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155話 「バトル・メイド その1」
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「ぱぱぁー」
「どうしたんだいメンテ?」
「ばあば?」
「ばあばか。昨日帰ったからいないぞ」
「じいじ?」
「じいじも一緒に帰ったぞ」
「ううっ……」←嘘泣き
「そうか、メンテは2人がいなくなって悲しいのか。ほら、泣くんじゃない。今日はパパといっぱい遊ぼうな」
「えぐぅ~」ぎゅっ
「はっはっは。可愛いやつめ!」
今日もいつも通り甘えまくるメンテである。
「はっはっは。じゃあ何をして遊ぼうか?」
「ぱぱぁ。そとー」
「メンテは外に出たいのかい?」
「えぐぅ」←上目遣いで可愛くおねだりするメンテ
「そうか。なら外に行こう!」
「はぁーい!」
こうして一緒に外に出たメンテとダンディの2人。
「ぱぱぁー。あち、あっちい!」指プイ
「おや? メンテはあっちに行きたいのかな? なら今日は散歩だ」
「はあい! ぎうど。いうと!」
「ぎうど? ……ギルドか! メンテはギルドに行きたいのかい?」
「えっぐ!」
「そうか、正解か。パパもメンテが何を言っているのか分かって来たぞ~。はっはっは!」
「はぁい! ばーん! ばんばーん! きゃきゃあああ!」
「なるほど。今日もギルドに魔法をぶち放したいんだな」
「はーい!」
「はっはっは! メンテも我が家の教訓が分ってきたじゃないか。周りの目なんか気にしちゃダメだぞ。おーい、タクシー!」
ダンディの叫びにスッと現れるタクシー。この老人はナンス家の執事だ。
「ほほっ。お呼びでしょうか旦那様?」
「今すぐベビーカーを持って来てくれ。今日もギルドをぶっ壊すぞ! なんたってメンテがやりたがっているからな。はっはっは!」
「ほほっ、素晴らしい……。さすがメンテ様。ギルドなんぞぶっ潰しましょうー!」
「そうだ、今回父さんと母さんから素材を貰えなかったのはギルドのせいだ! あんなクソ組織はぶっころだー!」
「はっはっは!」「ほほっ!」「きゃきゃきゃ!」
今日も絶好調なおバカ3人組である。
「では急いで準備を……、おや?」
「ん?」「えぐぅ?」
タクシーがベビーカーを持ってこようとすると、急に強い風が吹いた。そのまま風の勢いは止まらずに3人の周りをグルグルと回り始めた。まるで3人の動きを封じ込めるような動きである。これはおかしいと気付いた頃には、3人は竜巻の中心に取り残されたかのような状況になっていた。
「きゃああああああああああ!」←興奮するメンテ
「……これはママの魔法かな?」
「ほほっ、そのようですなあ」
しばらくすると風が止み、3人の周りをレディーと数十人規模のメイド軍団が囲んでいた。え、何が起きたの? と困惑する3人。
「……みんな聞いたわね? 現行犯よ、逮捕ー!」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
「ちょ?! ちょっと待つんだ。ママはいったい何を言っているんだ?」
「ほほっ、私もさっぱり分かりませんな」
「えぐぅ?」
突然の出来事に驚く3人。メンテも首をかしげているのだがとても可愛い。恐るべき天然パワーである。
「フフッ、しらばっくれても無駄よ。お義父さんお義母さんから話は聞かせてもらったわ。メンテちゃんが急に物騒な発言をするようになったってね。そんな言葉を覚えさせる人間なんてあなた達しかいないのよ! 見張ってて正解だったわね」
「「―?!」」
心当たりが多すぎてびくっとするダンディとタクシー。その頃メンテは、お得意のおとぼけ顔で何の話だろ? と誤魔化していた。とても可愛い顔をしているが内心は汗だくである。
「それにみんなも聞いていたわね? 今から何をするのかも。何をふざけたことを言っていたのかしら。しかも本当に実行しようとしてたわ。こんな可愛い赤ちゃんに余計な事ばかり吹き込んで……。どう考えても教育に悪いでしょうが!!」
「「「……」」」
正論すぎて、ぐうの音も出ないバカ3人。
「さあ、二人とも観念しなさい! みんな、あの2人を逃がしちゃダメよ? 絶対確保するのよ」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
「まずいな」「そうですな」「えぐぐ……」
追い詰められた3人。するとダンディはポケットから何かを取り出した。
「はっはっは。これは逃げられそうにないなあ…………、とうっ!」
ぎゅわーん!
ドーム型の結界みたいなものが3人を包み込んだ。結界の魔道具である。
「さすが旦那様です。この魔道具は、ピンチのときに非常に有用ですな」
「はっはっは! 使い時が肝心だな。よーし、今のうちにみんなで言い訳を考えるぞ!」
「えぐ!」
こうして3人は、必死に言い訳を考え始めた。
◆
3人が結界に閉じこもった頃、外ではレディーがメイド軍団の指揮をとっていた。
「……あれが噂の結界を作る魔道具かしら? パパは全然懲りてなさそうね。どうせみんなで言い訳でも考えてるのよ。でもそうはいかないわ。誰かキッサさんを呼んで来て。あとでパパとタクシーさんは教育が必要になるわ。他のみんなはあれを壊して引きずり出すわよ。メンテちゃんが心配だわ」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
冷静なレディーの判断により、即座に行動に移るメイド軍団。いったいそれはどこから出て来たのか、すぐに武器を装備し始めるメイド達。いきなりの戦闘モードである。
「パパ達は時間を与えると何をしでかすか分からないからね……。カフェちゃん、もうやっちゃってもいいわよ」
「かしこまりました。ではみなさん、準備はよろしいですか? …………”バトル・メイド”」
カフェがある魔法を発動させる。”バトル・メイド”の魔法が発動すると、この場にいた全員の体が光り出した。
「フフッ、みんな遠慮せずにやっちゃってね。じゃあ、破壊組とメンテちゃん奪還組に分けて行動するわよ。破壊組の指揮はカフェちゃんに任せるわね。奪還組は私について来なさい」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
「どうしたんだいメンテ?」
「ばあば?」
「ばあばか。昨日帰ったからいないぞ」
「じいじ?」
「じいじも一緒に帰ったぞ」
「ううっ……」←嘘泣き
「そうか、メンテは2人がいなくなって悲しいのか。ほら、泣くんじゃない。今日はパパといっぱい遊ぼうな」
「えぐぅ~」ぎゅっ
「はっはっは。可愛いやつめ!」
今日もいつも通り甘えまくるメンテである。
「はっはっは。じゃあ何をして遊ぼうか?」
「ぱぱぁ。そとー」
「メンテは外に出たいのかい?」
「えぐぅ」←上目遣いで可愛くおねだりするメンテ
「そうか。なら外に行こう!」
「はぁーい!」
こうして一緒に外に出たメンテとダンディの2人。
「ぱぱぁー。あち、あっちい!」指プイ
「おや? メンテはあっちに行きたいのかな? なら今日は散歩だ」
「はあい! ぎうど。いうと!」
「ぎうど? ……ギルドか! メンテはギルドに行きたいのかい?」
「えっぐ!」
「そうか、正解か。パパもメンテが何を言っているのか分かって来たぞ~。はっはっは!」
「はぁい! ばーん! ばんばーん! きゃきゃあああ!」
「なるほど。今日もギルドに魔法をぶち放したいんだな」
「はーい!」
「はっはっは! メンテも我が家の教訓が分ってきたじゃないか。周りの目なんか気にしちゃダメだぞ。おーい、タクシー!」
ダンディの叫びにスッと現れるタクシー。この老人はナンス家の執事だ。
「ほほっ。お呼びでしょうか旦那様?」
「今すぐベビーカーを持って来てくれ。今日もギルドをぶっ壊すぞ! なんたってメンテがやりたがっているからな。はっはっは!」
「ほほっ、素晴らしい……。さすがメンテ様。ギルドなんぞぶっ潰しましょうー!」
「そうだ、今回父さんと母さんから素材を貰えなかったのはギルドのせいだ! あんなクソ組織はぶっころだー!」
「はっはっは!」「ほほっ!」「きゃきゃきゃ!」
今日も絶好調なおバカ3人組である。
「では急いで準備を……、おや?」
「ん?」「えぐぅ?」
タクシーがベビーカーを持ってこようとすると、急に強い風が吹いた。そのまま風の勢いは止まらずに3人の周りをグルグルと回り始めた。まるで3人の動きを封じ込めるような動きである。これはおかしいと気付いた頃には、3人は竜巻の中心に取り残されたかのような状況になっていた。
「きゃああああああああああ!」←興奮するメンテ
「……これはママの魔法かな?」
「ほほっ、そのようですなあ」
しばらくすると風が止み、3人の周りをレディーと数十人規模のメイド軍団が囲んでいた。え、何が起きたの? と困惑する3人。
「……みんな聞いたわね? 現行犯よ、逮捕ー!」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
「ちょ?! ちょっと待つんだ。ママはいったい何を言っているんだ?」
「ほほっ、私もさっぱり分かりませんな」
「えぐぅ?」
突然の出来事に驚く3人。メンテも首をかしげているのだがとても可愛い。恐るべき天然パワーである。
「フフッ、しらばっくれても無駄よ。お義父さんお義母さんから話は聞かせてもらったわ。メンテちゃんが急に物騒な発言をするようになったってね。そんな言葉を覚えさせる人間なんてあなた達しかいないのよ! 見張ってて正解だったわね」
「「―?!」」
心当たりが多すぎてびくっとするダンディとタクシー。その頃メンテは、お得意のおとぼけ顔で何の話だろ? と誤魔化していた。とても可愛い顔をしているが内心は汗だくである。
「それにみんなも聞いていたわね? 今から何をするのかも。何をふざけたことを言っていたのかしら。しかも本当に実行しようとしてたわ。こんな可愛い赤ちゃんに余計な事ばかり吹き込んで……。どう考えても教育に悪いでしょうが!!」
「「「……」」」
正論すぎて、ぐうの音も出ないバカ3人。
「さあ、二人とも観念しなさい! みんな、あの2人を逃がしちゃダメよ? 絶対確保するのよ」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
「まずいな」「そうですな」「えぐぐ……」
追い詰められた3人。するとダンディはポケットから何かを取り出した。
「はっはっは。これは逃げられそうにないなあ…………、とうっ!」
ぎゅわーん!
ドーム型の結界みたいなものが3人を包み込んだ。結界の魔道具である。
「さすが旦那様です。この魔道具は、ピンチのときに非常に有用ですな」
「はっはっは! 使い時が肝心だな。よーし、今のうちにみんなで言い訳を考えるぞ!」
「えぐ!」
こうして3人は、必死に言い訳を考え始めた。
◆
3人が結界に閉じこもった頃、外ではレディーがメイド軍団の指揮をとっていた。
「……あれが噂の結界を作る魔道具かしら? パパは全然懲りてなさそうね。どうせみんなで言い訳でも考えてるのよ。でもそうはいかないわ。誰かキッサさんを呼んで来て。あとでパパとタクシーさんは教育が必要になるわ。他のみんなはあれを壊して引きずり出すわよ。メンテちゃんが心配だわ」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
冷静なレディーの判断により、即座に行動に移るメイド軍団。いったいそれはどこから出て来たのか、すぐに武器を装備し始めるメイド達。いきなりの戦闘モードである。
「パパ達は時間を与えると何をしでかすか分からないからね……。カフェちゃん、もうやっちゃってもいいわよ」
「かしこまりました。ではみなさん、準備はよろしいですか? …………”バトル・メイド”」
カフェがある魔法を発動させる。”バトル・メイド”の魔法が発動すると、この場にいた全員の体が光り出した。
「フフッ、みんな遠慮せずにやっちゃってね。じゃあ、破壊組とメンテちゃん奪還組に分けて行動するわよ。破壊組の指揮はカフェちゃんに任せるわね。奪還組は私について来なさい」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
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