35 / 57
35.囚われていた姫(アルフレッド)
「すぐに騎士団に行って、遠征する者を選びます。
騎士団長に任命してください」
「わかった」
兄上が作った簡易の任命書を持って騎士団に行くと、
かなり驚かれたが、意外にも遠征に行きたがるものが多かった。
大軍で行けば目立ってしまいかねないと、人数を絞ろうとしたがうまくいかない。
なぜか王妃の家が出しゃばってきているようだった。
近年、戦争がないために功労を上げることも難しい。
これを好機だとでも思ったのだろうか。
それを知った貴族たちまで貴族出身の騎士をねじこんでこようとするから、
使い物にならない騎士まで連れて行かなくてはならなくなった。
それでも行きは順調だった。
王都に着くまで野営をし、アントシュ側に知られないように近づく。
夜になるのを待って王都へ侵入し、王宮を目指す。
部下に制圧させているうちに、王女が閉じ込められているという塔へ一人で行く。
俺が一人で行くのは、王女がどのような姿で捕らえられているかわからないからだ。
騎士を完全に信用できないこともあって、俺が最初に確認しなくてはならない。
場合によっては責任をとらなくてはならないかもしれないが、
その時は運命だったと思ってあきらめることにしよう。
塔の前に立ち、少しだけ足が震えた。
俺が母上たちを閉じ込めた塔に少しだけ似ていた。
王女はどれだけ苦しい思いをしているのだろうか……。
時間がないと自分に言い聞かせて扉を開ける。
螺旋階段をあがって部屋を開けると、そこに少女と中年の女がいた。
いや、少女が人間だと気づくのに少し時間が必要だった。
そこにいたのは人形と間違えそうなほど容姿が整った少女だったからだ。
「……」
人形ではないと気づいたのは、少女がほんの少し笑ったからだ。
「本当にこんな場所に捕らえられているなんて……」
王女が質素だがきちんと服を着ていたことにほっとする。
だが、隣にいる侍女だとみられる女が震えているのが見えた。
ああ、まずは安心させなくてはいけなかった。
「安心していい。敵ではない。ルーチェ姫で間違いないか?」
「あ……私はルーチェ・アントシュです。あなたは?」
「ルーチェ姫を助けに来た。
アルフレッド・ベルコヴァ。ベルコヴァ王国の王弟だ」
「王弟……?どうして王弟殿下がこんなところに……」
「話は移動しながらでかまわないか?とりあえず、ここを出よう」
こんなところからすぐにでも出さなくてはと思ったが、
二人は動こうとしない。
考えてみれば、この時間なら着ているのは夜着か。
さすがに外にはでられないだろう。
着替えてもらって、ようやく塔の外にでる。
今まで閉じ込められていた文句が出るだろうと思ったのに、
ルーチェ姫は一言も言わなかった。
王弟とその家族の処罰を決める時ですら、冷静な態度のままだった。
そういう性格なのかと思ったが、指先が震えていた。
怒りをこらえているんだ……。
処罰が決まり、アントシュを制圧し、ベルコヴァへ戻る。
この王宮で寝泊まりしたら、残党に命を狙われかねない。
「……それで、ルーチェ姫のこれからなのだが。
アントシュ王国が元に戻るまでベルコヴァに来てほしい」
「ベルコヴァに私が?」
「ああ。国王が戻るまで、この国に一人にしておくわけにはいかない。
俺に保護されてくれないか?」
「わかりました」
この時も、何も文句は出なかった。
シンディや他の令嬢たちのわがままに困り果てていた俺は、
それでもルーチェ姫を信じていなかった。
今はショックでおとなしくしているだけかもしれない。
ベルコヴァまでは二週間もかかる。
きっと馬車の旅など慣れていない……すぐに文句が出るだろう、と。
出発する時、安全に守るために一緒の馬車に乗ることを了承してもらった。
だが、俺は乳母と三人で同じ馬車に乗るものだと思っていた。
なのに、なぜかアズのせいで俺と二人で乗ることになった。
アズはいったい何を考えているんだ。
俺のような気の利かない男と二人きりで馬車に乗るなんて、
ルーチェ姫にとっては苦痛でしかないだろうに。
小さなルーチェ姫は馬車に乗るだけでも苦戦していた。
手を貸していいのかわからず、一人で乗るのを見守る。
王族用の馬車だから揺れは少ないが、
これが他の馬車だったら揺れる度に転がっていたかもしれない。
あまりにも窓から見える景色に目を輝かせているものだから聞いてみれば、
ルーチェ姫は外に出るのが初めてだった。
精霊姫の噂は聞いたことがあった。
だが、それはおとぎ話なのだと思っていた。
本当に隠されるようにして守られていたのだと思うと、
無事にベルコヴァまで連れて行けるのか不安になる。
本人に何かしようとすれば精霊が攻撃すると聞いて、
少しだけ安心はしたけれど、もうすでにルーチェ姫の足が震えているのが見えた。
出発してから三時間が過ぎている。
生まれて初めて馬車に乗ったのなら、尻が痛くなっているはずだ。
……乳母がいればなんとか言えたかもしれないが、俺には言いにくいだろう。
窓の外を馬で走る騎士に、休憩地を探すように指示を出す。
少ししてようやく休憩になったけれど、
ルーチェは身体が痛いのか、立ち上がるのもつらそうだった。
さすがに見ていられなくなり、手を貸して馬車から下りる。
シンディならここぞとばかりに抱き着いてくるだろうが、
ルーチェは申し訳なさそうに手につかまるだけ。
地面に降ろした後、ふらふらしているのに手を離すから、
倒れるんじゃないかと思って気が気じゃない。
できれば歩かないで欲しかったが、
そういえば初めて見る森なのだと気がついて止められなくなった。
川のそばに連れて行ってやろうと案内したら、
走り出そうとして転びかけていた。
……もうルーチェを一人で歩かせるのが心配過ぎて、
抱き上げて連れて歩くことにする。
本当は令嬢にそんなことをしてはいけないとわかっているが、
どうにもルーチェは令嬢に見えない。
無垢なせいなのか、年齢よりもずっと幼く感じる。
シンディも六歳まではこうやって抱き上げて遊んでやったのを思い出す。
いや、シンディの六歳の時の方が今のルーチェよりも大人びていた気がする。
少なくとも、シンディは俺のことを男性だと意識していた。
それに気がついてからは気持ち悪くてシンディにさわれなくなった。
不思議なことにルーチェには嫌悪感がない。
俺に媚びてきたり、よけいなことを言わないからだろうか。
馬車の中で俺が黙っていれば同じようにルーチェも黙っていられるところは、
年齢よりも大人びているようにも思える。
ルーチェは今まで会ったことがあるどの女性とも違っていた。
騎士団長に任命してください」
「わかった」
兄上が作った簡易の任命書を持って騎士団に行くと、
かなり驚かれたが、意外にも遠征に行きたがるものが多かった。
大軍で行けば目立ってしまいかねないと、人数を絞ろうとしたがうまくいかない。
なぜか王妃の家が出しゃばってきているようだった。
近年、戦争がないために功労を上げることも難しい。
これを好機だとでも思ったのだろうか。
それを知った貴族たちまで貴族出身の騎士をねじこんでこようとするから、
使い物にならない騎士まで連れて行かなくてはならなくなった。
それでも行きは順調だった。
王都に着くまで野営をし、アントシュ側に知られないように近づく。
夜になるのを待って王都へ侵入し、王宮を目指す。
部下に制圧させているうちに、王女が閉じ込められているという塔へ一人で行く。
俺が一人で行くのは、王女がどのような姿で捕らえられているかわからないからだ。
騎士を完全に信用できないこともあって、俺が最初に確認しなくてはならない。
場合によっては責任をとらなくてはならないかもしれないが、
その時は運命だったと思ってあきらめることにしよう。
塔の前に立ち、少しだけ足が震えた。
俺が母上たちを閉じ込めた塔に少しだけ似ていた。
王女はどれだけ苦しい思いをしているのだろうか……。
時間がないと自分に言い聞かせて扉を開ける。
螺旋階段をあがって部屋を開けると、そこに少女と中年の女がいた。
いや、少女が人間だと気づくのに少し時間が必要だった。
そこにいたのは人形と間違えそうなほど容姿が整った少女だったからだ。
「……」
人形ではないと気づいたのは、少女がほんの少し笑ったからだ。
「本当にこんな場所に捕らえられているなんて……」
王女が質素だがきちんと服を着ていたことにほっとする。
だが、隣にいる侍女だとみられる女が震えているのが見えた。
ああ、まずは安心させなくてはいけなかった。
「安心していい。敵ではない。ルーチェ姫で間違いないか?」
「あ……私はルーチェ・アントシュです。あなたは?」
「ルーチェ姫を助けに来た。
アルフレッド・ベルコヴァ。ベルコヴァ王国の王弟だ」
「王弟……?どうして王弟殿下がこんなところに……」
「話は移動しながらでかまわないか?とりあえず、ここを出よう」
こんなところからすぐにでも出さなくてはと思ったが、
二人は動こうとしない。
考えてみれば、この時間なら着ているのは夜着か。
さすがに外にはでられないだろう。
着替えてもらって、ようやく塔の外にでる。
今まで閉じ込められていた文句が出るだろうと思ったのに、
ルーチェ姫は一言も言わなかった。
王弟とその家族の処罰を決める時ですら、冷静な態度のままだった。
そういう性格なのかと思ったが、指先が震えていた。
怒りをこらえているんだ……。
処罰が決まり、アントシュを制圧し、ベルコヴァへ戻る。
この王宮で寝泊まりしたら、残党に命を狙われかねない。
「……それで、ルーチェ姫のこれからなのだが。
アントシュ王国が元に戻るまでベルコヴァに来てほしい」
「ベルコヴァに私が?」
「ああ。国王が戻るまで、この国に一人にしておくわけにはいかない。
俺に保護されてくれないか?」
「わかりました」
この時も、何も文句は出なかった。
シンディや他の令嬢たちのわがままに困り果てていた俺は、
それでもルーチェ姫を信じていなかった。
今はショックでおとなしくしているだけかもしれない。
ベルコヴァまでは二週間もかかる。
きっと馬車の旅など慣れていない……すぐに文句が出るだろう、と。
出発する時、安全に守るために一緒の馬車に乗ることを了承してもらった。
だが、俺は乳母と三人で同じ馬車に乗るものだと思っていた。
なのに、なぜかアズのせいで俺と二人で乗ることになった。
アズはいったい何を考えているんだ。
俺のような気の利かない男と二人きりで馬車に乗るなんて、
ルーチェ姫にとっては苦痛でしかないだろうに。
小さなルーチェ姫は馬車に乗るだけでも苦戦していた。
手を貸していいのかわからず、一人で乗るのを見守る。
王族用の馬車だから揺れは少ないが、
これが他の馬車だったら揺れる度に転がっていたかもしれない。
あまりにも窓から見える景色に目を輝かせているものだから聞いてみれば、
ルーチェ姫は外に出るのが初めてだった。
精霊姫の噂は聞いたことがあった。
だが、それはおとぎ話なのだと思っていた。
本当に隠されるようにして守られていたのだと思うと、
無事にベルコヴァまで連れて行けるのか不安になる。
本人に何かしようとすれば精霊が攻撃すると聞いて、
少しだけ安心はしたけれど、もうすでにルーチェ姫の足が震えているのが見えた。
出発してから三時間が過ぎている。
生まれて初めて馬車に乗ったのなら、尻が痛くなっているはずだ。
……乳母がいればなんとか言えたかもしれないが、俺には言いにくいだろう。
窓の外を馬で走る騎士に、休憩地を探すように指示を出す。
少ししてようやく休憩になったけれど、
ルーチェは身体が痛いのか、立ち上がるのもつらそうだった。
さすがに見ていられなくなり、手を貸して馬車から下りる。
シンディならここぞとばかりに抱き着いてくるだろうが、
ルーチェは申し訳なさそうに手につかまるだけ。
地面に降ろした後、ふらふらしているのに手を離すから、
倒れるんじゃないかと思って気が気じゃない。
できれば歩かないで欲しかったが、
そういえば初めて見る森なのだと気がついて止められなくなった。
川のそばに連れて行ってやろうと案内したら、
走り出そうとして転びかけていた。
……もうルーチェを一人で歩かせるのが心配過ぎて、
抱き上げて連れて歩くことにする。
本当は令嬢にそんなことをしてはいけないとわかっているが、
どうにもルーチェは令嬢に見えない。
無垢なせいなのか、年齢よりもずっと幼く感じる。
シンディも六歳まではこうやって抱き上げて遊んでやったのを思い出す。
いや、シンディの六歳の時の方が今のルーチェよりも大人びていた気がする。
少なくとも、シンディは俺のことを男性だと意識していた。
それに気がついてからは気持ち悪くてシンディにさわれなくなった。
不思議なことにルーチェには嫌悪感がない。
俺に媚びてきたり、よけいなことを言わないからだろうか。
馬車の中で俺が黙っていれば同じようにルーチェも黙っていられるところは、
年齢よりも大人びているようにも思える。
ルーチェは今まで会ったことがあるどの女性とも違っていた。
あなたにおすすめの小説
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
【本編完結】初恋のその先で、私は母になる
妄夢【ピッコマノベルズ連載中】
恋愛
第19回恋愛小説大賞にて、奨励賞を受賞いたしました。読者の皆様のおかげです!本当ありがとうございます。
王宮で12年働き、気づけば28歳。
恋も結婚も遠いものだと思っていたオリビアの人生は、憧れの年下公爵と一夜を共にしたことで大きく動き出す。
優しく守ろうとする彼。
けれどオリビアは、誰かに選ばれるだけの人生を終わらせたいと思っていた。
揺れる想いの中で、彼女が選んだのは――
自分の足で立ち、自分の未来を選ぶこと。
これは、一人の女性が恋を通して自分を取り戻し、母として、そして一人の人間として強くなっていく物語。
※表紙画像はAI生成イラストをつかっています。
本物の『神託の花嫁』は妹ではなく私なんですが、興味はないのでバックレさせていただいてもよろしいでしょうか?王太子殿下?
神崎 ルナ
恋愛
このシステバン王国では神託が降りて花嫁が決まることがある。カーラもその例の一人で王太子の神託の花嫁として選ばれたはずだった。「お姉様より私の方がふさわしいわ!!」妹――エリスのひと声がなければ。地味な茶色の髪の姉と輝く金髪と美貌の妹。傍から見ても一目瞭然、とばかりに男爵夫妻は妹エリスを『神託の花嫁のカーラ・マルボーロ男爵令嬢』として差し出すことにした。姉カーラは修道院へ厄介払いされることになる。修道院への馬車が盗賊の襲撃に遭うが、カーラは少しも動じず、盗賊に立ち向かった。カーラは何となく予感していた。いつか、自分がお払い箱にされる日が来るのではないか、と。キツい日課の合間に体も魔術も鍛えていたのだ。盗賊たちは魔術には不慣れなようで、カーラの力でも何とかなった。そこでカーラは木々の奥へ声を掛ける。「いい加減、出て来て下さらない?」その声に応じたのは一人の青年。ジェイドと名乗る彼は旅をしている吟遊詩人らしく、腕っぷしに自信がなかったから隠れていた、と謝罪した。が、カーラは不審に感じた。今使った魔術の範囲内にいたはずなのに、普通に話している? カーラが使ったのは『思っていることとは反対のことを言ってしまう魔術』だった。その魔術に掛かっているのならリュートを持った自分を『吟遊詩人』と正直に言えるはずがなかった。
カーラは思案する。このまま家に戻る訳にはいかない。かといって『神託の花嫁』になるのもごめんである。カーラは以前考えていた通り、この国を出ようと決心する。だが、「女性の一人旅は危ない」とジェイドに同行を申し出られる。
(※注 今回、いつもにもまして時代考証がゆるいですm(__)m ゆるふわでもOKだよ、という方のみお進み下さいm(__)m
【完結】身を引いたつもりが逆効果でした
風見ゆうみ
恋愛
6年前に別れの言葉もなく、あたしの前から姿を消した彼と再会したのは、王子の婚約パレードの時だった。
一緒に遊んでいた頃には知らなかったけれど、彼は実は王子だったらしい。しかもあたしの親友と彼の弟も幼い頃に将来の約束をしていたようで・・・・・。
平民と王族ではつりあわない、そう思い、身を引こうとしたのだけど、なぜか逃してくれません!
というか、婚約者にされそうです!
【完結】病弱な妹に魔力を分け続け死ぬ寸前の私を、宮廷魔術師になった旧友が攫ってくれました。家族を捨てて幸せになっていいんですか?
未知香
恋愛
「あなたはもう十分楽しんだでしょう? 今度はミアーラの番よ」
膨大な魔力と知識を持ち、聖女候補とまで言われた、天才魔術師エリアーナ。
彼女は、病弱な妹ミアーラの為、家族に言われるまま自らの膨大な魔力を差し出すことにした。
「そうだ。私は健康で、今まで十分に楽しんできた。だから、あげるのは当然だ」
魔力を与え続けた結果、彼女は魔力を失い、容姿も衰え、社交界から姿を消してしまう事となった。
一方、妹ミアーラは姉から与えられた魔力を使い、聖女候補として称賛されるように。
家族の呪縛に縛られ、「今まで多くを貰いすぎていたのだ」と信じ、利用され続けるエリアーナ。
そんな彼女の前に現れたのは、かつての旧友であり宮廷魔術師となった青年だった。
ハッピーエンドです!
精霊の加護を持つ聖女。偽聖女によって追放されたので、趣味のアクセサリー作りにハマっていたら、いつの間にか世界を救って愛されまくっていた
向原 行人
恋愛
精霊の加護を受け、普通の人には見る事も感じる事も出来ない精霊と、会話が出来る少女リディア。
聖女として各地の精霊石に精霊の力を込め、国を災いから守っているのに、突然第四王女によって追放されてしまう。
暫くは精霊の力も残っているけれど、時間が経って精霊石から力が無くなれば魔物が出て来るし、魔導具も動かなくなるけど……本当に大丈夫!?
一先ず、この国に居るとマズそうだから、元聖女っていうのは隠して、別の国で趣味を活かして生活していこうかな。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
【無断転載・AI利用禁止 / No Unauthorized Use or AI Training】
本作品の無断転載・複製・AI学習利用を禁じます。
Unauthorized reproduction or use for AI training is strictly prohibited.
© 魯恒凛 / RoKourin