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西の大陸蹂躙
クズの末路 5 背徳の乙女
勇者は客室に入ると、優しくララを抱きしめ、余韻もそこそこに唇を奪った。
ちょっと気持ちが高まりすぎていたようだ。
まだドアの前だというのに、感情に流されるまま、ララを愛撫しようとする。
「ん……」
ララはそんな早漏勇者になされるがまま、くちづけを噛み締めている。
「ん……んん……」
勇者は唇を重ねながら、ララの髪を撫で、抱きしめている方の腕を、ララの背中を滑らせるように腰へと優しく移動させる。
臀部を触ろうかと腰周りで楕円を描くように手を迷わせながら、結局腹部へと移動させ、ゆっくり上へと撫で進める。
「ん……っはぁ……んん!」
長いくちづけは終わることなくララの唇を愛撫し、じわじわと登ってくる勇者の指先が胸のふもとに触れた瞬間、ララの肩が小さく跳ねた。
そんな小さな反応に、喜びを覚えるような経験値を持ち合わせていない勇者は、臆病にも腕を背中に伸ばしてララを抱き寄せた。
「ん……っはぁ、はぁ……ん……」
ララの息遣いは荒く、体は火照りだしていた。勇者の腕から伝わる熱は、じんわりとララの気持ちを代弁している。
そして、長かったくちづけを離すと、勇者はララを見つめて微笑んだ。
「……怖い?」
勇者の優しい問いかけに、小さく頭を横に振って答えるララ。
恥ずかしそうに俯くと、勇者はいたずらっぽく笑って、下を向いてしまったララの顔を覗いた。
「……向こうで座ろうか」
恥ずかしくて声が出ないララは、頷きで答える。
マジで初々しいのもいい加減にしろと、僕も悶えた。
勇者のエスコートでベッドへと座ったララは俯いたままだ。
ここでヘタレたらどうしよう……とか不安になったが、そんなことを気にする余裕もないくらいに勇者の頭の中はララで染め上げられていた。
そして、勇者はララの前に跪くと、片方の手を取り、その手の甲に優しくキスをした。
「あ……」
思いがけず声が出てしまった。
突然、女の子なら一度は想像したであろう騎士の礼を受け、恥ずかしさよりも、ずっと思い描いていた憧れの成就に喜びが膨らんでいく。
「ララ……私を受け入れてくれるだろうか?」
喜びは感極まり、おかしな勇者の優しさに高揚させられていた。
ずっとこんな場面を思い描いては悶えていたのだ。きっかけは最悪だったが、今はそんなことどうでもいい。
夢にまでみたお姫様ごっこを楽しまないなんて選択肢はなかった。
「はい……喜んで……」
不安は取り払われ、二人の世界を楽しむ余裕まであった。
勇者がくれた嬉しい遊び心は、ララの心を優しく包み込む。
「じゃあ、誓いのキスをいただけませんか?」
今度は立場を変え、ララからのキスをねだっている。
先ほどの初々しさとは程遠いプレイボーイのような行いに、僕は、こいつはもともとそういう素質があるんだなと感心してしまった。
「ふふ……勇者様ったら……」
ララは、おどける勇者の優しさが愛おしかった。
「あ、今は名前で呼んでいただけませんか? ララ姫様」
「あ……はい……では……テオ」
そういえばまだ勇者の名前を知らなかったなと気づいた。
勇者はテオって名前らしい。そういえば、戦士はなんて名前だったのだろうか?
なんて一瞬考えたが、すぐに興味をなくしてどうでもよくなった。
「昔に戻ったみたいだ」
「ええ」
「僕は君が聖職者になって、とても嬉しかったけど、結婚できないって聞いてめちゃくちゃ落ち込んだんだよね」
「嘘……そんなの、全然気づかなかったわ」
勇者が驚いているララを見て笑うと、言葉を続ける。
「いや……もういいんだ。今、ララと結ばれたから」
「テオ……なら、私をお嫁さんにしてくれるの?」
「ああ、こんな私でよろしければ、光栄の極みでございます」
勇者は跪いた体制で、執事のように手を前に添えてお辞儀をした。
純真なララの心をほぐすには丁度いいお遊びだろう。
伊達に長い付き合いはしていないようだ。
「ありがとうございます! よろしくお願いします」
ララもふざけ返すように言葉遊びを楽しみ、勇者を見て笑った。
「では、誓いのキスを……」
「はい……」
顔を上げた勇者に、ララはかがみこんでくちづけを交わす。
勇者は少し口を開け、ゆっくりと、少しずつ舌を絡め、拒絶されることなくたどり着いたララの口腔を愛撫する。
二人の舌がぎこちなく交じり合い、初めてのその行為に魅了される。
思い人でなければ味わえないふしだらな愉悦。
お互いの熱を舌で感じ合うという行為が、これほどまで甘美な高揚を与えてくれるとは思わなかった。
テオと犯していくふしだらな行為に、背徳的な思いは増し、純潔を失う不安は徐々に霧散していく。
こんなにも淫らな行為をしているのに、喜びを覚えていくことが嬉しかった。
そして……ララの体は求め出す。
もっと、もっと……愛しのテオとなら、先へ進みたいという思いが膨らんでいく。
ゆっくりと唇を離し、恍惚に支配された脳の余韻も冷めないうちに、勇者は立ち上がってララをベッドへと寝かせた。
その横で勇者が固い装備を外し、薄い下着姿になっていく様は、なにかが外されるたびにララの鼓動を早くした。
引き締まった肉体は、かつて人類の希望を背負った男にふさわしい美しさがある。
上はなにも着ていない……あとは下を脱ぐだけ。
しかし、最後に止まってしまった準備に少し寂しさを覚える。
テオはララの横に寄り添い、横を向いて見つめ返すララに笑顔を送った。
そして……ようやく長い予行は終わりを告げ、テオはローブの留め具へと手を伸ばす。
ちょっと気持ちが高まりすぎていたようだ。
まだドアの前だというのに、感情に流されるまま、ララを愛撫しようとする。
「ん……」
ララはそんな早漏勇者になされるがまま、くちづけを噛み締めている。
「ん……んん……」
勇者は唇を重ねながら、ララの髪を撫で、抱きしめている方の腕を、ララの背中を滑らせるように腰へと優しく移動させる。
臀部を触ろうかと腰周りで楕円を描くように手を迷わせながら、結局腹部へと移動させ、ゆっくり上へと撫で進める。
「ん……っはぁ……んん!」
長いくちづけは終わることなくララの唇を愛撫し、じわじわと登ってくる勇者の指先が胸のふもとに触れた瞬間、ララの肩が小さく跳ねた。
そんな小さな反応に、喜びを覚えるような経験値を持ち合わせていない勇者は、臆病にも腕を背中に伸ばしてララを抱き寄せた。
「ん……っはぁ、はぁ……ん……」
ララの息遣いは荒く、体は火照りだしていた。勇者の腕から伝わる熱は、じんわりとララの気持ちを代弁している。
そして、長かったくちづけを離すと、勇者はララを見つめて微笑んだ。
「……怖い?」
勇者の優しい問いかけに、小さく頭を横に振って答えるララ。
恥ずかしそうに俯くと、勇者はいたずらっぽく笑って、下を向いてしまったララの顔を覗いた。
「……向こうで座ろうか」
恥ずかしくて声が出ないララは、頷きで答える。
マジで初々しいのもいい加減にしろと、僕も悶えた。
勇者のエスコートでベッドへと座ったララは俯いたままだ。
ここでヘタレたらどうしよう……とか不安になったが、そんなことを気にする余裕もないくらいに勇者の頭の中はララで染め上げられていた。
そして、勇者はララの前に跪くと、片方の手を取り、その手の甲に優しくキスをした。
「あ……」
思いがけず声が出てしまった。
突然、女の子なら一度は想像したであろう騎士の礼を受け、恥ずかしさよりも、ずっと思い描いていた憧れの成就に喜びが膨らんでいく。
「ララ……私を受け入れてくれるだろうか?」
喜びは感極まり、おかしな勇者の優しさに高揚させられていた。
ずっとこんな場面を思い描いては悶えていたのだ。きっかけは最悪だったが、今はそんなことどうでもいい。
夢にまでみたお姫様ごっこを楽しまないなんて選択肢はなかった。
「はい……喜んで……」
不安は取り払われ、二人の世界を楽しむ余裕まであった。
勇者がくれた嬉しい遊び心は、ララの心を優しく包み込む。
「じゃあ、誓いのキスをいただけませんか?」
今度は立場を変え、ララからのキスをねだっている。
先ほどの初々しさとは程遠いプレイボーイのような行いに、僕は、こいつはもともとそういう素質があるんだなと感心してしまった。
「ふふ……勇者様ったら……」
ララは、おどける勇者の優しさが愛おしかった。
「あ、今は名前で呼んでいただけませんか? ララ姫様」
「あ……はい……では……テオ」
そういえばまだ勇者の名前を知らなかったなと気づいた。
勇者はテオって名前らしい。そういえば、戦士はなんて名前だったのだろうか?
なんて一瞬考えたが、すぐに興味をなくしてどうでもよくなった。
「昔に戻ったみたいだ」
「ええ」
「僕は君が聖職者になって、とても嬉しかったけど、結婚できないって聞いてめちゃくちゃ落ち込んだんだよね」
「嘘……そんなの、全然気づかなかったわ」
勇者が驚いているララを見て笑うと、言葉を続ける。
「いや……もういいんだ。今、ララと結ばれたから」
「テオ……なら、私をお嫁さんにしてくれるの?」
「ああ、こんな私でよろしければ、光栄の極みでございます」
勇者は跪いた体制で、執事のように手を前に添えてお辞儀をした。
純真なララの心をほぐすには丁度いいお遊びだろう。
伊達に長い付き合いはしていないようだ。
「ありがとうございます! よろしくお願いします」
ララもふざけ返すように言葉遊びを楽しみ、勇者を見て笑った。
「では、誓いのキスを……」
「はい……」
顔を上げた勇者に、ララはかがみこんでくちづけを交わす。
勇者は少し口を開け、ゆっくりと、少しずつ舌を絡め、拒絶されることなくたどり着いたララの口腔を愛撫する。
二人の舌がぎこちなく交じり合い、初めてのその行為に魅了される。
思い人でなければ味わえないふしだらな愉悦。
お互いの熱を舌で感じ合うという行為が、これほどまで甘美な高揚を与えてくれるとは思わなかった。
テオと犯していくふしだらな行為に、背徳的な思いは増し、純潔を失う不安は徐々に霧散していく。
こんなにも淫らな行為をしているのに、喜びを覚えていくことが嬉しかった。
そして……ララの体は求め出す。
もっと、もっと……愛しのテオとなら、先へ進みたいという思いが膨らんでいく。
ゆっくりと唇を離し、恍惚に支配された脳の余韻も冷めないうちに、勇者は立ち上がってララをベッドへと寝かせた。
その横で勇者が固い装備を外し、薄い下着姿になっていく様は、なにかが外されるたびにララの鼓動を早くした。
引き締まった肉体は、かつて人類の希望を背負った男にふさわしい美しさがある。
上はなにも着ていない……あとは下を脱ぐだけ。
しかし、最後に止まってしまった準備に少し寂しさを覚える。
テオはララの横に寄り添い、横を向いて見つめ返すララに笑顔を送った。
そして……ようやく長い予行は終わりを告げ、テオはローブの留め具へと手を伸ばす。
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