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4章 人民よ、健やかに
38話 語るナビゲーター
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「村長が死ぬとゲームオーバー。それを知ったある人は、食糧難に陥ったその時、自分の生存を何よりも優先しました。村人には食糧を与えない――そういう方法で」
そのくせ、村の活動は村人任せであった。飢えた村人は次第に死へと身を窶し、村長とナビ子を除く住人は、誰一人としていなくなった。
衰えた村に入植を志願する者などおらず、その村の運営は「詰み」として放棄された。
「これは決して間違いとは言い切れない戦術です。村長さえ生き残れば、何度でも村は再建できるのですから。ですが、村人も阿呆ではない。人民を見殺しにするようなリーダーに付いて行きたいと思わなかったのでしょう」
村の評判がよくなれば、移住志願者が増える。その逆もまた然りだ。
「……これはどこかの村を担当した、どこかの『ナビ子』の記憶です。ですが私にも、その記憶はインプットされています。そして同じ過ちを繰り返さないよう、『ナビ子』には予防策の実行権利が与えられました」
「その予防策が……設定の操作?」
ナビ子は頷く。まるで自分を宥めるかのように、彼女は《平焼きパン》を頬張った。
「勿論、その権利を行使しない『ナビ子』も存在します。『村長』を『プレイヤー』としてではなく、『村人』として扱う。つまり、初期設定のままプレイを続行させる。……きっと、マルケン巡査部長様は、制限されなかった『プレイヤー』なのでしょう」
「どうして俺には制限を掛けたんですか?」
「……なぜでしょうね」
ナビ子は視線を落とす。
「村長さんは優しい人……万が一飢餓でも発生すれば、死なない自分を呪い、必要のない贖罪に身を窶すことになるだろうと、そう思ったとか。そんなところじゃないですかね」
しかしこのゲームの性質上、それを覆すことは不可能だ。村人に付与された「普通の人間」という特性。食事を摂れば排泄をし、睡眠を取り、いずれは死を迎える。
逃れられない「別れ」なら、一層のこと『プレイヤー』の感情を拒めばよい。そうすれば機械的に、事務的に村の運営を行うだろう。ナビ子が至ったのは、そういう結論だった。
たかがゲーム――とはいえ事実、俺は住民達に感情移入をしている。イアンやサミュエルの件においては特に顕著であった。村全体の利益と村人の感情、その間で揺れ動き、草原の上を転げ回った程だ。ナビ子の危惧した通り。
「これは出過ぎた真似です。ナビゲーター『ナビ子』の範疇を超えています。このバグを報告するならば、公式サイト不具合報告フォームに――」
「しませんよ、そんなこと」
「運営に報告し、バグと認められれば、『ナビ子』の交代も可能です。無論、今後このようなことがないようパッチの配布も検討されるでしょう」
「……ちょっと?」
「出来損ないは破棄するに限ります」
そうナビ子が口にした瞬間、言い様のない悪寒が走り抜けた。
目の前にいるのは、本当にナビ子か。漠然と、あまりにも現実離れした懐疑が湧き上がる。
説明モードのナビ子――俺が密かにそう呼んでいた彼女が、そこにはいた。
「ナビ子、さん……?」
「ポリプロピレンニキ様、御英断を」
急かされる。息が詰まる。
「報告は……報告なんて、しません。出来ません」
たとえ『ナビ子』のバグが引き起こしたことであっても、ナビ子はナビ子なりの考えを持って、俺を制限していたのだ。彼女の苦労と後ろめたさ、それは計り知れない。それを無下にすることなど、どうしても出来なかった。
「それが、その判断がいずれ、他プレイヤー様を同じ目に遭わせるかもしれません。それでも?」
グ、と息が詰まる。バグの報告とは、そういう面も含むのだ。
注意喚起、そして運営による改善もしくは対策パッチの配布。全てはプレイヤーにストレスなくゲームを楽しんでもらうため。
「バグ、というか……これ、そもそもバグなんですか?」
「バグです。我々『ナビ子』にとって想定外の出来事ですから。『ナビ子』の規範を大きく外れた行為です」
「それだけプレイヤーに沿った状況判断をしてくれる、とか……そういうAIの優秀さが読み取れたり……?」
「仮にそうであったとしても、必要のない発展です。考察です。対処です。よってエラーに該当する判断です」
俺は呻く。何を言っても返されてしまう。そういえば、ナビ子とアランが言い争っていると、ほぼ百パーセントナビ子に軍配が上がっていたか。彼女は負けなしの口上手なのかもしれない。
これは困った。俺は長考に入る。だがどうしても、バグを報告してほしい『ナビ子』を言い負かす方法には至らなかった。勝ち目はない。
「……もし出来るなら、やっぱり設定は戻してほしいです」
「なぜです? このナビ子はイージーモードを望んでいますが」
『ナビ子』の口調が微かに和らぐ。変化があった。俺の村に属するナビ子、その考えに寄り添い始めている。攻撃の矛先を、ナビ子から俺へと変更したのだ。
「このサーバーの難易度と違うんですよね。だったら、本来あるべき形に戻してほしいんです。他のプレイヤーとフェアでありたいし、俺も『村人』として生活してみたい」
ナビ子の杞憂は、全く的外れではない。だが俺は、生憎、ズルをして手に入れた環境に甘んずる程図太い性格をしていない。本当ならば最初から村を作り直したいくらいだ。
他のプレイヤーと同じ土俵で、発展と衰退の狭間を揺れ動く中で、「自分の村」を運営したい。
「どうでしょう、か……?」
「あくまでフェアプレイを。そういう魂胆ですか」
不意に冷たい視線が目蓋の下に隠れた。ふさりと落ちる長い睫毛。とても人間のそれとは比べものにならない程精巧な顔が、次第に笑みを描く。
現れた瞳にはナビ子――いつものナビ子がいた。
「設定を変更しました。ありがとうございます、村長さん。村長さんの言葉、全部聞いてました」
全身から力が抜けるようだった。気恥ずかしくもあるが、今はただ彼女の帰還を喜びたい。そう思っていたのだが、
「愚かですね」
放たれた言葉に、俺は再び凍り付く。
「でも嬉しかったです。ありがとうございます」
そのくせ、村の活動は村人任せであった。飢えた村人は次第に死へと身を窶し、村長とナビ子を除く住人は、誰一人としていなくなった。
衰えた村に入植を志願する者などおらず、その村の運営は「詰み」として放棄された。
「これは決して間違いとは言い切れない戦術です。村長さえ生き残れば、何度でも村は再建できるのですから。ですが、村人も阿呆ではない。人民を見殺しにするようなリーダーに付いて行きたいと思わなかったのでしょう」
村の評判がよくなれば、移住志願者が増える。その逆もまた然りだ。
「……これはどこかの村を担当した、どこかの『ナビ子』の記憶です。ですが私にも、その記憶はインプットされています。そして同じ過ちを繰り返さないよう、『ナビ子』には予防策の実行権利が与えられました」
「その予防策が……設定の操作?」
ナビ子は頷く。まるで自分を宥めるかのように、彼女は《平焼きパン》を頬張った。
「勿論、その権利を行使しない『ナビ子』も存在します。『村長』を『プレイヤー』としてではなく、『村人』として扱う。つまり、初期設定のままプレイを続行させる。……きっと、マルケン巡査部長様は、制限されなかった『プレイヤー』なのでしょう」
「どうして俺には制限を掛けたんですか?」
「……なぜでしょうね」
ナビ子は視線を落とす。
「村長さんは優しい人……万が一飢餓でも発生すれば、死なない自分を呪い、必要のない贖罪に身を窶すことになるだろうと、そう思ったとか。そんなところじゃないですかね」
しかしこのゲームの性質上、それを覆すことは不可能だ。村人に付与された「普通の人間」という特性。食事を摂れば排泄をし、睡眠を取り、いずれは死を迎える。
逃れられない「別れ」なら、一層のこと『プレイヤー』の感情を拒めばよい。そうすれば機械的に、事務的に村の運営を行うだろう。ナビ子が至ったのは、そういう結論だった。
たかがゲーム――とはいえ事実、俺は住民達に感情移入をしている。イアンやサミュエルの件においては特に顕著であった。村全体の利益と村人の感情、その間で揺れ動き、草原の上を転げ回った程だ。ナビ子の危惧した通り。
「これは出過ぎた真似です。ナビゲーター『ナビ子』の範疇を超えています。このバグを報告するならば、公式サイト不具合報告フォームに――」
「しませんよ、そんなこと」
「運営に報告し、バグと認められれば、『ナビ子』の交代も可能です。無論、今後このようなことがないようパッチの配布も検討されるでしょう」
「……ちょっと?」
「出来損ないは破棄するに限ります」
そうナビ子が口にした瞬間、言い様のない悪寒が走り抜けた。
目の前にいるのは、本当にナビ子か。漠然と、あまりにも現実離れした懐疑が湧き上がる。
説明モードのナビ子――俺が密かにそう呼んでいた彼女が、そこにはいた。
「ナビ子、さん……?」
「ポリプロピレンニキ様、御英断を」
急かされる。息が詰まる。
「報告は……報告なんて、しません。出来ません」
たとえ『ナビ子』のバグが引き起こしたことであっても、ナビ子はナビ子なりの考えを持って、俺を制限していたのだ。彼女の苦労と後ろめたさ、それは計り知れない。それを無下にすることなど、どうしても出来なかった。
「それが、その判断がいずれ、他プレイヤー様を同じ目に遭わせるかもしれません。それでも?」
グ、と息が詰まる。バグの報告とは、そういう面も含むのだ。
注意喚起、そして運営による改善もしくは対策パッチの配布。全てはプレイヤーにストレスなくゲームを楽しんでもらうため。
「バグ、というか……これ、そもそもバグなんですか?」
「バグです。我々『ナビ子』にとって想定外の出来事ですから。『ナビ子』の規範を大きく外れた行為です」
「それだけプレイヤーに沿った状況判断をしてくれる、とか……そういうAIの優秀さが読み取れたり……?」
「仮にそうであったとしても、必要のない発展です。考察です。対処です。よってエラーに該当する判断です」
俺は呻く。何を言っても返されてしまう。そういえば、ナビ子とアランが言い争っていると、ほぼ百パーセントナビ子に軍配が上がっていたか。彼女は負けなしの口上手なのかもしれない。
これは困った。俺は長考に入る。だがどうしても、バグを報告してほしい『ナビ子』を言い負かす方法には至らなかった。勝ち目はない。
「……もし出来るなら、やっぱり設定は戻してほしいです」
「なぜです? このナビ子はイージーモードを望んでいますが」
『ナビ子』の口調が微かに和らぐ。変化があった。俺の村に属するナビ子、その考えに寄り添い始めている。攻撃の矛先を、ナビ子から俺へと変更したのだ。
「このサーバーの難易度と違うんですよね。だったら、本来あるべき形に戻してほしいんです。他のプレイヤーとフェアでありたいし、俺も『村人』として生活してみたい」
ナビ子の杞憂は、全く的外れではない。だが俺は、生憎、ズルをして手に入れた環境に甘んずる程図太い性格をしていない。本当ならば最初から村を作り直したいくらいだ。
他のプレイヤーと同じ土俵で、発展と衰退の狭間を揺れ動く中で、「自分の村」を運営したい。
「どうでしょう、か……?」
「あくまでフェアプレイを。そういう魂胆ですか」
不意に冷たい視線が目蓋の下に隠れた。ふさりと落ちる長い睫毛。とても人間のそれとは比べものにならない程精巧な顔が、次第に笑みを描く。
現れた瞳にはナビ子――いつものナビ子がいた。
「設定を変更しました。ありがとうございます、村長さん。村長さんの言葉、全部聞いてました」
全身から力が抜けるようだった。気恥ずかしくもあるが、今はただ彼女の帰還を喜びたい。そう思っていたのだが、
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放たれた言葉に、俺は再び凍り付く。
「でも嬉しかったです。ありがとうございます」
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