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東の大陸蹂躙
ドワーフ王国で買い物!
僕はその日、ドワーフ王国の外で連携の練習をすることにした。
まず確認しなければいけないのは絶対時間の発動条件だ。
いろいろ試行錯誤してわかったことは……
時間が止まるのは対象者のみ。
同時に対象者となった場合は止まった時間で一緒に行動できる。
受け入れた場合は発動しない。
とまあ、こんな感じだった。
他にも、リッカとフェリのスキルを確認して、軽く手合わせもした。お互い絶対時間を駆使しながら。
しかしそこで重大な欠陥が発覚する。
空間の覇者スキルで縛ってしまうと、時間が止まっても動けないらしいのだ。
だから、今後、空を飛ぶときはガーゴイルがメインとなるだろう。
あと、最大の懸念事項は……ヘレだ。
簡単に言えば、弱すぎるのだ。
これではすぐ死んでしまう。
なにかないかと思案しても浮かばないので、仕方なく街に戻ると、防具屋の看板が目に入った。
なにかないかと物色してみれば、なかなかによさそうな防具が売っていた。
ちなみに僕は鑑定も可能だ。呪いの装備を作った時にも毎回確認していた。
「あ! あなたは魔王様なんだな!」
「ん? おまえはここの店主か?」
「そうなんだな! ニーって名前なんだな」
「とても覚えやすい名前ですね!」
フェリがにっこりとニーに微笑みかける。
「いや……ははは」
なんか照れているニーが憎たらしい。
「ニー、デレデレしてないでこの子に合う最高の防具を教えてくれ」
僕はヘレをデレデレしているニーの前に出して仕事をさせることにした。
ニーはすぐに仕事モードに入り、棚に飾ってある防具を差し出した。
「んー、これなんかどうなんだな」
僕はニーからローブを受け取り、鑑定してみる。
//
反魔のローブ
防御 180
魔防 0
スキル
魔法反射
//
驚いた。ちょっと反則過ぎだと思うのだが……これがマイナス要素なしで付与されるとか……僕の呪いの装備がちょっと煤けて見える。
「おい、ニー! なんだこローブは? どうやって作った」
「興奮するのも無理ないんだな。それはドワーフに伝わる秘伝の製法で作ったローブなんだな」
「秘伝ってなんだ? 教えろ」
「ダメなんだな。こればっかりは——」
僕はニーの手を掴んで笑顔で大金を渡した。
「教えろ」
「……」
もう一袋、ニーの手に積んでやる。
「もう一生遊んで暮らせるぞ? この金……いらないのか?」
「わ……わかったんだな……こっち来るんだな」
金の力はここでも絶大なようだ。
店主に連れられ地下に降りていく。
だんだんと熱くなってきたと思えば、階段を降りきった先の部屋……工場だろうか? こんな地下でガンガンに火を焚いていた。
「おい……こんな閉鎖空間でこんなに火を使ったら苦しくてたまらないんじゃないか?」
「大丈夫なんだな。しっかり換気してるから」
工場には何人ものドワーフが働いていた。
しかしなぜ地下なんかでやるのか?
まあ、それだけ部外者には秘密ってことかもしれない。
はてさて、秘伝とはなにかを教えてもらわなくては。
「で? なにが秘伝なんだ?」
ニーが指差したのは大きな釜だった。
「あれは魔力を込めて材料を煮ると、防具作りの素材が作れる釜なんだな」
「なるほど……」
「さっきのローブはこの布から作ったんだな」
渡された布を鑑定したら魔力反射と出た。
「なるほどな」
それからざっくりと説明を受けたのだが、材料と魔力がいいものを作る鍵のようだ。
「魔力は僕たちが出すから、最高の素材でこの子に絶対的な防御服を作ってくれ! 動きにくくても、ダサくてもダメだぞ!」
「やってみるんだな」
それからいろいろ準備をして、いよいよ釜に魔力を流し込む時が来た。
「一度に多くの魔力を流し込んでもよくないんだな。だから、じっくりゆっくり流し込んで、最後にドーンと流せば完成なんだな!」
「わかった」
ニーが釜に素材を放り込み、火を付けた。
「じゃあ、いくんだな! 魔力を送って欲しいんだな!」
「よし!」
僕は空間の覇者を扱うように、繊細な魔力コントロールをしながら一定の魔力を注入していく。
「もう少し強めに欲しいんだな!」
ニーの言う通りに一段強めに流すと、釜がじんわりと光りだす。
「いい感じだな! そのまま維持して欲しいんだな!」
一定の魔力を流し込むなど簡単過ぎてあくびが出る。十分ほど経ったころ、ニーが最後の仕上げを示唆した。
「今なんだな! ドーンと魔力を送るんだな!」
「オーケイ!!」
僕が魔力を力の限り送り込むと、釜がまばゆい光を放った。
数秒間光続けたあと、じわじわと収束していった。
「凄く眩しかったんだな……こんなのは初めてなんだな」
ニーが釜の蓋を開けて素材を取り出す。
今回は四種類の生地が作成出来たようだ。
「どうだ?」
「この生地は……凄いんだな! 腕がなるんだな!」
「どれどれ」
僕はニーから生地を受け取り鑑定してみた。
//
魔獣の革
防刃 衝撃吸収 防御極大 素早さ中
//
//
絹織
適温維持小 透湿小 速乾小 防風小 魔力反射 魔防極大
//
//
金属繊維
完全防刃 衝撃反射 防御極大 魔防中
//
//
綿織
適温維持大 透湿大 速乾大 防風大 防御中 魔防中
//
完全とまではいかないが、組み合わせればいい線いくだろう。
これが呪いのマイナス要素なしで装備できるのならありがたい。
「ニー、これを使って全員分の防具が欲しくなった。明後日までに仕上げろ。ほら、追加代金だ。」
ドンと、さっきよりも大きな袋をテーブルに置いた。
ニーだけでなく、作業中のドワーフたちがその袋を気にしている。
「明後日までに作れるか?」
「んー頑張るんだな」
「できなきゃ半分返してもらう」
「頑張るんだな!!」
「よし」
これで、開幕早々即死は避けられるだろう。
少々面白くなってきたので、このまま武器屋にも行ってみようと思う。
僕はみんなを連れてるんるん気分で武器屋へと向かった。
まず確認しなければいけないのは絶対時間の発動条件だ。
いろいろ試行錯誤してわかったことは……
時間が止まるのは対象者のみ。
同時に対象者となった場合は止まった時間で一緒に行動できる。
受け入れた場合は発動しない。
とまあ、こんな感じだった。
他にも、リッカとフェリのスキルを確認して、軽く手合わせもした。お互い絶対時間を駆使しながら。
しかしそこで重大な欠陥が発覚する。
空間の覇者スキルで縛ってしまうと、時間が止まっても動けないらしいのだ。
だから、今後、空を飛ぶときはガーゴイルがメインとなるだろう。
あと、最大の懸念事項は……ヘレだ。
簡単に言えば、弱すぎるのだ。
これではすぐ死んでしまう。
なにかないかと思案しても浮かばないので、仕方なく街に戻ると、防具屋の看板が目に入った。
なにかないかと物色してみれば、なかなかによさそうな防具が売っていた。
ちなみに僕は鑑定も可能だ。呪いの装備を作った時にも毎回確認していた。
「あ! あなたは魔王様なんだな!」
「ん? おまえはここの店主か?」
「そうなんだな! ニーって名前なんだな」
「とても覚えやすい名前ですね!」
フェリがにっこりとニーに微笑みかける。
「いや……ははは」
なんか照れているニーが憎たらしい。
「ニー、デレデレしてないでこの子に合う最高の防具を教えてくれ」
僕はヘレをデレデレしているニーの前に出して仕事をさせることにした。
ニーはすぐに仕事モードに入り、棚に飾ってある防具を差し出した。
「んー、これなんかどうなんだな」
僕はニーからローブを受け取り、鑑定してみる。
//
反魔のローブ
防御 180
魔防 0
スキル
魔法反射
//
驚いた。ちょっと反則過ぎだと思うのだが……これがマイナス要素なしで付与されるとか……僕の呪いの装備がちょっと煤けて見える。
「おい、ニー! なんだこローブは? どうやって作った」
「興奮するのも無理ないんだな。それはドワーフに伝わる秘伝の製法で作ったローブなんだな」
「秘伝ってなんだ? 教えろ」
「ダメなんだな。こればっかりは——」
僕はニーの手を掴んで笑顔で大金を渡した。
「教えろ」
「……」
もう一袋、ニーの手に積んでやる。
「もう一生遊んで暮らせるぞ? この金……いらないのか?」
「わ……わかったんだな……こっち来るんだな」
金の力はここでも絶大なようだ。
店主に連れられ地下に降りていく。
だんだんと熱くなってきたと思えば、階段を降りきった先の部屋……工場だろうか? こんな地下でガンガンに火を焚いていた。
「おい……こんな閉鎖空間でこんなに火を使ったら苦しくてたまらないんじゃないか?」
「大丈夫なんだな。しっかり換気してるから」
工場には何人ものドワーフが働いていた。
しかしなぜ地下なんかでやるのか?
まあ、それだけ部外者には秘密ってことかもしれない。
はてさて、秘伝とはなにかを教えてもらわなくては。
「で? なにが秘伝なんだ?」
ニーが指差したのは大きな釜だった。
「あれは魔力を込めて材料を煮ると、防具作りの素材が作れる釜なんだな」
「なるほど……」
「さっきのローブはこの布から作ったんだな」
渡された布を鑑定したら魔力反射と出た。
「なるほどな」
それからざっくりと説明を受けたのだが、材料と魔力がいいものを作る鍵のようだ。
「魔力は僕たちが出すから、最高の素材でこの子に絶対的な防御服を作ってくれ! 動きにくくても、ダサくてもダメだぞ!」
「やってみるんだな」
それからいろいろ準備をして、いよいよ釜に魔力を流し込む時が来た。
「一度に多くの魔力を流し込んでもよくないんだな。だから、じっくりゆっくり流し込んで、最後にドーンと流せば完成なんだな!」
「わかった」
ニーが釜に素材を放り込み、火を付けた。
「じゃあ、いくんだな! 魔力を送って欲しいんだな!」
「よし!」
僕は空間の覇者を扱うように、繊細な魔力コントロールをしながら一定の魔力を注入していく。
「もう少し強めに欲しいんだな!」
ニーの言う通りに一段強めに流すと、釜がじんわりと光りだす。
「いい感じだな! そのまま維持して欲しいんだな!」
一定の魔力を流し込むなど簡単過ぎてあくびが出る。十分ほど経ったころ、ニーが最後の仕上げを示唆した。
「今なんだな! ドーンと魔力を送るんだな!」
「オーケイ!!」
僕が魔力を力の限り送り込むと、釜がまばゆい光を放った。
数秒間光続けたあと、じわじわと収束していった。
「凄く眩しかったんだな……こんなのは初めてなんだな」
ニーが釜の蓋を開けて素材を取り出す。
今回は四種類の生地が作成出来たようだ。
「どうだ?」
「この生地は……凄いんだな! 腕がなるんだな!」
「どれどれ」
僕はニーから生地を受け取り鑑定してみた。
//
魔獣の革
防刃 衝撃吸収 防御極大 素早さ中
//
//
絹織
適温維持小 透湿小 速乾小 防風小 魔力反射 魔防極大
//
//
金属繊維
完全防刃 衝撃反射 防御極大 魔防中
//
//
綿織
適温維持大 透湿大 速乾大 防風大 防御中 魔防中
//
完全とまではいかないが、組み合わせればいい線いくだろう。
これが呪いのマイナス要素なしで装備できるのならありがたい。
「ニー、これを使って全員分の防具が欲しくなった。明後日までに仕上げろ。ほら、追加代金だ。」
ドンと、さっきよりも大きな袋をテーブルに置いた。
ニーだけでなく、作業中のドワーフたちがその袋を気にしている。
「明後日までに作れるか?」
「んー頑張るんだな」
「できなきゃ半分返してもらう」
「頑張るんだな!!」
「よし」
これで、開幕早々即死は避けられるだろう。
少々面白くなってきたので、このまま武器屋にも行ってみようと思う。
僕はみんなを連れてるんるん気分で武器屋へと向かった。
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