みんなシネばいい 〜転生したら魔王でした〜

大きな鯨

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西の大陸蹂躙

断罪の時間 絶望への前戯

「ま……待て! なんで!? 僕はなにも悪いことなんかしていないじゃないか! おかしいだろ!? 貴様の勝手な理屈で僕を断罪するなんて許されないぞ!!」

 最後の最後まで意地汚く醜い。
 とても僕好みの逸材だ。

「……リッカが泣いていた。それに見合うおまえの意地汚さも証明した。何が不満なんだ?」

「なにがって……金を払ったんだ! 嫌がろうがどうしようが、やらなきゃいけないんだ!」

 金、金、金、金…………嫌いなんだよ!!!
 それがなんだって言うんだ?
 免罪符だとでも言うのだろうか?
 それがあれば、嫌がる女を無理やり抱いてもいいとでも言うのだろうか?

 常々思う。
 他者を顧みず、己の欲望を貪り、クソ共が都合よく作った正義をふりかざす。

 いつだってそうだ。
 誰もが誰かを疎んでいる。

 正義のせの字も知らないやつらが声高に正義を語っている。
 泣いている女を嬉々として弄ぶことが正義なんて……馬鹿げているとは思わないのか?


 死ねばいい……



 みんな死ねばいいんだ……

 

 だから僕は、人間を殺す。


「すまない……おまえがどう思うかなんて、どうでもいいんだ。
 断罪されるのだから、嫌だろうがどうだろうが、受け入れなければならないだろう?」

「待て! 待てよ! 嫌だ! 僕は悪くない! 嫌だ! やめてくれ!」

 意地汚く嫌だ嫌だと叫ぶ姿はとても滑稽だった。
 震える……嬉しくて……嬉しくて……だから、おまえには最後に、この言葉を捧げよう……

「おまえは泣いている女を見て欲情するのだろう? クックック……僕もそうなんだ……泣き叫ぶクズを見て……欲情している。この手は止まらないさ……おまえのようにな」

 僕はクズの前までゆっくりと歩き、怯えた目で僕を見てくれるクズに見惚れていた。

 腰が抜けたのだろうか?
 足をバタつかせ、必死に後ずさっている。
 ああ……なんだよ……たどり着いてしまった。

 ダン! と足を踏み潰すと、クズは痛さで泣き叫んだ。
 僕はその声に享楽し、ますます破顔する。
 醜悪な笑みでクソを見れば、涙と鼻水で汚い顔がよく見える。

「痛い! 痛い! 痛いよぉおおお!! 誰か! 誰か! 助けて!!!」

 おまえを助ける者などいない。
 
 おまえの悲鳴は誰にも届かない。

 おまえを守っていたものは、もう全て僕が壊したんだから……。

 ダン! ともう一つ……潰れた足をまた踏み潰す。
 靴が汚れてしまった。
 クソの血がついてしまった。
 
 潰れた足を痛がるクソを蹴り飛ばし、胸に血がついた靴底を当てつける。
 マットで汚れを落とすように、ジャリジャリとクソの肌で靴底を擦った。

 足を上げれば、真っ赤になった胸板に血が滴り、痛そうにクソが胸を押さえる。

「痛いよぉ……もうやだよ……助けて……助けて……」

 息も絶え絶えのクソは、涙も枯れ始め、悲鳴はか細いものとなっていった。
 これ以上やっても反応は気薄だろう。
 でも……

 足りない……全然足りない……もっと……もっとだ……。

 二体のガーゴイルがクソの両腕を抱え、足を踏みつけて貼り付けにする。
 大の字に開かれた醜い体は、ガーゴイルの拘束から逃れようと必死にもがいている。

 そして僕は、クソにナイフを持たせた。
 ララを絶望に叩き落としたナイフだ。

「なんだよ……何がしたいんだよ」

 わけもわからないその行為に、不安で仕方ないクズはか細い声で呟いたが、教えてやる道理はない。

 ……見せつけたいだけに決まってるじゃないか……。

「玉座よ……」

 僕は玉座を呼ぶ。
 リッカとフェリが座っている玉座を。
 嘴が開いて閉じてを繰り返し、僕の下へと健気に這い寄る。
 そして、クソの目の前に立つ僕の下へとたどり着くと、醜悪な玉座に座る美女が二人。
 それはそれは、美しく見えたことだろう。

 玉座に飾られた龍の翼が大きく開き、クソと僕たちを覆い隠す。
 誰もが何をしているのかわからないその空間は、沙汰を待つ公爵の不安を掻き立てる。

「リッカ、フェリ……愛している」

 僕は二人を抱き寄せ、一人づつ熱いくちづけを交わすと、柔らかな衣装に身を包んだフェリの豊満な胸を愛撫し、リッカのドレスを捲し上げた……クソには見えないように。

 みるみるうちに、クソのそれは反応し、痛みを叫んでいたのが嘘のように見入っていた。

 フェリが僕のを曝け出し、熱を帯びた吐息を吐きながら、健気に首を動かす。
 僕はリッカのドレスを下から弄り、熱い愛液を楽しんだ。
 リッカの吐息が一段と激しくなったのを感じたら、フェリの髪を撫で、リッカの場所を開けてもらう。玉座に手をかけ、跨ったリッカが恍惚な表情で腰を落とせば、スルリと僕を受け入れてしまった。

「みんなに聞こえてしまうから、小さな声でな……」

 リッカの耳元でそう囁けば、激しく上下を繰り返し、こみ上げる快感を貪るように悶えていた。
 堪らず出てしまう声を、手で口を塞いで必死に堪えていた。
 その欲情した健気な姿は、とても可愛らしく、とても愛おしい。
 やがて、激しさは増し、僕の準備も整う。

「僕のは受け入れてくれるかな?」

 その囁きを聞き、リッカの声はさらに苦しそうに悶える。
 リッカが口を押さえて苦しそうに堪える可愛らしい喘ぎ声が耳元で奏でられ、僕を激しく欲情させた。
 そして、リッカは激しく痙攣すると、聞こえてしまうのではないかという大きな声を必死に手で押さえ仰け反り果てた……僕と同時に。

 僕は仰け反るリッカを抱き寄せ、髪を撫でてお礼を告げる。

「ありがとう。僕の気持ちを汲んでくれて」

 そして僕は……リッカの着衣を直し大蛇に座らせ、フェリに手を差し伸べる。
 ローブの留め具を外し、前だけ開き、クズには見えないように玉座へと誘う。柔らかな下着をずらし、胸と秘部を同時に愛撫すると、滴り落ちるほどの愛液に驚いた。
 胸から手を外し、その手で頭を撫でるように僕の肩へと引き寄せれば、そっと耳打ちをした。

「わがままを聞いてくれてありがとう。受け入れてくれるかい?」

 僕は愛撫の手を緩め話せないほどに悶え苦しんでいるフェリを解放する。

「ん……っはぁ……はぁ……魔王様……私……抱かれることが……こんなにも嬉しいなんて……んっ!……私に……っはぁ……受け入れさせて……ください」

 そう言うと、フェリは僕に落ちてゆく。
 徐々に深くへと到達する過程で、ビクビクと体を震わせ、愛のある初めての行為を享楽していた。
 ゆっくり、ゆっくりと、噛みしめるように腰を振り、数度楽しんだところで、なんとフェリは絶頂を迎えてしまった。
 ビクビクと僕の上で跳ね、小刻みな呼吸で悶えている。

 やがて、その絶頂を味わい尽くすと、もう一度ゆっくりと動き出す。
 しかし、また少し動けば絶頂を迎えてしまい、可愛らしい喘ぎ声が揺れていた。

「す……んっん! ……すみません……っはぁ……はぁ……次は……」

 そう言って決意を固めているのだが、どうだろうか?
 それに、フェリだけにやらせてばかりでは可愛そうだ。
 僕はフェリを抱き寄せ、今度は僕が動いてあげた。

「んん!! んー!! んんっ!! んんーーん!!!」

 必死に口を手で塞ぎ、漏れ出る声を押さえながら、三度目の絶頂を迎える。
 しかし、僕は動きを止めず、ビクビクと痙攣するフェリを求め続け、激しく果てた。

「すまない……無理をさせてしまったね」

 僕の肩で未だ辛そうに痙攣するフェリにそう囁き、落ち着くまで髪を撫でてあげた。
 やがて落ち着いた頃合いを見て、フェリの着衣を戻し、隣に座らせる。

 見せつけるための行為だったが、そんなことはどうでもいいくらいに楽しんでしまった。
 そして、肝心のクズを見れば、いきり立ったものは血管が浮き出し、さらに白い液がダラリと垂れていた。
 目は血走り、荒い鼻息を立てながらフェリとリッカを視姦する様は、行為中にずっと求めていたのだろう……呪いの発動を証明していた。
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