231 / 237
第11章
224話
しおりを挟む
傍観者side
夜明けの光が、岩肌を淡く照らしていた。
山の向こうから射し込むその光は、まるで命の重みを知らぬかのように無垢で、冷たい風とともにユリウスの頬をなでていく。
それはあまりにも静かな朝だった。まるで、深い悲しみに沈むユリウスの嘆きを、どこか遠くで嗤っているかのように——。
ユリウスは、ゾフィーの亡骸を抱えたまま動けずにいた。涙は止まらず、嗚咽が喉の奥でひっかかり、呼吸さえもままならない。
ーーなぜ、もっと早く気づいてやれなかったのだろうか。
ユリウスは、そう何度も心の中で問いかけた。
人生の幸福の絶頂から、一瞬で絶望に叩き落とされた妹の苦しみを、自分は本当に理解していただろうか。
いや、していなかった。理解した気でいたのだ。
もっと気に掛ければよかった。
もっと話を聞いてやればよかった。
もっと声をかければよかった。
もっと、もっと、もっと…!
後悔の言葉だけが、頭の中をぐるぐると巡る。
ゾフィーがそこに至るまでには、きっと何度も助けを求めるサインがあったはずだ。
けれどユリウスは気づけなかった。
ユリウスは事あるごとに「大丈夫だよ。」という言葉をゾフィーに言ってきた。
励ましのつもりだった。
だがその言葉が、妹の負担になっていたのではないだろうか。
別の言葉をかけれいれば、ゾフィーは死なずに済んだのではないだろうか。
後悔の波が、怒涛のように押し寄せてくる。
それはユリウスの心をひき裂き、胃の底から冷たいものがせり上がってくるようだった。
「……。」
涙が枯れ、太陽が高い位置まで昇った頃。
ユリウスは、ゾフィーの身体をゆっくりと地面に横たえ、ふらりと立ち上がった。
虚ろな目で、彼女が落ちた岩を見上げる。
その岩肌に手をかけると、ユリウスは這うようにして登り始めた。
頂に辿り着いた瞬間、冷たい風が彼の頬を打つ。
まるで背を押すかのようだ、とユリウスは思った。
岩の上から下を見下ろすと、思っていたよりも地面が遠かった。
ここからゾフィーは身を投げたのか…
ユリウスは一歩、前へ出ようとした。
片足を宙に浮かせた、その瞬間。
ユリウスの身体が強張った。
足元が揺らぎ、膝が小刻みに震えだす。
心臓が早鐘のように鳴り響き、呼吸が乱れる。
「……僕には、できないっ……」
掠れた声が、冷たい風に掻っ攫われた。
ゾフィーは、どれほどの絶望を抱いてここに立ったのか。
何を想いながら、後ろへと身を傾けたのか。
「ごめん…っ、ごめんよ、ゾフィー…っ」
死の恐怖に屈したユリウスは、ゾフィーのあとを追うことができなかった。
膝から崩れ落ち、両手で顔を覆う。
込み上げる己の情けなさに唇を噛み締めながら。
ユリウスの視線が、岩の下に横たわるゾフィーの姿を捉えた。
かつて真っ白だったウェディングドレスは、今や血と泥にまみれ、黒と赤に染まっている。
ーーーあのままにしておけない…
夜になればまた進化した者たちが動き出す。
あのまま放っておけばゾフィーの亡骸は彼らに喰われてしまうだろう。この世界がどれほど崩壊していようとも、それだけは絶対に許せなかった。
ユリウスはふらつく足取りで岩から降り、ゾフィーの元へと戻った。血に濡れた彼女の亡骸を見下ろすと、胸が張り裂けそうになる。現実味がまるでなかった。死んだ――という事実が、心のどこにも馴染まない。
ふと、彼女の髪に目がとまる。そこには、水色と白のリボンがついた可憐な髪飾りがあった。
それは、結婚祝いにユリウスが贈ったものだった。
翡翠色の瞳をぱっと輝かせた、あの日のゾフィーの姿がよみがえる。
ユリウスは震える手で髪飾りをそっと外し、血に染まったそれを両手で握りしめる。
そして額に当て、目を閉じた。
ゾフィーは、確かに生きていた。
母も、父も、ヤーコプも。
みんな、この世界に確かに存在していた。
だが今では、彼らが生きていた証は、この地上のどこにも残されていない。
溶岩に呑まれ、焼き尽くされた大地には、かつての営みの欠片すら見つからない。
まるで最初から存在していなかったかのように。
彼らが生きていた証拠はユリウスの中にある記憶だけだった。
ユリウスが死ねば、彼らの存在は完全にこの世界から消滅してしまうだろう。
そんなのは、あんまりだ。
彼らはただただ日々を一生懸命生きていた。
それがなくなってしまうなんて、彼らが生きてきた意味はなんだったというのだ。
ユリウスは強く思った。
――生きなければならない。
たとえこの世界がどれほど壊れていようとも、彼らが生きていたことを証明し続けるために、自分だけは生き延びなければならない。
それが最後に残ってしまった自分が、死んだ大地で唯一できることだ。
涙が頬を伝う。歯を食いしばりながら、ユリウスは決意を固めた。
彼は父を亡くしたあの日と同じように、ゾフィーの亡骸に手を伸ばす。
ユリウスは泣きながら妹を食べた。
❖❖❖❖❖
何度も太陽が昇り、そして、何度も沈んだ。
ひとりきりになったユリウスは、北を目指して歩き続けていた。
ウーレア山を越え、かつて敵国と呼ばれていた北国の土地へ足を踏み入れる。
北へ行けば、緑があるかもしれない。
命を繋ぐ何かが、まだ残っているかもしれない。
そんな、わずかな希望を胸に。
だが、その希望は無惨にも砕かれた。
北国の地も、南と同じだった。
溶岩に飲み込まれた大地には、ただ無機質な岩肌が広がっているばかり。
ごつごつと、無言で続く焦土の風景。
命の気配など、どこにもなかった。
ユリウスは立ち止まり、空を見上げる。
――やっぱり、か。
そう、思った。
それでも、彼の足は止まらなかった。
北へ、さらに北へ。
どこまでも、どこまでも、足を引きずるようにして進んだ。
「何があっても、生きなければならない。」
その想いだけが、ユリウスを突き動かしていた。
けれど、ユリウスはただの人間だった。
限界は、いつか必ず訪れる。
足元がふらつき、視界がかすみ、呼吸が浅くなっていく。
気力だけで突き進んでいたユリウスにとうとう限界が訪れた。
夜明けの光が、岩肌を淡く照らしていた。
山の向こうから射し込むその光は、まるで命の重みを知らぬかのように無垢で、冷たい風とともにユリウスの頬をなでていく。
それはあまりにも静かな朝だった。まるで、深い悲しみに沈むユリウスの嘆きを、どこか遠くで嗤っているかのように——。
ユリウスは、ゾフィーの亡骸を抱えたまま動けずにいた。涙は止まらず、嗚咽が喉の奥でひっかかり、呼吸さえもままならない。
ーーなぜ、もっと早く気づいてやれなかったのだろうか。
ユリウスは、そう何度も心の中で問いかけた。
人生の幸福の絶頂から、一瞬で絶望に叩き落とされた妹の苦しみを、自分は本当に理解していただろうか。
いや、していなかった。理解した気でいたのだ。
もっと気に掛ければよかった。
もっと話を聞いてやればよかった。
もっと声をかければよかった。
もっと、もっと、もっと…!
後悔の言葉だけが、頭の中をぐるぐると巡る。
ゾフィーがそこに至るまでには、きっと何度も助けを求めるサインがあったはずだ。
けれどユリウスは気づけなかった。
ユリウスは事あるごとに「大丈夫だよ。」という言葉をゾフィーに言ってきた。
励ましのつもりだった。
だがその言葉が、妹の負担になっていたのではないだろうか。
別の言葉をかけれいれば、ゾフィーは死なずに済んだのではないだろうか。
後悔の波が、怒涛のように押し寄せてくる。
それはユリウスの心をひき裂き、胃の底から冷たいものがせり上がってくるようだった。
「……。」
涙が枯れ、太陽が高い位置まで昇った頃。
ユリウスは、ゾフィーの身体をゆっくりと地面に横たえ、ふらりと立ち上がった。
虚ろな目で、彼女が落ちた岩を見上げる。
その岩肌に手をかけると、ユリウスは這うようにして登り始めた。
頂に辿り着いた瞬間、冷たい風が彼の頬を打つ。
まるで背を押すかのようだ、とユリウスは思った。
岩の上から下を見下ろすと、思っていたよりも地面が遠かった。
ここからゾフィーは身を投げたのか…
ユリウスは一歩、前へ出ようとした。
片足を宙に浮かせた、その瞬間。
ユリウスの身体が強張った。
足元が揺らぎ、膝が小刻みに震えだす。
心臓が早鐘のように鳴り響き、呼吸が乱れる。
「……僕には、できないっ……」
掠れた声が、冷たい風に掻っ攫われた。
ゾフィーは、どれほどの絶望を抱いてここに立ったのか。
何を想いながら、後ろへと身を傾けたのか。
「ごめん…っ、ごめんよ、ゾフィー…っ」
死の恐怖に屈したユリウスは、ゾフィーのあとを追うことができなかった。
膝から崩れ落ち、両手で顔を覆う。
込み上げる己の情けなさに唇を噛み締めながら。
ユリウスの視線が、岩の下に横たわるゾフィーの姿を捉えた。
かつて真っ白だったウェディングドレスは、今や血と泥にまみれ、黒と赤に染まっている。
ーーーあのままにしておけない…
夜になればまた進化した者たちが動き出す。
あのまま放っておけばゾフィーの亡骸は彼らに喰われてしまうだろう。この世界がどれほど崩壊していようとも、それだけは絶対に許せなかった。
ユリウスはふらつく足取りで岩から降り、ゾフィーの元へと戻った。血に濡れた彼女の亡骸を見下ろすと、胸が張り裂けそうになる。現実味がまるでなかった。死んだ――という事実が、心のどこにも馴染まない。
ふと、彼女の髪に目がとまる。そこには、水色と白のリボンがついた可憐な髪飾りがあった。
それは、結婚祝いにユリウスが贈ったものだった。
翡翠色の瞳をぱっと輝かせた、あの日のゾフィーの姿がよみがえる。
ユリウスは震える手で髪飾りをそっと外し、血に染まったそれを両手で握りしめる。
そして額に当て、目を閉じた。
ゾフィーは、確かに生きていた。
母も、父も、ヤーコプも。
みんな、この世界に確かに存在していた。
だが今では、彼らが生きていた証は、この地上のどこにも残されていない。
溶岩に呑まれ、焼き尽くされた大地には、かつての営みの欠片すら見つからない。
まるで最初から存在していなかったかのように。
彼らが生きていた証拠はユリウスの中にある記憶だけだった。
ユリウスが死ねば、彼らの存在は完全にこの世界から消滅してしまうだろう。
そんなのは、あんまりだ。
彼らはただただ日々を一生懸命生きていた。
それがなくなってしまうなんて、彼らが生きてきた意味はなんだったというのだ。
ユリウスは強く思った。
――生きなければならない。
たとえこの世界がどれほど壊れていようとも、彼らが生きていたことを証明し続けるために、自分だけは生き延びなければならない。
それが最後に残ってしまった自分が、死んだ大地で唯一できることだ。
涙が頬を伝う。歯を食いしばりながら、ユリウスは決意を固めた。
彼は父を亡くしたあの日と同じように、ゾフィーの亡骸に手を伸ばす。
ユリウスは泣きながら妹を食べた。
❖❖❖❖❖
何度も太陽が昇り、そして、何度も沈んだ。
ひとりきりになったユリウスは、北を目指して歩き続けていた。
ウーレア山を越え、かつて敵国と呼ばれていた北国の土地へ足を踏み入れる。
北へ行けば、緑があるかもしれない。
命を繋ぐ何かが、まだ残っているかもしれない。
そんな、わずかな希望を胸に。
だが、その希望は無惨にも砕かれた。
北国の地も、南と同じだった。
溶岩に飲み込まれた大地には、ただ無機質な岩肌が広がっているばかり。
ごつごつと、無言で続く焦土の風景。
命の気配など、どこにもなかった。
ユリウスは立ち止まり、空を見上げる。
――やっぱり、か。
そう、思った。
それでも、彼の足は止まらなかった。
北へ、さらに北へ。
どこまでも、どこまでも、足を引きずるようにして進んだ。
「何があっても、生きなければならない。」
その想いだけが、ユリウスを突き動かしていた。
けれど、ユリウスはただの人間だった。
限界は、いつか必ず訪れる。
足元がふらつき、視界がかすみ、呼吸が浅くなっていく。
気力だけで突き進んでいたユリウスにとうとう限界が訪れた。
101
あなたにおすすめの小説
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
愛される日は来ないので
豆狸
恋愛
だけど体調を崩して寝込んだ途端、女主人の部屋から物置部屋へ移され、満足に食事ももらえずに死んでいったとき、私は悟ったのです。
──なにをどんなに頑張ろうと、私がラミレス様に愛される日は来ないのだと。
婚約者に愛する人が出来たので、身を引く事にしました
Blue
恋愛
幼い頃から家族ぐるみで仲が良かったサーラとトンマーゾ。彼が学園に通うようになってしばらくして、彼から告白されて婚約者になった。サーラも彼を好きだと自覚してからは、穏やかに付き合いを続けていたのだが、そんな幸せは壊れてしまう事になる。
生まれ変わり令嬢は、初恋相手への心残りを晴らします(と意気込んだのはいいものの、何やら先行き不穏です!?)
夕香里
恋愛
無実の罪をあえて被り、処刑されたイザベル。目を開けると産まれたての赤子になっていた。
どうやら処刑された後、同じ国の伯爵家にテレーゼと名付けられて生まれたらしい。
(よく分からないけれど、こうなったら前世の心残りを解消しましょう!)
そう思い、想い人──ユリウスの情報を集め始めると、何やら耳を疑うような噂ばかり入ってくる。
(冷酷無慈悲、血に飢えた皇帝、皇位簒だ──父帝殺害!? えっ、あの優しかったユースが……?)
記憶と真反対の噂に戸惑いながら、17歳になったテレーゼは彼に会うため皇宮の侍女に志願した。
だが、そこにいた彼は17年前と変わらない美貌を除いて過去の面影が一切無くなっていて──?
「はっ戯言を述べるのはいい加減にしろ。……臣下は狂帝だと噂するのに」
「そんなことありません。誰が何を言おうと、わたしはユリウス陛下がお優しい方だと知っています」
徐々に何者なのか疑われているのを知らぬまま、テレーゼとなったイザベルは、過去に囚われ続け、止まってしまった針を動かしていく。
これは悲恋に終わったはずの恋がもう一度、結ばれるまでの話。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
思い込み、勘違いも、程々に。
棗
恋愛
※一部タイトルを変えました。
伯爵令嬢フィオーレは、自分がいつか異母妹を虐げた末に片想い相手の公爵令息や父と義母に断罪され、家を追い出される『予知夢』を視る。
現実にならないように、最後の学生生活は彼と異母妹がどれだけお似合いか、理想の恋人同士だと周囲に見られるように行動すると決意。
自身は卒業後、隣国の教会で神官になり、2度と母国に戻らない準備を進めていた。
――これで皆が幸福になると思い込み、良かれと思って計画し、行動した結果がまさかの事態を引き起こす……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる