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ゴムと眼鏡と俺
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翡翠がシャワーに行ってから小一時間。風呂場からは何の音もしなくなり、さすがの俺も何かあったんじゃあないかと心配になった。
風呂だったら半身浴をしている可能性もあるが、シャワーで小一時間は長過ぎるだろ。体を流すくらいなら15分もあれば事足りるし。
まさか、あまりの恥ずかしさに自殺でも──
いや、まさかだろ。
俺はソワソワしながら脱衣場のドア前に立つ。
「うおーい、翡──」
俺が声をかけながらドアを開けると、すぐ目の前に翡翠が棒立ちしていて驚嘆した。
「どわっ、いつからそこにいたんだよ」
「い、今来たとこ」
いや、デートか。
俺と顔を合わせるのが気まずくて出るに出られなかったのか。
愛しいなあ。
すると翡翠は強張った表情で錆びついたロボットみたいなぎこちない動きをしながら俺の背後に回る。
「なんだ?」
「セキレイさんもシャワーをするんでしょう?」
「え、まあ、するか」
俺は特に何も考えていなかったが、食事も勉強も済んでいたし、シャワーをしてそのまま就寝してもいいか、と思った。
ええと、念の為ゴムは枕の下に置いておいたし、爪は切った。普段嫌厭している眼鏡も枕元に用意してある。いざという時に何も見えないと勿体無いし。あとは……ドラッグストアからローションでも買っておいた方がいいか?
極力痛い思いはさせたくないし。
……ん?
しまった。無意識に翡翠の初夜の準備をしていた。なんてこった、なんだってこんな……
とにかく、シャワーをして寝る。それだけだ。
俺が翡翠から結構乱暴に背中を押され、脱衣場へ入ると、翡翠もいつも通り付いて来た。
てっきり距離をおかれると思ったが、やっぱり一人が怖いのか。
逆にこのマンションのこの部屋で過去に何があったん?
俺は何故かはやる気持ちを抑え、ワタワタとシャワーを終えると、歯磨きをして、腰に翡翠を引っ付けたまま自分の寝室へと行く。
なんか、意外と、思ったよりいつも通りだな、なんて考えていたが、部屋に着いて俺が振り返ると、翡翠は俺の視線を避けるように俯きながらベッドに潜り込んだ。
なるほど、一刻も早く一日をリセットしたい訳だな。
まあ、いいけど。
「電気消すぞー?」
俺はいつもの合図でシーリングライトを消した。
ガサゴソ……
電気を消した途端これだ。夜行性のハムスターみたいだな。
ギシ、カサカサ……
スリスリ……
何の音だか知らないが、今日はやけに艶めかしく聞こえる。
ガサガサスリスリと、せわしない事だ。
……………………………スリスリ?
なんのこっちゃ。
まあ、いい。
それにしても、こんな真っ暗だと、残念ながらいくら眼鏡を掛けても何も見えない。目が慣れれば少しは見えるか?
間接照明の一つでも買っておくんだった。そうしたら翡翠の寝顔を見られたのに。
ふと仰向けのままベッドの上に視線を移すと、こんもりとした布団だけが見える。
どっちにしろ翡翠はすっぽり布団に収まってるからそれすら見れないか。
スヨスヨ……
翡翠はあれだけ俺を警戒していたのに、布団に収まって五分で寝息をたてていた。
「…………………………………」
俺は両手を頭の下にしたまま天井を見つめる。
平和だな。
平和で、とりとめもなく健全だ。
やっぱり、さっきあんな事があったからと言って劇的に状況が変わるわけでもないな。
そりゃそうだよな。思えば俺達はかりそめの恋人同士で、キスさえ許されない。そんな状況で性急に先に進んでも、所詮、それは泥舟だ。そんな関係、あっと言う間に脆くも崩れ去る、と思う事にしよう。
あぁ、でも、今更だけどムラムラするな。全然眠れない。あんな事があったのに全くもって消化不良で体に悪いんじゃないか?
今度こそ夢精しそう。
俺があれこれモヤモヤしていると、今夜もやってきました、雷鳴!
ゴロゴロゴロゴロ……
雷光が室内を照らしだし、暫くしてから雷鳴が鳴り響く。
翡翠は寝てしまったし、まだ遠いから、今夜は独り寝になりそうだ。
「……」
そうして油断していると、なんの前触れもなく、ボトッと俺の腹に翡翠の黒い影が落ちてきた。
「ぅっ‼」
みぞおちにモロに入った。
なんで不意打ちなんだよ。しかも相変わらず乱暴だな。
そして翡翠は例の如く俺の布団に潜り込み、脚を絡めてしがみついてきた。
しまった、仰向けで両手を頭の下にしている格好では色々と都合が悪い。何より、俺のアレが翡翠の腿に押し潰されて苦しい。
この格好じゃあ、俺の興奮が翡翠に直に伝わってしまう。
しかしやわらかいな。
イケナイとは思いつつ、俺の下半身は敏感に翡翠の内腿の感触を感じ取ってしまう。気のせいか、脇腹辺りにもやわらかな、あらぬ感触を感じる。
ああ、駄目だ、あすこに血が集まってじんじん疼く。
翡翠はこの変化に気付いたか?
スヨスヨ……
この状況でよく寝れんなぁ!
どういう神経をしてるんだ?
ほんとに俺と同じ血が流れているのか?
図太い。こういう奴が最後に生き残るんだろうな。
翡翠は俺の脇の下で安らかに眠りこけている。
多分だけど、翡翠は寝てはいたけど無意識に雷に反応して、寝ぼけたまま俺の布団に避難して来たのだろう。
生存本能ってすげー。
それでも、安心して寝息をたてている翡翠を見ていると、寝ぼけながらでも俺を頼ってきてくれたのが嬉しい。
ただ、俺のあすこが苦しいのには変わりないが……
翡翠を調教していた時ならスマートにやり過ごせたが、思春期真っ只中の男子高校生にはかなり辛いものがある。
眠れない。
身動きひとつとれない。
ちょっとでも動こうものなら、あすこが翡翠の脚に擦れて大変な事になる。主に翡翠が。
何なら腰を動かして擦りつけたいところだが、我慢だ。
翡翠は警戒心の強い野生動物だ。いくら人間に慣れているように見えても、こちらからアクションを起こせばたちまち逃げてしまう。
我慢だ我慢。
耐えろ耐え……………
あ、ローション買うの忘れたな。
潮吹き用にペットシートも用意しておくんだった。あれは連続で何回しても結構な量の潮が出るからな。このベッドの木製の部分が翡翠の水分を吸収してしま──
しまった、無意識に潮吹きの心配をしていた。
なんてこった、なんだってこんな……
そもそも潮吹きなんて、翡翠の体に負担がかかるじゃあないか。あんなもの、強制的におしっこをさせてるだけだろ。あんな恥ずかしがり屋の翡翠にそんな事、可哀想だろ。最初は指と舌だけで慣らして、翡翠がせがんだらしてやろう。
「……」
しまった、なんか調教師目線でエロい事考えてた。
なんだってこんな……
我慢もここまでくると末期だな。俺の性的嗜好はどうでもいいんだ。潮吹きだなんて、翡翠には早過ぎる。
寝よう寝よう!
バッファローでも数えて寝よう。
俺はバッファローではなく、厳密に言うとヌーを頭の中で数え始める。すると翡翠がムニャムニャと熱っぽい声を出した。
「セキレイさん」
「んー?」
俺は反射的に返事をしてしまったが、どうやら翡翠は寝ぼけているらしく、瞼は下りたままだった。
俺の夢でも見てるのかな?
俺はため息が出る程翡翠が愛おしくなった。
あーもー、なんなんだよ、こいつは!
かわいすぎる。
「セキ……レイさん……セキレイさん……」
「どしたー?」
俺は翡翠が寝ているのをいい事に、彼女の頭をそっと撫でてやる。
サラサラだな。
「なんもしないから、安心して眠れ」
俺を信頼しきって熟睡している翡翠に、やっぱイタズラなんか出来ない。
俺が改心して瞼を閉じると、耳を疑うような言葉が翡翠から飛び出す。
「指南、して下……さい」
「えっ?」
俺は閉じていた目を見開く。
「は?」
えっ?
今、何て言った?
風呂だったら半身浴をしている可能性もあるが、シャワーで小一時間は長過ぎるだろ。体を流すくらいなら15分もあれば事足りるし。
まさか、あまりの恥ずかしさに自殺でも──
いや、まさかだろ。
俺はソワソワしながら脱衣場のドア前に立つ。
「うおーい、翡──」
俺が声をかけながらドアを開けると、すぐ目の前に翡翠が棒立ちしていて驚嘆した。
「どわっ、いつからそこにいたんだよ」
「い、今来たとこ」
いや、デートか。
俺と顔を合わせるのが気まずくて出るに出られなかったのか。
愛しいなあ。
すると翡翠は強張った表情で錆びついたロボットみたいなぎこちない動きをしながら俺の背後に回る。
「なんだ?」
「セキレイさんもシャワーをするんでしょう?」
「え、まあ、するか」
俺は特に何も考えていなかったが、食事も勉強も済んでいたし、シャワーをしてそのまま就寝してもいいか、と思った。
ええと、念の為ゴムは枕の下に置いておいたし、爪は切った。普段嫌厭している眼鏡も枕元に用意してある。いざという時に何も見えないと勿体無いし。あとは……ドラッグストアからローションでも買っておいた方がいいか?
極力痛い思いはさせたくないし。
……ん?
しまった。無意識に翡翠の初夜の準備をしていた。なんてこった、なんだってこんな……
とにかく、シャワーをして寝る。それだけだ。
俺が翡翠から結構乱暴に背中を押され、脱衣場へ入ると、翡翠もいつも通り付いて来た。
てっきり距離をおかれると思ったが、やっぱり一人が怖いのか。
逆にこのマンションのこの部屋で過去に何があったん?
俺は何故かはやる気持ちを抑え、ワタワタとシャワーを終えると、歯磨きをして、腰に翡翠を引っ付けたまま自分の寝室へと行く。
なんか、意外と、思ったよりいつも通りだな、なんて考えていたが、部屋に着いて俺が振り返ると、翡翠は俺の視線を避けるように俯きながらベッドに潜り込んだ。
なるほど、一刻も早く一日をリセットしたい訳だな。
まあ、いいけど。
「電気消すぞー?」
俺はいつもの合図でシーリングライトを消した。
ガサゴソ……
電気を消した途端これだ。夜行性のハムスターみたいだな。
ギシ、カサカサ……
スリスリ……
何の音だか知らないが、今日はやけに艶めかしく聞こえる。
ガサガサスリスリと、せわしない事だ。
……………………………スリスリ?
なんのこっちゃ。
まあ、いい。
それにしても、こんな真っ暗だと、残念ながらいくら眼鏡を掛けても何も見えない。目が慣れれば少しは見えるか?
間接照明の一つでも買っておくんだった。そうしたら翡翠の寝顔を見られたのに。
ふと仰向けのままベッドの上に視線を移すと、こんもりとした布団だけが見える。
どっちにしろ翡翠はすっぽり布団に収まってるからそれすら見れないか。
スヨスヨ……
翡翠はあれだけ俺を警戒していたのに、布団に収まって五分で寝息をたてていた。
「…………………………………」
俺は両手を頭の下にしたまま天井を見つめる。
平和だな。
平和で、とりとめもなく健全だ。
やっぱり、さっきあんな事があったからと言って劇的に状況が変わるわけでもないな。
そりゃそうだよな。思えば俺達はかりそめの恋人同士で、キスさえ許されない。そんな状況で性急に先に進んでも、所詮、それは泥舟だ。そんな関係、あっと言う間に脆くも崩れ去る、と思う事にしよう。
あぁ、でも、今更だけどムラムラするな。全然眠れない。あんな事があったのに全くもって消化不良で体に悪いんじゃないか?
今度こそ夢精しそう。
俺があれこれモヤモヤしていると、今夜もやってきました、雷鳴!
ゴロゴロゴロゴロ……
雷光が室内を照らしだし、暫くしてから雷鳴が鳴り響く。
翡翠は寝てしまったし、まだ遠いから、今夜は独り寝になりそうだ。
「……」
そうして油断していると、なんの前触れもなく、ボトッと俺の腹に翡翠の黒い影が落ちてきた。
「ぅっ‼」
みぞおちにモロに入った。
なんで不意打ちなんだよ。しかも相変わらず乱暴だな。
そして翡翠は例の如く俺の布団に潜り込み、脚を絡めてしがみついてきた。
しまった、仰向けで両手を頭の下にしている格好では色々と都合が悪い。何より、俺のアレが翡翠の腿に押し潰されて苦しい。
この格好じゃあ、俺の興奮が翡翠に直に伝わってしまう。
しかしやわらかいな。
イケナイとは思いつつ、俺の下半身は敏感に翡翠の内腿の感触を感じ取ってしまう。気のせいか、脇腹辺りにもやわらかな、あらぬ感触を感じる。
ああ、駄目だ、あすこに血が集まってじんじん疼く。
翡翠はこの変化に気付いたか?
スヨスヨ……
この状況でよく寝れんなぁ!
どういう神経をしてるんだ?
ほんとに俺と同じ血が流れているのか?
図太い。こういう奴が最後に生き残るんだろうな。
翡翠は俺の脇の下で安らかに眠りこけている。
多分だけど、翡翠は寝てはいたけど無意識に雷に反応して、寝ぼけたまま俺の布団に避難して来たのだろう。
生存本能ってすげー。
それでも、安心して寝息をたてている翡翠を見ていると、寝ぼけながらでも俺を頼ってきてくれたのが嬉しい。
ただ、俺のあすこが苦しいのには変わりないが……
翡翠を調教していた時ならスマートにやり過ごせたが、思春期真っ只中の男子高校生にはかなり辛いものがある。
眠れない。
身動きひとつとれない。
ちょっとでも動こうものなら、あすこが翡翠の脚に擦れて大変な事になる。主に翡翠が。
何なら腰を動かして擦りつけたいところだが、我慢だ。
翡翠は警戒心の強い野生動物だ。いくら人間に慣れているように見えても、こちらからアクションを起こせばたちまち逃げてしまう。
我慢だ我慢。
耐えろ耐え……………
あ、ローション買うの忘れたな。
潮吹き用にペットシートも用意しておくんだった。あれは連続で何回しても結構な量の潮が出るからな。このベッドの木製の部分が翡翠の水分を吸収してしま──
しまった、無意識に潮吹きの心配をしていた。
なんてこった、なんだってこんな……
そもそも潮吹きなんて、翡翠の体に負担がかかるじゃあないか。あんなもの、強制的におしっこをさせてるだけだろ。あんな恥ずかしがり屋の翡翠にそんな事、可哀想だろ。最初は指と舌だけで慣らして、翡翠がせがんだらしてやろう。
「……」
しまった、なんか調教師目線でエロい事考えてた。
なんだってこんな……
我慢もここまでくると末期だな。俺の性的嗜好はどうでもいいんだ。潮吹きだなんて、翡翠には早過ぎる。
寝よう寝よう!
バッファローでも数えて寝よう。
俺はバッファローではなく、厳密に言うとヌーを頭の中で数え始める。すると翡翠がムニャムニャと熱っぽい声を出した。
「セキレイさん」
「んー?」
俺は反射的に返事をしてしまったが、どうやら翡翠は寝ぼけているらしく、瞼は下りたままだった。
俺の夢でも見てるのかな?
俺はため息が出る程翡翠が愛おしくなった。
あーもー、なんなんだよ、こいつは!
かわいすぎる。
「セキ……レイさん……セキレイさん……」
「どしたー?」
俺は翡翠が寝ているのをいい事に、彼女の頭をそっと撫でてやる。
サラサラだな。
「なんもしないから、安心して眠れ」
俺を信頼しきって熟睡している翡翠に、やっぱイタズラなんか出来ない。
俺が改心して瞼を閉じると、耳を疑うような言葉が翡翠から飛び出す。
「指南、して下……さい」
「えっ?」
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「は?」
えっ?
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