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瑠色と寝た男5
今までの男たち・3
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ママはほかの人のオーダーで忙しそうで、ボクはぽつねんとカウンターでレッドアイに構ってもらうしかない。
帰ろうかと思ったんだけど、結局、気持ちが収まらないままだからもう少し飲みたい。
愚痴ってもどうしようも無い事なのに、誰かに話したくて、自分の気持ちを聞いて欲しくて、慰めてほしくて帰る気持ちにならない。
レッドアイは飲みやすくて、あっという間に終わってしまった。
「…はぁ…」
もう一杯…と思いつつ、慰めては欲しくても、一度止められてしまったから何となくお酒を飲む気持ちにはならない。
空のグラスを持て余すのも悪くて、ママにオレンジジュースを頼んだら、目玉が零れ落ちるんじゃないかと思うほど驚かれた。
「なにその顔」
「アンタがここで酒以外のもの頼むの初めてでしょ?」
「だって、もう飲むなって言われた気がしたんだもん…」
「アンタが酒豪なのはわかってるけどね、弱ってるときは酔うわよ」
酒豪は否定したい。
「…ありがとね、ママ。優しさが身に染みるよ」
「アタシ、アンタの事好みじゃないわよ」
心底そう思っているという表情と共に、差し出されたのはくし型切のオレンジが刺さったオレンジジュースだった。
「ありがとう。ママの好みは、ガタイの良い男前なノンケでしょ、知ってる」
「そ。プロレスラーみたいに屈強な、男臭いノンケの男!」
どっかに居ないかしらぁ、とママがため息をついたとき、入り口のドアベルが鳴った。
なんとなくそちらに目をやると、入って来たのは、
「…拓海さん…」
と、歳の頃は50代にかからないくらいの、知らない男の人だ。
ボクのつぶやきは聞こえていないはずの距離だけれど、拓海さんがこちらを向いて、驚いたような顔をしていた。
久しぶりにボクと会った事への驚きか、それとも、ボクのこの『あからさまに結婚式帰り』という服装のせいか…。
拓海さんは、あの後ボクに連絡を入れてこなかった。ボクもなんとなく、あれっきり拓海さんには連絡をしていない。
そういう、妙な気まずさが、驚きに変わったのかもしれない。
拓海さんは、後ろから入って来た男性に促されて、カウンターの方へやって来た。
「あら、拓海ちゃん、久しぶりじゃない」
「久しぶりだね、ママ」
ちらりとボクの方を見たので、なんとなく会釈をすると、
「…ルイ君も、久しぶりだね」
と、柔らかい笑みと共に声をかけられた。
「お久しぶりです、拓海さん」
なんとなく、どう接していいか測りかねていると、後ろに居た男性が、拓海さんに何かささやいた。
「あ、そう、この子だよ。ルイ君」
なにかボクの話をした事が有るような口ぶりで、拓海さんは男性にボクを紹介している。
「…どうも…?」
首を傾げながら挨拶すると、男性は口元をほころばせながら、
「拓海から聞いてるよ、いろいろ」
と近づいて来た。
含みのある言い方。ボクの苦手なタイプかもしれない。
「誠人さん…」
そっと拓海さんがいさめる様に、誠人さんと呼んだ肩に手を置く。
「いや、すまない。大人げないな、嫉妬だ。ははっ」
笑った顔は歳よりもずっと若く見える。
「嫉妬?」
思わず、聞き返してしまった。
「ああ。まあ、君と拓海がどういう関係だったのか聞いた事が有ってね、それで、ちょっと、年甲斐もなくヤキモチを焼いてしまったんだよ」
「誠人さん…!」
焦る拓海さんがすごく可愛くて、ああ、今この人に愛されているんだなと安心した。
「拓海さんの恋人?」
ボクが拓海さんに聞くと、拓海さんは少し照れ臭そうにしながら、
「そう。…半年前から…お付き合いさせて貰ってるんだ」
と言う。
「そっか。拓海さんの笑った顔がすごい幸せそうで、良かった」
ボクも笑い返すと、拓海さんは彼氏に座るように促して、ボクと彼氏の間に座った。
「待ち合わせ?」
そう聞かれて、
「ううん。コテンパンに振られて傷つけられたから、やけ酒! って、今は…オレンジジュース飲んでるけどね…」
「えぇ?」
拓海さんの奥で、誠人さんも不思議そうにしていた。
「11年片思いした人の結婚式で友人代表のスピーチをして、二次会に来たみんなの前で『幸運が飛んでくる』『幸せの再来』って花言葉のコサージュをプレゼントされて、
『いつか結婚したいと思うほど好きになる人が現れたら、その人との幸せが舞い込みますように』って、
11年恋をし続けた人から言われて、心を粉々に砕かれてやけ酒飲みに来たら、飲みすぎって止められてやけくそでオレンジジュース飲んでるの」
ボクの言葉に、二人は絶句している。
「今日はボクの23年の人生で、一番、最悪で最低な日…」
オレンジジュースを半分ほど煽る。
「ごめんね、ラブラブなカップルに聞かせる話じゃなかったけど、腹の虫がおさまらなくて…」
ボクがそう謝ると、二人は顔を見合わせた。
「いや、聞く分には話聞くから…」
「私にも覚えのあるシチュエーションがあるけど、君ほどいっぺんには来なかったから…心中察するに余りあるよ」
「あはは…、でも、せっかくのデートを邪魔したら悪いから、これ飲んだら帰るよ」
再びオレンジジュースを飲み干そうとしたけれど、やんわりと止められた。
「オレ達の方が後から来たんだから、気にしないで良いよ」
「それはそうなんだけど…」
ボクと拓海さんがそんなやり取りをしていると、誠人さんがにこにことしながら、
「拓海に聞いた通りの子だね、るい君は」
と、言った。
「えっ、拓海さんボクの事なんて言ったのぉ」
水を向けられたので話に乗る。拓海さんは焦ったように、
「変な事は話してないよ?! ただ、ルイ君は謙虚なところがあるから、って」
「あはは、そんな慌てないでも、拓海さんは人を変に言うことはないって解ってるから大丈夫」
ボクと拓海さんが話しているのを、誠人さんは相変わらずにこにこと眺めていた。
帰ろうかと思ったんだけど、結局、気持ちが収まらないままだからもう少し飲みたい。
愚痴ってもどうしようも無い事なのに、誰かに話したくて、自分の気持ちを聞いて欲しくて、慰めてほしくて帰る気持ちにならない。
レッドアイは飲みやすくて、あっという間に終わってしまった。
「…はぁ…」
もう一杯…と思いつつ、慰めては欲しくても、一度止められてしまったから何となくお酒を飲む気持ちにはならない。
空のグラスを持て余すのも悪くて、ママにオレンジジュースを頼んだら、目玉が零れ落ちるんじゃないかと思うほど驚かれた。
「なにその顔」
「アンタがここで酒以外のもの頼むの初めてでしょ?」
「だって、もう飲むなって言われた気がしたんだもん…」
「アンタが酒豪なのはわかってるけどね、弱ってるときは酔うわよ」
酒豪は否定したい。
「…ありがとね、ママ。優しさが身に染みるよ」
「アタシ、アンタの事好みじゃないわよ」
心底そう思っているという表情と共に、差し出されたのはくし型切のオレンジが刺さったオレンジジュースだった。
「ありがとう。ママの好みは、ガタイの良い男前なノンケでしょ、知ってる」
「そ。プロレスラーみたいに屈強な、男臭いノンケの男!」
どっかに居ないかしらぁ、とママがため息をついたとき、入り口のドアベルが鳴った。
なんとなくそちらに目をやると、入って来たのは、
「…拓海さん…」
と、歳の頃は50代にかからないくらいの、知らない男の人だ。
ボクのつぶやきは聞こえていないはずの距離だけれど、拓海さんがこちらを向いて、驚いたような顔をしていた。
久しぶりにボクと会った事への驚きか、それとも、ボクのこの『あからさまに結婚式帰り』という服装のせいか…。
拓海さんは、あの後ボクに連絡を入れてこなかった。ボクもなんとなく、あれっきり拓海さんには連絡をしていない。
そういう、妙な気まずさが、驚きに変わったのかもしれない。
拓海さんは、後ろから入って来た男性に促されて、カウンターの方へやって来た。
「あら、拓海ちゃん、久しぶりじゃない」
「久しぶりだね、ママ」
ちらりとボクの方を見たので、なんとなく会釈をすると、
「…ルイ君も、久しぶりだね」
と、柔らかい笑みと共に声をかけられた。
「お久しぶりです、拓海さん」
なんとなく、どう接していいか測りかねていると、後ろに居た男性が、拓海さんに何かささやいた。
「あ、そう、この子だよ。ルイ君」
なにかボクの話をした事が有るような口ぶりで、拓海さんは男性にボクを紹介している。
「…どうも…?」
首を傾げながら挨拶すると、男性は口元をほころばせながら、
「拓海から聞いてるよ、いろいろ」
と近づいて来た。
含みのある言い方。ボクの苦手なタイプかもしれない。
「誠人さん…」
そっと拓海さんがいさめる様に、誠人さんと呼んだ肩に手を置く。
「いや、すまない。大人げないな、嫉妬だ。ははっ」
笑った顔は歳よりもずっと若く見える。
「嫉妬?」
思わず、聞き返してしまった。
「ああ。まあ、君と拓海がどういう関係だったのか聞いた事が有ってね、それで、ちょっと、年甲斐もなくヤキモチを焼いてしまったんだよ」
「誠人さん…!」
焦る拓海さんがすごく可愛くて、ああ、今この人に愛されているんだなと安心した。
「拓海さんの恋人?」
ボクが拓海さんに聞くと、拓海さんは少し照れ臭そうにしながら、
「そう。…半年前から…お付き合いさせて貰ってるんだ」
と言う。
「そっか。拓海さんの笑った顔がすごい幸せそうで、良かった」
ボクも笑い返すと、拓海さんは彼氏に座るように促して、ボクと彼氏の間に座った。
「待ち合わせ?」
そう聞かれて、
「ううん。コテンパンに振られて傷つけられたから、やけ酒! って、今は…オレンジジュース飲んでるけどね…」
「えぇ?」
拓海さんの奥で、誠人さんも不思議そうにしていた。
「11年片思いした人の結婚式で友人代表のスピーチをして、二次会に来たみんなの前で『幸運が飛んでくる』『幸せの再来』って花言葉のコサージュをプレゼントされて、
『いつか結婚したいと思うほど好きになる人が現れたら、その人との幸せが舞い込みますように』って、
11年恋をし続けた人から言われて、心を粉々に砕かれてやけ酒飲みに来たら、飲みすぎって止められてやけくそでオレンジジュース飲んでるの」
ボクの言葉に、二人は絶句している。
「今日はボクの23年の人生で、一番、最悪で最低な日…」
オレンジジュースを半分ほど煽る。
「ごめんね、ラブラブなカップルに聞かせる話じゃなかったけど、腹の虫がおさまらなくて…」
ボクがそう謝ると、二人は顔を見合わせた。
「いや、聞く分には話聞くから…」
「私にも覚えのあるシチュエーションがあるけど、君ほどいっぺんには来なかったから…心中察するに余りあるよ」
「あはは…、でも、せっかくのデートを邪魔したら悪いから、これ飲んだら帰るよ」
再びオレンジジュースを飲み干そうとしたけれど、やんわりと止められた。
「オレ達の方が後から来たんだから、気にしないで良いよ」
「それはそうなんだけど…」
ボクと拓海さんがそんなやり取りをしていると、誠人さんがにこにことしながら、
「拓海に聞いた通りの子だね、るい君は」
と、言った。
「えっ、拓海さんボクの事なんて言ったのぉ」
水を向けられたので話に乗る。拓海さんは焦ったように、
「変な事は話してないよ?! ただ、ルイ君は謙虚なところがあるから、って」
「あはは、そんな慌てないでも、拓海さんは人を変に言うことはないって解ってるから大丈夫」
ボクと拓海さんが話しているのを、誠人さんは相変わらずにこにこと眺めていた。
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