転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア

文字の大きさ
447 / 1,738

443.転売屋は代替品を発掘する

しおりを挟む
「そこ!そんなもの置きっぱなしにしない!」

「すみません!」

「ほら、次のが来るからさっさと上持って行って!」

「了解っす!」

ダンジョン内はなんていうか戦場のようだ。

前線基地として多く冒険者が動き回っているのは、ダンジョン内に建てられた休憩地点。

いつもならゆっくり弁当を食べる冒険者でにぎわうこの場所も、今は奥から運ばれてくる素材を貯蔵運搬する中継地点として使われていた。

「うわ、滑る!」

「そこ気を付けて、さっき初心者が油こぼしたから。」

「なんだよ、気をつけろよな!」

「砂!砂撒いといて!」

「次の来るよ~、ジャンジャン持って行って~。」

ギルド職員の指示を受けて冒険者が大量の油・・・もとい油の詰まった実を地上へと運んでいる。

まるで餌を巣に持ち帰る働きアリのようだ。

もっとも、こっちは巣というダンジョンから外に運び出しているんだけども。

「どんな感じだ?」

「正直あんまりよくないわね。」

「やっぱりなぁ。」

「最初は行けると思ったんだけど、流石に無限に油を吐き出せるわけじゃないみたい。」

「世の中そううまくは行かないか。」

「まだ足りない?」

「今日ので何とか二日分って所だ。精製すればもう少し何とかなるかもしれないが、時間がないからなぁ。でも有害性はないから継続利用も検討するんだと。」

前線で動き回る冒険者の様子を見にダンジョンへと潜ると、エリザが陣頭指揮をとっていた。

なかなか様になっている。

今行われているのは、エリザ考案のパームボール回収作戦。

当初の予想通り、大量の油が詰まった実は燃料の代用品として使えることが確認された。

これで燃料問題も解決!とおもいきや、燃焼効率が悪く一日分でもかなりの量を必要とすることが判明した。

すぐに量産体制がととのったものの、今度は肝心の供給元がそろそろ品切れという事態になっているようだ。

世の中なかなかうまくいかないものだな。

「継続って言っても、もう搾りかすしか出ないわよ。」

「時間が経てばまた復活するだろう。問題は次の素材をどうするかだ。」

「何か案は?」

「ない。」

「ダメじゃない!」

「だから考えてるんだよ。」

早く代替品を見つけなければならないというのに、なかなかいいものが見つからない。

素材の宝庫であるダンジョンも、さすがに万能じゃなかったか・・・。

「あの~。」

「ん?」

「エリザさん、パームボール無くなっちゃいました。」

「え!もう!?」

「どうします?」

「どうしますって言われても・・・。」

気付けば休憩所に申し訳なさそうな顔をした冒険者が集まっていた。

とうとう最後の油も搾り取ってしまったようだ。

うぅむ・・・。

「とりあえず地上に戻るか。」

「それしかないわね。はぁ、他に何かいい素材ないかしら。」

「あの、別のやつでもいいんですか?」

「え?」

「燃えたらいいんですよね?それならオーガの巣にある白炭とかはダメなんですか?」

「白炭?」

「あ~そう言えばそんなのもあるけど・・・。」

「なんだそれ。」

「オーガが使ってる燃料みたいなやつよ。材料はよくわからないんだけど、おそらく植物系の魔物をもやしてるんだと思うの。」

魔物が魔物から作った炭か。

確かに昔は火鉢で暖を取っていたが、そんなので賄えるんだろうか。

「良く燃えるのか?」

「昔一本盗んで来て火おこしに使ったんですけど、あまりの熱さに肉が焦げたんです。あれ、やばいですよ。」

「いや、そんなやばい物使えるのかよ。」

「試してみなきゃわからないじゃない。」

「いやまぁ、そりゃそうなんだが・・・。」

使えるかわからないのに探すのはどうなんだ?

いや、今はそんなこと言っている暇はないのか。

可能性があれば試してみる価値はある。

でもなぁ、一つじゃ心もとないよなぁ。

「あ、シロウが悪い顔してる。」

「うるせぇ。」

「で、何するの?シロウがやるならみんな手伝ってくれるわよ。」

「いや、手伝いはいらん。手伝いじゃなくて依頼を出す。」

「どういう事?」

「みんな聞いてくれ、パームボールに代わる新しい素材を探している。この寒さを乗り切れるだけの燃料になりそうな素材があったらじゃんじゃん持ってきてくれ。とりあえず持って来たら銀貨1枚、採用されたら金貨1枚出す。ただし、先に提出されたやつは普通の買取金額しか出さないからな、早い者勝ちだ。やってくれるか!?」

「「「「やります!」」」」

思い付きで発言したがこれしか方法はない。

チマチマやるぐらいならまずは人海戦術で数を集めよう。

それから供給量と効率を考えて採用すればいい。

この冬の燃料問題を解決するかもしれない素材なんだ、もしそんなのがあれば金貨1枚でも安いもんだろう。

もちろん俺が間に入ってがっぽり稼ぐつもりだけどな。

俺の掛け声で一斉に動き出す冒険者達。

とはいえ、このままではまともな依頼にならないので一応冒険者ギルドにも報告しておかないと・・・。

「はぁ、まさかシロウさんに先を越されるとは思わなかったわ。」

「ニア!」

慌ただしく動き出した冒険者の間を縫うようにギルドの偉いさんがやってきた。

直々のお出ましという事は何かやるつもりだったらしい。

「ってことは同じことを考えてたみたいだな。」

「このままじゃジリ貧だからなんとかしなきゃって思ってたんだけど、さすがにシロウさん程の資金はだせないわ。」

「そりゃ悪かったな。」

「出来るだけ安く卸してくれると助かるんだけど。」

「今ならまだギルドの専売品にできるぞ?」

「そこまでギルドはがめつくないわ。夫にも色々言われてるし。」

「シープさんに?どうせ俺を引き留める様にとか言われてるんだろ?」

「そんなんじゃないわよ。ただ、『シロウさんに任せておいたら何とかなるから放っておいて』って言われただけ。」

「なんだそりゃ。」

俺に任せてたらなんとかなるって?

また無責任なこと言いやがってあの羊男は・・・。

「本当に何とかなりそうね。」

「いや、まだなるかわからんだろうが。」

「なるわよ。」

「なんでだよ。」

「だってシロウが企画するのよ?お金が手に入るのよ?これで燃えない冒険者はいないわよ。」

「燃やすのは燃料だけでいいっての。」

はぁ、エリザまでよくわからん理屈を言い始めたぞ。

俺はスーパーヒーローじゃないし、そもそも探してくるのは全部冒険者だ。

どちらかと言えば俺は中間搾取の悪人なんだが・・・。

そのまま待つ事一時間ほど。

早くも冒険者達が続々と新しい素材を持って戻ってきた。

「これ!登録されてますか!?」

「これは・・・まだ大丈夫だ。」

「やった!」

「じゃあ銀貨1枚。はい、次の人。」

「これはどうだ?」

「悪い登録済みだ、銅貨33枚だな。」

「くそ、次だ次!」

悔しそうな顔をして再びダンジョンに戻るやつ、当たりを引いて地上に戻るやつと様々だが、臨時の受付となった休憩所には多くの素材が持ち込まれている。

『オーガの白炭。トレントの枝を燃やして作られた炭には魔力が濃縮されており、少量でもかなりの火力を出すことが出来る。主に鍛冶工房等で使用される。最近の平均取引価格は銅貨70枚、最安値銅貨55枚、最高値銀貨1枚。最終取引日は27日前と記録されています。』

『スイープマシンのオイル。ダンジョンを掃除する不思議な魔物。体内を流れるオイルはよく燃える為取り扱いに注意が必要。主に潤滑油として利用されている。最近の平均取引価格は銅貨20枚、最安値銅貨13枚、最高値銅貨45枚。最終取引日は6日前と記録されています。』

『ファットボアの脂身。巨大な脂肪をつけたボアで、その巨体に押しつぶされればひとたまりもない。最近の平均取引価格は銅貨42枚、最安値銅貨27枚、最高値銅貨87枚。最終取引日は9日前と記録されています。』

今の所使えそうなのはこの三種類。

その中でも実用化できそうなのが意外にもボアの脂身だ。

なんせ量が多い。

動物系の脂は臭いのが何故かこいつは臭くない。

問題は単体じゃ火がつかないのだが、白炭と合わせるとかなり長持ちするようだ。

とりあえずこの二つを軸に冒険者に別の依頼を出し、地上へ運んでもらう事になった。

今も継続して持ち込みを受け付けているのは、もっと効率のいい素材が見つかるかもしれないからだ。

先程の発言を撤回しなければならない。

ダンジョンは素材の宝庫だ。

俺達の知らない素材や使い方がまだまだたくさんある。

「ね、何とかなったでしょ?」

「まだわからないっての。」

「そうかもしれないけど、とりあえず燃料が届くまでの一週間は乗り越えられるわ。それに、追加で燃料を買わなくても良くなるかもしれないし。」

「安くなるのはありがたい事だ。が、それまでに俺が破産しなければいいな。」

「お金ない?」

「無くはない。が、やっぱりない。」

「頑張らないといけないわね、ハーシェさんの代わりもしなきゃだし。」

「はぁ、マジで自分がもう一人欲しい。」

「それが良いかも。そしたら二倍速で子供が増えるわ。」

「勘弁してくれ。」

金はあるが金はない。

無いなら頑張って稼ぐしかない。

新しい家族を迎えるためにも、もっともっと稼がなければ。

そんな強い決意を胸に、俺は持ち込まれる素材の鑑定にいそしむのだった。
しおりを挟む
感想 41

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

異世界サバイバルゲーム 〜転移先はエアガンが最強魔道具でした〜

九尾の猫
ファンタジー
サバイバルゲームとアウトドアが趣味の主人公が、異世界でサバゲを楽しみます! って感じで始めたのですが、どうやら王道異世界ファンタジーになりそうです。 ある春の夜、季節外れの霧に包まれた和也は、自分の持ち家と一緒に異世界に転移した。 転移初日からゴブリンの群れが襲来する。 和也はどうやって生き残るのだろうか。

処理中です...