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1076.転売屋は次の仕入れを考える
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楽しかった南方旅行は早くも折り返しの七日目を迎えた。
昨日はひたすらグラススラグの欠片を集めたわけだが、その量があまりにも多くなりすぎたので砂糖とスラグをいくつか残して後は海酒等と一緒に一足先に街へと送り返してもらうことにした。
何でこんなものを?と不思議そうな顔をされたが、今後も定期的に酒や砂糖を買い付ける約束をしているのでついでに送ってもらえるようにもお願いをしてある。
塵も積もれば山となるってね、彼らからすれば価値の無いものかもしれないが俺達からしてみれば少額ながらも価値のある物であることに変わりはない。
なんせここでもう金貨70枚も金を使ったんだ、使った分はしっかり回収しないとな。
「世話になった。」
「こちらこそたくさん買い物をして頂き有難うございます。」
「これからも引き続き宜しく頼む。もし必要な物があるのならジャニスさんを通して連絡をくれれば喜んで手配しよう。早急に必要なものがあるのであれば別の方法でのお届けも可能だ。」
「別の方法、ですか。」
「マウィ様、シロウ様にはとっておきの方法があるのです。」
バーンがいればこの場でワイバーンに戻ってもらうといういつもの技が出来るのだが、言葉で信じてもらうのはなかなかに難しい。
ワイバーン騎士なんてのは絵本の中に出てくる存在、もちろんいないわけではないが俺みたいにデリバリーに使うような人はいない。
でも古龍の血が入っているバーンでなくても手懐ける事は可能なわけだし、いつかそれが当たり前になる日が来るのかもしれない。
費用対効果は絶大だからな。
どれだけワイバーンのエサ代がかかっても回収できる自信があるぞ、俺は。
「それじゃあ失礼する。」
「良い旅路を、ウンチュミーのご加護がありますように。」
集落の住民総出で見送られながら南方旅行最後の目的地へと馬車を走らせる。
来た道を少しだけ戻りそのまま内陸の方へ、そこに南方最大の都市が待っている。
そこでは今回の為に用意した尻尾追い祭りと勝者に約束されている遺跡探索をする予定だ。
もし勝利できなくても別の遺跡に入るつもりで入る。
うちの武闘派達はこの日の為に鍛錬を積んできたと言っても過言ではない。
現地ではサプライズもあるのだが、まぁそれは着いてからのお楽しみだ。
目的地はここから約半日ほど、それまではしばし馬車の旅を堪能しよう。
色々と考えも纏めたいしな。
「楽しかったわね、海。」
「そうだな、でもお前は最後の方酒ばっかりだったじゃないか。」
「そうだった?」
「でも美味かったよな、海酒。」
「ね!帰ったらあまり飲めなくなるのが残念だわ。」
「売れ行き次第では継続で仕入れるつもりだし飲めなくなることは無いと思うぞ。間違いなく売れるし。」
火酒よりも癖が無い上に割って飲めるという事は、それだけ嵩増し出来るという事。
物珍しさもあるだろうから暫くは売れ続けるんじゃないだろうか。
感謝祭に出す事も出来るのだが、それ用の酒はもう手配しているのとわざわざ安くで売る理由が無いので今回はそれよりも先に売り切ってしまうつもりだ。
「そういえば先程、長様がウンチュミーと仰いましたがアレはなんだったんでしょうか。」
「えっと、なんだったっけ。ここまで出かかってるんだけど・・・。」
ミラの疑問にエリザが自分の手を喉に当てながら答えているが、どう考えてもわかってないよな。
俺?
もちろん知ってるわけないだろ。
「ミラ様、先程のは海の神様の事ですよ。」
「そう、それ!」
「いや、絶対ハーシェさんの答えに合わせただろ。」
「そそそ、そんなことないわよ?」
「わかり易すぎる反応するんじゃねぇよ。知らないなら知らないって言えばいいのに。」
ノリで言った感じだろうからそこまで本気で突っ込んでいるわけではないが、知らない事は別に恥ではない。
むしろ新しい物事を知るチャンスだと思って積極的に聞いて行けと子供の時に教えられた覚えがある。
事実、興味がある事であれば自然と覚えられるものだしな。
「次で最後の街だが、ちょいとばかし金を使いすぎた感じがある。香油はもともと予算内だが初日と砂糖が予想外だった。酒がサモーンと交換出来たってのは大きいが、残りの予算で何を買い付けるべきだと思う?」
「残り金貨30枚でしたっけ。」
「まぁ、尻尾とか持ち込んだ素材が売れれば金貨40枚は出せる。それでも足りなければ取りに帰ればいいだけだし。」
「でも出来ればそれに収めたいですね。今の所買い付けていないものは果物でしょうか。」
「あ、そういえばそうね。色々食べさせてもらったけど、これってものは買ってないんじゃないかしら。」
果物、果物かぁ。
秋になり大分涼しくなったとはいえ、生ものはどうしても傷みやすいんだよなぁ。
バーンに運んでもらえば一日かからず届ける事も出来るが、継続購入になれば基本は馬車での輸送になる。
冬場限定なら何とかなるのかもしれないが後はどれを選定するかだ。
「どれも美味しいんだが、やっぱり傷むリスクを考えるとどうしても躊躇するな。ほら、この前みたいに荷物が届かないっていう可能性もあるわけだし。」
「それは確かにありますね、避妊薬に使っているアプデの種も本来は実を食べるものですから。やっぱり持ち出せる距離の限界があります。バーン君に運んでもらう手もありますが、最近は色々と忙しいみたいですし輸送費を乗せるとすごい金額になってしまいますよ。」
「タダじゃダメなの?」
「もちろん本人はそれでいいだろうが、それに甘えるとそれ基準になるだろ?廃鉱山への輸送とか港町に行ったついではともかく、それ以外の仕入れに関してはしっかりと線引きするべきだ。前に仕入れた魚もちょっと高かっただろ?」
「そういえば。」
「バーンもこれからどんどんと大きくなるし、ある程度自分で判断できるようになったら独り立ちして輸送を担ってもらうつもりでいる。だから今からそれに依存した仕入れは行うべきじゃないと俺は思ってる。とか言って、大きくなってからも無茶言って色々運んでもらうんだろうけど。」
いくら巨大なワイバーンになれるとはいえ、まだまだ中身は子供のままだ。
責任の取れる仕事を任せることが出来るようになるにはまだまだ時間と経験が必要になるだろう。
なんせバーンの高速輸送は彼にしかできない技だ。
今後もまだまだ需要が出て来るだけに今から安売りする必要はないし、それを俺が行うなど本末転倒。
彼の未来を父親である俺が潰すなどあってはならない事だ。
「じゃあ今回も普通に運べる物じゃないとだめって事ね。」
「そうなるな。となると加工品、前に話していたようにジャムかそれともドライフルーツか。どちらにせよ目新しい物は売れるし今回の仕入れは失敗しないだろう。」
「ジャムかぁ。それなら買うよりも自分で作ったほうが安いかもね。」
「自分で?」
「砂糖は今回買い付けた分があるでしょ?後は場所とお鍋さえあれば作れるわよ。」
「・・・確かに。」
今回借りた場所のように厨房さえあれば作るのはさほど難しくない。
お菓子作りのプロとまではいわないが、それなりに腕のあるエリザが言うのだから間違いないだろう。
加工してしまえばそれなりに日持ちするので安心して運ぶことが出来る。
というか、羽を売れば荷馬車が空くのでそこに乗せて帰ればいい。
サモーンを売った分は砂糖が占拠しているが、それを使えば場所も開くはず。
あれ、もしかして何とかなる・・・のか?
「でしたら一緒に入れ物も買いましょう。この間アナタが買い付けたアクセサリーですけど、調べるとガラスの製作も行っているそうです。そこで小さな入れ物を買ってそこに詰めて運ぶのはいかがですか?」
「南方尽くし、食べ終わった後も入れ物として使えるわけか。ありだな。」
「前に仕入れたガラス細工のアクセサリーよね、あれもまたかつけるんでしょ?」
「まぁ、一応は。」
「それなら昨日集めたグラススラグをそれに入れたら綺麗じゃない?」
「でしたら一緒に集めた貝殻もいいかもしれませんね。」
「ちょ、ちょっとまて。とりあえず落ち着いて考えよう、必要なのはジャム用の入れ物だよな?それ以外にも買い付けるのか?というかあるのか?」
突然話が広がって一瞬訳が分からなくなった。
確かに前にトンボ細工のアクセサリーを買い付けた工房はこれから向かう場所にある。
でもそこで買うのはアクセサリーだけのはずで、そんな都合よく入れ物があるとは思えないんだが・・・。
エリザとミラはそれがある体で話を進めているんだが、そんなにガラス細工が盛んな場所だったっけか。
「恐らくありますね。」
「マジか。」
「え、知ってて言ったんじゃないの?前にハーシェさんがそう言ってたじゃない。」
「すまん、聞きそびれたかもしれない。」
そうか、あるのか。
なんとまぁ都合のいい事だと思っていたのだが、そう思っていたのは俺だけでちゃんと下調べも出来ての発言だったらしい。
「あの時は色々とトラブルが重なって忙しそうにしておられましたからしかたありませんよ。」
「ほら~、またそうやってシロウを甘やかす。」
「甘やかしてますか?」
「甘やかしてるわよ。ねぇミラ?」
「そうですか?」
「ごめん、聞いた私が悪かったわ。」
そうだな、俺もそう思う。
とりあえず向こうに行ってやることが一つ増えた。
果物を買い付けてジャムにする、それと入れ物を仕入れてグラススラグや貝殻を入れて売る。
あまり仕入れにお金を掛けないという話をしていたはずなのにどうしてこうなったのかはわからないが、まぁ結局巡り巡ってお金が増えるんだし別にいいか。
南方旅行も後半戦。
一番のイベントがいよいよ始まろうとしている。
昨日はひたすらグラススラグの欠片を集めたわけだが、その量があまりにも多くなりすぎたので砂糖とスラグをいくつか残して後は海酒等と一緒に一足先に街へと送り返してもらうことにした。
何でこんなものを?と不思議そうな顔をされたが、今後も定期的に酒や砂糖を買い付ける約束をしているのでついでに送ってもらえるようにもお願いをしてある。
塵も積もれば山となるってね、彼らからすれば価値の無いものかもしれないが俺達からしてみれば少額ながらも価値のある物であることに変わりはない。
なんせここでもう金貨70枚も金を使ったんだ、使った分はしっかり回収しないとな。
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ワイバーン騎士なんてのは絵本の中に出てくる存在、もちろんいないわけではないが俺みたいにデリバリーに使うような人はいない。
でも古龍の血が入っているバーンでなくても手懐ける事は可能なわけだし、いつかそれが当たり前になる日が来るのかもしれない。
費用対効果は絶大だからな。
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「それじゃあ失礼する。」
「良い旅路を、ウンチュミーのご加護がありますように。」
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来た道を少しだけ戻りそのまま内陸の方へ、そこに南方最大の都市が待っている。
そこでは今回の為に用意した尻尾追い祭りと勝者に約束されている遺跡探索をする予定だ。
もし勝利できなくても別の遺跡に入るつもりで入る。
うちの武闘派達はこの日の為に鍛錬を積んできたと言っても過言ではない。
現地ではサプライズもあるのだが、まぁそれは着いてからのお楽しみだ。
目的地はここから約半日ほど、それまではしばし馬車の旅を堪能しよう。
色々と考えも纏めたいしな。
「楽しかったわね、海。」
「そうだな、でもお前は最後の方酒ばっかりだったじゃないか。」
「そうだった?」
「でも美味かったよな、海酒。」
「ね!帰ったらあまり飲めなくなるのが残念だわ。」
「売れ行き次第では継続で仕入れるつもりだし飲めなくなることは無いと思うぞ。間違いなく売れるし。」
火酒よりも癖が無い上に割って飲めるという事は、それだけ嵩増し出来るという事。
物珍しさもあるだろうから暫くは売れ続けるんじゃないだろうか。
感謝祭に出す事も出来るのだが、それ用の酒はもう手配しているのとわざわざ安くで売る理由が無いので今回はそれよりも先に売り切ってしまうつもりだ。
「そういえば先程、長様がウンチュミーと仰いましたがアレはなんだったんでしょうか。」
「えっと、なんだったっけ。ここまで出かかってるんだけど・・・。」
ミラの疑問にエリザが自分の手を喉に当てながら答えているが、どう考えてもわかってないよな。
俺?
もちろん知ってるわけないだろ。
「ミラ様、先程のは海の神様の事ですよ。」
「そう、それ!」
「いや、絶対ハーシェさんの答えに合わせただろ。」
「そそそ、そんなことないわよ?」
「わかり易すぎる反応するんじゃねぇよ。知らないなら知らないって言えばいいのに。」
ノリで言った感じだろうからそこまで本気で突っ込んでいるわけではないが、知らない事は別に恥ではない。
むしろ新しい物事を知るチャンスだと思って積極的に聞いて行けと子供の時に教えられた覚えがある。
事実、興味がある事であれば自然と覚えられるものだしな。
「次で最後の街だが、ちょいとばかし金を使いすぎた感じがある。香油はもともと予算内だが初日と砂糖が予想外だった。酒がサモーンと交換出来たってのは大きいが、残りの予算で何を買い付けるべきだと思う?」
「残り金貨30枚でしたっけ。」
「まぁ、尻尾とか持ち込んだ素材が売れれば金貨40枚は出せる。それでも足りなければ取りに帰ればいいだけだし。」
「でも出来ればそれに収めたいですね。今の所買い付けていないものは果物でしょうか。」
「あ、そういえばそうね。色々食べさせてもらったけど、これってものは買ってないんじゃないかしら。」
果物、果物かぁ。
秋になり大分涼しくなったとはいえ、生ものはどうしても傷みやすいんだよなぁ。
バーンに運んでもらえば一日かからず届ける事も出来るが、継続購入になれば基本は馬車での輸送になる。
冬場限定なら何とかなるのかもしれないが後はどれを選定するかだ。
「どれも美味しいんだが、やっぱり傷むリスクを考えるとどうしても躊躇するな。ほら、この前みたいに荷物が届かないっていう可能性もあるわけだし。」
「それは確かにありますね、避妊薬に使っているアプデの種も本来は実を食べるものですから。やっぱり持ち出せる距離の限界があります。バーン君に運んでもらう手もありますが、最近は色々と忙しいみたいですし輸送費を乗せるとすごい金額になってしまいますよ。」
「タダじゃダメなの?」
「もちろん本人はそれでいいだろうが、それに甘えるとそれ基準になるだろ?廃鉱山への輸送とか港町に行ったついではともかく、それ以外の仕入れに関してはしっかりと線引きするべきだ。前に仕入れた魚もちょっと高かっただろ?」
「そういえば。」
「バーンもこれからどんどんと大きくなるし、ある程度自分で判断できるようになったら独り立ちして輸送を担ってもらうつもりでいる。だから今からそれに依存した仕入れは行うべきじゃないと俺は思ってる。とか言って、大きくなってからも無茶言って色々運んでもらうんだろうけど。」
いくら巨大なワイバーンになれるとはいえ、まだまだ中身は子供のままだ。
責任の取れる仕事を任せることが出来るようになるにはまだまだ時間と経験が必要になるだろう。
なんせバーンの高速輸送は彼にしかできない技だ。
今後もまだまだ需要が出て来るだけに今から安売りする必要はないし、それを俺が行うなど本末転倒。
彼の未来を父親である俺が潰すなどあってはならない事だ。
「じゃあ今回も普通に運べる物じゃないとだめって事ね。」
「そうなるな。となると加工品、前に話していたようにジャムかそれともドライフルーツか。どちらにせよ目新しい物は売れるし今回の仕入れは失敗しないだろう。」
「ジャムかぁ。それなら買うよりも自分で作ったほうが安いかもね。」
「自分で?」
「砂糖は今回買い付けた分があるでしょ?後は場所とお鍋さえあれば作れるわよ。」
「・・・確かに。」
今回借りた場所のように厨房さえあれば作るのはさほど難しくない。
お菓子作りのプロとまではいわないが、それなりに腕のあるエリザが言うのだから間違いないだろう。
加工してしまえばそれなりに日持ちするので安心して運ぶことが出来る。
というか、羽を売れば荷馬車が空くのでそこに乗せて帰ればいい。
サモーンを売った分は砂糖が占拠しているが、それを使えば場所も開くはず。
あれ、もしかして何とかなる・・・のか?
「でしたら一緒に入れ物も買いましょう。この間アナタが買い付けたアクセサリーですけど、調べるとガラスの製作も行っているそうです。そこで小さな入れ物を買ってそこに詰めて運ぶのはいかがですか?」
「南方尽くし、食べ終わった後も入れ物として使えるわけか。ありだな。」
「前に仕入れたガラス細工のアクセサリーよね、あれもまたかつけるんでしょ?」
「まぁ、一応は。」
「それなら昨日集めたグラススラグをそれに入れたら綺麗じゃない?」
「でしたら一緒に集めた貝殻もいいかもしれませんね。」
「ちょ、ちょっとまて。とりあえず落ち着いて考えよう、必要なのはジャム用の入れ物だよな?それ以外にも買い付けるのか?というかあるのか?」
突然話が広がって一瞬訳が分からなくなった。
確かに前にトンボ細工のアクセサリーを買い付けた工房はこれから向かう場所にある。
でもそこで買うのはアクセサリーだけのはずで、そんな都合よく入れ物があるとは思えないんだが・・・。
エリザとミラはそれがある体で話を進めているんだが、そんなにガラス細工が盛んな場所だったっけか。
「恐らくありますね。」
「マジか。」
「え、知ってて言ったんじゃないの?前にハーシェさんがそう言ってたじゃない。」
「すまん、聞きそびれたかもしれない。」
そうか、あるのか。
なんとまぁ都合のいい事だと思っていたのだが、そう思っていたのは俺だけでちゃんと下調べも出来ての発言だったらしい。
「あの時は色々とトラブルが重なって忙しそうにしておられましたからしかたありませんよ。」
「ほら~、またそうやってシロウを甘やかす。」
「甘やかしてますか?」
「甘やかしてるわよ。ねぇミラ?」
「そうですか?」
「ごめん、聞いた私が悪かったわ。」
そうだな、俺もそう思う。
とりあえず向こうに行ってやることが一つ増えた。
果物を買い付けてジャムにする、それと入れ物を仕入れてグラススラグや貝殻を入れて売る。
あまり仕入れにお金を掛けないという話をしていたはずなのにどうしてこうなったのかはわからないが、まぁ結局巡り巡ってお金が増えるんだし別にいいか。
南方旅行も後半戦。
一番のイベントがいよいよ始まろうとしている。
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