アナザー/ライフ 〜やっと就職できたと思ったら、ノルマあり、契約期限ありの社畜に成り果てた〜

弓月下弦

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第2話 任務開始

ゴブリンの森②

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「反則すぎんだろっ!」

「ヴッーッ」

ゴブリンは呻きながら俺に近づいてくる。こいつら小さいくせに腕力はかなりある。
どうすれば良いんだ?物理攻撃なんて俺には無理だぞ。魔法は全く効かないし、、、

いや、その魔法だって満足に使いこなせてないんだけど。

「ヴッガー」

「おおおっ!ちょっ!」

いきなり松明を投げつけて来た。なんとか命中は避けられたが、物騒すぎる。
しかも、こっちに猛ダッシュで近づいて来ている!俺はとっさに手に炎の剣を出現させ、ゴブリンからの攻撃を交わす。

なんとか攻撃を交わすことには成功した。ダメージは与えられないが、多少の防御にはなるようだ。

「鯨井さんっ!」

メイザちゃんが急に叫ぶ声が聞こえ、とっさに彼女の方へ振り返った。

「メイザちゃんっ!」

なんと、2体のゴブリンがメイザちゃんの手足を引っ張っていた。

「何すんだっー!」

彼女を助けなければ。効果は無いと分かっているが、俺は走り出し、炎の剣をゴブリンに向かって振り下ろした。

「ヴッー」

「うっ!」

案の定剣が当たっても、ゴブリンはビクともしない。代わりに拳で腹を殴られた。腹に激痛が走る。くそ、もっと筋トレしておくべきだった。

ゴブリンの数はさらに増え、5体が俺に向かってくる姿が見えた。

やばい、このままヤられる。ゴブリンに殺されるとか雑魚キャラかよ俺、、、

ゴブリンなんて、ゲームの初期によく出て来る敵じゃないかっ!なんだか無性に悔しくなって来た。少女一人も守れないなんて、恥ずかしくないのか?俺は結局どこに行っても無能な人間なのか?

「鯨井さんっ、光をイメージしてくださいっ!光属性の力を使えばゴブリン達を倒せます」

メイザちゃん、いつも的確な指示をありがとう。
そうだ、俺にはまだ奥の手があるんだ。
副属性の光を使えばまだチャンスがあるっ!

でも光をイメージって、どうすりゃ良いんだ?

「光をイメージして、こう言って下さい」

『フラッシュ』

俺はすぐさま指示通りに言葉を発した。

「フラッシュ!!」

すると凄まじい光が出現し、辺り一面を明るく照らした。眩しすぎて何も見えなくなる。いったい何が起こってるんだ?
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