転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア

文字の大きさ
1,081 / 1,738

1076.転売屋は次の仕入れを考える

しおりを挟む
楽しかった南方旅行は早くも折り返しの七日目を迎えた。

昨日はひたすらグラススラグの欠片を集めたわけだが、その量があまりにも多くなりすぎたので砂糖とスラグをいくつか残して後は海酒等と一緒に一足先に街へと送り返してもらうことにした。

何でこんなものを?と不思議そうな顔をされたが、今後も定期的に酒や砂糖を買い付ける約束をしているのでついでに送ってもらえるようにもお願いをしてある。

塵も積もれば山となるってね、彼らからすれば価値の無いものかもしれないが俺達からしてみれば少額ながらも価値のある物であることに変わりはない。

なんせここでもう金貨70枚も金を使ったんだ、使った分はしっかり回収しないとな。

「世話になった。」

「こちらこそたくさん買い物をして頂き有難うございます。」

「これからも引き続き宜しく頼む。もし必要な物があるのならジャニスさんを通して連絡をくれれば喜んで手配しよう。早急に必要なものがあるのであれば別の方法でのお届けも可能だ。」

「別の方法、ですか。」

「マウィ様、シロウ様にはとっておきの方法があるのです。」

バーンがいればこの場でワイバーンに戻ってもらうといういつもの技が出来るのだが、言葉で信じてもらうのはなかなかに難しい。

ワイバーン騎士なんてのは絵本の中に出てくる存在、もちろんいないわけではないが俺みたいにデリバリーに使うような人はいない。

でも古龍の血が入っているバーンでなくても手懐ける事は可能なわけだし、いつかそれが当たり前になる日が来るのかもしれない。

費用対効果は絶大だからな。

どれだけワイバーンのエサ代がかかっても回収できる自信があるぞ、俺は。

「それじゃあ失礼する。」

「良い旅路を、ウンチュミーのご加護がありますように。」

集落の住民総出で見送られながら南方旅行最後の目的地へと馬車を走らせる。

来た道を少しだけ戻りそのまま内陸の方へ、そこに南方最大の都市が待っている。

そこでは今回の為に用意した尻尾追い祭りと勝者に約束されている遺跡探索をする予定だ。

もし勝利できなくても別の遺跡に入るつもりで入る。

うちの武闘派達はこの日の為に鍛錬を積んできたと言っても過言ではない。

現地ではサプライズもあるのだが、まぁそれは着いてからのお楽しみだ。

目的地はここから約半日ほど、それまではしばし馬車の旅を堪能しよう。

色々と考えも纏めたいしな。

「楽しかったわね、海。」

「そうだな、でもお前は最後の方酒ばっかりだったじゃないか。」

「そうだった?」

「でも美味かったよな、海酒。」

「ね!帰ったらあまり飲めなくなるのが残念だわ。」

「売れ行き次第では継続で仕入れるつもりだし飲めなくなることは無いと思うぞ。間違いなく売れるし。」

火酒よりも癖が無い上に割って飲めるという事は、それだけ嵩増し出来るという事。

物珍しさもあるだろうから暫くは売れ続けるんじゃないだろうか。

感謝祭に出す事も出来るのだが、それ用の酒はもう手配しているのとわざわざ安くで売る理由が無いので今回はそれよりも先に売り切ってしまうつもりだ。

「そういえば先程、長様がウンチュミーと仰いましたがアレはなんだったんでしょうか。」

「えっと、なんだったっけ。ここまで出かかってるんだけど・・・。」

ミラの疑問にエリザが自分の手を喉に当てながら答えているが、どう考えてもわかってないよな。

俺?

もちろん知ってるわけないだろ。

「ミラ様、先程のは海の神様の事ですよ。」

「そう、それ!」

「いや、絶対ハーシェさんの答えに合わせただろ。」

「そそそ、そんなことないわよ?」

「わかり易すぎる反応するんじゃねぇよ。知らないなら知らないって言えばいいのに。」

ノリで言った感じだろうからそこまで本気で突っ込んでいるわけではないが、知らない事は別に恥ではない。

むしろ新しい物事を知るチャンスだと思って積極的に聞いて行けと子供の時に教えられた覚えがある。

事実、興味がある事であれば自然と覚えられるものだしな。

「次で最後の街だが、ちょいとばかし金を使いすぎた感じがある。香油はもともと予算内だが初日と砂糖が予想外だった。酒がサモーンと交換出来たってのは大きいが、残りの予算で何を買い付けるべきだと思う?」

「残り金貨30枚でしたっけ。」

「まぁ、尻尾とか持ち込んだ素材が売れれば金貨40枚は出せる。それでも足りなければ取りに帰ればいいだけだし。」

「でも出来ればそれに収めたいですね。今の所買い付けていないものは果物でしょうか。」

「あ、そういえばそうね。色々食べさせてもらったけど、これってものは買ってないんじゃないかしら。」

果物、果物かぁ。

秋になり大分涼しくなったとはいえ、生ものはどうしても傷みやすいんだよなぁ。

バーンに運んでもらえば一日かからず届ける事も出来るが、継続購入になれば基本は馬車での輸送になる。

冬場限定なら何とかなるのかもしれないが後はどれを選定するかだ。

「どれも美味しいんだが、やっぱり傷むリスクを考えるとどうしても躊躇するな。ほら、この前みたいに荷物が届かないっていう可能性もあるわけだし。」

「それは確かにありますね、避妊薬に使っているアプデの種も本来は実を食べるものですから。やっぱり持ち出せる距離の限界があります。バーン君に運んでもらう手もありますが、最近は色々と忙しいみたいですし輸送費を乗せるとすごい金額になってしまいますよ。」

「タダじゃダメなの?」

「もちろん本人はそれでいいだろうが、それに甘えるとそれ基準になるだろ?廃鉱山への輸送とか港町に行ったついではともかく、それ以外の仕入れに関してはしっかりと線引きするべきだ。前に仕入れた魚もちょっと高かっただろ?」

「そういえば。」

「バーンもこれからどんどんと大きくなるし、ある程度自分で判断できるようになったら独り立ちして輸送を担ってもらうつもりでいる。だから今からそれに依存した仕入れは行うべきじゃないと俺は思ってる。とか言って、大きくなってからも無茶言って色々運んでもらうんだろうけど。」

いくら巨大なワイバーンになれるとはいえ、まだまだ中身は子供のままだ。

責任の取れる仕事を任せることが出来るようになるにはまだまだ時間と経験が必要になるだろう。

なんせバーンの高速輸送は彼にしかできない技だ。

今後もまだまだ需要が出て来るだけに今から安売りする必要はないし、それを俺が行うなど本末転倒。

彼の未来を父親である俺が潰すなどあってはならない事だ。

「じゃあ今回も普通に運べる物じゃないとだめって事ね。」

「そうなるな。となると加工品、前に話していたようにジャムかそれともドライフルーツか。どちらにせよ目新しい物は売れるし今回の仕入れは失敗しないだろう。」

「ジャムかぁ。それなら買うよりも自分で作ったほうが安いかもね。」

「自分で?」

「砂糖は今回買い付けた分があるでしょ?後は場所とお鍋さえあれば作れるわよ。」

「・・・確かに。」

今回借りた場所のように厨房さえあれば作るのはさほど難しくない。

お菓子作りのプロとまではいわないが、それなりに腕のあるエリザが言うのだから間違いないだろう。

加工してしまえばそれなりに日持ちするので安心して運ぶことが出来る。

というか、羽を売れば荷馬車が空くのでそこに乗せて帰ればいい。

サモーンを売った分は砂糖が占拠しているが、それを使えば場所も開くはず。

あれ、もしかして何とかなる・・・のか?

「でしたら一緒に入れ物も買いましょう。この間アナタが買い付けたアクセサリーですけど、調べるとガラスの製作も行っているそうです。そこで小さな入れ物を買ってそこに詰めて運ぶのはいかがですか?」

「南方尽くし、食べ終わった後も入れ物として使えるわけか。ありだな。」

「前に仕入れたガラス細工のアクセサリーよね、あれもまたかつけるんでしょ?」

「まぁ、一応は。」

「それなら昨日集めたグラススラグをそれに入れたら綺麗じゃない?」

「でしたら一緒に集めた貝殻もいいかもしれませんね。」

「ちょ、ちょっとまて。とりあえず落ち着いて考えよう、必要なのはジャム用の入れ物だよな?それ以外にも買い付けるのか?というかあるのか?」

突然話が広がって一瞬訳が分からなくなった。

確かに前にトンボ細工のアクセサリーを買い付けた工房はこれから向かう場所にある。

でもそこで買うのはアクセサリーだけのはずで、そんな都合よく入れ物があるとは思えないんだが・・・。

エリザとミラはそれがある体で話を進めているんだが、そんなにガラス細工が盛んな場所だったっけか。

「恐らくありますね。」

「マジか。」

「え、知ってて言ったんじゃないの?前にハーシェさんがそう言ってたじゃない。」

「すまん、聞きそびれたかもしれない。」

そうか、あるのか。

なんとまぁ都合のいい事だと思っていたのだが、そう思っていたのは俺だけでちゃんと下調べも出来ての発言だったらしい。

「あの時は色々とトラブルが重なって忙しそうにしておられましたからしかたありませんよ。」

「ほら~、またそうやってシロウを甘やかす。」

「甘やかしてますか?」

「甘やかしてるわよ。ねぇミラ?」

「そうですか?」

「ごめん、聞いた私が悪かったわ。」

そうだな、俺もそう思う。

とりあえず向こうに行ってやることが一つ増えた。

果物を買い付けてジャムにする、それと入れ物を仕入れてグラススラグや貝殻を入れて売る。

あまり仕入れにお金を掛けないという話をしていたはずなのにどうしてこうなったのかはわからないが、まぁ結局巡り巡ってお金が増えるんだし別にいいか。

南方旅行も後半戦。

一番のイベントがいよいよ始まろうとしている。
しおりを挟む
感想 41

あなたにおすすめの小説

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

処理中です...