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303.転売屋は手紙を貰う
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ある日の事。
「お手紙で~す、判子お願いします。」
「手紙?俺にか?」
「はい。手渡ししてくれって言われたので。はい、確かに届けました!」
この世界で届け物は珍しい。
が、手紙はそれなりにやり取りされているようでこんな風に届いたりもする。
でもなぁ、俺に手紙を出すような人いたっけな。
見るとかなり上等な紙を使っており、裏は蝋で封をされている。
この紋章は・・・リングさんのじゃない。
「お手紙ですか?」
「あぁ。」
「誰から?」
「わからん、名前はないが蝋で封がされてる。」
「開けてみればいいじゃない。」
「それもそうだな。」
俺宛ての手紙であることは変わりなし。
鑑定結果もただの手紙なので、呪いの手紙って感じではなさそうだ。
この間マートンさんにペーパーナイフを頼んだんだが、その時に一緒に作ってもらった奴を使って開封する。
う~ん、中々の切れ味。
「げっ。」
「どうしたの?」
「ロバート王子からだ。」
「この間の御礼ですね、無事に到着したようで何よりです。」
「パッと見そんな感じだな。」
無事に到着して予定数揃った事への感謝とペーパーナイフの御礼が書かれていた。
この世界では、男性から女性に小刀を送ると求婚もしくは求愛するのとと同じ意味があるそうだが、男性から男性に送る場合は信頼や友情と言った意味を持つらしい。
送ってから判明したことだが、どうやら好意的に受け止めてもらえたようだ。
「代金は後日ギルド協会経由で支払われるんだとさ。」
「金貨10枚だっけ?」
「一つ銀貨50枚の約束だからそのぐらいになるだろう。・・・ん?」
手紙は三枚つづりになっているようだ。
こんなど田舎の買取屋相手にこんな長い手紙を書かなくてもと思ったのだが、残りの二枚に書かれていたのは衝撃的な内容だった。
「どうしたのよ、黙っちゃって。」
「願いの小石は100個揃っても意味なかったそうだ。」
「えぇぇぇぇ!あんなに高いのに!?」
「鑑定スキルでは確かに願いが叶うと表示されました。嘘ではないはずです。」
「あぁ、俺もそう思う。だが実際に100個揃えてみたものの何も起きなかったそうだ。一応向こうの偉い人達が調査しているようだがこちらでも調べてもらえないか?と言った事が書いてあるな。」
「そんなぁ、願い事がかなうなら真面目に探そうと思ったのに。」
「調べると言いましても、どうするんですか?」
「王子殿下からの依頼だ、無下にするわけにはいかないだろう。ちょっと図書館で調べて来る。」
「いってらっしゃいませ。」
まいったなぁ、俺も100個集めたら願い事がかなうとばかり思っていた。
鑑定スキルが何を元に表示されているかはわからないが、嘘は言わない・・・はずだ。
ならば集めるだけではだめなのかもしれない。
なんていうか、儀式とか捧げ方があってそれをして初めて願いが叶うみたいな。
でもなぁそんな表示なかったしなぁ。
「アレン、いるか~?」
「シロウさんじゃないか、この暑い中どうしました?」
「調べものがあって来たんだよ。あぁ、ここは涼しいな。」
「今お水を持ってこよう、そこに座っているといい。」
「助かるよ。」
風通りの良い場所に座り、アレン少年の持ってきてくれた水を飲んで一息ついた。
「美味かった。」
「それは何より。で、どうしたんだい?」
「願いの小石について調べているんだ。」
「確か100個揃えると願いが叶うという奴だね。」
「それだ。実際に100個集めた奴がいるんだが、どうも上手くいかなかったらしい。他に何かやり方があるんじゃないかと思って調べに来たんだ。」
「ふむ、100個集める猛者がいるとは思わなかったけど・・・ちょっと待って、いくつか文献があったはずだから持ってこよう。」
さすが生きる蔵書管理システム。
一度読んだ本は忘れないってどう考えても頭おかしいよな。
しばらくして大量の本を持ったアレンが戻って来た。
「こんなにあるのかよ。」
「願いの小石はダンジョンではよく見つかっているからね、文献が多いんだ。」
「これ全部読むのか?」
「これでも大分減らしたんだよ?ここにあるのは願いの小石を実際に使ってみたって人の話ばかりだ。おとぎ話もあるけどね。」
「仕方ない、やるだけやるか。」
「僕も手伝うよ。」
俺の数少ない友人。
しかもこの国の王子様直々の依頼だ。
やるしかないだろう。
涼しい場所を陣取って二人で文献を紐解いていく。
あっという間に時間が経ち、気付けば夕方になっていた。
心なしか入ってくる風が冷たい。
「はぁ、疲れた。」
「そっちは終わった?」
「あぁ。だが穴に入れるってこと以外はわからなかった。」
「僕もそんな感じだよ。100個を決まった穴に嵌めて願いを叶えるってことは分かったけど、どこでそれをするかまでは書かれていなかったね。」
「う~む、資料はこれだけだよな?」
「伝記系はね。」
「他にもあるんだよな?」
「うん、願いの小石自体はポピュラーなものだからね、色々な作品に登場するよ。」
「今度はそっちにも手を出すしかないか。」
「でもすごい量だよ?」
試しに持ってきてもらったが、30を超えた所で止めてもらった。
これでまだ十分の一らしい。
300冊を読むのは流石に無理だ。
気が狂ってしまう。
物語ならともかく、その単語を探す為だけに興味のない本を読み続けるなんて俺にはできない。
「とりあえず街の人にも聞いてみるか。ダンジョンで見つかるんだからそう言った話が伝わっているかもしれない。」
「そうだね、ここには本になった物しかないけれど、まだ書かれていないものもあるしね。」
「何か新しい事が分かったら教えてくれ。」
「わかった、探しておくよ。」
一先ず時間も時間なので今日はこれで終了だ。
店に戻り三人に事情を話す。
「わかったわ、冒険者ギルドの方は任せておいて。」
「では私は街で話を聞いてきます。」
「ちょうど調べものがあったので明日は私が図書館に行きますね。」
「よろしく頼む。ほんと、どうしたもんか困ってたんだ。」
女達は嫌な顔一つせず俺の願いを聞いてくれた。
ありがたい事だ。
「だって王子様のお願いでしょ?それにやり方が分かれば次の時に同じことが出来るじゃない?」
「そうだな。おおよそ一年で貯まったわけだし、やり方さえ分かれば来年は俺達の番だ。」
「ね、楽しみだわ。」
「願い事は・・・この前お話しした通りです。」
「ですね!」
それから三日。
空いた時間を利用して調べるだけ調べてみたが、やはり最初以上の情報は手に入れられなかった。
いや、追加で一つあったか。
「よくない事が起こる?」
「そうみたいです。願いに比例するように悪い事が起きるそうです。」
「悪いことなぁ・・・。」
「過去にはそれで街が滅びたとか。」
「街が滅ぶ!?」
「と、言うお話でした。若干、いえかなり誇張されていると思われますが、可能性はあると思われます。」
「ふむ・・・。わかった、また何かわかったら教えてくれ。」
ミラが市場で聞いてきた話は中々衝撃的な物だった。
もちろんミラの言うように誇張されている可能性は十分にあるが、火のない所に煙は立たないっていうからなぁ。
これは真剣に調べた方がいいかもしれない。
街が滅ぶ。
もし本当にそんなことが起きたら屋敷はどころか店が無くなってしまうだろう。
それは流石にまずい。
「ただいまー。」
「エリザおかえり。」
「あ~疲れた。」
「今日は緊急の討伐依頼でしたね。」
「そうなのよ、低層階に出るはずのない魔物が出たって言われて行ってみたら何がいたと思う?」
「さぁ。」
「牙竜よ!」
「牙竜?」
「普通は中層もしくは深層にしか出ない魔物なんだけど、まさかあんなのがいるとは思わなくて苦戦しちゃったわ。」
エリザが苦戦?
それはまずいんじゃないか?
「怪我はないか?」
「あるわけないでしょ。岩場に引き付けて倒したから大丈夫。でもなんであんな所に出てきたのかしら。」
「冒険者を追って来たとか?」
「可能性はあるけど、低層は魔力が薄いから牙竜みたいな魔物は居づらいはずなのよ。」
「ふむ・・・。」
「ま、おかげで良い素材が手に入ったけどね。見てよ、牙竜の翼膜よ!滅多に手に入らないんだから。」
『牙竜の翼膜。翼のない牙竜の退化した翼膜は非常に弾力がありそして丈夫で火にも強い。一頭につき二枚しか手に入らない為大変貴重。最近の平均取引価格は銀貨50枚、最安値銀貨44枚、最高値銀貨88枚。最終取引日は68日前と記録されています。』
ふむ、確かに珍しいもののようだ。
あれ、そういえば前に隣町の職人がこれを欲しがってなかったっけ・・・。
今度聞いてみるか。
「他にも鱗とか牙とか根こそぎ剥いできたから大儲けよ。」
「一人でやったのか?」
「まさか!止めを刺したから良い所だけもらったけど、今頃お肉とかが市場に出回ってるんじゃないかしら。牙竜のお肉って美味しいのよね。」
「それじゃあ今日はエリザの奢りだな。」
「なんでよ!」
「そりゃ俺が買い取るからだよ、依頼料も出るんだろ?」
「そうだけど・・・。」
「代わりに酒代は出してやる。」
「やった!マスターのお店に行きましょ!」
ここぞとばかりに高い酒飲みたがりやがって。
でもまぁ、頑張ったご褒美みたいなものか。
それにしても普段でない所に魔物が出るなんて、これが良くない事の一つだったり・・・なんてな。
「お手紙で~す、判子お願いします。」
「手紙?俺にか?」
「はい。手渡ししてくれって言われたので。はい、確かに届けました!」
この世界で届け物は珍しい。
が、手紙はそれなりにやり取りされているようでこんな風に届いたりもする。
でもなぁ、俺に手紙を出すような人いたっけな。
見るとかなり上等な紙を使っており、裏は蝋で封をされている。
この紋章は・・・リングさんのじゃない。
「お手紙ですか?」
「あぁ。」
「誰から?」
「わからん、名前はないが蝋で封がされてる。」
「開けてみればいいじゃない。」
「それもそうだな。」
俺宛ての手紙であることは変わりなし。
鑑定結果もただの手紙なので、呪いの手紙って感じではなさそうだ。
この間マートンさんにペーパーナイフを頼んだんだが、その時に一緒に作ってもらった奴を使って開封する。
う~ん、中々の切れ味。
「げっ。」
「どうしたの?」
「ロバート王子からだ。」
「この間の御礼ですね、無事に到着したようで何よりです。」
「パッと見そんな感じだな。」
無事に到着して予定数揃った事への感謝とペーパーナイフの御礼が書かれていた。
この世界では、男性から女性に小刀を送ると求婚もしくは求愛するのとと同じ意味があるそうだが、男性から男性に送る場合は信頼や友情と言った意味を持つらしい。
送ってから判明したことだが、どうやら好意的に受け止めてもらえたようだ。
「代金は後日ギルド協会経由で支払われるんだとさ。」
「金貨10枚だっけ?」
「一つ銀貨50枚の約束だからそのぐらいになるだろう。・・・ん?」
手紙は三枚つづりになっているようだ。
こんなど田舎の買取屋相手にこんな長い手紙を書かなくてもと思ったのだが、残りの二枚に書かれていたのは衝撃的な内容だった。
「どうしたのよ、黙っちゃって。」
「願いの小石は100個揃っても意味なかったそうだ。」
「えぇぇぇぇ!あんなに高いのに!?」
「鑑定スキルでは確かに願いが叶うと表示されました。嘘ではないはずです。」
「あぁ、俺もそう思う。だが実際に100個揃えてみたものの何も起きなかったそうだ。一応向こうの偉い人達が調査しているようだがこちらでも調べてもらえないか?と言った事が書いてあるな。」
「そんなぁ、願い事がかなうなら真面目に探そうと思ったのに。」
「調べると言いましても、どうするんですか?」
「王子殿下からの依頼だ、無下にするわけにはいかないだろう。ちょっと図書館で調べて来る。」
「いってらっしゃいませ。」
まいったなぁ、俺も100個集めたら願い事がかなうとばかり思っていた。
鑑定スキルが何を元に表示されているかはわからないが、嘘は言わない・・・はずだ。
ならば集めるだけではだめなのかもしれない。
なんていうか、儀式とか捧げ方があってそれをして初めて願いが叶うみたいな。
でもなぁそんな表示なかったしなぁ。
「アレン、いるか~?」
「シロウさんじゃないか、この暑い中どうしました?」
「調べものがあって来たんだよ。あぁ、ここは涼しいな。」
「今お水を持ってこよう、そこに座っているといい。」
「助かるよ。」
風通りの良い場所に座り、アレン少年の持ってきてくれた水を飲んで一息ついた。
「美味かった。」
「それは何より。で、どうしたんだい?」
「願いの小石について調べているんだ。」
「確か100個揃えると願いが叶うという奴だね。」
「それだ。実際に100個集めた奴がいるんだが、どうも上手くいかなかったらしい。他に何かやり方があるんじゃないかと思って調べに来たんだ。」
「ふむ、100個集める猛者がいるとは思わなかったけど・・・ちょっと待って、いくつか文献があったはずだから持ってこよう。」
さすが生きる蔵書管理システム。
一度読んだ本は忘れないってどう考えても頭おかしいよな。
しばらくして大量の本を持ったアレンが戻って来た。
「こんなにあるのかよ。」
「願いの小石はダンジョンではよく見つかっているからね、文献が多いんだ。」
「これ全部読むのか?」
「これでも大分減らしたんだよ?ここにあるのは願いの小石を実際に使ってみたって人の話ばかりだ。おとぎ話もあるけどね。」
「仕方ない、やるだけやるか。」
「僕も手伝うよ。」
俺の数少ない友人。
しかもこの国の王子様直々の依頼だ。
やるしかないだろう。
涼しい場所を陣取って二人で文献を紐解いていく。
あっという間に時間が経ち、気付けば夕方になっていた。
心なしか入ってくる風が冷たい。
「はぁ、疲れた。」
「そっちは終わった?」
「あぁ。だが穴に入れるってこと以外はわからなかった。」
「僕もそんな感じだよ。100個を決まった穴に嵌めて願いを叶えるってことは分かったけど、どこでそれをするかまでは書かれていなかったね。」
「う~む、資料はこれだけだよな?」
「伝記系はね。」
「他にもあるんだよな?」
「うん、願いの小石自体はポピュラーなものだからね、色々な作品に登場するよ。」
「今度はそっちにも手を出すしかないか。」
「でもすごい量だよ?」
試しに持ってきてもらったが、30を超えた所で止めてもらった。
これでまだ十分の一らしい。
300冊を読むのは流石に無理だ。
気が狂ってしまう。
物語ならともかく、その単語を探す為だけに興味のない本を読み続けるなんて俺にはできない。
「とりあえず街の人にも聞いてみるか。ダンジョンで見つかるんだからそう言った話が伝わっているかもしれない。」
「そうだね、ここには本になった物しかないけれど、まだ書かれていないものもあるしね。」
「何か新しい事が分かったら教えてくれ。」
「わかった、探しておくよ。」
一先ず時間も時間なので今日はこれで終了だ。
店に戻り三人に事情を話す。
「わかったわ、冒険者ギルドの方は任せておいて。」
「では私は街で話を聞いてきます。」
「ちょうど調べものがあったので明日は私が図書館に行きますね。」
「よろしく頼む。ほんと、どうしたもんか困ってたんだ。」
女達は嫌な顔一つせず俺の願いを聞いてくれた。
ありがたい事だ。
「だって王子様のお願いでしょ?それにやり方が分かれば次の時に同じことが出来るじゃない?」
「そうだな。おおよそ一年で貯まったわけだし、やり方さえ分かれば来年は俺達の番だ。」
「ね、楽しみだわ。」
「願い事は・・・この前お話しした通りです。」
「ですね!」
それから三日。
空いた時間を利用して調べるだけ調べてみたが、やはり最初以上の情報は手に入れられなかった。
いや、追加で一つあったか。
「よくない事が起こる?」
「そうみたいです。願いに比例するように悪い事が起きるそうです。」
「悪いことなぁ・・・。」
「過去にはそれで街が滅びたとか。」
「街が滅ぶ!?」
「と、言うお話でした。若干、いえかなり誇張されていると思われますが、可能性はあると思われます。」
「ふむ・・・。わかった、また何かわかったら教えてくれ。」
ミラが市場で聞いてきた話は中々衝撃的な物だった。
もちろんミラの言うように誇張されている可能性は十分にあるが、火のない所に煙は立たないっていうからなぁ。
これは真剣に調べた方がいいかもしれない。
街が滅ぶ。
もし本当にそんなことが起きたら屋敷はどころか店が無くなってしまうだろう。
それは流石にまずい。
「ただいまー。」
「エリザおかえり。」
「あ~疲れた。」
「今日は緊急の討伐依頼でしたね。」
「そうなのよ、低層階に出るはずのない魔物が出たって言われて行ってみたら何がいたと思う?」
「さぁ。」
「牙竜よ!」
「牙竜?」
「普通は中層もしくは深層にしか出ない魔物なんだけど、まさかあんなのがいるとは思わなくて苦戦しちゃったわ。」
エリザが苦戦?
それはまずいんじゃないか?
「怪我はないか?」
「あるわけないでしょ。岩場に引き付けて倒したから大丈夫。でもなんであんな所に出てきたのかしら。」
「冒険者を追って来たとか?」
「可能性はあるけど、低層は魔力が薄いから牙竜みたいな魔物は居づらいはずなのよ。」
「ふむ・・・。」
「ま、おかげで良い素材が手に入ったけどね。見てよ、牙竜の翼膜よ!滅多に手に入らないんだから。」
『牙竜の翼膜。翼のない牙竜の退化した翼膜は非常に弾力がありそして丈夫で火にも強い。一頭につき二枚しか手に入らない為大変貴重。最近の平均取引価格は銀貨50枚、最安値銀貨44枚、最高値銀貨88枚。最終取引日は68日前と記録されています。』
ふむ、確かに珍しいもののようだ。
あれ、そういえば前に隣町の職人がこれを欲しがってなかったっけ・・・。
今度聞いてみるか。
「他にも鱗とか牙とか根こそぎ剥いできたから大儲けよ。」
「一人でやったのか?」
「まさか!止めを刺したから良い所だけもらったけど、今頃お肉とかが市場に出回ってるんじゃないかしら。牙竜のお肉って美味しいのよね。」
「それじゃあ今日はエリザの奢りだな。」
「なんでよ!」
「そりゃ俺が買い取るからだよ、依頼料も出るんだろ?」
「そうだけど・・・。」
「代わりに酒代は出してやる。」
「やった!マスターのお店に行きましょ!」
ここぞとばかりに高い酒飲みたがりやがって。
でもまぁ、頑張ったご褒美みたいなものか。
それにしても普段でない所に魔物が出るなんて、これが良くない事の一つだったり・・・なんてな。
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