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五 うつくしかな
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朔夜様は何も言いません。私たちは新婚の夫婦でありながら共に過ごしたことはありませんでした。
でもいいのです。
仲良く過ごしてしまったら姉に申し訳なくいたたまれなくなるでしょうから。
奥様ではなく、このままでいいのです。
それでも月日は流れていきます。
私が15歳で嫁いできてから2年たち、姉がなくなった17歳の年になりました。
生活にも慣れ、お休みをいただけた日は一緒に働いている方と外出をするようにもなっていました。
朔夜様は23歳になられ、商家をさらに大きなものとしてその地位を確固としたものとされていました。
もう、使用人と化していた私とはまるで別世界の方です。
従姉妹様の華花様とよく一緒にいらっしゃるところをお見掛けします。
たまに外出もされ夜遅くまで戻っていらっしゃらないこともあります。
お二人はお美しくて本当にお似合いです。お互いに引き立てあうのです。
私が嫁として嫁いできており、妻だと知っているものは数名の使用人だけです。
これでいいのです。お姉さまの御霊をお慰めできると思えばたやすいことなのです。
私は朔夜様に近ずくチャンスもないことに、逆に感謝していたのです。
でもいいのです。
仲良く過ごしてしまったら姉に申し訳なくいたたまれなくなるでしょうから。
奥様ではなく、このままでいいのです。
それでも月日は流れていきます。
私が15歳で嫁いできてから2年たち、姉がなくなった17歳の年になりました。
生活にも慣れ、お休みをいただけた日は一緒に働いている方と外出をするようにもなっていました。
朔夜様は23歳になられ、商家をさらに大きなものとしてその地位を確固としたものとされていました。
もう、使用人と化していた私とはまるで別世界の方です。
従姉妹様の華花様とよく一緒にいらっしゃるところをお見掛けします。
たまに外出もされ夜遅くまで戻っていらっしゃらないこともあります。
お二人はお美しくて本当にお似合いです。お互いに引き立てあうのです。
私が嫁として嫁いできており、妻だと知っているものは数名の使用人だけです。
これでいいのです。お姉さまの御霊をお慰めできると思えばたやすいことなのです。
私は朔夜様に近ずくチャンスもないことに、逆に感謝していたのです。
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