぎないし、神を名乗るつもりもない。ましてや、人から生きる意味を奪ってなどいない。むしろ、生きる意味を失った者達にもう一度機会を与えているだけだ」

「……どこまでも傲慢な……」

アルト「好きに捉えてもらって構わないよ。僕はみんなが幸せになれる世界を作れるのなら、どこまででも自分勝手でいられる。神を相手に喧嘩を売ることだって辞さない。まあ、今僕の前にいるのはただの人間に等しい人物かもしれないけどね」

「……」

 こいつは本気だ。本気で、他人のために自分の人生を使える奴だ。そのことが悪いとは言わないが、こいつの場合、狂気にも近いような考えをしている。その事実がとてつもなく恐ろしい。

 ーーこいつは、本当に何も知らない他人のために命を失う覚悟もある。そんな人間、怖すぎる。

アルト「君だって、この数日、僕の世界を見てきたはずだ。みんな幸せだっただろう?誰か1人でも泣いてる子がいたかい?」

「……」

アルト「分かっているはずだ。君だって、元の世界に戻すことは望まないはずだ。もし、その世界がこの世界と何も変わらず、僕の支配を受けていないのだとしたら、君はそれで良いのだろう。結局は、君は僕のことが嫌いなだけさ」

「……」

 これ以上は時間の無駄だと思い、私は鞘から剣を抜いた。

アルト「……暴力に走るのは、自分の方が間違っていると自ら認めているようなものだよ」

 アルトの方も、分かりやすいくらいに怪訝な顔付きをし、上階からこちらを見下ろしてくる。

「……咲け、月下の花畑!」

 建物の僅かな隙間から茎が伸び、花が開く。ただ、数があまりにも少ない。いつもなら、例え室内でも埋めつくせるほどに花が咲くというのに、今回は全然咲かない。ぽつりぽつりって言ったところか。

 やっぱり、今の私じゃこの程度が限界か。イメージを固めようにも、ここは奴の世界。あまり、イメージの力が作用されない。

アルト「僕としてはこの手は使いたくないんだけど、僕は君に、元の世界にすることによって苦しむ人間がいることを知ってほしい」

 下の方の扉が開き、そこから金髪ブロンド髪の女が現れる。

 ーーエレノアだ。

エレノア「お……ねがいします……。ネイさん。彼の、彼の望みの世界に……」

「断ります。強欲の杯」

 剣を地面に突き刺し、杯から剣を取り出そうとしたが、何も現れない。

アルト「自分でも分かっているはずだ。今の君にはそこまでの力も権限も無い」

「……ちっ」
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