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第2章 ギルド体験週間編―初日
ギルド体験週間初日② 昼休み① サラのパーティーメンバー
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「ルーシィーーーー!!!会いたかったわぁー!」
お昼休みにルーシッド達が学食に行くと、サラが大声でそう叫びながら走り寄り、ルーシッドに抱き着いた。
「ちょっ、サリー!みんな!見てる!恥ずかしい!」
「いいじゃない~、久しぶりなんだから~!」
「久しぶりって…今朝も普通に会ったよね!?」
サラは全然気にしていない様子だったが、サラの後ろには、サラに付いてきた生徒が3人いた。その生徒たちは2人のやり取りを見て呆気にとられていた。普段のサラとはずいぶん雰囲気が違うように思えたからだろう。その中には、入学試験の時にも一緒にいたフランチェスカ・ルテイシャスの姿もあった。フランチェスカは入学式の時すでに見て、二人の仲の良さは知っていたので、多少苦笑いをするだけだった。ルーシッドと一緒に学食に来たルビアとフェリカも、初めて見るあのサラ・ウィンドギャザーが、少し想像してたのと違うので驚いていた。
「サリー、ほら、とりあえず席を取ってメニューを選びに行こう」
ルーシッドはサラをなだめて席を取りに行くのだった。
「ルビア・スカーレットさんにフェリカ・シャルトリューさんね?」
「え、私たちの名前を覚えていてくださったんですか?」
「わぉ、ルビィはともかく、あたしのことも?」
「えぇ、入学試験で特に印象に残った二人だったわね。ようこそ、ディナカレア魔法学院へ。特にルビアさん、あなたの魔法力には本当に驚かされたわ。断章詠法に短縮詠唱…一体どれだけの努力を重ねてきたのか…技術では私よりも上かもしれないわね」
「いえっ、そんな!サラ先輩にそう言っていただけるなんて!」
ルビアはサラにそう言われて、涙目になっていた。サラに積み重ねてきた努力を認められたことが何よりも嬉しかった。サラに対して今まで複雑な感情を抱いてきたが、対峙してみると、やはりこの人はすごい人だと思った。
「サリーでいいわ。ルーシィの友達でしょ?だったら私のことはサリーでいいわ。親しい人はみんなそう呼ぶから」
「あっ、はい、わかりました…サリー先輩。じゃああたしのこともルビィと呼んでください。親しい人はそう呼ぶので…」
ルビアは少し照れながらそう言った。
「じゃあ改めて自己紹介しましょうか。私の事は…もう知ってるからいいかしら?一応、サラ・ウィンドギャザーよ。全ての色の魔力を出せるっていう自分でもよくわからない力を持ってるわ。まぁでもルーシィと比べたら普通よね?だからまぁ、気兼ねなく接してちょうだい、よろしくね」
「私は、フランチェスカ・ルテイシャスよ。私の事はフラニーと呼んでくれていいわ。魔力は青と黄の『混色の緑』、得意魔法は土と水の合成魔法『泥の魔法』よ」
緑には純色と混色があり、純色の緑の基本属性は風属性であるが、混色の緑は土属性と水属性になる。混色の緑の場合、風属性は使うことができない。これは色の見た目には緑に見えているが、味が純色の緑とは異なるため、風の妖精には好まれないためだと考えられている。
「どうしたの、ルーシィ?何か聞きたいことがあれば遠慮なくどうぞ?」
フランチェスカはルーシッドが何か聞きたそうにちらちらと自分を見ているのに気づきそう尋ねた。フランチェスカはふんわりしたウェーブがかかった茶色の肩くらいまでの髪で、落ち着いた大人の雰囲気が漂っていた。サラとはまた違った感じの才女という感じだった。
「えっ…あ、あの…泥の魔法というと、ゴーレムの使役とかができたり…?」
「えぇ、クリエイトゴーレムは私が最も得意とする魔法よ。さすがね、ルーシィ」
フランチェスカはにこりと微笑んだ。
「あの……私の事はサリーから何か聞いていますか?」
「えぇ、サリーから聞いてるし、実際に入学試験の時にこの目で見たわ。正直今でもあなたがFランクだなんて信じられないわ。無色の魔力に関してはサリーから聞いても理解できないところも多いので、今度詳しく教えてくれる?」
「は、はい。それは喜んでお教えしますが…」
「ふふ、意外かしら?」
「…えっ?」
ルーシッドがきょとんとしているのを見て、サラはそう尋ねた。
「確かにこの魔法界は、魔力ランクだけで人を評価するような人ばっかりよね。特にこの学院には多いかも。でもね、ちゃんと実力を評価できる人もいるわ。フラニーを初め、私がパーティーに引き入れたメンバーはそういう人たちよ。ルーシィの友達もそうだろうし。だからこの学院に入ったことはきっと良い刺激になるわよ」
「サリー、私のために?」
「まぁ、もちろんそれもあるけど…私自身、魔力ランク至上主義みたいな風潮に嫌気がさしているのよ。私の事をSSランクの人としか見なくて、本当の私を見てくれない人ばかり。だから、私はそういうのに縛られない自由な発想の人を選んだつもり。お陰でかなり個性的なメンバーになっちゃったけどね」
サラが目配せをすると、フランチェスカの隣にいた生徒が肩をすくめて、話し始めた。
「はじめまして、私はフルミネ・ライカだ。フルミネがファミリーネームで、ライカがファーストネームだ。魔力は純色の白で『雷の魔法』が使えるが、主に肉体強化に使ってるかな。魔法はあまり得意じゃないんだ」
フルミネ・ライカと名乗った生徒は、褐色の肌に黒髪の腰まで伸びたポーニーテール、整った顔立ちをしていて、男性らしい雰囲気の女生徒だった。
「もしかしてクシダラ国の方ですか?」
「おぉ、そうだよ。よくわかったね。クシダラ国は、別に国交断絶しているわけではないんだが、島国ということもあってあまり他国とのやりとりがないからね。魔法に関しても結構独自の発展を遂げているんだよ。別に秘匿技術ってわけじゃないけどね」
「なるほど、クシダラ式魔法…すごく興味深いですね。資料もあまりなくて、私も全然調べられなかったんですよ」
「ははは、ルーシィは勉強熱心だと聞いているからね。いいよ、今度教えてあげるよ」
「ありがとうございます!楽しみにしてます!」
「あ、あの、肉体強化系を使われてるってことは、ライカ先輩は魔法剣士志望ですか?」
「そうだね。クシダラ国の伝統的な剣は、ディナカレアなどで一般的な両刃の剣ではなく、片刃の刀なんだよ」
「わぁ、刀!聞いたことあります!かっこいいですよね!」
「興味あるかい?ルビアは近接戦闘のセンスもすごく良かったからね。今度手合わせしようか」
「いいんですか?やった、ありがとうございます!」
「最後は私ね。私はベルベット・ベネット。ベルって呼んで~。魔力の色は紫。普通なら赤系統とか青系統の魔法も使えるんだけど、私の場合はちょっと変わってて、紫の魔力しか使えないのよね。そして使える魔法は『毒の魔法』よ」
ごくまれに、混ざり合った色の結合が強く分解できない魔力というものが存在する。紫の魔力はその代表例である。赤と青が丁度均等に配分された場合にまれに『紫の魔力』となり、使える魔法も単純に火と水を足したような混合魔法になるのではなく、特異な魔法となる。それが『毒の魔法』である。
「こんなに可憐な私が毒なんて、失礼しちゃうわ。まぁ紫っていう色自体は気に入ってるけどね」
ベルベッドは耳のイヤリングをいじりながらそう言った。ベルベットは綺麗なブロンドのショートヘアで、耳には大きなイヤリングをつけ、爪は紫のネイルをしていた。紫が気に入っているというのは本当のようだ。
「なんか、雰囲気がリカと似てる…」
「え、そう?」
「あー、フェリカちゃん?私も気になってたんだよね。すごいおしゃれ、センスいいよね」
「え、あ、ありがとうございます。ベル先輩もすごいおしゃれで可愛いですね」
「ほんと?ありがと~、今度一緒に買い物行こう?」
「はい、ぜひぜひ。
あ、あの、『毒の魔法』だけでどうやって入学試験の模擬戦を勝ち残ったんですか?私も使える魔法がすごい限られてるので気になっちゃって…」
「あぁ、あたし『麻痺毒』もできっから、『麻痺毒』で麻痺させて、今から『猛毒』かけますよ~、って脅して勝ち上がった」
「こわっ!」
なるほど、全員個性的なメンバーだ。普通の人とは違う、ちょっと変わった魔法を使う人たち。もちろんサリーの好みでもあるんだろうが、きっと後で入学してくる私にも偏見や差別なく接してくれる人たちを見つけておいてくれたんだろう。そんなサラの気持ちがルーシッドはありがたかった。
お昼休みにルーシッド達が学食に行くと、サラが大声でそう叫びながら走り寄り、ルーシッドに抱き着いた。
「ちょっ、サリー!みんな!見てる!恥ずかしい!」
「いいじゃない~、久しぶりなんだから~!」
「久しぶりって…今朝も普通に会ったよね!?」
サラは全然気にしていない様子だったが、サラの後ろには、サラに付いてきた生徒が3人いた。その生徒たちは2人のやり取りを見て呆気にとられていた。普段のサラとはずいぶん雰囲気が違うように思えたからだろう。その中には、入学試験の時にも一緒にいたフランチェスカ・ルテイシャスの姿もあった。フランチェスカは入学式の時すでに見て、二人の仲の良さは知っていたので、多少苦笑いをするだけだった。ルーシッドと一緒に学食に来たルビアとフェリカも、初めて見るあのサラ・ウィンドギャザーが、少し想像してたのと違うので驚いていた。
「サリー、ほら、とりあえず席を取ってメニューを選びに行こう」
ルーシッドはサラをなだめて席を取りに行くのだった。
「ルビア・スカーレットさんにフェリカ・シャルトリューさんね?」
「え、私たちの名前を覚えていてくださったんですか?」
「わぉ、ルビィはともかく、あたしのことも?」
「えぇ、入学試験で特に印象に残った二人だったわね。ようこそ、ディナカレア魔法学院へ。特にルビアさん、あなたの魔法力には本当に驚かされたわ。断章詠法に短縮詠唱…一体どれだけの努力を重ねてきたのか…技術では私よりも上かもしれないわね」
「いえっ、そんな!サラ先輩にそう言っていただけるなんて!」
ルビアはサラにそう言われて、涙目になっていた。サラに積み重ねてきた努力を認められたことが何よりも嬉しかった。サラに対して今まで複雑な感情を抱いてきたが、対峙してみると、やはりこの人はすごい人だと思った。
「サリーでいいわ。ルーシィの友達でしょ?だったら私のことはサリーでいいわ。親しい人はみんなそう呼ぶから」
「あっ、はい、わかりました…サリー先輩。じゃああたしのこともルビィと呼んでください。親しい人はそう呼ぶので…」
ルビアは少し照れながらそう言った。
「じゃあ改めて自己紹介しましょうか。私の事は…もう知ってるからいいかしら?一応、サラ・ウィンドギャザーよ。全ての色の魔力を出せるっていう自分でもよくわからない力を持ってるわ。まぁでもルーシィと比べたら普通よね?だからまぁ、気兼ねなく接してちょうだい、よろしくね」
「私は、フランチェスカ・ルテイシャスよ。私の事はフラニーと呼んでくれていいわ。魔力は青と黄の『混色の緑』、得意魔法は土と水の合成魔法『泥の魔法』よ」
緑には純色と混色があり、純色の緑の基本属性は風属性であるが、混色の緑は土属性と水属性になる。混色の緑の場合、風属性は使うことができない。これは色の見た目には緑に見えているが、味が純色の緑とは異なるため、風の妖精には好まれないためだと考えられている。
「どうしたの、ルーシィ?何か聞きたいことがあれば遠慮なくどうぞ?」
フランチェスカはルーシッドが何か聞きたそうにちらちらと自分を見ているのに気づきそう尋ねた。フランチェスカはふんわりしたウェーブがかかった茶色の肩くらいまでの髪で、落ち着いた大人の雰囲気が漂っていた。サラとはまた違った感じの才女という感じだった。
「えっ…あ、あの…泥の魔法というと、ゴーレムの使役とかができたり…?」
「えぇ、クリエイトゴーレムは私が最も得意とする魔法よ。さすがね、ルーシィ」
フランチェスカはにこりと微笑んだ。
「あの……私の事はサリーから何か聞いていますか?」
「えぇ、サリーから聞いてるし、実際に入学試験の時にこの目で見たわ。正直今でもあなたがFランクだなんて信じられないわ。無色の魔力に関してはサリーから聞いても理解できないところも多いので、今度詳しく教えてくれる?」
「は、はい。それは喜んでお教えしますが…」
「ふふ、意外かしら?」
「…えっ?」
ルーシッドがきょとんとしているのを見て、サラはそう尋ねた。
「確かにこの魔法界は、魔力ランクだけで人を評価するような人ばっかりよね。特にこの学院には多いかも。でもね、ちゃんと実力を評価できる人もいるわ。フラニーを初め、私がパーティーに引き入れたメンバーはそういう人たちよ。ルーシィの友達もそうだろうし。だからこの学院に入ったことはきっと良い刺激になるわよ」
「サリー、私のために?」
「まぁ、もちろんそれもあるけど…私自身、魔力ランク至上主義みたいな風潮に嫌気がさしているのよ。私の事をSSランクの人としか見なくて、本当の私を見てくれない人ばかり。だから、私はそういうのに縛られない自由な発想の人を選んだつもり。お陰でかなり個性的なメンバーになっちゃったけどね」
サラが目配せをすると、フランチェスカの隣にいた生徒が肩をすくめて、話し始めた。
「はじめまして、私はフルミネ・ライカだ。フルミネがファミリーネームで、ライカがファーストネームだ。魔力は純色の白で『雷の魔法』が使えるが、主に肉体強化に使ってるかな。魔法はあまり得意じゃないんだ」
フルミネ・ライカと名乗った生徒は、褐色の肌に黒髪の腰まで伸びたポーニーテール、整った顔立ちをしていて、男性らしい雰囲気の女生徒だった。
「もしかしてクシダラ国の方ですか?」
「おぉ、そうだよ。よくわかったね。クシダラ国は、別に国交断絶しているわけではないんだが、島国ということもあってあまり他国とのやりとりがないからね。魔法に関しても結構独自の発展を遂げているんだよ。別に秘匿技術ってわけじゃないけどね」
「なるほど、クシダラ式魔法…すごく興味深いですね。資料もあまりなくて、私も全然調べられなかったんですよ」
「ははは、ルーシィは勉強熱心だと聞いているからね。いいよ、今度教えてあげるよ」
「ありがとうございます!楽しみにしてます!」
「あ、あの、肉体強化系を使われてるってことは、ライカ先輩は魔法剣士志望ですか?」
「そうだね。クシダラ国の伝統的な剣は、ディナカレアなどで一般的な両刃の剣ではなく、片刃の刀なんだよ」
「わぁ、刀!聞いたことあります!かっこいいですよね!」
「興味あるかい?ルビアは近接戦闘のセンスもすごく良かったからね。今度手合わせしようか」
「いいんですか?やった、ありがとうございます!」
「最後は私ね。私はベルベット・ベネット。ベルって呼んで~。魔力の色は紫。普通なら赤系統とか青系統の魔法も使えるんだけど、私の場合はちょっと変わってて、紫の魔力しか使えないのよね。そして使える魔法は『毒の魔法』よ」
ごくまれに、混ざり合った色の結合が強く分解できない魔力というものが存在する。紫の魔力はその代表例である。赤と青が丁度均等に配分された場合にまれに『紫の魔力』となり、使える魔法も単純に火と水を足したような混合魔法になるのではなく、特異な魔法となる。それが『毒の魔法』である。
「こんなに可憐な私が毒なんて、失礼しちゃうわ。まぁ紫っていう色自体は気に入ってるけどね」
ベルベッドは耳のイヤリングをいじりながらそう言った。ベルベットは綺麗なブロンドのショートヘアで、耳には大きなイヤリングをつけ、爪は紫のネイルをしていた。紫が気に入っているというのは本当のようだ。
「なんか、雰囲気がリカと似てる…」
「え、そう?」
「あー、フェリカちゃん?私も気になってたんだよね。すごいおしゃれ、センスいいよね」
「え、あ、ありがとうございます。ベル先輩もすごいおしゃれで可愛いですね」
「ほんと?ありがと~、今度一緒に買い物行こう?」
「はい、ぜひぜひ。
あ、あの、『毒の魔法』だけでどうやって入学試験の模擬戦を勝ち残ったんですか?私も使える魔法がすごい限られてるので気になっちゃって…」
「あぁ、あたし『麻痺毒』もできっから、『麻痺毒』で麻痺させて、今から『猛毒』かけますよ~、って脅して勝ち上がった」
「こわっ!」
なるほど、全員個性的なメンバーだ。普通の人とは違う、ちょっと変わった魔法を使う人たち。もちろんサリーの好みでもあるんだろうが、きっと後で入学してくる私にも偏見や差別なく接してくれる人たちを見つけておいてくれたんだろう。そんなサラの気持ちがルーシッドはありがたかった。
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