マッチョサキュバス♂はご飯が食べたい

水瀬かずか

文字の大きさ
20 / 28
後日談

ある日のプレイ3

しおりを挟む
「……んふっ、……ぁ、おいし……」

 うっとりと身を任せてくる彼に「褒美だ」と囁いて、撫で続けていた彼の乳首を、きゅっとつまむ。

「……ぅあ……っ」

 ぴくんとはねた彼の両方の乳首をつまみ上げ、くりくりと優しくこねれば、「ん、ん」と吐息を漏らしながら、快感を享受しはじめた。
 いつもならそのまま腰を揺すっていただろう。けれど動かせない腰は、かわりに内壁をうねらせて、一物の太さを味わおうとしているようだった。耐えるほどにうねる彼の中は、熱く、気持ちがいい。

「今度は動かなかったな。……えらいぞ」

 犬でも褒めるような言い方で、からかうように声をかければ、「……っ、はい」と、ふにゃりとした嬉しそうな笑顔が返ってきた。
 どこまでも素直でかわいい私の淫魔。

「ん、ん……」

 くふんくふんと鼻を鳴らしながら、快感に耐える様子を見るのは楽しい。乳首をくりくりと飽きもせず優しくこねては、時折優しく撫でる。

「はぁ、はぁ、……はっ、……はぁ、はぁ」

 動かぬ腰とは裏腹に、一物を咥えこんだ彼の内側は、絶え間なくうねるように蠢いている。きゅんきゅんと柔らかくしゃぶりついていたかと思えば、小さく息を整えようとする度にきゅうう……っと吸いつく、かと思えばきゅうきゅうと強い締め受けを繰り返す。
 単調にくりくりと続ける快感に、彼はうごかぬまま私の肩をつかみ、荒い息を漏らしていた。
 切なそうに寄った眉間のしわと、熱く見つめてくる目元、そして荒い息遣い。ただ乳首をいじられるだけで、彼の体がどんどんと高ぶっているのがわかる。
 ふとした思いつきだったが、思いのほか彼の反応はわかりやすくてかわいかった。

「……乳首ばかりで、飽きないか?」

 なのに意地悪く尋ねてみれば、キュッと唇をかみしめて首を横に振る。

「き、もち、いいです」
「……もっとするか?」

 笑う私に、息を詰めた彼が、声も出せないままコクコクと頷き、同時にきゅうっと尻を締める。
 会話の合間も止まることなくいじり続けられて、まともに反応ができないようだ。腰を動かさないように気をつけているのだろう。押し寄せる快感に時折ブルリと震えては、自制するように体をこわばらせている。
 彼の快感はわかりやすい。きゅうきゅうと絶え間なく私の一物をしゃぶる彼の内壁は、さざなみのように繰り返し繰り返し波打つ。時折強い波が襲うのか、不意打ちで締め付けてくるのがたまらなく気持ちいい。
 私のいいつけを守れば、それだけ美味しいものが返ってくることがわかっているのだ。
 耐えるほどに、かわいいと感じて私が楽しんでいるのが伝わるのだ。
 ちゃんと言うことを聞くから、もっともっと可愛がってほしいと、言外にねだってくる。
 期待してキュンと締め付け、勝手に気持ちよくなる様子もまた楽しい。
 快感を求めるなら自ら動けばいい。けれど、彼は本能が求める食事よりも、私からあふれる愛情がほしいのだ。
 ツンと立った乳首の先端を優しくスリスリとなぞる。

「あ、あ……、んっ、はぁ、はぁ、はぁ……」

 時折息を飲み込みながら、乳首だけにしか与えられない快感にじっと耐えている。きゅんきゅんと彼の中がうねる。
 すがりつく彼の腕や背中の筋肉が固く盛り上がる。
 乳首をいじられると、いつもなら自ら腰を振りたくるのに、それを耐えるのは、随分と苦しそうだった。

「ほら、わかるか?」

 私の問いかけに彼が小首をかしげる。
 きゅんきゅんと締め付けてくる彼の内壁の締め付けがきもちいい。

「腰が動いてないと、私の一物をきゅうきゅうしゃぶっているのがよくわかるだろう?」

 キュッと乳首を強くつまむと、息を呑んだ彼の動きに連動して、中が強く締まる。

「……動かなくてもしゃぶってくるから、とても気持ちがいい」

 いい子だ、と、耳元にちゅっと口づけると、特に強くつまんだわけでもないのに、内壁がきゅうきゅうと強く反応した。

「……も、うごきたい、です……」

 ふるふるとふるえながら、涙声で、か弱い訴えがつぶやかれる。

「ダメだ」

 笑って返すと、涙目の淫魔が悲しげにきゅっと口をとがらせて哀願してくる。

「……頑張れるだろう?」

 フルリと震えた体がぐっとこわばり、苦しげに耐える。力の入った体は、同時に強く咥え込んだ一物を強く締付けた。

しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

完結·氷の宰相の寝かしつけ係に任命されました

BL
幼い頃から心に穴が空いたような虚無感があった亮。 その穴を埋めた子を探しながら、寂しさから逃げるようにボイス配信をする日々。 そんなある日、亮は突然異世界に召喚された。 その目的は―――――― 異世界召喚された青年が美貌の宰相の寝かしつけをする話 ※小説家になろうにも掲載中

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

完結·囚われた騎士隊長と訳あり部下の執愛と復讐の物語

BL
「月が綺麗ですね。あぁ、失礼。オレが目を潰したから見えませんね」  から始まる、国に利用され続ける隊長を自分のものだけにしようとした男の欲望と復讐の話  という不穏なあらすじですが最後はハッピーエンドの、隊長×部下の年下敬語攻めBL  ※完結まで予約投稿済・☆は濡れ場描写あり  ※Nolaノベル・ムーンライトノベルにも投稿中

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

処理中です...