いつか『幸せ』になる！

第 1 章

1, 異世界に呼ばれた日

 私は高校3年生、蒼井 奈乃。私には親友が3人いるんだ。周りから『仲良し4人組』って言われるくらい仲が良いんだよ。


 ☆   ☆   ☆


 そんな私達は夏休み始まってすぐの日、いつも通り4人で遊びに行っていたんだ。朝集合して遊んで、お昼食べてまた遊んで、夕方になってそろそろ帰ろうかって1人が言って帰ろうとした時。私達の足下にいきなり魔方陣みたいなものが現れた。驚いて、どうしようとパニックになっていたらあっという間に私達は見たことのない場所に立っていた。慌てて皆いるのか見渡すと立っているのは私だけだった・・・
 




 ☆   ☆   ☆





 暫くすると1人また1人目を覚まして起き上がり始めほっとしたんだ。
 全員目を覚ますと、私がこっちに来た時からずうっと私達を見下す目を向けて、めちゃくちゃ偉そうに座っていた男性が立ち上がり、
「ようこそ、勇者や聖女、そして、賢者。お前らは王である我が呼んでやった。感謝するが良い。お前らには我から直々に役目を与えてやろう。この国を魔から救うが良い以上だ。さっさと下がれ」
と、言ってどかっと座りやがった。キレているが、一応我慢する。一応、相手は王様なのだからと、思っていると騎士っぽい人が私達に向かって来た。私は合気道や空手をしているからこの4人の中では強い。（因みに他は、ピアノやバレエとかしているよ。）そのため私は皆の前に庇うつもりで騎士っぽい人と対峙した。




 ☆   ☆   ☆




 さてさて、私達はこれから先どうなるんだろう。まあ、心配な事しかないけど、とりあえず3人のことは私が守るぞ！！！