313 / 1,738
311.転売屋は商才を見出す
しおりを挟む
化粧品の再販が始まって一週間。
もうすぐ18月になる。
マリーさんが担当している化粧品の販売はなんていうか絶好調、毎日完売が続いていた。
いや、もともと売れる商品なんだから当たり前なんだけど、普通は買えない人から不平や不満が出るものだ。
しかし、客からそれが聞こえることは無く皆ニコニコとして帰っていくのだから不思議だよなぁ。
「ありがとうございました。」
深々とお辞儀をして最後の客を見送ったのはまだ夕方前。
陽がどんどん長くなっているだけに日中と言ってもいい時間だ。
「今日も早いな。」
「あ、シロウ様。おかげ様で今日も完売できました。」
「こんなにも喜んでもらえてカーラも作った甲斐があっただろう。楽しいか?」
「はい!前の自分はとても窮屈な思いをしていましたから。それに比べると自由で、やっと本当の自分になれたように思います。」
マリーさんの視線の先には黒い旗。
昔の自分が死んだことを表す旗だ。
「そいつは何よりだ。案外商人が向いているのかもな。」
「え、私がシロウ様と同じ商人に?」
「俺だったら客の何人かを怒らせて帰らせていただろうしな。」
「でも、私では冒険者の皆さんを相手にするのは荷が重いですよ。」
「適材適所ってやつだな。今日はどうするんだ?」
「時間もありますので露店を見て回ります。足りないものがいくつかあるので買い足したくて。」
「日差しが強いから日焼けに注意しろよ。じゃあ俺は戻るから。」
「はい、わざわざありがとうございました。」
マリーの店を出てまた露店へと戻る。
決して心配して見にいったんじゃないぞ?
荷物を取りに行くついでに寄っただけだ。
「ただいま。」
「おぅ、おかえり。」
「遅かったじゃないか。」
「別の店を見に行ってたんだよ。」
「かぁ~、二店舗ももつと大変だなぁ。いや、ここを入れたら三つか?」
「別に大変でもないさ、俺が行かなくても繁盛しているみたいだし。いや、むしろいない方がいいか?」
「・・・そんな寂しいこと言うなよ。」
「いやいや、事実だって。俺が化粧品を売るよりも同性に売ってもらう方が安心だろ?」
よっぽど安心感があるってものだ。
むしろそれが繁盛している理由かもしれないな。
「物が物だけにその方がいいだろうねぇ。」
「だろ?な、おばちゃんも言ってるじゃないか。」
「適材適所ってやつか。」
「まぁ、冒険者でもない奴がこんなもの売っている時点でどうなんだって話もあるが、その辺は気にしないでくれ。」
「いいんだよ、アンタはアンタにしかできない事をやってるんだ。ほら、客が来たよ。」
おばちゃんに促されて前を見ると馴染みの冒険者が商品を覗き込んでいた。
えーっと、確かこの間中層に潜りだしたって言ってたよな。
「いらっしゃい、新しい武器か?」
「中々いいのが無くってさぁ。」
「中層を行くなら硬さを重視した方がいいぞ、鉄程度じゃすぐに刃が欠けるからな。隕鉄、もしくはダマスカスがお勧めだ。」
「でもな~高いんだよな~。」
「これなんてどうだ?」
『隕鉄の両刃斧。重量はあるが丈夫な隕鉄を使っているため、少々の事では刃こぼれしない。軽量化と硬化の効果が付与されている。最近の平均取引価格は銀貨72枚、最安値銀貨50枚最高値銀貨88枚。最終取引日は32日前と記録されています。』
取り出したのはかなり巨大な斧だ。
子供なら後ろに隠れることが出来るぐらいに両刃の部分は大きい。
これを振り回すにはかなりの筋力を必要とするが、まぁこの人なら問題ない。
背丈は2mを超え、ラグビー選手も真っ青な上半身をしている。
まるで歩く戦車だ。
「隕鉄で軽量化と硬化の効果がついているからかなり使いやすいぞ。確か、盾役も兼ねてるんだったよな?」
「え、シロウさんそんなことまで覚えてるのか?」
「けが人が出たって泣きながら古い武器を売りに来たじゃないか。」
「な、泣いてねぇし!」
「まぁそういう事にしておいてやるよ。こいつなら振り回しても問題ないし、少々の攻撃なら十分に防げる。そうだな、銀貨70枚・・・と言いたい所だが特別に銀貨50枚でいいぞ。」
「えぇ、無茶安い!いや、でも高いかぁ。」
「なんだ、まだ入院してるのか?」
「そうなんだよ。治療費だって馬鹿にならないし、でも深く潜らないと稼ぎもなぁ・・・。」
基本冒険者は一人で潜らない。
複数人でチームを組んで役割分担しながら探索をしている。
ここのチームはこの前盾役が怪我をしてしまい、それ以降深い所には潜れていなかったはずだ。
「それなら銀貨40枚で譲ってやる。」
「え!マジで!」
「ただし中層に潜った時にトレントの古木を持ってきてくれ。その斧で思いっきり振りぬけば簡単だろ?
?」
「いや、簡単だろって無茶言うなぁ。」
「出来るよな?」
「まぁ、出来るけど。何本もってきたらいいんだ?」
「古木なら10本、若木なら8本でいいぞ。」
「うへ~、めんどくさ。でもその金額なら仕方ないかぁ。」
「じゃあ交渉成立だな。ほら、銀貨40枚さっさと出しやがれ。」
渋々と言った感じで銀貨を出した冒険者から代金をふんだくり、代わりに斧とポーションを渡してやる。
「え、これは?」
「この前のお祭り騒ぎで残った奴だよ。どうせ自分達の回復薬もケチってんだろ?怪我したら意味ないから慎重に行けよ。」
ビアンカたちが頑張って作った奴だが、些か在庫が余ってしまった。
大半は冒険者ギルドに買い取ってもらったんだが、向こうにも予算というものがある。
流石の王家も備蓄分の金は出してくれなかったんだよな。
「有難うございます!」
「納期は一ヵ月、18月の終わりまでによろしくな。」
「任してくださいよ!」
ちなみに両手斧は銀貨40枚で買った。
利益は出ないが、古木と若木分は稼げるだろう。
トレントはすぐ放置されるから中々素材が出回らないんだよな。
あの武器ならそんなに苦労なく倒せるだろうし、若木が手に入ればエルロースが喜ぶ。
一石二鳥というわけだ。
去っていく冒険者を見送ると、視界の端に見覚えのある人がいる。
そうか、露店を見に来るって言ってたな。
「マリーさん、どうしたんだ?」
「すみません覗くつもりは無かったんですけど。」
「別に見られて困るもんじゃないしな。」
「おいおい、誰だよこの美人。」
「また手を出したのかい、この節操無し。」
「人聞きの悪いこと言うなよ、この人が化粧品を販売してくれているマリアンナさんだ。」
「初めまして、マリアンナと申します。マリーとお呼びください。」
深々と頭を下げるマリーさん。
おいおいおっちゃん、胸に目が行くのは仕方ないが見過ぎだぞ。
「なんだい、いい子じゃないか。」
「ミラ様のお母様ですよね、いつもお世話になっております。」
「手の早い男だからアンタも気を付けるんだよ。何かあったらミラか私にすぐ言いな。」
「ふふふ、有難うございます。」
「おっちゃんは保存食と乳製品の販売、おばちゃんは日用品を売ってる。そういや足りない物を買いに来たんだって?」
「はい。ちょうど調理道具を探していたんです。見せて頂けますか?」
「もちろんだよ。ここにない物もあるから欲しいものがあったら言うんだよ。」
はやくもおばちゃんを味方につけたマリーさん。
こういう所が凄いんだよなぁ。
人心掌握っていうのか?初対面の相手にも好かれるってすごい事だともう。
「こんな美人と仕事してるのかよ。」
「いやだから店を任せてるだけだって。」
「はぁ、俺にもそんな人来ねぇかなぁ。」
「嫁さんに怒られるぞ。」
「うちのはいいんだよ。」
口ではこんなこと言ってるが奥さんにベタぼれしてるからなぁおっちゃんは。
まだ挨拶したことないが、機会があればあってみたいものだ。
しばらくマリーさんとおばちゃんが楽しそうに商談しているのを眺めていたのだが、ふと足元に置かれた荷物に目が行ってしまった。
何だろうあの長いやつ。
武器・・・じゃなさそうだな。
「なぁ、それはなんだ?」
「これですか?ロングカプラの角です。」
「じゃあそっちは?」
「これはジャイアントフロッグの脂ですね。」
「その四角いの。」
「ブロックロックです。レンガの代用品になるんですよ。」
魔物の素材ばかりだな。
何でそんなものを買ってるんだろうか。
「そんなものどうするんだい?」
「シロウ様、願いの小石を覚えていますか?あれってここではそこまで高くないのに王都だとかなり高値で取引されているんです。それと同じくこれらは向こうでは結構珍しいものなんですよ。」
「へぇ、そいつは知らなかった。」
「ブロックロックなんて邪魔なだけの魔物だろ?それが高値で売れるのか?」
「家を建てるのには使えませんけど、ちょっとした家具にするには加工がしやすいので今人気なんです。品質を確認して、問題なければ向こうで売ろうかな~と。」
「兄ちゃん、商売敵現るって奴だな。」
「そのようだ。」
「待って下さい!そんなつもりは!」
「いや、儲かるのならば何でもするべきだ。この辺の事は分かっても王都とかそっちの事は全然知らないからな、しっかり稼いでくれ。」
「何拗ねてんだい。」
「拗ねてないし。」
まさかマリーさんにそんな才能があったとは。
いや、商才?
聞けば王都でも今回の化粧品は話題になっているらしい。
これは土地を跨いで新しい商売が出来るかもしれないな。
そんな事を思ってしまった。
もうすぐ18月になる。
マリーさんが担当している化粧品の販売はなんていうか絶好調、毎日完売が続いていた。
いや、もともと売れる商品なんだから当たり前なんだけど、普通は買えない人から不平や不満が出るものだ。
しかし、客からそれが聞こえることは無く皆ニコニコとして帰っていくのだから不思議だよなぁ。
「ありがとうございました。」
深々とお辞儀をして最後の客を見送ったのはまだ夕方前。
陽がどんどん長くなっているだけに日中と言ってもいい時間だ。
「今日も早いな。」
「あ、シロウ様。おかげ様で今日も完売できました。」
「こんなにも喜んでもらえてカーラも作った甲斐があっただろう。楽しいか?」
「はい!前の自分はとても窮屈な思いをしていましたから。それに比べると自由で、やっと本当の自分になれたように思います。」
マリーさんの視線の先には黒い旗。
昔の自分が死んだことを表す旗だ。
「そいつは何よりだ。案外商人が向いているのかもな。」
「え、私がシロウ様と同じ商人に?」
「俺だったら客の何人かを怒らせて帰らせていただろうしな。」
「でも、私では冒険者の皆さんを相手にするのは荷が重いですよ。」
「適材適所ってやつだな。今日はどうするんだ?」
「時間もありますので露店を見て回ります。足りないものがいくつかあるので買い足したくて。」
「日差しが強いから日焼けに注意しろよ。じゃあ俺は戻るから。」
「はい、わざわざありがとうございました。」
マリーの店を出てまた露店へと戻る。
決して心配して見にいったんじゃないぞ?
荷物を取りに行くついでに寄っただけだ。
「ただいま。」
「おぅ、おかえり。」
「遅かったじゃないか。」
「別の店を見に行ってたんだよ。」
「かぁ~、二店舗ももつと大変だなぁ。いや、ここを入れたら三つか?」
「別に大変でもないさ、俺が行かなくても繁盛しているみたいだし。いや、むしろいない方がいいか?」
「・・・そんな寂しいこと言うなよ。」
「いやいや、事実だって。俺が化粧品を売るよりも同性に売ってもらう方が安心だろ?」
よっぽど安心感があるってものだ。
むしろそれが繁盛している理由かもしれないな。
「物が物だけにその方がいいだろうねぇ。」
「だろ?な、おばちゃんも言ってるじゃないか。」
「適材適所ってやつか。」
「まぁ、冒険者でもない奴がこんなもの売っている時点でどうなんだって話もあるが、その辺は気にしないでくれ。」
「いいんだよ、アンタはアンタにしかできない事をやってるんだ。ほら、客が来たよ。」
おばちゃんに促されて前を見ると馴染みの冒険者が商品を覗き込んでいた。
えーっと、確かこの間中層に潜りだしたって言ってたよな。
「いらっしゃい、新しい武器か?」
「中々いいのが無くってさぁ。」
「中層を行くなら硬さを重視した方がいいぞ、鉄程度じゃすぐに刃が欠けるからな。隕鉄、もしくはダマスカスがお勧めだ。」
「でもな~高いんだよな~。」
「これなんてどうだ?」
『隕鉄の両刃斧。重量はあるが丈夫な隕鉄を使っているため、少々の事では刃こぼれしない。軽量化と硬化の効果が付与されている。最近の平均取引価格は銀貨72枚、最安値銀貨50枚最高値銀貨88枚。最終取引日は32日前と記録されています。』
取り出したのはかなり巨大な斧だ。
子供なら後ろに隠れることが出来るぐらいに両刃の部分は大きい。
これを振り回すにはかなりの筋力を必要とするが、まぁこの人なら問題ない。
背丈は2mを超え、ラグビー選手も真っ青な上半身をしている。
まるで歩く戦車だ。
「隕鉄で軽量化と硬化の効果がついているからかなり使いやすいぞ。確か、盾役も兼ねてるんだったよな?」
「え、シロウさんそんなことまで覚えてるのか?」
「けが人が出たって泣きながら古い武器を売りに来たじゃないか。」
「な、泣いてねぇし!」
「まぁそういう事にしておいてやるよ。こいつなら振り回しても問題ないし、少々の攻撃なら十分に防げる。そうだな、銀貨70枚・・・と言いたい所だが特別に銀貨50枚でいいぞ。」
「えぇ、無茶安い!いや、でも高いかぁ。」
「なんだ、まだ入院してるのか?」
「そうなんだよ。治療費だって馬鹿にならないし、でも深く潜らないと稼ぎもなぁ・・・。」
基本冒険者は一人で潜らない。
複数人でチームを組んで役割分担しながら探索をしている。
ここのチームはこの前盾役が怪我をしてしまい、それ以降深い所には潜れていなかったはずだ。
「それなら銀貨40枚で譲ってやる。」
「え!マジで!」
「ただし中層に潜った時にトレントの古木を持ってきてくれ。その斧で思いっきり振りぬけば簡単だろ?
?」
「いや、簡単だろって無茶言うなぁ。」
「出来るよな?」
「まぁ、出来るけど。何本もってきたらいいんだ?」
「古木なら10本、若木なら8本でいいぞ。」
「うへ~、めんどくさ。でもその金額なら仕方ないかぁ。」
「じゃあ交渉成立だな。ほら、銀貨40枚さっさと出しやがれ。」
渋々と言った感じで銀貨を出した冒険者から代金をふんだくり、代わりに斧とポーションを渡してやる。
「え、これは?」
「この前のお祭り騒ぎで残った奴だよ。どうせ自分達の回復薬もケチってんだろ?怪我したら意味ないから慎重に行けよ。」
ビアンカたちが頑張って作った奴だが、些か在庫が余ってしまった。
大半は冒険者ギルドに買い取ってもらったんだが、向こうにも予算というものがある。
流石の王家も備蓄分の金は出してくれなかったんだよな。
「有難うございます!」
「納期は一ヵ月、18月の終わりまでによろしくな。」
「任してくださいよ!」
ちなみに両手斧は銀貨40枚で買った。
利益は出ないが、古木と若木分は稼げるだろう。
トレントはすぐ放置されるから中々素材が出回らないんだよな。
あの武器ならそんなに苦労なく倒せるだろうし、若木が手に入ればエルロースが喜ぶ。
一石二鳥というわけだ。
去っていく冒険者を見送ると、視界の端に見覚えのある人がいる。
そうか、露店を見に来るって言ってたな。
「マリーさん、どうしたんだ?」
「すみません覗くつもりは無かったんですけど。」
「別に見られて困るもんじゃないしな。」
「おいおい、誰だよこの美人。」
「また手を出したのかい、この節操無し。」
「人聞きの悪いこと言うなよ、この人が化粧品を販売してくれているマリアンナさんだ。」
「初めまして、マリアンナと申します。マリーとお呼びください。」
深々と頭を下げるマリーさん。
おいおいおっちゃん、胸に目が行くのは仕方ないが見過ぎだぞ。
「なんだい、いい子じゃないか。」
「ミラ様のお母様ですよね、いつもお世話になっております。」
「手の早い男だからアンタも気を付けるんだよ。何かあったらミラか私にすぐ言いな。」
「ふふふ、有難うございます。」
「おっちゃんは保存食と乳製品の販売、おばちゃんは日用品を売ってる。そういや足りない物を買いに来たんだって?」
「はい。ちょうど調理道具を探していたんです。見せて頂けますか?」
「もちろんだよ。ここにない物もあるから欲しいものがあったら言うんだよ。」
はやくもおばちゃんを味方につけたマリーさん。
こういう所が凄いんだよなぁ。
人心掌握っていうのか?初対面の相手にも好かれるってすごい事だともう。
「こんな美人と仕事してるのかよ。」
「いやだから店を任せてるだけだって。」
「はぁ、俺にもそんな人来ねぇかなぁ。」
「嫁さんに怒られるぞ。」
「うちのはいいんだよ。」
口ではこんなこと言ってるが奥さんにベタぼれしてるからなぁおっちゃんは。
まだ挨拶したことないが、機会があればあってみたいものだ。
しばらくマリーさんとおばちゃんが楽しそうに商談しているのを眺めていたのだが、ふと足元に置かれた荷物に目が行ってしまった。
何だろうあの長いやつ。
武器・・・じゃなさそうだな。
「なぁ、それはなんだ?」
「これですか?ロングカプラの角です。」
「じゃあそっちは?」
「これはジャイアントフロッグの脂ですね。」
「その四角いの。」
「ブロックロックです。レンガの代用品になるんですよ。」
魔物の素材ばかりだな。
何でそんなものを買ってるんだろうか。
「そんなものどうするんだい?」
「シロウ様、願いの小石を覚えていますか?あれってここではそこまで高くないのに王都だとかなり高値で取引されているんです。それと同じくこれらは向こうでは結構珍しいものなんですよ。」
「へぇ、そいつは知らなかった。」
「ブロックロックなんて邪魔なだけの魔物だろ?それが高値で売れるのか?」
「家を建てるのには使えませんけど、ちょっとした家具にするには加工がしやすいので今人気なんです。品質を確認して、問題なければ向こうで売ろうかな~と。」
「兄ちゃん、商売敵現るって奴だな。」
「そのようだ。」
「待って下さい!そんなつもりは!」
「いや、儲かるのならば何でもするべきだ。この辺の事は分かっても王都とかそっちの事は全然知らないからな、しっかり稼いでくれ。」
「何拗ねてんだい。」
「拗ねてないし。」
まさかマリーさんにそんな才能があったとは。
いや、商才?
聞けば王都でも今回の化粧品は話題になっているらしい。
これは土地を跨いで新しい商売が出来るかもしれないな。
そんな事を思ってしまった。
26
あなたにおすすめの小説
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
おいでよ!死にゲーの森~異世界転生したら地獄のような死にゲーファンタジー世界だったが俺のステータスとスキルだけがスローライフゲーム仕様
あけちともあき
ファンタジー
上澄タマルは過労死した。
死に際にスローライフを夢見た彼が目覚めた時、そこはファンタジー世界だった。
「異世界転生……!? 俺のスローライフの夢が叶うのか!」
だが、その世界はダークファンタジーばりばり。
人々が争い、魔が跳梁跋扈し、天はかき曇り地は荒れ果て、死と滅びがすぐ隣りにあるような地獄だった。
こんな世界でタマルが手にしたスキルは、スローライフ。
あらゆる環境でスローライフを敢行するためのスキルである。
ダンジョンを採掘して素材を得、毒沼を干拓して畑にし、モンスターを捕獲して飼いならす。
死にゲー世界よ、これがほんわかスローライフの力だ!
タマルを異世界に呼び込んだ謎の神ヌキチータ。
様々な道具を売ってくれ、何でも買い取ってくれる怪しい双子の魔人が経営する店。
世界の異形をコレクションし、タマルのゲットしたモンスターやアイテムたちを寄付できる博物館。
地獄のような世界をスローライフで侵食しながら、タマルのドキドキワクワクの日常が始まる。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる