転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア

文字の大きさ
129 / 1,738

129.転売屋は幸先のいいスタートを切る

しおりを挟む
隣町は馬車で半日ほどの所にあった。

朝方出発し、到着したのは夕方前。

道中魔物や盗賊に襲われることも覚悟していたが、特に問題も起きずに到着することが出来た。

エリザが若干不満気だが、何も起きないに越したことはない。

「さーて、まずは何からする?」

第一印象は緑が多いなという事。

産業が盛んと聞いていたのでもっとゴミゴミしたり空気が悪いような印象だったが、そこかしこに緑が有り、そこそこ大きな木も生えている。

近くに大きな川があるおかげだろうか。

途中大きな森の横も通ったし、草原が広がるいつもの街とは全然違うなぁ。

なにより一番の違いは通る人だろう。

冒険者が少ない。

圧倒的に少ない。

そりゃ、いないわけじゃないけどどちらかと言えば俺みたいな商人が多いように思える。

「私は宿を確保してくるわ。」

「私は取引所を覗いてきます。それが終わりましたら宿に戻りますので、どうぞ先にお休みください。」

「だそうだけど、シロウはどうするの?」

「せっかくだからウロウロしてくる。」

「変な事に巻き込まれないでよ?」

「やめろよ、縁起でもない。」

巻き込まれる事前提で話すのは止めてもらえないだろうか。

ちなみに宿泊する場所はもう確認済みだ。

この街で一番高い宿。

金はあるんだ、ケチケチして盗みに入られるなら高い金を出して防犯のしっかりしたところに泊まりたいよな。

ってことで、街のど真ん中にある月桂樹の冠亭に泊まる事になっている。

二人と別れて街の中を適当にうろつく。

うーん、空気が美味しい。

川が近いって事は魚がいるって事だ。

晩飯は魚にしようかな。

そんなことを考えながらまっすぐ進むと、大勢の人が出入りする門が見えてきた。

街の中に門?

近くまで行くと、そこが市場の入り口だという事が分かった。

かなり盛況なようだ。

「ちょっとどいてくれ。」

「っと、すまん。」

中を覗き込んでいると大柄なおばちゃんに怒られてしまった。

慌てて道を開けると小走りで俺の横を通り抜ける。

みんな忙しそうだなぁ。

「っと、兄ちゃん。」

「え、俺?」

「そんな所に居るんなら暇なんだろ?手伝っとくれよ。」

「いや、俺は・・・。」

「いいから!人助けだと思って頼むよ。」

まさかまさかの展開についていけないが、さっきのおばちゃんが突然クルリと反転し俺の所にやって来た。

そして有無を言わせず俺の手を取りグイグイと引っ張っていく。

連れていかれたのは市場の奥に並ぶ小さな商店。

並んでいる物から察するに武器屋か何かだろう。

大きな武器は無いようで並んでいるのはどれも短剣ばかりだ。

「仕入れたんだけど適当に置かれちゃってね、これを運んでほしいんだよ。」

「運ぶってどこに?」

「奥の工房に決まってるだろ、いつもは主人がやってるんだけど生憎腰をいわしてねぇ。私じゃ持ち上げられないし、アンタなら出来るだろ?」

「いや、出来るだろって言われてもなぁ。」

おばちゃんが指さしたのはカウンター横に置いてある大きな木箱だった。

蓋は無いので真っ黒い鉱石が丸見えになっている。

ん?真っ黒?

よく見ると店喉の短剣も黒光りしていた。

適当に一本手に取ってみる。

『ダマスカスの短剣。高温の炉で加工されており通常よりも強度が高い。最近の平均取引価格は銀貨50枚、最安値銀貨40枚、最高値銀貨62枚、最終取引日は昨日と記録されています。』

やっぱりダマスカス鋼だったようだ。

街について早々お目当ての品を見つけるとか、日ごろの行いがいいからだな。

まぁ、それを運ばされるわけだけども・・・。

木箱に手をかけ思いっきり持ち上げてみる。

が、木箱は微動だにしない。

もう一回やってみるも結果は同じだ。

「重すぎだろ。」

「なんだい力が無いねぇ。」

「そういう問題じゃない、これは重過ぎる。」

「主人は軽々ともってくけどねぇ。」

「どんな化け物だよ。」

「化け物なんて言うんじゃないよ、優しい自慢の主人さ。」

「あぁそうかい。」

それ以上喋らせると旦那自慢が始まりそうだったので視線を木箱に戻した。

いっきに運ぼうとするからダメなんだよな。

少しずつ運べば俺でも持てる。

「これよりも小さい箱とかないのか?」

「あれぐらいかい?」

「そうそう、それ。」

おばちゃんが指さしたのは運ぶ予定のやつの半分ぐらいの大きさだった。

あれなら行けるか。

それに鉱石を移しながら持てる重さまで調整する。

木箱半分ぐらいでギリギリ運べる重さだった。

いや、マジで重すぎだろ。

鉄鉱石の倍はあるんじゃないか?

「非力だねぇ、それぐらい私でも持てるよ。」

「じゃあおばちゃんがやったらどうだ?」

「若い子が何言ってんだい!ほら、がんばりな。」

おばちゃんにケツをおもいっきりひっぱたかれる。

なぁ、俺手伝ってるんだよな?

しかも勝手に連れていかれて。

何でケツひっぱたかれてるんだろうか。

俺がそんなことを思っているとも思わず、おばちゃんは別の仕事を始めてしまった。

仕方なくよろよろとそれを持って奥まで行く。

「誰だ!」

と、今度はいきなり怒鳴られた。

もうやだ帰りたい。

「ここのおばちゃんに鉱石を運べって言われたんだよ、どこに運べばいいんだ?」

「なに?まったく、知らない人に迷惑をかけるなとあれほど言ったのに・・・。」

怒鳴ってきたのは消えた炉の横に腰かけていたおっちゃんだ。

細身だが上腕部が異様なまでに太い。

この人が主人でこの工房の主なんだろう。

「手伝いはいいんだが、これはどこに置けばいいんだ?」

「妻には良く言い聞かせておく、右奥の木箱に頼めるか?見ての通り動けなくてな。」

「聞いたよ、腰やったんだって?俺もやったことあるからその苦労はわかる。」

「若いのになぁ。」

「色々あるんだよ。とりあえず全部運べばいいな?」

「あぁ、頼む。」

見た感じいい人っぽいのでここでしっかり恩を売らせてもらおう。

っていうか早く終わらせて宿に戻らないとエリザに何を言われるか分かったもんじゃない。

4往復程して何とか全部の鉱石を移動させることが出来た。

汗が噴き出て首からしたたっている。

戻ったら風呂に入ろう。

「すまん、世話になった。」

「いいって、暇・・・じゃなかったけど丁度良かった。」

「ちょうどよかった?」

「こっちの話だ。で、報酬なんだが・・・。」

「あいつ、それも言わずにつれてきたのか。」

「怒ってやらないでくれよ、旦那さんの為に何とかしようと思ったんだろうからさ。」

嫁さんの事を持ち上げてみるとまんざらでもない顔をする。

やり方がセコイがこれも目的の為だ。

「見ず知らずの人にここまで親切にしてもらえるとは、世の中捨てたもんじゃないな。冒険者なら武器の一つも打ってやるんだが、生憎この調子だ、当分ハンマーは握れないだろう。」

「大丈夫なのか?あれは仕入れたばかりなんだろ?金は大丈夫なのか?」

「それなりに蓄えてるからな、心配しなくても何とかなる。」


「だが当分打てないんだろ?」

「まぁなぁ・・・。」

積みあがった鉱石を見ながらおっちゃんがため息をつく。

ここが攻め時だな。

「一つ提案なんだが、報酬の代わりにこの鉱石を買わせてもらえないか?半分、いや四分の一でもいい。」

「どういうことだ?」

「実はダマスカス鋼を仕入れにこの街に来たんだが、本当に偶然奥さんに連れてこられたんだ。まさかダマスカス鋼の職人とは思わなかったよ。」

「だからちょうど良いって言ったのか。」

「この街に来たばかりでどこでどうしようか悩んでいたところだ。普通に仕入れようとすると吹っ掛けられる可能性だってあるし、仕入れ値のまま買い取らせてくれないか?」

「うちとしては助かるが、本当にいいのか?」

「奥さんに連れてこられたのが何かの縁だろ、こっちから頼みたい。」

「わかった、全部は無理だが半分ならいいだろう。どうせ本調子になるのは当分先だ。」

ヤレヤレと言った感じでおっちゃんが苦笑いをする。

よっしゃ!

街に来て早々、早速お目当ての品を手に入れることが出来たぞ。

ついでだ、情報収集もさせてもらおう。

持ってきた荷物を伝えてみる。

「うーむ、聖布と糸は職人仲間を紹介できるが他は使わないものだな。ギルドにもっていけば買い取ってくれるぞ?」

「ギルドだと買いたたかれるだろ?出来れば今後の為にも直接卸したいんだ。」

「なるほどなぁ。仲間には伝えておくが他は力になれそうにない。」

「そうか、変なこと聞いて済まなかった。」

流石にとんとん拍子にはいかないようだ。

それでも十分な収穫と言えるだろう。

他はミラが探しているかもしれないしな。

おっちゃんがおばちゃんを呼び、事情を説明した。

しめて金貨1枚と銀貨20枚分。

予想よりも高かったが、半分となればかなりの量だ。

持ち帰っても間違いなく利益が出るだけに安心して金を支払える。

「明日の昼に取りに来るからそれまでおいといてくれるか?」

「わかった。」

「じゃあまた。」

二人にお礼を言って店を後にする。

気付けば空がオレンジ色に染まっていた。

早く宿に帰ってサッパリしたい。

心地よい疲労感に包まれながら知らない街をのんびりと歩く。

さぁ金儲け・・・でもその前に休憩タイムだ。
しおりを挟む
感想 41

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

世の中は意外と魔術で何とかなる

ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。 神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。 『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』 平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...