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東の大陸蹂躙
魔王討伐の軌跡 ダンジョンの女神
*
「これは……酷いな」
「わかりやすくて良いですね!」
あっけらかんとそう言ってのける勇者様に、ライトはかなり不安を覚えていた。
なぜなら、魔王城に入った途端、大きな看板が立ててあり、その内容を鵜呑みにする勇者様の疑いすら持っていない態度を憂いたからだ。
左 初級
直進 中級
右 上級
階段 魔王の間へと続く道
こんな看板に書いてあることなど普通なら当てになるはずもない。
それを素直に信じた勇者のことを考えると、じつは脳筋なんじゃないだろうかと頭を抱えてしまう。
「ライトさん、どっちへ行きますか?」
「……」
しかし、今ある情報は看板のそれしかない。
もし初級を選んで誰も帰って来なければ、すぐさま誰も挑まないダンジョンとなってしまうだろう。
よって、今の段階は客寄せの最中と見るべきであり、唯一信じられるのは初級と書かれた道しかない。
しかし、これも安易な考えではある。
だが、渡らなければいけない橋があるのも事実だ。
「まずは初級だ」
「わかりました!」
そう言うと、迷いなくスタスタと歩いて行ってしまった勇者様。
ダンジョンには罠が付きもので、好き勝手に歩き回られればたまったものじゃない。
ライトは未熟な勇者様にダンジョンや魔物、戦い方に至るまで、初級コースを踏破しながらその身をもって勇者様に教えていった。
そして、初級コースの最後は地下三階となっているようで、これまたおちょくったようにゴールと書かれた部屋にたどり着く。
「楽勝でしたね!」
「ああ、強い魔物はいないし、大した罠もなかったからな」
石橋を叩いて渡った初級コースは、未熟な勇者様にとって、とてもためになるチュートリアルといったところだった。
この程度の知識もない勇者様が魔王に挑むなんてことはあってはならない。
誰もが躱せる罠にハマって死んだとあっては泣くに泣けない結果となっただろう。
そして、シーフのスキルで罠の有無を確認してから部屋に入れば、そこで待ち受けていたのは懐かしい顔だった。
「あ、ライトじゃない! 久しぶりだねー」
聞き覚えのある声がした。
大きく開けた広間にいたのは、かつての勇者パーティの仲間の一人、同じ境遇を持って生まれた魔女のリッカであった。
「リッカ……なんでこんなところに」
笑顔で手を振る赤毛の美女。
幼さを感じさせるほんの少し垂れた目が愛らしく、また、丸みを帯びた小顔は、横からも正面からも美しいラインを際立たせていた。
別れた時と変わらない……いや、表情が柔らかくなった分、一層魅力的になっている。
そして、その変わらないスタイルの良さを強調するかのようにピッタリと採寸されたドレスは、彩豊かでありながら、作りは一級品以上の出来であり、防具としても遜色ないほどの機能美も伺える。
ライトにはその見た目から導き出される答えが全くもってサッパリであった。
魔王の慰み者となったはずなのに、なぜか垢抜けたいい女となっていたリッカに疑問は尽きない。
そんな彼女は今、初級コースを踏破した冒険者たちにまかない料理と報酬を配っていた。
「なんだテメェ、リッカさんにタメ口きいてんじゃねぇよ!」
「えぇ……」
ライトは列に並んでいた冒険者にやっかみをぶつけられてしまった。
周りを見れば、自分に睨みを効かせる冒険者たちに囲まれていた。
「あはは、ライトごめんね」
「リッカさん! なんであなたが謝るんですか!」
「だって……」
「馬鹿野郎! ライトとか言ったか? テメェ、今すぐリッカさんに謝れ!」
「なんで私が……」
なにがなんだかわからないライトはなす術もなく冒険から追い込みをかけられてしまう。
見たところ、リッカ目当てで集まった冒険者たちの集まりだということが理解できた。
なぜなら、防具に「リッカ親衛隊」なる文字が刻まれていたからだ。
「俺たちはリッカさんに会いたくて初級コースを何度も周ってんだ、抜け駆けは許さん!」
「はぁ……すいません」
なんの理由にもなっていないが、とりあえず謝って済むのならとライトは渋々折れて謝罪した。リッカに謝れと言っていたはずなのに……なんてことは口には出さない。
「みんなごめんね! でも、ちょっとライトとお話ししたいから、コボルトちゃんから報酬を受け取ってね!」
よく見れば犬のような形をしたモフモフの可愛らしい生き物が二足歩行でリッカの手伝いをしていた。
「ああ! リッカさん……そんな! ……ライト……上に上がったらただじゃ済まさないからな!!」
「みんなーほどほどにね!」
駆け寄って来たリッカは、そう恨み節を叫ぶ冒険者に手を振って答えた。
ほどほどとか否定しないところがリッカらしい。
そして、冒険者……もとい親衛隊に見守られる中、リッカが目の前で立ち止まる。
「ライト久しぶりだね! で、この人は?」
ライトの隣には連れてきた勇者様がいる。
果たして紹介してもいいものだろうかと思い悩んだが、隠したところでメリットはない。それよりかは、リッカから引き換えに魔王の情報を引き出した方が得策だろうと考えた。
「勇者様だ」
「あー、今いっぱい勇者がいるもんね。その人もそうなんだ」
「そうだ」
「君、名前はなんて言うの?」
「マコトと言います」
怖気付くこともなく、勇者様はリッカに自己紹介をした。
「マコト君か。よろしくね!」
久し振りに見るリッカはとても快活で、笑顔は引き込まれるように朗らかだった。
魔王の下で慰み者になっていると思っていたのでライトは面を食らってしまった。
「リッカ……それより、大丈夫なのか? 魔王の下にいるんだろう?」
「うん。魔王……ルーシェはとっても優しいからね」
「優しい? でも……」
「そんな暗い顔しないの。私は大丈夫。それにね……」
そう言いってリッカは自分がエルフであること、魔王に救ってもらったこと、今まで起きたことを語ってくれた。
それは、ライトが思っていた以上に魔王は驚異であり、そして、人間をこの上なく憎んでいる事実を知ることとなった。
「そこまでの存在だったとは……」
「そうだね。挑んでも死ぬだけだと思うよ」
彼女の言う通り、このまま挑めば死を免れないだろう。
しかし、挑まないわけにはいかない。
なにせ、なにもしなくても待っているのは死だけなのだから。
「あの……魔王は悪者なんですよね?」
リッカの話を聞いて不安そうに尋ねる勇者様。
そう思うのも仕方ないことなのだろう。
人間のエゴからエルフを救いつつ、人間を皆殺しにしている様は天罰のようにも聞こえてしまう。
残虐この上ないと思っていた魔王の意外な一面。この話を聞けば、以前魔王が言っていた前世が人間だという世迷い言も真実味を帯びてくる。
しかし、そんなことは関係ない。
「ええ……私は魔王様からこの上ない酷い仕打ちを受けました。
以前所属していた勇者パーティの勇者は無残な死を遂げ、信心深い僧侶はそいつの処刑に慈悲を乞い殺されました……額を床に擦り付けて懇願しているところに斧を振り下ろされ、私の目の前で頭を潰されたのです」
「そう……ですか」
「……勇者様。心に迷いを持ったまま挑めば死が待っています。そして、挑まずとも、なにもしなければ待っているのは死だけです。
倒さなければ、人類は滅びの道を歩むことになるのです」
「……」
勇者様は俯き、どう判断したらいいのか迷っているようだった。
しかし……すぐに勇者様は顔を上げ、澄んだ目でライトを見て答えた。
「僕がここに呼ばれた理由が魔王討伐なのであれば……そうするまでです。特別な力を授かってこちらに召喚されましたが、僕も人間であり、殺されていく人たちを見過ごすわけにはいきません」
勇者様は人類のために戦うことを決意してくれた。
今のライトにとっては、この勇者だけが頼みの綱であり、心の拠り所。
迷いを持たせたまま魔王に献上するような愚行は避けなければならない。
勇者の決意を揺るぎない物へとするために、ライトもまた己を戒め、魔王討伐に向けて心を新たに締め直さなければならなかった。
「なら、上級コースのボスで腕試しをしたらいいんじゃない?」
そんな時、リッカから言われたのは魔王討伐に向けて、腕試しの打診であった。
「これは……酷いな」
「わかりやすくて良いですね!」
あっけらかんとそう言ってのける勇者様に、ライトはかなり不安を覚えていた。
なぜなら、魔王城に入った途端、大きな看板が立ててあり、その内容を鵜呑みにする勇者様の疑いすら持っていない態度を憂いたからだ。
左 初級
直進 中級
右 上級
階段 魔王の間へと続く道
こんな看板に書いてあることなど普通なら当てになるはずもない。
それを素直に信じた勇者のことを考えると、じつは脳筋なんじゃないだろうかと頭を抱えてしまう。
「ライトさん、どっちへ行きますか?」
「……」
しかし、今ある情報は看板のそれしかない。
もし初級を選んで誰も帰って来なければ、すぐさま誰も挑まないダンジョンとなってしまうだろう。
よって、今の段階は客寄せの最中と見るべきであり、唯一信じられるのは初級と書かれた道しかない。
しかし、これも安易な考えではある。
だが、渡らなければいけない橋があるのも事実だ。
「まずは初級だ」
「わかりました!」
そう言うと、迷いなくスタスタと歩いて行ってしまった勇者様。
ダンジョンには罠が付きもので、好き勝手に歩き回られればたまったものじゃない。
ライトは未熟な勇者様にダンジョンや魔物、戦い方に至るまで、初級コースを踏破しながらその身をもって勇者様に教えていった。
そして、初級コースの最後は地下三階となっているようで、これまたおちょくったようにゴールと書かれた部屋にたどり着く。
「楽勝でしたね!」
「ああ、強い魔物はいないし、大した罠もなかったからな」
石橋を叩いて渡った初級コースは、未熟な勇者様にとって、とてもためになるチュートリアルといったところだった。
この程度の知識もない勇者様が魔王に挑むなんてことはあってはならない。
誰もが躱せる罠にハマって死んだとあっては泣くに泣けない結果となっただろう。
そして、シーフのスキルで罠の有無を確認してから部屋に入れば、そこで待ち受けていたのは懐かしい顔だった。
「あ、ライトじゃない! 久しぶりだねー」
聞き覚えのある声がした。
大きく開けた広間にいたのは、かつての勇者パーティの仲間の一人、同じ境遇を持って生まれた魔女のリッカであった。
「リッカ……なんでこんなところに」
笑顔で手を振る赤毛の美女。
幼さを感じさせるほんの少し垂れた目が愛らしく、また、丸みを帯びた小顔は、横からも正面からも美しいラインを際立たせていた。
別れた時と変わらない……いや、表情が柔らかくなった分、一層魅力的になっている。
そして、その変わらないスタイルの良さを強調するかのようにピッタリと採寸されたドレスは、彩豊かでありながら、作りは一級品以上の出来であり、防具としても遜色ないほどの機能美も伺える。
ライトにはその見た目から導き出される答えが全くもってサッパリであった。
魔王の慰み者となったはずなのに、なぜか垢抜けたいい女となっていたリッカに疑問は尽きない。
そんな彼女は今、初級コースを踏破した冒険者たちにまかない料理と報酬を配っていた。
「なんだテメェ、リッカさんにタメ口きいてんじゃねぇよ!」
「えぇ……」
ライトは列に並んでいた冒険者にやっかみをぶつけられてしまった。
周りを見れば、自分に睨みを効かせる冒険者たちに囲まれていた。
「あはは、ライトごめんね」
「リッカさん! なんであなたが謝るんですか!」
「だって……」
「馬鹿野郎! ライトとか言ったか? テメェ、今すぐリッカさんに謝れ!」
「なんで私が……」
なにがなんだかわからないライトはなす術もなく冒険から追い込みをかけられてしまう。
見たところ、リッカ目当てで集まった冒険者たちの集まりだということが理解できた。
なぜなら、防具に「リッカ親衛隊」なる文字が刻まれていたからだ。
「俺たちはリッカさんに会いたくて初級コースを何度も周ってんだ、抜け駆けは許さん!」
「はぁ……すいません」
なんの理由にもなっていないが、とりあえず謝って済むのならとライトは渋々折れて謝罪した。リッカに謝れと言っていたはずなのに……なんてことは口には出さない。
「みんなごめんね! でも、ちょっとライトとお話ししたいから、コボルトちゃんから報酬を受け取ってね!」
よく見れば犬のような形をしたモフモフの可愛らしい生き物が二足歩行でリッカの手伝いをしていた。
「ああ! リッカさん……そんな! ……ライト……上に上がったらただじゃ済まさないからな!!」
「みんなーほどほどにね!」
駆け寄って来たリッカは、そう恨み節を叫ぶ冒険者に手を振って答えた。
ほどほどとか否定しないところがリッカらしい。
そして、冒険者……もとい親衛隊に見守られる中、リッカが目の前で立ち止まる。
「ライト久しぶりだね! で、この人は?」
ライトの隣には連れてきた勇者様がいる。
果たして紹介してもいいものだろうかと思い悩んだが、隠したところでメリットはない。それよりかは、リッカから引き換えに魔王の情報を引き出した方が得策だろうと考えた。
「勇者様だ」
「あー、今いっぱい勇者がいるもんね。その人もそうなんだ」
「そうだ」
「君、名前はなんて言うの?」
「マコトと言います」
怖気付くこともなく、勇者様はリッカに自己紹介をした。
「マコト君か。よろしくね!」
久し振りに見るリッカはとても快活で、笑顔は引き込まれるように朗らかだった。
魔王の下で慰み者になっていると思っていたのでライトは面を食らってしまった。
「リッカ……それより、大丈夫なのか? 魔王の下にいるんだろう?」
「うん。魔王……ルーシェはとっても優しいからね」
「優しい? でも……」
「そんな暗い顔しないの。私は大丈夫。それにね……」
そう言いってリッカは自分がエルフであること、魔王に救ってもらったこと、今まで起きたことを語ってくれた。
それは、ライトが思っていた以上に魔王は驚異であり、そして、人間をこの上なく憎んでいる事実を知ることとなった。
「そこまでの存在だったとは……」
「そうだね。挑んでも死ぬだけだと思うよ」
彼女の言う通り、このまま挑めば死を免れないだろう。
しかし、挑まないわけにはいかない。
なにせ、なにもしなくても待っているのは死だけなのだから。
「あの……魔王は悪者なんですよね?」
リッカの話を聞いて不安そうに尋ねる勇者様。
そう思うのも仕方ないことなのだろう。
人間のエゴからエルフを救いつつ、人間を皆殺しにしている様は天罰のようにも聞こえてしまう。
残虐この上ないと思っていた魔王の意外な一面。この話を聞けば、以前魔王が言っていた前世が人間だという世迷い言も真実味を帯びてくる。
しかし、そんなことは関係ない。
「ええ……私は魔王様からこの上ない酷い仕打ちを受けました。
以前所属していた勇者パーティの勇者は無残な死を遂げ、信心深い僧侶はそいつの処刑に慈悲を乞い殺されました……額を床に擦り付けて懇願しているところに斧を振り下ろされ、私の目の前で頭を潰されたのです」
「そう……ですか」
「……勇者様。心に迷いを持ったまま挑めば死が待っています。そして、挑まずとも、なにもしなければ待っているのは死だけです。
倒さなければ、人類は滅びの道を歩むことになるのです」
「……」
勇者様は俯き、どう判断したらいいのか迷っているようだった。
しかし……すぐに勇者様は顔を上げ、澄んだ目でライトを見て答えた。
「僕がここに呼ばれた理由が魔王討伐なのであれば……そうするまでです。特別な力を授かってこちらに召喚されましたが、僕も人間であり、殺されていく人たちを見過ごすわけにはいきません」
勇者様は人類のために戦うことを決意してくれた。
今のライトにとっては、この勇者だけが頼みの綱であり、心の拠り所。
迷いを持たせたまま魔王に献上するような愚行は避けなければならない。
勇者の決意を揺るぎない物へとするために、ライトもまた己を戒め、魔王討伐に向けて心を新たに締め直さなければならなかった。
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