転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア

文字の大きさ
1,067 / 1,738

1062.転売屋はワニ革を加工する

しおりを挟む
「シロウ様、お客様が参られました。」

「今日は誰が来たんだ?」

「染め職人のスカイ様だそうです、応接室へご案内しようと思いましたが汚れるから外がいいと申されておりまして・・・。」

「随分と珍しい人が来たな。天気もいいし、とりあえず裏庭に案内してお茶を出しておいてくれ。」

「かしこまりました。」

名誉男爵の地位についてからというもの、アポありアポなしを含めて毎日のように誰かが屋敷にやってきている。

もちろんそのすべてに顔を出していたら仕事が進まないので、基本アポなしは断っているのだが知人であれば話は別だ。

それも金になりそうな話を持ち込んでくれる人は大歓迎といってもいい。

とはいえ仕事の途中なのでとりあえず今やっている分を終わらせてから裏庭へと向かうことにした。

個人的にこういうところはしっかりしているつもりなんだが、誰もほめてくれないんだよなぁ。

「すまない待たせた。」

「私が勝手に来ただけだし気にしてない。」

「そっちから来るなんて珍しいな、何かあったのか?」

「あったからここに来たの、ブレラじゃ頼りにならないし力を貸してほしいのよ。」

親しい友人でも頼りにならないと一刀両断出来る所が彼女の強み。

今や冒険者の代名詞ともいえるインディードルブルーを使った染革は彼女の手で生み出されたものだ。

スカイという名に負けない様々な藍色を使った作品は、今は出すたびに完売する人気商品になりつつある。

とはいえ本人はそんな状況を全く気にもしていないようで、自分の好きなものを好きなように作っているだけという感じのようだ。

そんな彼女がわざわざ俺に助力を求めてくるなんて、いったい何事だろうか。

「とりあえず話を聞かせてくれ。」

「ありがとう、じゃあとりあえずこれを見てほしいの。」

「これは・・・ワニの皮か。」

「そう、それも凶暴で名高いキングクロコダイルの皮。」

「あのバカでかいって噂の奴か。生きている奴は見たことないが、この分厚い革を見るだけででかさがある程度わかる気がする。」

スカイがカバンから出したのは厚さ6cmはあろうかという分厚いうろこでおおわれた革。

見た所処理はされているようなので、一度ブレラの所で手を入れられたもののようだ。

ワニと聞くとなぜか緑色を想像してしまうのだが、これはどちらかというと黒だな。

真っ黒ではないけれどかなり濃いグレーという感じだ。

キングというわりには非常に地味だが、その名前を有する理由はその巨体と強靭なあご。

巨大なワイルドカウですら一噛みで食いちぎってしまえるらしい。

出来るならば遭遇したくないが、そういうのと戦ってしまうんだよなぁ冒険者ってやつらは。

『キングクロコダイルの革。ワニ種の魔物の中では最大級の大きさを有し、その名に恥じない凶暴さを兼ね備えている。ダンジョンの他、湿地帯などに生息し、その地域の最上位に君臨する。しかしながら革は防具をはじめ様々なものに加工されるためそれを狙う冒険者が後を絶たない。最近の平均取引価格は銀貨50枚、最安値銀貨41枚最高値銀貨70枚。最終取引日は19日前と記録されています。』

革の他にも爪や鱗、尻尾なんかも使えるだろうから一頭でおよそ金貨1枚を稼ぎ出せるだけの価値がある。

もちろんそれに比例するだけのリスクはあるわけだが、やり方さえ間違えなければこうやって狩れるわけだしそれなりに美味しい素材なんだろう。

「革は大きいから色々なものに加工できる。でも、加工するとどうしても端切れが出来るから結構無駄が多いのも事実なんだよね。」

「これもその端切れの一枚、でもこの大きさなら何かに使えそうなものだけどな。」

「じゃあ聞くけど何に使うの?」

「何にって言われてもなぁ。」

「使えるんでしょ?」

うーむ、まさかそんなに詰め寄られるとは思っていなかった。

端切れを持つ俺にスカイがぐいぐいと顔を近づけて威嚇してくる。

そう、威嚇だ。

何かできるならさっさと言えと言わんばかりの威嚇。

いや、メンチ?

うーむ、これを何に使うかと聞かれて思いつくとしたら・・・。

「財布入れなんてどうだ?」

「お財布にしては小さい。」

「別にたくさん入れる必要はないさ、銀貨を1枚だけ入れる程度でいい。ようはお守りだな。」

「お守り?」

「財布を忘れたとき、飲みすぎた時、そんなときに財布とは別にあれば安心するもんだ。もしくは胸元に入れて命を守るお守りにするのもいいかもしれない。この分厚い鱗なら丈夫だし、銀貨を入れておけば矢ぐらいは防いでくれるんじゃないか?もちろん使わない方がいいんだろうけど、何か意味を持たせた方が売れるってもんだろう。ちなみにこれも染められるのか?」

「少し色がつくぐらいだけど出来るかな。」

せっかく作るのならやっぱりあの藍色で染めたいじゃないか。

大きい財布なんかは元の素材で作れるだろうし、今回はあくまでも端切れの再利用。

財布とは言ったものの、別にチャックをつけるとかそういう風にする必要はないんだ。

銀貨が一枚入る程度で、端切れ同士を縫い合わせるぐらいで十分。

それでも何か意味があると飛びついてしまうのが冒険者という生き物。

それが命に直結するような内容であれば、願掛けの意味も含めて買うやつが出てくるんじゃなかろうか。

「それで十分だ、端切れはどのぐらいある?」

「これが後50ぐらいかな。」

「ならこれを折りたたむようにして縫えばいい感じの大きさになるな。とりあえず全部染めて、そこから加工に入る。って言っても誰がするんだ?」

「もちろん私が。」

「どのぐらいかかると思う?」

「はさんで周りを縫うぐらいなら染めている間に出来るし、明日には10個ぐらいできると思う。」

別にそんなに急ぐ必要はないんだが本人がやる気になっているのを態々止める必要はない。

出来るというのならやってもらおうじゃないか。

「それじゃあ明日またできた分を持ってきてくれ。そうだな、一つ銀貨3枚で買い取らせてもらうのでどうだ?」

「そんなに?やっぱり貴方に相談してよかった。」

「そう言ってもらって光栄だよ。」

ブレラには悪いが今回は俺が儲けさせてもらおう。

後はどうやって売っていくかだが、その辺はここに来て培ったやり方を使わせてもらう。

「さぁ、キングクロコダイルの革で作ったお守りだ。一つ銀貨6枚、中には教会で祝福を受けた銀貨が1枚仕込んである。これを胸元に仕込んでおけばもしもの時にも安心だぞ。」

「お守り?本当に効果あるの?」

「あるかどうかは信じたやつだけが知ってる。とはいえ、もしもの時でもこれだけ分厚ければ安心だし、なにより仕込んであるのは本物の銀貨だ。飲み代が足りなくなっても安心ってね。」

「あはは、確かに安心かも。」

市場のいつもの場所に露店を構えると、簡単に声掛けをするだけで客が集まってくる。

これもまた俺がここで積み上げてきた結果。

とはいえ、ただ革を二つに折り重ねただけじゃ売れるはずがないので事前に別の仕込みをしておいた。

当初の予定では自前の銀貨を入れてもらうつもりだったのだが、それだとせっかくのお守りなのに何のご利益もなさそうなのでモニカにお願いして聖水に浸し祝福をかけてもらっている。

こうするだけで何となく効果があるかも!という気分になるんだから不思議なもんだ。

一人でも商品を手に取る客が出れば、あとはそこから自然に客の流れができる。

今回用意したのは全部で20個。

10個という話だったのに、フラフラになったスカイが朝一番に屋敷へと運んできてくれた。

あの感じだと徹夜したんだろうなぁ。

いい仕事の敵なので明日同じことをすると買い取らないという話をしてある。

さすがにもうやらないだろう。

一つ、また一つと確実に売り上げが上がっていく。

冒険者って生き物は完全なる実力社会で生きていながら、目に見えない力に異常に執着するんだよな。

だからこそ今回のようなお守りとかそういうのに反応してもらえるわけで。

最初に20個は昼を待たずに完売することに成功した。

これで儲けは銀貨40枚。

全部売れれば金貨1枚儲かる計算になる。

この反応ならもう少し高くても売れたかもしれないが、まぁこんなもんだろう。

「売れた?」

「あぁ、ばっちり売れたぞ。」

「あの端切れがこんなに喜んでもらえるなんて思いもしなかった。」

様子を見に来たスカイが空っぽになった棚を見て目を丸くする。

何事も仕込みが7割で2割が勢い、最後に実力が1割ぐらいなもの。

反応はかなり良かっただけに可能ならこれからも継続的に作ってほしい所だ。

キングクロコダイルの革そのものもかっこいいし、個人的に普通サイズの財布をお願いしてもいいかもしれない。

銀貨と金貨を入れるだけだとそこまで大きくならないから安く済む・・・はず。

いつも思うんだが金を入れるための入れ物に金を払うってのはどうなんだろうなぁ。

春の財布は張る、冬の財布は寂しくなるなんて考え方もある。

ちなみに今は秋。

野菜たちが豊作だったように財布の中身も豊作になってくれるといいんだけどなぁ。

こうして始まった財布兼お守りは予想以上の反響を得て、大喜びしたスカイが素材を変え見た目を変え第二第三のお守りを作っていくのはまた別の話。
しおりを挟む
感想 41

あなたにおすすめの小説

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

中途半端なソウルスティール受けたけど質問ある?

ミクリヤミナミ
ファンタジー
仮想空間で活動する4人のお話です。 1.カールの譚 王都で生活する鍛冶屋のカールは、その腕を見込まれて王宮騎士団の魔王討伐への同行を要請されます。騎士団嫌いの彼は全く乗り気ではありませんがSランク冒険者の3人に説得され嫌々魔王が住む魔都へ向かいます。 2.サトシの譚 現代日本から転生してきたサトシは、ゴブリンの群れに襲われて家族を奪われますが、カール達と出会い力をつけてゆきます。 3.生方蒼甫の譚 研究者の生方蒼甫は脳科学研究の為に実験体であるサトシをVRMMORPG内に放流し観察しようとしますがうまく観察できません。仕方がないので自分もVRMMORPGの中に入る事にしますが…… 4.魔王(フリードリヒ)の譚 西方に住む「魔王」はカール達を自領の「クレータ街」に連れてくることに成功しますが、数百年ぶりに天使の襲撃を2度も目撃します。2度目の襲撃を退けたサトシとルークスに興味を持ちますが……

処理中です...