S系攻め様は不憫属性

水瀬かずか

文字の大きさ
19 / 87
本編:上司・M氏の事情

6 控えめに言って、神。

しおりを挟む

 頼むから、鬼畜なケツだけでいかそうとするプレイはやめて。がつがつ奥を突き上げる問答無用なプレイの方が、まだ、レイプ感と、オレの「嫌だ!、やめろ!」って泣き叫びながら犯されたい欲求が満たされるから、鬼畜プレイなら、そっち希望で。

「今更、やめないと言っているでしょう?」
 低い声がして、オレの上半身が抱き起こされる。
「ひぐぅっ」
 うっひょぉ! 体勢変わると、当たる角度変わって、これも気持ちいぃ!

「やめられたら困るの、課長の方でしょう?」
 膝立ちで後ろから抱きすくめられた形で、乳首をきゅっとつままれる。あ、それ!! ちんこツッコんで乳首いじられるの、すきぃぃ!! 篠塚ぁ!! おまえ、最高かよ!!

「やぁぁぁぁ!! 篠塚、やめっ、ダメ、それ、やめろ……!!」

 やめられたら嫌なところほど、イヤって言いたくなる。オナニーしてる時も、オレ、いやだとかダメって言いながらいじってるし。なんかその方が興奮する。
 いやとかダメとかが「もっと」って意味っての、ほんとだよな!!(ただし相手は篠塚に限る)
 でも、思わずやめろって言ったけど、いじるのやめられたら、どうしよう。

「ダメって、どこがですか。気持ちよすぎて、ですか? ほら、ここつまんだだけで、俺のチンポぎゅうぎゅうしゃぶってるじゃないですか。俺が突き上げなくても、自分で腰を揺らしてるじゃないですか。そんなに気持ちいいですか? こうやって、乳首をくりくりといじられるの」
 きゅっとつままれて、いじられて、気持ちよくて体がぶるぶる震える。ケツ締まってちんこ堪能できて、気持ちよさうなぎ登り。
「ひぃん! や、やだ、いやっ、やめて、やめてくれっ、あっ、あっ、篠塚っ、しのづかぁ……」
 さすがオレの期待を裏切らないどころか、軽くその上を行く男、篠塚。更にいじってきて、そのまま言葉責めとか、お前、神か……!!

 乳首いじりながら、オレを膝に乗せて揺するように突き上げてくる。後ろからっていう体勢は座り心地悪くて、抱き寄せるように乳首いじる篠塚の腕だけがオレを支えている。そのもどかしさがめっちゃ気持ちいい。
 雌イキするちょっと前の感覚がこみ上げてきて、ケツに力はいる。ひくひくと直腸が震えて、中を圧迫する篠塚の堅さがめちゃくちゃ気持ちいい。でっかくて、温かくて、堅くて、奥まで満たして、オレを最高に気持ちよくするかのように存在して馴染んでる。

「篠塚、篠塚ぁ………や、ダメ、しのづか、やめて……しのづか、ダメ……だ……」
 気持ちよくて、涙がボロボロとこぼれる。
 このまま、いっぱい突き上げて。乳首いじりながらオレの中満たして。
 後ろから抱きしめられて、乳首をいじられて、じゅくじゅくと水音を立てながら突き上げられる。不安定な体勢に、目の前の棚にしがみついて、快感に耐える。
「あっ、あっ、やっ、しのづか、いや………やめて、あぅ……うん、んっ」

 もう、何も考えられない。気持ちいい。なんだこれ、もう、やばい。篠塚のちんこ気持ちいい。背中、あったかい。乳首気持ちいい。篠塚の息が耳にかかってぞくぞくする。
「あっ、あっ、やだ、そこ、ぃやだ……やだよぉ……あっ、やだ、そこっ、いや……」
 気持ちよすぎて、涙が止まらない。肌があたる度に、服がこすれる音がして、くちゅっと溶けたワセリンの音がする。

 はっ、はっ、と突き上げるごとに耳をくすぐる吐息が、今篠塚に抱かれているのだと実感する。ずぶ、ずぶ、と、何度も何度もこすり上げられるごとに、頭ん中はそれをむさぼることだけしか考えられなくなって、意味のない言葉を漏らすぐらいしか出来なくなる。ぞくぞくと高まっていく快感が、今にもはじけそうになる。

 いく、もう、いく……っ

「やっ、いやっ、あっ、あ……!!」
 ぶるぶると体を強ばらせながら震え、はじけるその瞬間を期待したその時、ずるりと篠塚のちんこが抜けた。

「ひぅぅぅっ……や、やぁぁぁぁ……や、なん、で、しの、づかぁ……」
 いけなかった体が、がくがくと震える。
「や、しのづか、なん、で……ひぅっ、ぅ………」

 苦しくて涙が止まらない。背中から篠塚のぬくもりが離れた。ひくひくと震えるからだが崩れ落ちる。
 いきたい。ひどい、しのづか、なんで。

「いやなんでしょう?」

 低い声がした。
 ゆっくりと振り返ると、涙で歪んだ視界の向こう、暗い笑みを浮かべる篠塚がいる。
「課長が、いやだと言ったので……それとも、入れて欲しいですか?」
 思わず息を飲んだ。

 篠塚……お前、ほんと、最高かよ……!! 何この、じらしプレイ! からの、嫌がる受けに「入れて」と言わせる屈辱感満載なドSプレイ!! お前、ほんと、オレの期待の上を行く男だな……!!
 篠塚が理想すぎて、オレのときめきがとどまるところを知らない……!!

 でもこれで、すぐ「入れて」とか言うの、めっちゃ恥ずかしくね?ってか、今、声出すのさえ、恥ずかしいんだけど。
 もっと、こう、無理矢理言わされてる感ないと、なんか間抜けっぽいと言うか、演技くさくて、恥ずかしくて口に出す勇気ないんだけどっ

 口ごもって、上手く誘えなくて、悶える体をこらえながら唇をかみしめる。どうしよう、どうやって誘おう、ここは、悔しそうに、「入れてください」で正解なのか? いや、マテ、オレの立場上、ここは、この熱を持てあました体を引きずりながら「近寄るな」とか言って逃げるべきか?
 ……………………………………いーやーだー! 最後までしてぇよぉぉぉー!

「……ほら、震えてないで、ちゃんとおねだりしてくださいよ。ここひくひくさせて睨んでないで……」
 そう言いながら伸ばされた指先が、刺激を求めるケツの穴をぬるりとなで上げる。
「ひぅっ」
 期待に強ばった身体が、びくびくっと震えて、快感の悲鳴を上げる。
「や、やめ……っ」
 入り口を、くちくちといじっていた指先が、つぷりと中へと潜り込んできた。
 はぅぅぅぅっ、あっ、もっと、もっと奥ぅぅぅ………っっ

「ほら、指、おいしそうに食べちゃいましたね……ほんとに、やめて欲しいんですか? 説得力、ないですよ?」
「やっ、やっ……ぁうっ」

 入ってきた指先をもっとくわえ込もうと、体が勝手に揺れた。
 たった一本の指が、つぷつぷと出入りを繰り返しては、物足りない快感をかき立ててゆく。
「ひぅんっ、や、やめ……篠塚、や、いや、だっ、あっ、あっ……」
 足りねぇ、全然足りねぇよぉ! あ、もっと奥っ、ぐりぐりしてっ、てか、指一本とか全然足りねぇっ
 ひっ、ひっ、と短い息を吐き出しながら、体がびくびくと震えて、指の動きを追いかける。
 やべぇ、足りなくて、興奮する。頭バカになる。もっと欲しくて、他のこと考えらんないんだけどっ
 ちゃ、ちゃんと、篠塚のこと、上手く誘わないと……ち、ちがう、ダメだ、逃げなきゃいけないんだっけ……無理だ、やめられたら、オレ、欲求不満で、死ぬ……
 ヒッヒッフーという、妊婦さんもかくやという呼吸を繰り返しながら、どうしたら良いかわからず、ただただ首を振って耐える。

「課長、ほんとにやめて、良いんですか? 指だけでこんなに気持ちよくなって……ああ、そうだ、こっちも、好きなんでしたよね」
「ひぃ……!!」

 今乳首つまむだなんて、気持ちよすぎぃぃぃ……!!
 思わずちんこの先っちょ床にこすりつけて、自力で三点責めしちゃった! うっひょお! きもちいいー!! でもイけないっ、決定的なのが足りない……!! 篠塚の、おにー!!
 指でずぽずぽされながら、乳首くりくりされて、全然取り繕えなくなって、喘ぎながら腰を揺らす完全にアホな淫乱上司に成り下がっちゃってるんだけど、これ、やばいよな、ほんとやばいよなっ、でも気持ちよすぎて、もう、取り繕うとか、無理ぃ……

「あっ、あっ、やっ、も、無理……や、た、しの、づ、か……っ やめっ、やめ、ろっ、いや、だ、いや……っ」
 気持ちよすぎて、足りなくて、苦しくて、つらい。足りない快感に、興奮しまくりなんだけど……!

「嫌なら、抜きましょうか?」
「ひぅ……っ」
 指が抜かれた衝撃と、置き去りにされた快感に、体がびくびくと震える。
「指が嫌なら、何が欲しいんですか? 課長、俺にはわからないんで、教えてくださいよ。ねぇ、課長のここ、何を入れて欲しいんですか?」

 背中から覆い被さってきた篠塚が、ガチガチのちんこを穴に押しつけながらオレの耳元で囁く。
「ひっ」
 ワセリンでぬるぬるの穴を先っちょでつんつんといじっては、にゅるんと竿でこすり上げてきて、ぞくぞくと震えながら叫んでしまう。

 マジかよ、まだ、篠塚のちんこ、萎えてないんだけど……!! お前、ノンケなのに、オレに興奮しっぱなしとか、ほんと、神かよ!!


しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

無自覚両片想いの鈍感アイドルが、ラブラブになるまでの話

タタミ
BL
アイドルグループ・ORCAに属する一原優成はある日、リーダーの藤守高嶺から衝撃的な指摘を受ける。 「優成、お前明樹のこと好きだろ」 高嶺曰く、優成は同じグループの中城明樹に恋をしているらしい。 メンバー全員に指摘されても到底受け入れられない優成だったが、ひょんなことから明樹とキスしたことでドキドキが止まらなくなり──!?

完結|好きから一番遠いはずだった

七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。 しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。 なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。 …はずだった。

イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話

タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。 瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。 笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。

人気アイドルグループのリーダーは、気苦労が絶えない

タタミ
BL
大人気5人組アイドルグループ・JETのリーダーである矢代頼は、気苦労が絶えない。 対メンバー、対事務所、対仕事の全てにおいて潤滑剤役を果たす日々を送る最中、矢代は人気2トップの御厨と立花が『仲が良い』では片付けられない距離感になっていることが気にかかり──

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

地味メガネだと思ってた同僚が、眼鏡を外したら国宝級でした~無愛想な美人と、チャラ営業のすれ違い恋愛

中岡 始
BL
誰にも気づかれたくない。 誰の心にも触れたくない。 無表情と無関心を盾に、オフィスの隅で静かに生きる天王寺悠(てんのうじ・ゆう)。 その存在に、誰も興味を持たなかった――彼を除いて。 明るく人懐こい営業マン・梅田隼人(うめだ・はやと)は、 偶然見た「眼鏡を外した天王寺」の姿に、衝撃を受ける。 無機質な顔の奥に隠れていたのは、 誰よりも美しく、誰よりも脆い、ひとりの青年だった。 気づいてしまったから、もう目を逸らせない。 知りたくなったから、もう引き返せない。 すれ違いと無関心、 優しさと孤独、 微かな笑顔と、隠された心。 これは、 触れれば壊れそうな彼に、 それでも手を伸ばしてしまった、 不器用な男たちの恋のはなし。

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

処理中です...