ちょっと幸せ

柊(ひいらぎ)

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老後の不安を煽るのも煽られるのも、もうやめよう

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人生100年時代と言われるようになってから、どこを向いても
「老後不安」
「長生きするほどお金が足りない」
「老後破産」
など、人の不安を煽るような言葉が目につきます。

せっかく生まれてきて、今生きているのに、先の心配ばかり。
老後の生活費を貯めるために働く、今の楽しみを我慢して老後に備える。
そんな暮らしって、充実していると言えるのでしょうか。

老後の心配を頑張ったおかげで今は幸せ。そんな人ももちろんいると思います。
知人にもいます。

70代の彼女は、40代から「老後のために」と貯蓄に精を出していました。
その結果、かなりのお金を貯めることができたし、夫が早く亡くなった今では、貯めたお金を一人で使うことができて、とても幸せそうです。

収入が右肩上がりだった彼女の世代と違って、今は、収入は増えないのに出費は増えると感じる家庭が多いのではないでしょうか。

我が家も、貯蓄どころか、月々の支払いがやっとです(>_<)。

でも! 
銀行や証券会社に不安を煽られたくない。
「必要な老後資金」など見て、窮乏感を持ちたくない。
なってもない病気の治療費の心配をしたくない。
老後の心配で今の生活を空虚にしたくない。

そう思って、老後不安の輪には入らないことにしました。

ヒトの脳は心配が得意で、それゆえに人類が生き残ってきたとも言えるようですが、悪い未来設定は楽しくありません。

最高に好ましい未来を設定し、そちらへ迎えるように今このときを暮らそうと思います。
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