転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア

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608.転売屋は漬物を作る

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屋敷の前に大量の野菜が積まれていく。

「お届けのサインをお願いします!」

「はいよ、ご苦労さん。」

「終わった!帰って遊びに行こうよ!」

「いいね!ログスライムの核を蹴ろうぜ!」

配達してきたのはガキ共。

畑仕事の最後の一仕事がコレの運搬だったんだろう。

ありがたい。

ありがたいのだが、こんなに大量の野菜をどうしろと?

「凄い量ですね。」

「今年は夏野菜が早いと聞いてはいたが、いくらなんでもはや過ぎないか?」

「今年は暑くなるそうですからそのせいでしょう。」

「幸い水不足にはなりそうにないが、野菜はかなり出回りそうだなぁ。」

輸出するほどの量は取れないので街で消化することになるのだが、大量に出回ればその分値が下がる。

せっかく畑を事業化したのに早速問題発生のようだ。

大変だなぁアグリも。

「普通に食べるだけでは追いつきそうもないですね。」

「生野菜って食べにくいんだよな。」

「火を通すのが一番ですが、鍋やポトフは時期外れです。時期的には生か焼きか、ハワードに聞いてみます。」

「そうだな。とりあえず裏に運ぶか。」

「ミミィ、ジョン、手伝って頂戴。」

「「は~い!」」

グレイスのよく通る声を聞き、屋敷のどこからか二人がかけてくる。

相変わらず元気いっぱいだ。

ひとまず三人で裏へと移動させたわけだが、裏口の前に鎮座する木箱は全部で10箱。

中には大量の夏野菜が詰め込まれている。

色とりどりの野菜は見た目だけでも、THE夏野菜って感じだ。

「どうするよ。」

「どうしますかねぇ。」

裏庭に積み重なった木箱を前にハワードと共に頭を悩ませる。

「僕、全部食べられるよ!」

「私も食べられます!」

「でもなぁ、俺達だけでこれを消費するのは流石に無理がありますって。配りますか?」

「配った後でコレだよ。」

「マジっすか。」

「貸し畑の方も豊作で野菜余りだ。売るにしてもよそも同じ感じだろうし、輸送費の方が高くつくだろう。」

つまり八方塞り。

残された道は自己消費、もしくは日持ちするように加工するかしかない。

でもなぁ、加工するにしても干すか漬けるかしかないんだよなぁ。

この量だしピクルスはどの家庭でも作ってるだろう。

干すにしても量を処理できない。

『ホワイトトゥロン。通常のトゥロンは紫色だが、栄養価の高い土で作ると白くなる事がある。実に水分を多く含む事から、水袋という別名も持つ。最近の平均取引価格は銅貨8枚。最安値銅貨5枚最高値銅貨15枚最終取引日は本日と記録されています。』

『ビッグコーン。コーン種の中でもかなり巨大で、大量の実をつける。ゆがいて食べることが多いが、実だけを剥ぎ取り乾燥させることもある。最近の平均取引価格は銅貨9枚。最安値銅貨6枚最高値銅貨14枚。最終取引日は本日と記録されています。』

『ロングペパーノ。ペパーノの中でも長く、そして水分を多く含んでいる。大きいものは大味になりすぎるのでわざと小さい時に収穫することも多い。最近の平均取引価格は銅貨4枚。最安値銅貨3枚最高値銅貨6枚最終取引日は本日と記録されています。』

『ゴロゴロン。土を掘るとゴロゴロと出てくることからこの名前が付いたと言われている。
湯がいてよし焼いてよし、日持ちをするので主食として用いられている地域もある。最近の平均取引価格銅貨4枚。最安値銅貨2枚最高値銅貨5枚最終取引日は本日と記録されています。』

『トトマト。日光を浴びて真っ赤になったトトマトは栄養価も高く、これだけで病気が治るとも言われている。ただし衝撃に弱くまた日持ちしない為、生産地で消費されることが多い。それ以外の地域では乾燥した物が一般的である。最近の平均取引価格は銅貨7枚。最安値銅貨4枚最高値銅貨10枚最終取引日は本日と記録されています。』

茄にとうもろこしにキュウリ、ジャガイモにトマト。

名前は違えど見た目は同じ、味も同じ感じだろう。

どれも夏を代表する野菜ばかり。

とはいえ、日持ちしないものも多いんだよなぁ。

トトマトなんかは特にそうだ。

さて、どうするか。

「加工できるものはピクルスにしてしまいます。そうすれば秋口ぐらいまでは食べられますから。」

「それしかないよなぁ。ゴロゴロンは日持ちするから地下室でもいいが、芽が出る前になんとかしないと大変なことになるぞ。」

「冷暗所であれば芽が出る心配は少ないんで、氷室にでも入れておきます。問題はピペーノとトゥロンですね。ピクルスぐらいにしか使えないんで、処理に困ります。」

「ピクルスって酢漬けだよな?」

「そうですね。最近は香辛料を入れて味を変える家が多いそうです。」

「ちなみにウチは?」

「もちろん、五種類ほど用意してますよ。」

食事の度に色々と味を変えて出て来るなと思ったがそんなにあったのか。

アンナさんのピクルスも美味いが、ハワードのやつもなかなかだ。

でもなぁ、ピクルスの難点はコメにあわないってことなんだよなぁ。

味の濃い料理ならともかく魚や薄味の和食系には合わない。

やっぱりコメを食うなら漬物だろう。

炊きたてホカホカの白いコメに、シャキシャキの浅漬け。

醤油をたらしてもいいし昆布と一緒に漬けたのも美味い。

ちなみに香りづけに柚子が入ったキュウリや白菜が好みだ。

漬物?

そうか、コメに合わないんなら自分で作ればいいんだ。

「よし。」

「どうしたんです?」

「漬物を作ろう。」

「つけもの、ですか。」

「コメに合うピクルスだと思ってくれ。これだけコメが流通してるんだ、こっちも絶対に流行る。いや、流行らせる。」

「コメに合うってのはいいですね。」

「だろ?トゥルンとペパーノを使うから台所に持ってきてくれ、後は塩と砂糖とお酢だな。」

ピクルスではないがやはりお酢は必要だ。

お酢っていうかあっちはビネガーだけどな。

メインは塩、それも海塩じゃないとあの味は出ない。

本来は味の素的なものを入れて旨味を足すことが多いが、生憎とこの世界にそんな便利なものはないわけで。

なので天然の旨味をしっかりと入れてあげる必要がある。

そうだ、昆布モドキも一緒に入れるか。

あれにも旨味が入っているし。

キュウリことペパーノは頭とお尻を切り取ってから軽く皮を剥き細長く切る。

なすびことトゥルンは頭を取ってぶつ切りだ。

後はそれを風蜥蜴の被膜で包み、そこに先程の調味料をぶち込んで揉んでやれば完成だ。

「後はこれを明日の朝まで寝かせるだけだな。」

「え、それだけなんですか?」

「大量に作って重しでしっかり水分を抜いてやった方が美味いんだが、まぁ最初はこれでいいだろう。」

「でもこの量じゃ足りませんよ。」

「だなぁ・・・。」

そこそこの量を仕込んだつもりなのだが、まだまだ大量に食材が転がっている。

ミラとハーシェさんが厨房でピクルスの仕込みをしているが、それでもまだ残っている。

うぅむ、仕込むしかないか。

「樽ってあるか?」

「大きさはどのぐらいです?」

「膝の高さぐらいでいい。」

「ならちょうどいいのがありますよ、消毒済みですから雑菌が入る心配もありません。」

「塩を入れるから大丈夫だと思が、念のために煮沸してからにしよう。ペパーノとトゥルンはそれでいいとして、コーンはどうする?」

「ある程度は湯がいて、残りは天日干しですね。乾燥させれば日持ちしますから。」

「ポップコーンか。でもあれって出来る種類が決まってるよな。」

「それも料理ですか?」

「いや、お菓子だ。まてよお菓子っていうか、でもお菓子か。」

アレをなんて表現すればいいんだろうか。

ただ単に乾燥させたとうもろこしを火にかけるだけだし、料理でもお菓子という程でもない。

でも美味いんだよなぁ。

「とりあえず天日干しにしてしまいましょう。問題は・・・。」

「トトマトだな。」

「これも乾燥できますが、やっぱり生が美味いですよね。」

「だなぁ。つまみにでもするか。」

「つまみですか?」

「スライスしたトトマトとチーズを合わせるんだ。そこにグリーンオイルをひとまわし、美味いぞ。それかパンにのせてチーズと一緒に焼く。」

「今晩、ワインなんてどうですかね。」

「浅漬けは明日だし、そうするか。」

焼きトマトとかもあるし、なんだ色々と出来るじゃないか。

缶詰が無いから保存は難しいが、まぁ旬を楽しめると思えばいいだろう。

「ワインに合わせるならパスタか肉料理。エリザがうるさいから肉をメインにしてトマトと茄ベーコンのパスタでいこう。定番だしな。」

「俺、知らないんですけど。」

「すぐに作れるから覚えろ。」

トマト缶は無いがフレッシュで代用して代わりに塩を多めに、濃い味付けにすれば行けるはず。

こっちのベーコンはかなり塩気が強いから何とかなるはずだ。

ペパペッパーがあれば味も引き締まるし。

「やっぱりお館様は料理人なんじゃ。」

「だから違うっての。」

素人の料理好き程度だからハワードの腕前には及ばない。

その日は久々に腕を振るい、思ったよりも満足のいく料理が出来た。

たまには自分で作るのもいいものだ。

ワインがいつもより美味しく感じたのは気のせいではないだろう。

労働の後の酒はうまい。


そして次の日。

出来上がった浅漬けは一瞬にして消費されてしまった。

「美味しい!」

「ご飯おかわり!ドンブリで!」

「朝から食いすぎだろ。」

「塩気とシャキシャキ感がとてもご飯に合いますね、確かにピクルスとは違います。」

「向こうは酢漬けでこっちは塩漬け。辛すぎないか心配だったが大丈夫だったようだ。」

シャキシャキポリポリ。

うん、美味い。

この塩気が米だけでなく緑茶にも合うんだよなぁ。

最後は茶漬けにしてさらさらと流し込む。

あぁ、幸せ。

「これなら多少は日持ちしますね、売り出しましょう。」

「コメが普及してないと意味ないだろ。」

「ここ以外にも隣町には広まっていますから、量的にもそこで消費できるだけで十分です。売れます。」

ハーシェさんが自信満々に言い切った。

そうか、売れるか。

「なら作るか。」

「塩と樽、それと昆布も必要ですね。」

「レレモン、それか柚子の皮があると尚いいんだが。ダンジョンに似たようなの生えてないか?」

「うーん、キキ知ってる?」

「ちょっと探してみますね。」

金になるとわかったら全員の動きが一気に活発になった。

さすが俺の女達だ。

こんな事ならもっと早く作ればよかったなぁ。

無いものは作る。

さぁ、忙しくなりそうだぞ。
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