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サタン様からのお願いは代理戦争介入!
南の大陸蹂躙完了! ドワーフたちとの戯れ サタン様の新たな手紙とスキル向上
*
「そこになおるんだな」
ここはドワーフ王国の王城だ。
宿で四魔将軍談義をしていたところ、早朝になって兵士たちに取り囲まれ、王城まで連行されてしまった。
なんでも、あの惨状を遠くから見ていた者がいたらしく、それが運悪くギルドの拠点間連絡係だったようだ。
早馬を走らせて来たらしいのだが、僕らの方が半日早く着いたようで、なんとか難を逃れられたようだ。
まあ、結果的にはバレてしまったが。
「おめえたちはデガンニークを跡形もなく消し去った疑いがかかってる。信じらんねぇ話だけんども、そりゃ本当か?」
問い詰められているのだが、その話し方のせいでほとんど緊張感というものが感じられない。
「あー、ええ。滅ぼしました」
「やっぱりそうか。おかしいと思ったんだべ。そんなことできるわけねえべ? ましてや跡形もなくなんて……滅ぼした?」
長いノリ突っ込みだった。そのまま通すのかと思ったよ。
「はい」
「嘘だべ! おめえたちオラをからかってんだべ! 嘘つくと処刑だど? それでも本当に滅ぼしたってえんか?」
「はい。滅ぼしました」
ドワーフの王様は、腕を組んで唸り始める。
この話を信じるかどうかを悩んでいるのだろうか?
「んだば……そんな力があんなら、なんで大人しく捕まってんだ? おかしいべ?」
「人間ではないから、殺す理由がないんですよ」
「んん?」
なんだか頭を捻ってうんうん唸るドワーフに付き合うのも面倒なので。勇者を倒したところから全部話した。
「……んだば、もうすぐこの大陸には人間がいなくなるんだか?」
「そうです」
「おったまげたべ……」
王様は玉座にどかっと座り直して方針状態だ。
さて……この王様はどうするのかな?
「じゃあ、もう帰っていいですかね?」
「いや! ちょっと待つべ! おめさんたち……ドワーフを殺すんでねぇか? やめてけろ!」
王様自ら懇願とは恐れ入る。
街を見た限りでも、やり手の王様だとわかる。
そこそこ発展しているようなのに治安もいいのだ。ドワーフがどのようにして治安を維持しているのか気になるところだが……まあ、いいだろう。
「しませんよ。不安なら僕の庇護下に入りますか?」
「入る! ドワーフ王国は魔王様の庇護下に入るど! だから、国民の命は奪わないでけれ!」
王様は僕の提案に即答した。
「え? ああ……そうですか。なら、魔物と、いざという時の魔法陣将軍を置いておきます。見た目は醜悪ですが、頼りになりますよ。食事も必要ないので食ったりはしません。ご安心ください」
なんだかあっさりとドワーフとの友好を約束してしまった。拍子抜けだが王様との取り決めだし破ることはないだろう。なにもしないので破る必要もないけど。
そして、僕は友好の証としてガーゴイルを配置し、魔法陣将軍はガーゴイルに任せた。
そして二日後、南の大陸の人間を絶滅させたと報告が入り、ようやく東の大陸へと渡る準備ができた。
「注目ー! 南の大陸の人間を滅ぼしました! これより、東の大陸へと渡ろうと思います」
「もう終わったのですか!?」
ヘレはここのところ驚きっぱなしだ。
他の三人は慣れたもので、僕に軽く労いの言葉をかける程度だ。
「ああ。うちの魔物は優秀だからな!」
「あんな広範囲で毒霧なんて吐かれちゃお終いよ。地下深くに身を隠さないと無理ね」
「はっはっは。人間が弱いだけだ」
僕が上機嫌になっていると、目の前に光り輝く巻き手紙が現れた。
僕はそれを手に取り、サタン様からであろう手紙を拝読する。
//
親愛なるルーシェへ
やあ! 南の大陸では僕のわがままのせいで時間を取らせてしまって悪かったね。お詫びはあの時したことで許してくれ。
早速だが本題だ。
東の大陸で、どうも人間たちが神と手を組んで何かしているみたいなんだけど……ちょっと様子がおかしくてね。ルーシェが逃した者も絡めてなにかやっているみたいなんだ。
だから、それを早めに潰して欲しい。
早くしなければ、取り返しのつかない事態に陥りそうだね。
それと、ヘレだけど、彼女は黄金の果実が成る木が植えられている場所を特定できる能力を持っている。気が向いたら調べてみて。
追伸 またいろいろステータスを更新しておいたからよろしく!
//
あの時したことって言っても……リッカとフェリがヤバかった時のことかな?
あれはサタン様のお陰だったのか……。
それと、逃したやつといえば……ライトだな!
サタン様が念を押して注意してくれたということは……かなりヤバイ状況のようだ。
今まで手応えのあるやつなんていなかったからな……よし! ただ蹂躙するのも飽き飽きしていたところだ……返り討ちにしてやる!
それから……ステータスの確認だな!
//
職業 魔王 lv 999
ルーシェ・サタン
生命力 96800
攻撃力 999
防御力 1
魔力 999
魔攻 999
魔防 1
素早さ 999
幸運 1
バッドステータス
解放の枷【66689047】
スキル
空間の覇者(半径1km) 絶対時間(空間の覇者内にいる任意の者に付与可) 魔を生み出す者 全てを見通す者 精神の詰責 サタンの加護
//
なぜかバッドステータスがついてる……しかも、僕でも消せない強力なやつが。
それから、サタンの加護ってのはどういったものなのだろうか?
あと、一番でかいのは絶対時間が仲間に付与できる改変だな。
空間の覇者スキルも向上しているが……半径1kmって……まあ、これだけあれば絶対時間の発動範囲から漏れることもないだろう。
なにはともあれ……やることは決まった。
だけど、ちょっと危ないみたいだ。
僕は大丈夫だと思うけど、他の仲間はマズイかもしれない……ゴリ押しもここまでのようだし……連携を考えて行動するしかなさそうだな。
「そこになおるんだな」
ここはドワーフ王国の王城だ。
宿で四魔将軍談義をしていたところ、早朝になって兵士たちに取り囲まれ、王城まで連行されてしまった。
なんでも、あの惨状を遠くから見ていた者がいたらしく、それが運悪くギルドの拠点間連絡係だったようだ。
早馬を走らせて来たらしいのだが、僕らの方が半日早く着いたようで、なんとか難を逃れられたようだ。
まあ、結果的にはバレてしまったが。
「おめえたちはデガンニークを跡形もなく消し去った疑いがかかってる。信じらんねぇ話だけんども、そりゃ本当か?」
問い詰められているのだが、その話し方のせいでほとんど緊張感というものが感じられない。
「あー、ええ。滅ぼしました」
「やっぱりそうか。おかしいと思ったんだべ。そんなことできるわけねえべ? ましてや跡形もなくなんて……滅ぼした?」
長いノリ突っ込みだった。そのまま通すのかと思ったよ。
「はい」
「嘘だべ! おめえたちオラをからかってんだべ! 嘘つくと処刑だど? それでも本当に滅ぼしたってえんか?」
「はい。滅ぼしました」
ドワーフの王様は、腕を組んで唸り始める。
この話を信じるかどうかを悩んでいるのだろうか?
「んだば……そんな力があんなら、なんで大人しく捕まってんだ? おかしいべ?」
「人間ではないから、殺す理由がないんですよ」
「んん?」
なんだか頭を捻ってうんうん唸るドワーフに付き合うのも面倒なので。勇者を倒したところから全部話した。
「……んだば、もうすぐこの大陸には人間がいなくなるんだか?」
「そうです」
「おったまげたべ……」
王様は玉座にどかっと座り直して方針状態だ。
さて……この王様はどうするのかな?
「じゃあ、もう帰っていいですかね?」
「いや! ちょっと待つべ! おめさんたち……ドワーフを殺すんでねぇか? やめてけろ!」
王様自ら懇願とは恐れ入る。
街を見た限りでも、やり手の王様だとわかる。
そこそこ発展しているようなのに治安もいいのだ。ドワーフがどのようにして治安を維持しているのか気になるところだが……まあ、いいだろう。
「しませんよ。不安なら僕の庇護下に入りますか?」
「入る! ドワーフ王国は魔王様の庇護下に入るど! だから、国民の命は奪わないでけれ!」
王様は僕の提案に即答した。
「え? ああ……そうですか。なら、魔物と、いざという時の魔法陣将軍を置いておきます。見た目は醜悪ですが、頼りになりますよ。食事も必要ないので食ったりはしません。ご安心ください」
なんだかあっさりとドワーフとの友好を約束してしまった。拍子抜けだが王様との取り決めだし破ることはないだろう。なにもしないので破る必要もないけど。
そして、僕は友好の証としてガーゴイルを配置し、魔法陣将軍はガーゴイルに任せた。
そして二日後、南の大陸の人間を絶滅させたと報告が入り、ようやく東の大陸へと渡る準備ができた。
「注目ー! 南の大陸の人間を滅ぼしました! これより、東の大陸へと渡ろうと思います」
「もう終わったのですか!?」
ヘレはここのところ驚きっぱなしだ。
他の三人は慣れたもので、僕に軽く労いの言葉をかける程度だ。
「ああ。うちの魔物は優秀だからな!」
「あんな広範囲で毒霧なんて吐かれちゃお終いよ。地下深くに身を隠さないと無理ね」
「はっはっは。人間が弱いだけだ」
僕が上機嫌になっていると、目の前に光り輝く巻き手紙が現れた。
僕はそれを手に取り、サタン様からであろう手紙を拝読する。
//
親愛なるルーシェへ
やあ! 南の大陸では僕のわがままのせいで時間を取らせてしまって悪かったね。お詫びはあの時したことで許してくれ。
早速だが本題だ。
東の大陸で、どうも人間たちが神と手を組んで何かしているみたいなんだけど……ちょっと様子がおかしくてね。ルーシェが逃した者も絡めてなにかやっているみたいなんだ。
だから、それを早めに潰して欲しい。
早くしなければ、取り返しのつかない事態に陥りそうだね。
それと、ヘレだけど、彼女は黄金の果実が成る木が植えられている場所を特定できる能力を持っている。気が向いたら調べてみて。
追伸 またいろいろステータスを更新しておいたからよろしく!
//
あの時したことって言っても……リッカとフェリがヤバかった時のことかな?
あれはサタン様のお陰だったのか……。
それと、逃したやつといえば……ライトだな!
サタン様が念を押して注意してくれたということは……かなりヤバイ状況のようだ。
今まで手応えのあるやつなんていなかったからな……よし! ただ蹂躙するのも飽き飽きしていたところだ……返り討ちにしてやる!
それから……ステータスの確認だな!
//
職業 魔王 lv 999
ルーシェ・サタン
生命力 96800
攻撃力 999
防御力 1
魔力 999
魔攻 999
魔防 1
素早さ 999
幸運 1
バッドステータス
解放の枷【66689047】
スキル
空間の覇者(半径1km) 絶対時間(空間の覇者内にいる任意の者に付与可) 魔を生み出す者 全てを見通す者 精神の詰責 サタンの加護
//
なぜかバッドステータスがついてる……しかも、僕でも消せない強力なやつが。
それから、サタンの加護ってのはどういったものなのだろうか?
あと、一番でかいのは絶対時間が仲間に付与できる改変だな。
空間の覇者スキルも向上しているが……半径1kmって……まあ、これだけあれば絶対時間の発動範囲から漏れることもないだろう。
なにはともあれ……やることは決まった。
だけど、ちょっと危ないみたいだ。
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