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第2章 はぐれ梁山泊極端派【燃えよ、十字剣!!】
第89話 猿の軍勢
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「思わないことで、動揺しちゃったな。」
まさか、彼が馬に乗れないだなんて思ってなかった。しかも、馬に嫌われるなんて、どれだけ不器用なんだろう……。戦場の中とはいえ、一緒にくっ付いていけたら良かったのになあ……。
「キシェァァァッ!!」
お猿さんの姿をした魔族が編成を組んで襲いかかってくる! あまり呑気なことばかり考えているわけにはいかない。ここは戦場。辺り一帯に魔族が一杯いる。即座に片手で自分の武器リュクルゴスを抜いて刃を展開させる。いつもと違って馬上で使うため、斧槍状に変化させた。馬上ならこの方が便利なはずだから。
「鳳翼旋!」
(バスンッ!!)
「ゲギャァァァ!?」
襲いかかってきた魔族を瞬時に斬り捨てる。すんなり倒せはしたけど、この様子を見て、相手も警戒を強めてる。やっぱり、今までみてきたアンデッドたちとは訳が違う。デーモンだから、知能とかは私たち人間と大差ない。違うのは極端に攻撃的・破壊的な所ぐらい!
「こっちだ! こっちに生きの良い女が飛び込んできやがったぜ!」
体の大きい指揮官……グレーター・デーモンらしき個体が仲間に促している。デーモンに男女の区別があるのかはわからないけれど、明らかに女性を甘く見ている感じはする。相手側からしたら、力や体力で劣る相手は格好の的だと思うから。一斉に私の方に敵意を向けてくる気配がした。
(私もある意味デーモンだから、甘く見ないほうがいいよ!)
自分を奮い立たせながら、襲い来るレッサー・デーモン達を斧槍でなぎ払う。襲ってきた半数は倒れ、逃れた半数は体勢を立て直し、再び襲ってくる。後からやってくるデーモン達が次第に数を増やしてきていた。馬に乗ってなかったら、一瞬で取り囲まれて命を落としていたかもしれない。
「グランデ嬢、援護する!」
「姐さん! 加勢しやすぜ!」
先に突撃をかけて、敵を攪乱していたイグレスさん達が、私に加勢するためUターンしてきた。イグレスさんが突撃槍で敵をなぎ倒し、ゲイリー君が大剣でバサバサと斬り捨てていっている。さすがに戦場での経験が多い人は動きからして違う。ゲイリー君も弟子入りしてきたとは思えないくらい、違和感なく立ち回ってる。どこかで傭兵の経験をしてきているのかもしれない。
「よぉ、彼女ぉ! 勇者のアイツとはうまくヤッてるかい?」
「オイも助太刀するでゴワス! デーモン共、火炎祭りを喰らいんしゃい!」
横から複数の矢が飛来し、多数のデーモン達が一斉に倒れた。その上から巨大な火球が浴びせられ、焼き尽くされる。ウネグさんと力士さんだ。力士さん、例のコンテストで見かけたと思ったら、デーモンとの戦いに参加してたんだ。
「一気に押すぞ! 今の攻撃で敵部隊は怯んでいる! ウネグ、タクティクス№2だ!」
「おうよ!」
イグレスさんが敵の集団に突撃をしかける。直線上にいるデーモンは次々と倒れていく。その突撃で怯んで逃れたデーモンを、ウネグさんと力士さんが追撃して倒していく。凄い! 流れるようなコンビネーションだ。部外者の私やゲイリー君が加勢する間もないくらいの息の合った動きだった。こんな攻撃をされたら、敵もたまらないと思う。
「ケケーッ!! なんか盛り上がってきたじゃねえか!」
小柄で俊敏な影がイグレスさんへ攻撃を仕掛けた。イグレスさんは突撃槍をなぎ払ってそれを牽制した。攻撃を仕掛けた影は後方へ戻って身構える。その側には恐ろしい気配を纏った集団が集合していた。それを確認したイグレスさん達は突撃を中断し、集団と対峙した。
「現れたな、ルス・デルソル!」
「よぉ、イグレス! ネグロの奴の礼をしにきてやったぜ!」
「調子に乗ってんじゃねえぞ、人間ども!」
小さなデーモンが二人と、ずんぐりしたデーモンが一人、ひときわ大柄なデーモンが一人、そして、リーダーらしき中背のデーモン。リーダーのデーモンは特徴的な十字形の刃の大剣を手にしている。これが……ルス・デルソル!?
まさか、彼が馬に乗れないだなんて思ってなかった。しかも、馬に嫌われるなんて、どれだけ不器用なんだろう……。戦場の中とはいえ、一緒にくっ付いていけたら良かったのになあ……。
「キシェァァァッ!!」
お猿さんの姿をした魔族が編成を組んで襲いかかってくる! あまり呑気なことばかり考えているわけにはいかない。ここは戦場。辺り一帯に魔族が一杯いる。即座に片手で自分の武器リュクルゴスを抜いて刃を展開させる。いつもと違って馬上で使うため、斧槍状に変化させた。馬上ならこの方が便利なはずだから。
「鳳翼旋!」
(バスンッ!!)
「ゲギャァァァ!?」
襲いかかってきた魔族を瞬時に斬り捨てる。すんなり倒せはしたけど、この様子を見て、相手も警戒を強めてる。やっぱり、今までみてきたアンデッドたちとは訳が違う。デーモンだから、知能とかは私たち人間と大差ない。違うのは極端に攻撃的・破壊的な所ぐらい!
「こっちだ! こっちに生きの良い女が飛び込んできやがったぜ!」
体の大きい指揮官……グレーター・デーモンらしき個体が仲間に促している。デーモンに男女の区別があるのかはわからないけれど、明らかに女性を甘く見ている感じはする。相手側からしたら、力や体力で劣る相手は格好の的だと思うから。一斉に私の方に敵意を向けてくる気配がした。
(私もある意味デーモンだから、甘く見ないほうがいいよ!)
自分を奮い立たせながら、襲い来るレッサー・デーモン達を斧槍でなぎ払う。襲ってきた半数は倒れ、逃れた半数は体勢を立て直し、再び襲ってくる。後からやってくるデーモン達が次第に数を増やしてきていた。馬に乗ってなかったら、一瞬で取り囲まれて命を落としていたかもしれない。
「グランデ嬢、援護する!」
「姐さん! 加勢しやすぜ!」
先に突撃をかけて、敵を攪乱していたイグレスさん達が、私に加勢するためUターンしてきた。イグレスさんが突撃槍で敵をなぎ倒し、ゲイリー君が大剣でバサバサと斬り捨てていっている。さすがに戦場での経験が多い人は動きからして違う。ゲイリー君も弟子入りしてきたとは思えないくらい、違和感なく立ち回ってる。どこかで傭兵の経験をしてきているのかもしれない。
「よぉ、彼女ぉ! 勇者のアイツとはうまくヤッてるかい?」
「オイも助太刀するでゴワス! デーモン共、火炎祭りを喰らいんしゃい!」
横から複数の矢が飛来し、多数のデーモン達が一斉に倒れた。その上から巨大な火球が浴びせられ、焼き尽くされる。ウネグさんと力士さんだ。力士さん、例のコンテストで見かけたと思ったら、デーモンとの戦いに参加してたんだ。
「一気に押すぞ! 今の攻撃で敵部隊は怯んでいる! ウネグ、タクティクス№2だ!」
「おうよ!」
イグレスさんが敵の集団に突撃をしかける。直線上にいるデーモンは次々と倒れていく。その突撃で怯んで逃れたデーモンを、ウネグさんと力士さんが追撃して倒していく。凄い! 流れるようなコンビネーションだ。部外者の私やゲイリー君が加勢する間もないくらいの息の合った動きだった。こんな攻撃をされたら、敵もたまらないと思う。
「ケケーッ!! なんか盛り上がってきたじゃねえか!」
小柄で俊敏な影がイグレスさんへ攻撃を仕掛けた。イグレスさんは突撃槍をなぎ払ってそれを牽制した。攻撃を仕掛けた影は後方へ戻って身構える。その側には恐ろしい気配を纏った集団が集合していた。それを確認したイグレスさん達は突撃を中断し、集団と対峙した。
「現れたな、ルス・デルソル!」
「よぉ、イグレス! ネグロの奴の礼をしにきてやったぜ!」
「調子に乗ってんじゃねえぞ、人間ども!」
小さなデーモンが二人と、ずんぐりしたデーモンが一人、ひときわ大柄なデーモンが一人、そして、リーダーらしき中背のデーモン。リーダーのデーモンは特徴的な十字形の刃の大剣を手にしている。これが……ルス・デルソル!?
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