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第1章 勇者マストダイ!!【勇者なのに……〇〇されました。】
第1話 え? バ・ゴーンじゃないんですか?
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第3部までのあらすじ
羊の魔王ハリスと蛇の魔王シャロットを下し、無事全員帰還できたのも束の間、それを待っていたのはジュリアとガンツ夫婦だった。魔王の出現によって、披露宴を台無しにされてしまった彼らは俺らが無事に生還できることを祈りつつ、それを労うための宴の席を準備してくれていたのだ。
これを二次会代わりと言わんばかりにパーティーを楽しんでいた俺達の前に謎の女性が姿を現したのだった……。見た目から判断し、その女性の正体が”邪神官バ・ゴーン”であると見破り、その名前をシャウトしたのはいいが、会場は静まりかえってしまったのだった。え? もしかして、間違ってたの?
「な、何言ってんだ、お前……。」
「何って、この人の名前!」
「それは架空の人物名じゃないか……。」
俺がなんか滑った感じになっているのを見かねて、ファルがすかさずツッコミを入れてきた! やっぱ違うのか? なんか絶妙に黒い神官服といい、見事に邪神官なかんじで「バ・ゴーン!!」って感じなのに違うとは……。しかもアレって架空の人物だったのか? 例えフィクションの物語であっても、”不死鳥の騎士”みたいに実在の人物がモデルになっている登場人物もいるというのに、ガッカリである。
「え? 嘘でしょ? アレって架空の話なの?」
「架空に決まってるだろ! 全く、バカってのは次から次へと生えてきやがる!」
「ファル様、ヒドい! 私、信じてたのに! せっかく今から何処にサインをしてもらおうか、必死で考えてたのに!」
「てめえのバカさ加減を他人に責任取らせるんじゃない!」
エニッコス伝説と聞いて黙ってられなかったのか、バカな俺に続いて天下のアホ娘、プリメーラも参戦してきた! 俺とは違いヤツはエニッコス伝説ガチ勢なため、バ・ゴーン(仮)にサインを貰おうと思っていたようだ。でもこんなに否定されるなんてよっぽど場違いな事を言ってしまったんだなぁと俺は思い知らされる結果になった。
「バ・ゴーン……? あんな低俗な戯曲作品の登場人物に勘違いされるだなんて、想定外ですわ。」
「じゃ、じゃあ、あなたのお名前は?」
「ご存じないのですか? お味方から少しくらいは噂を聞いているものと思っていましたのに。」
「うん、まあ、エニッコス伝説は身近にガチ勢が二人もいたもんで、散々聞かされたんだけど……。」
「ですから、その戯曲の話からは離れてくださいまし!」
「は、はい、スンマセン……。」
ご存じない?とか言われても困る。別に聞いたこと無いと思うし、記憶の中で唯一合致したのが”バ・ゴーン”だったんだからしょうがないじゃない? だって見た目と名前のピッタリ具合が半端ないんですよ。もう、それしか思いつかないって位にピッタリだ。本名はどうあれ、もう、今度から”バ・ゴーン”と改名した方がいいんじゃないですかね? ワタシが胸を張ってお勧めします!
「部下がお世話になったはずですわよ。彼は乱暴者だから色々とご迷惑をお掛けしたと思いますけれど?」
「部下って誰? もしかしてあのおハゲさんの上司さんですか? 名前に小さい”つ”が入ることで有名な? アイツだったら大変粗忽だったんで色々とクレームを入れたいんですけど、いいっすか?」
「は? 誰のことですの? 存じませんわ、そんな方!」
あのおハゲの上司でもない? てっきり名前に小さい”つ”が入る系統の方かと思いましたよ! いや、でもよく考えたらアイツの上司らしき人には会ってたんだよな? なんちゃら司教とかいう人がそうだったはず。そういえばこの場には来ていない様子だが……部下と同じで聖都で再会するパターンかもしれない。じゃあ部下とは誰なのか? 粗忽者な、で該当するヤツって誰かいたっけ?
「ブレンダンのことをご存じないとは言わせませんわよ! 先の作戦でもご一緒していたはずですわ!」
「へ? あのブレンダン? アイツの上司なんすか、バ・ゴーンさん?」
「だから! その低俗作品の名前を引き合いにするのは止めてくださいまし!」
「え? ホントに違うの? ションボリ……。」
「そこのお嬢ちゃんも便乗するのをお止めなさい!」
プリメーラもバ・ゴーンであることを微粒子レベルで期待していたようだが、その希望も打ち砕かれた。それはさておき、ブレンダンの上司というのはわかったが、誰だったっけ? アイツら処刑隊の特務部隊だったはずだよな? アイツらを従えているってことは教団のお偉いさんって事なんだろう。だからか? ファルとかジュリアが警戒ムードに切り替わったのは。でも名前が思い出せない。なんか覚えにくいややこしい名前だったのは覚えているが……?
「あのー、お名前ってオオトリ・ビートバンズさんでしたっけ?」
「失礼な! ワタクシの名前はオードリー・ヒートバーンズですの!」
「ヒート……バゴーンズさん?」
「ヒートバーンズです!!」
なんだ、結局本名もバ・ゴーン要素が入ってるじゃん……。惜しいなあ。あとちょっとで正解だったのに。というか今更思い出したが、エルのお母さんの過去話に出てきた人も同じ名前だったよな? シャルルとなんか怪しい関係が疑われてる人だよな? そんな人が俺に何の用があるというのか?
「何をしに来たのかは知らんが、俺の相棒に手を出そうっていうなら容赦しないぜ? 粉砕の貴婦人さんよ?」
「その名で呼ぶのは止めてくださいまし。あくまでそれは異名でしてよ。それも悪口よりのね。」
そうだ! 思い出した! マダム・スマッシャーなんて物騒な異名を持つヤバい人物が異端審問会のトップだってファルから聞いたことがあった! そのマダムが通り過ぎた後には何も残らず、ぺんぺん草の一つすら生えなくなることで有名であるらしい。じゃあ、俺も粉砕されて跡形もなくなってしまうのだろうか?
羊の魔王ハリスと蛇の魔王シャロットを下し、無事全員帰還できたのも束の間、それを待っていたのはジュリアとガンツ夫婦だった。魔王の出現によって、披露宴を台無しにされてしまった彼らは俺らが無事に生還できることを祈りつつ、それを労うための宴の席を準備してくれていたのだ。
これを二次会代わりと言わんばかりにパーティーを楽しんでいた俺達の前に謎の女性が姿を現したのだった……。見た目から判断し、その女性の正体が”邪神官バ・ゴーン”であると見破り、その名前をシャウトしたのはいいが、会場は静まりかえってしまったのだった。え? もしかして、間違ってたの?
「な、何言ってんだ、お前……。」
「何って、この人の名前!」
「それは架空の人物名じゃないか……。」
俺がなんか滑った感じになっているのを見かねて、ファルがすかさずツッコミを入れてきた! やっぱ違うのか? なんか絶妙に黒い神官服といい、見事に邪神官なかんじで「バ・ゴーン!!」って感じなのに違うとは……。しかもアレって架空の人物だったのか? 例えフィクションの物語であっても、”不死鳥の騎士”みたいに実在の人物がモデルになっている登場人物もいるというのに、ガッカリである。
「え? 嘘でしょ? アレって架空の話なの?」
「架空に決まってるだろ! 全く、バカってのは次から次へと生えてきやがる!」
「ファル様、ヒドい! 私、信じてたのに! せっかく今から何処にサインをしてもらおうか、必死で考えてたのに!」
「てめえのバカさ加減を他人に責任取らせるんじゃない!」
エニッコス伝説と聞いて黙ってられなかったのか、バカな俺に続いて天下のアホ娘、プリメーラも参戦してきた! 俺とは違いヤツはエニッコス伝説ガチ勢なため、バ・ゴーン(仮)にサインを貰おうと思っていたようだ。でもこんなに否定されるなんてよっぽど場違いな事を言ってしまったんだなぁと俺は思い知らされる結果になった。
「バ・ゴーン……? あんな低俗な戯曲作品の登場人物に勘違いされるだなんて、想定外ですわ。」
「じゃ、じゃあ、あなたのお名前は?」
「ご存じないのですか? お味方から少しくらいは噂を聞いているものと思っていましたのに。」
「うん、まあ、エニッコス伝説は身近にガチ勢が二人もいたもんで、散々聞かされたんだけど……。」
「ですから、その戯曲の話からは離れてくださいまし!」
「は、はい、スンマセン……。」
ご存じない?とか言われても困る。別に聞いたこと無いと思うし、記憶の中で唯一合致したのが”バ・ゴーン”だったんだからしょうがないじゃない? だって見た目と名前のピッタリ具合が半端ないんですよ。もう、それしか思いつかないって位にピッタリだ。本名はどうあれ、もう、今度から”バ・ゴーン”と改名した方がいいんじゃないですかね? ワタシが胸を張ってお勧めします!
「部下がお世話になったはずですわよ。彼は乱暴者だから色々とご迷惑をお掛けしたと思いますけれど?」
「部下って誰? もしかしてあのおハゲさんの上司さんですか? 名前に小さい”つ”が入ることで有名な? アイツだったら大変粗忽だったんで色々とクレームを入れたいんですけど、いいっすか?」
「は? 誰のことですの? 存じませんわ、そんな方!」
あのおハゲの上司でもない? てっきり名前に小さい”つ”が入る系統の方かと思いましたよ! いや、でもよく考えたらアイツの上司らしき人には会ってたんだよな? なんちゃら司教とかいう人がそうだったはず。そういえばこの場には来ていない様子だが……部下と同じで聖都で再会するパターンかもしれない。じゃあ部下とは誰なのか? 粗忽者な、で該当するヤツって誰かいたっけ?
「ブレンダンのことをご存じないとは言わせませんわよ! 先の作戦でもご一緒していたはずですわ!」
「へ? あのブレンダン? アイツの上司なんすか、バ・ゴーンさん?」
「だから! その低俗作品の名前を引き合いにするのは止めてくださいまし!」
「え? ホントに違うの? ションボリ……。」
「そこのお嬢ちゃんも便乗するのをお止めなさい!」
プリメーラもバ・ゴーンであることを微粒子レベルで期待していたようだが、その希望も打ち砕かれた。それはさておき、ブレンダンの上司というのはわかったが、誰だったっけ? アイツら処刑隊の特務部隊だったはずだよな? アイツらを従えているってことは教団のお偉いさんって事なんだろう。だからか? ファルとかジュリアが警戒ムードに切り替わったのは。でも名前が思い出せない。なんか覚えにくいややこしい名前だったのは覚えているが……?
「あのー、お名前ってオオトリ・ビートバンズさんでしたっけ?」
「失礼な! ワタクシの名前はオードリー・ヒートバーンズですの!」
「ヒート……バゴーンズさん?」
「ヒートバーンズです!!」
なんだ、結局本名もバ・ゴーン要素が入ってるじゃん……。惜しいなあ。あとちょっとで正解だったのに。というか今更思い出したが、エルのお母さんの過去話に出てきた人も同じ名前だったよな? シャルルとなんか怪しい関係が疑われてる人だよな? そんな人が俺に何の用があるというのか?
「何をしに来たのかは知らんが、俺の相棒に手を出そうっていうなら容赦しないぜ? 粉砕の貴婦人さんよ?」
「その名で呼ぶのは止めてくださいまし。あくまでそれは異名でしてよ。それも悪口よりのね。」
そうだ! 思い出した! マダム・スマッシャーなんて物騒な異名を持つヤバい人物が異端審問会のトップだってファルから聞いたことがあった! そのマダムが通り過ぎた後には何も残らず、ぺんぺん草の一つすら生えなくなることで有名であるらしい。じゃあ、俺も粉砕されて跡形もなくなってしまうのだろうか?
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