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259.転売屋はナンパ女に心配される
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ストーカー女に悩まされるようになって10日。
今の所目立った動きは無く、毎日朝一番に買取品を持ってきては露店に行った俺を眺めるだけの日々。
それでも行く先々に登場されるとわかっていてもメンタルは傷ついていく。
いい加減ギルドか警備にお願いしてどうにかしてもらうか。
そんなことまで思うようになってしまった。
「どうする?私から言おうか?」
「いや、まだ大丈夫だ。」
「そういうものの、ここ二日ほど顔色が優れません。お休みされてはいかがですか?」
「そう言ってもなぁ。」
「幸い朝一番の買取は終了しました。後はゆっくり休まれても問題ないと思います。」
「ご主人様、安定剤をどうぞ。」
「あぁ、助かる。」
アネットお手製の薬を冷めた香茶で流し込む。
あー不味い。
「どんどん買取品の値段が上がってるから実力が上がっているのは事実なんだよなぁ。」
「ダンジョンでは真面目に頑張ってるらしいわよ。でも、気味悪がって中々一緒に潜ってくれる人が居ない見たい。」
「新米の単独探索は危険が多いんだがなぁ。」
「死んでくれなんて言えないもんね。」
「それはそれで気を病みそうだ。」
「シロウ様は優しすぎるのです。私なんて今すぐにでも街から追い出したいというのに。」
「ミラがそこまで言うなんて中々だな。」
「私達のご主人様を苦しめているんです、当然ですよ。」
うちの女達も我慢の限界という感じだ。
俺がどうにかしてくれと頼めば刺すことも厭わないかもしれない。
いい加減、どうにかしないとな。
「ま、とりあえず仕事に行くか。」
「よろしいのですか?」
「あぁ、今日はアネットの納品に付き合うだけだからな。流石に娼館までは来ないだろう。」
「わかりましたすぐに準備しますね。」
納品だけなら昼前には終わる。
さくっと終わらせて今日はゆっくりさせてもらうとしよう。
準備を終えたアネット共に店を出て竜宮館へと向かう。
外に出るとやはり通りの反対側にストーカーの姿が見えたが、気のせいだろう。
うん、気のせいだ。
「アネットの薬はどこに出しても好評だな。」
「ありがとうございます。こうやって安心して仕事が出来るのもご主人様のおかげです。」
「ビアンカは元気にしているか?」
「はい、この間お手紙を貰いましたが注文が多くて大変だそうです。」
「それはうれしい悲鳴という奴だ、しっかり稼いでさっさと借金を返せば自由になれる。今は頑張ってもらうとしよう。」
「別に解放されなくてもいいんですよ?」
ん?どういうことだ?
「それは本人が言っていたのか?」
「そうじゃないですけど、一人で頑張るよりも誰かの下で働く方が安心感があります。」
「気持ちは分かるが俺は自由にやりたいがなぁ。」
「ふふ、ご主人様が誰かの下になんて考えられませんね。」
誉め言葉なんだろうが・・・、まぁ実際そうだな。
俺みたいな勝手気ままに仕事をする奴を部下に持つのは大変だろう。
個人店主の方が性に合っている。
そんな話をしていると、あっという間に目的地に到着していた。
「何用だ。」
「避妊薬の納品に来た、タトルさんはいるか?」
「入れ。」
いつもの強面のおっちゃんがジロリと睨んで来る。
何度顔を合わせてもこの対応、そういうマニュアルなんだろう。
頭を下げてから中に入る。
いつものように一番奥ソファーで待っていると小走りでタトルさんがやって来た。
「これはシロウ様アネット様、わざわざありがとうございます。」
「今月の分です、ご確認下さい。」
「すぐに確認して参ります。温かいお茶を用意しますのでどうぞそのままお待ちください。」
階段下になっているここはぱっと見ではわからないようになってる。
丁度宿泊していた客が帰る時間なんだろう、ひっきりなしとまではいかないが客が出ていく背中を見送る事になった。
「私もこうなっていたんですね。」
「いや、アネットは違うだろう。どちらかというとエリザやハーシェさんだな。」
「誰ともわからない相手に毎日組み敷かれる事を考えると・・・いえ、これは失礼ですね。」
「だな。この仕事に誇りを持っている女もいる、ほらあのバカ女もそうだ。」
「だれがバカ女やねん。」
「っと、居たのか。」
「横、ええか?」
突然横から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
誇りを持って仕事をしているバカ女こと、レイラだ。
前回の一件以降、比較的おとなしくなり、今では客も取っているらしい。
ナンバーワンの座はいまだ変わらずのようだ。
「好きにしろ。」
「お世話になっております、レイラ様。」
「別に貴女に用はないんやけど、日々助かってるで。」
「有難うございます。」
「出来ればもう少し甘い方が飲みやすいんやけど・・・。」
「わかりました、少し配合を考えてみます。」
喧嘩を売るわけでもなくちゃんとお礼が言えるようになったじゃないか。
うぅ、おっちゃん感動しちゃうなぁ。
「なんで貴方が泣きそうな顔をしてるんや?」
「気のせいだよ。で、竜宮館ナンバーワンがここに何しに来たんだ?」
「ナンバーワンの出迎えを受けて喜ばないのは貴方ぐらいやで。まぁ、そこがいいんやけど・・・。そやなくて、今随分と面倒な事になってるらしいやん。」
「ん?何の話だ?」
「若い女に付きまとわれているとか、どうして追い出さへんの?」
「なんだよ、ここにも噂が広がっているのか。」
「噂話しか楽しめる物があらへんからなぁ。で、どうしてやの?」
レイラが言いたいのはこうだろう。
自分はすぐに追い出して怒ったくせに、なぜそいつにはしないのか、だ。
確かにレイラはすぐに追い出したなぁ。
でもそれは人ごみであんな危険な物に乗ったりするからだ。
その点あのストーカーは人の邪魔にならない所に出没する。
だからこそ、面倒ってのはあるけどな。
「邪魔は邪魔だが、まぁ客でもあるからな。」
「お金さえ運べばええんか?」
「それでお前が何かを持ってきても返すからな、勘違いするなよ。」
「お客やのに。」
「お前がもってくるのは客が貢いだものだろ?自分で見つけた物じゃないならお断りだね。」
「それは私には無理やと言うてんのと同じ事やで。」
「ま、そうだな。でも自由に出歩けるんだろ?」
「昔ほど厳しくなくなったなぁ。でも・・・。」
「お前が稼いだ金ならお前の物だ。」
そこまで言ってやっと気づいたらしい。
あれ、これってもしかして墓穴を掘った?
「せ、せやんな!」
「あー、一つ言うが客に大金貢がせたら同じだからな。」
「じゃあどないせぇ言うねん!」
「そこを考えろって言ってるんだ。今こうやって横に座らせてるのが、俺の返事だよ。」
前までは一緒の席に座るなんてことは許さなかった。
もちろん抱くことは一切していない。
ナンバーワンにお願いされてもな。
こいつにはまだまだ勉強してもらわないといけない。
それを含めてタトルさんにお願いされている・・・と思っている。
「これ、レイラ。」
そんな事を言ったらタトルさんが戻ってきた。
「なんやのん?」
「お客様がお帰りだ、急にいなくなったぞと怒っておられたぞ。」
「私に怒るお客なんておらんで。」
「そういう所だって言ってるだろ。仕事ならさっさと行ってこい。」
「・・・でも帰ってまうやろ?」
「仕事だからな。」
出会った時と違い、レイラの好意の向け方に変化が出てきた。
前は何が何でも自分のモノにするという感じだが、今はちゃんと引くところは引いて、様子を伺える、考えることが出来るようになっている。
だからこそ前よりも客が増えたんだろう。
そろそろ抱いてもいいかと思う気持ちもあるが、抱けば元に戻りそうなので当分抱くつもりはない。
俺の好みじゃないしな。
「仕方あらへんな。ほなごきげんよう。」
優雅にお辞儀をしてレイラは部屋に戻って行った。
「お待たせして申し訳ありません。」
「構わないぞ、ナンバーワンの接待も受けられたしな。」
「いかがですか?」
「前よりも良くなっている。って、偉そうに俺が言う事じゃないと思うぞ。」
「いえいえ、シロウ様のおかげで良さに磨きがかかっております。何とお礼を申し上げてよいのやら。」
「その分薬代に割り増しといてくれ。」
「アネット様、こちらが報酬となります。色を付けておりますのでご確認ください。」
「えぇ!?」
「冗談でございますよ。では外までお送りしましょう。」
タトルさんの冗談を真に受けるとは、アネットもまだまだだな。
談笑しながら外に出ると・・・ストーカー女が奥の通路に潜んでいた。
「あれが噂の冒険者ですな。」
「あぁ、害はないと思うから放っておいてくれ。」
「必要であればお手伝いできますが。」
「女を娼婦に落とす趣味は無いんでね。」
「お優しいですなぁ。」
優しいのか?
よくわからん。
と、後ろに人の気配を感じたので入り口の横にずれる。
すると、レイラが客を見送りに出る所だった。
昔はこんな事もしなかったらしいのだが、見送ってもらった客はえらく感激している感じだ。
「また来るんやで。」
「レイラに見送ってもらえる日が来るとは思わなかったよ、またすぐに顔を出そう。」
「せいぜい稼いでき。風邪ひくんじゃないで。」
これが俗にいうツンデレという奴なんだろうか。
見送った後俺達が横にいるのに気づいて顔を赤らめてしまった。
可愛い所があるじゃないか。
そんな事を思った次の瞬間。
「だ、誰ですかその女は!」
ストーカーが通路から飛び出してきてレイラを指さした。
突然の登場に動じるのかと思いきや、毅然とした顔をしてそいつを見下ろす元ナンパ女。
一触即発。
あー、面倒だからそういう事は二人でやってくれない?
え、ダメ?
今の所目立った動きは無く、毎日朝一番に買取品を持ってきては露店に行った俺を眺めるだけの日々。
それでも行く先々に登場されるとわかっていてもメンタルは傷ついていく。
いい加減ギルドか警備にお願いしてどうにかしてもらうか。
そんなことまで思うようになってしまった。
「どうする?私から言おうか?」
「いや、まだ大丈夫だ。」
「そういうものの、ここ二日ほど顔色が優れません。お休みされてはいかがですか?」
「そう言ってもなぁ。」
「幸い朝一番の買取は終了しました。後はゆっくり休まれても問題ないと思います。」
「ご主人様、安定剤をどうぞ。」
「あぁ、助かる。」
アネットお手製の薬を冷めた香茶で流し込む。
あー不味い。
「どんどん買取品の値段が上がってるから実力が上がっているのは事実なんだよなぁ。」
「ダンジョンでは真面目に頑張ってるらしいわよ。でも、気味悪がって中々一緒に潜ってくれる人が居ない見たい。」
「新米の単独探索は危険が多いんだがなぁ。」
「死んでくれなんて言えないもんね。」
「それはそれで気を病みそうだ。」
「シロウ様は優しすぎるのです。私なんて今すぐにでも街から追い出したいというのに。」
「ミラがそこまで言うなんて中々だな。」
「私達のご主人様を苦しめているんです、当然ですよ。」
うちの女達も我慢の限界という感じだ。
俺がどうにかしてくれと頼めば刺すことも厭わないかもしれない。
いい加減、どうにかしないとな。
「ま、とりあえず仕事に行くか。」
「よろしいのですか?」
「あぁ、今日はアネットの納品に付き合うだけだからな。流石に娼館までは来ないだろう。」
「わかりましたすぐに準備しますね。」
納品だけなら昼前には終わる。
さくっと終わらせて今日はゆっくりさせてもらうとしよう。
準備を終えたアネット共に店を出て竜宮館へと向かう。
外に出るとやはり通りの反対側にストーカーの姿が見えたが、気のせいだろう。
うん、気のせいだ。
「アネットの薬はどこに出しても好評だな。」
「ありがとうございます。こうやって安心して仕事が出来るのもご主人様のおかげです。」
「ビアンカは元気にしているか?」
「はい、この間お手紙を貰いましたが注文が多くて大変だそうです。」
「それはうれしい悲鳴という奴だ、しっかり稼いでさっさと借金を返せば自由になれる。今は頑張ってもらうとしよう。」
「別に解放されなくてもいいんですよ?」
ん?どういうことだ?
「それは本人が言っていたのか?」
「そうじゃないですけど、一人で頑張るよりも誰かの下で働く方が安心感があります。」
「気持ちは分かるが俺は自由にやりたいがなぁ。」
「ふふ、ご主人様が誰かの下になんて考えられませんね。」
誉め言葉なんだろうが・・・、まぁ実際そうだな。
俺みたいな勝手気ままに仕事をする奴を部下に持つのは大変だろう。
個人店主の方が性に合っている。
そんな話をしていると、あっという間に目的地に到着していた。
「何用だ。」
「避妊薬の納品に来た、タトルさんはいるか?」
「入れ。」
いつもの強面のおっちゃんがジロリと睨んで来る。
何度顔を合わせてもこの対応、そういうマニュアルなんだろう。
頭を下げてから中に入る。
いつものように一番奥ソファーで待っていると小走りでタトルさんがやって来た。
「これはシロウ様アネット様、わざわざありがとうございます。」
「今月の分です、ご確認下さい。」
「すぐに確認して参ります。温かいお茶を用意しますのでどうぞそのままお待ちください。」
階段下になっているここはぱっと見ではわからないようになってる。
丁度宿泊していた客が帰る時間なんだろう、ひっきりなしとまではいかないが客が出ていく背中を見送る事になった。
「私もこうなっていたんですね。」
「いや、アネットは違うだろう。どちらかというとエリザやハーシェさんだな。」
「誰ともわからない相手に毎日組み敷かれる事を考えると・・・いえ、これは失礼ですね。」
「だな。この仕事に誇りを持っている女もいる、ほらあのバカ女もそうだ。」
「だれがバカ女やねん。」
「っと、居たのか。」
「横、ええか?」
突然横から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
誇りを持って仕事をしているバカ女こと、レイラだ。
前回の一件以降、比較的おとなしくなり、今では客も取っているらしい。
ナンバーワンの座はいまだ変わらずのようだ。
「好きにしろ。」
「お世話になっております、レイラ様。」
「別に貴女に用はないんやけど、日々助かってるで。」
「有難うございます。」
「出来ればもう少し甘い方が飲みやすいんやけど・・・。」
「わかりました、少し配合を考えてみます。」
喧嘩を売るわけでもなくちゃんとお礼が言えるようになったじゃないか。
うぅ、おっちゃん感動しちゃうなぁ。
「なんで貴方が泣きそうな顔をしてるんや?」
「気のせいだよ。で、竜宮館ナンバーワンがここに何しに来たんだ?」
「ナンバーワンの出迎えを受けて喜ばないのは貴方ぐらいやで。まぁ、そこがいいんやけど・・・。そやなくて、今随分と面倒な事になってるらしいやん。」
「ん?何の話だ?」
「若い女に付きまとわれているとか、どうして追い出さへんの?」
「なんだよ、ここにも噂が広がっているのか。」
「噂話しか楽しめる物があらへんからなぁ。で、どうしてやの?」
レイラが言いたいのはこうだろう。
自分はすぐに追い出して怒ったくせに、なぜそいつにはしないのか、だ。
確かにレイラはすぐに追い出したなぁ。
でもそれは人ごみであんな危険な物に乗ったりするからだ。
その点あのストーカーは人の邪魔にならない所に出没する。
だからこそ、面倒ってのはあるけどな。
「邪魔は邪魔だが、まぁ客でもあるからな。」
「お金さえ運べばええんか?」
「それでお前が何かを持ってきても返すからな、勘違いするなよ。」
「お客やのに。」
「お前がもってくるのは客が貢いだものだろ?自分で見つけた物じゃないならお断りだね。」
「それは私には無理やと言うてんのと同じ事やで。」
「ま、そうだな。でも自由に出歩けるんだろ?」
「昔ほど厳しくなくなったなぁ。でも・・・。」
「お前が稼いだ金ならお前の物だ。」
そこまで言ってやっと気づいたらしい。
あれ、これってもしかして墓穴を掘った?
「せ、せやんな!」
「あー、一つ言うが客に大金貢がせたら同じだからな。」
「じゃあどないせぇ言うねん!」
「そこを考えろって言ってるんだ。今こうやって横に座らせてるのが、俺の返事だよ。」
前までは一緒の席に座るなんてことは許さなかった。
もちろん抱くことは一切していない。
ナンバーワンにお願いされてもな。
こいつにはまだまだ勉強してもらわないといけない。
それを含めてタトルさんにお願いされている・・・と思っている。
「これ、レイラ。」
そんな事を言ったらタトルさんが戻ってきた。
「なんやのん?」
「お客様がお帰りだ、急にいなくなったぞと怒っておられたぞ。」
「私に怒るお客なんておらんで。」
「そういう所だって言ってるだろ。仕事ならさっさと行ってこい。」
「・・・でも帰ってまうやろ?」
「仕事だからな。」
出会った時と違い、レイラの好意の向け方に変化が出てきた。
前は何が何でも自分のモノにするという感じだが、今はちゃんと引くところは引いて、様子を伺える、考えることが出来るようになっている。
だからこそ前よりも客が増えたんだろう。
そろそろ抱いてもいいかと思う気持ちもあるが、抱けば元に戻りそうなので当分抱くつもりはない。
俺の好みじゃないしな。
「仕方あらへんな。ほなごきげんよう。」
優雅にお辞儀をしてレイラは部屋に戻って行った。
「お待たせして申し訳ありません。」
「構わないぞ、ナンバーワンの接待も受けられたしな。」
「いかがですか?」
「前よりも良くなっている。って、偉そうに俺が言う事じゃないと思うぞ。」
「いえいえ、シロウ様のおかげで良さに磨きがかかっております。何とお礼を申し上げてよいのやら。」
「その分薬代に割り増しといてくれ。」
「アネット様、こちらが報酬となります。色を付けておりますのでご確認ください。」
「えぇ!?」
「冗談でございますよ。では外までお送りしましょう。」
タトルさんの冗談を真に受けるとは、アネットもまだまだだな。
談笑しながら外に出ると・・・ストーカー女が奥の通路に潜んでいた。
「あれが噂の冒険者ですな。」
「あぁ、害はないと思うから放っておいてくれ。」
「必要であればお手伝いできますが。」
「女を娼婦に落とす趣味は無いんでね。」
「お優しいですなぁ。」
優しいのか?
よくわからん。
と、後ろに人の気配を感じたので入り口の横にずれる。
すると、レイラが客を見送りに出る所だった。
昔はこんな事もしなかったらしいのだが、見送ってもらった客はえらく感激している感じだ。
「また来るんやで。」
「レイラに見送ってもらえる日が来るとは思わなかったよ、またすぐに顔を出そう。」
「せいぜい稼いでき。風邪ひくんじゃないで。」
これが俗にいうツンデレという奴なんだろうか。
見送った後俺達が横にいるのに気づいて顔を赤らめてしまった。
可愛い所があるじゃないか。
そんな事を思った次の瞬間。
「だ、誰ですかその女は!」
ストーカーが通路から飛び出してきてレイラを指さした。
突然の登場に動じるのかと思いきや、毅然とした顔をしてそいつを見下ろす元ナンパ女。
一触即発。
あー、面倒だからそういう事は二人でやってくれない?
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