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北の大陸蹂躙
北の大陸 リッカ・フェリside ー ライラ
「ライラも一緒に食べようよ」
給仕に専念するメイドを申し訳なく思ったのかリッカは声をかけた。
「ありがとうございます。ですが、職務中ですので」
「あれあれ、ライラの仕事ってなんだったっけ?」
いたずらな笑みを浮かべてメイドに迫るリッカ。
メイドの仕事は私たちのお世話だろう。なにをそんなに面白がっているのだろうか?
「お二人のお世話をさせていただくことです」
「えー、でも、王様にはなにかあったらメイドさんにって言ってたよ? 私はライラと一緒にお茶しながらお話したいな」
「それは……そうなのですが……」
なんとも強引な感じでメイドを引き込もうとするリッカ。
話の正当性を裏付けるのに王様を出すあたり、ルーシェに影響されたのだろう。
「王様がいいって言ってるんだからさ! 一緒に食べよ! それに、この国の話も聞きたいし」
「この国の話ですか……わかりました。そういうことでしたら、私が知る限りですがお話させていただきます」
リッカの押しに負けてライラも席に座った。
「じゃあ、早速、あの王様って少し変わってると思うんだけど、ライラは王様についてなにか知ってる?」
「はい。あの方は、この国の英雄です。17歳という年齢でありながら強大な力を持って腐敗した前国王を打ち倒し、それでいて荒れ果てたこの国をわずか3年でここまで立て直す才能を持った心優しい偉大な方です」
持ち上げすぎているんじゃないかと思ったが、ライラの口調に雑音はなく、とても誇らしげに語っているように聞こえた。
「へー、凄い人なんだね」
「ええ、最近では、ようやく貧民街にも手を加える余裕ができそうだと野心に燃えておりました」
「あー、あそこね。でも、あそこにいる人たちって結構多かったよね。本当に復興なんてできるの?」
「はい。半年くらい前でしょうか……王様が魔道具の量産に成功したと喜んでおられました。この魔道具が広く普及すれば、あの街に活気が訪れるのもそう先の話ではないはずです」
「魔道具の量産!? すごい!」
リッカが驚くのも無理はない。
西の大陸ではダンジョンから持ち出された魔道具以外は公爵が持っていたものしか存在しない。
それに、ランプの代わりになるような使い勝手のいい魔道具が発見されることはなく、どれもそこそこの威力を発揮する戦闘用やら、呪いやらの魔道具ばかりだった。
たしか、国が研究をしていたというような噂を聞いたことはあったが、それも噂の域をでない。
そもそも、一般家庭で役立つような魔道具の研究など行っておらず、もっぱら兵器への転用を期待されてのことだ。
「ええ、私も聞いた時には耳を疑いました」
「国民のために身を尽くすなんて、戦力と領土にしか目がない各国の王族とは大違いですね」
「はい、ですから、現アリフォール王様は、過去の英雄なのではなく、今もなお英雄譚を綴り続けている偉人なのです」
淡々とした口調の所々に抑えきれない感情が見え隠れする。
ライラはとても誇らしげで、現国王のことをとても慕っているのがわかった。
「へー、じゃあ、もうすぐ貧民街はなくなるんだね」
「はい。順調にいけば、一年以内には最低限の暮らしを営む程度には発展するでしょう」
「そっか……じゃあ……ライラはどうしてメイドをしているの?」
「私は士爵家の娘でして、この職へは志願して働かせていただいています」
「メイドって人気なの?」
「女性が働く場として、王城でのメイドはとても人気が高いですね」
「へー、ライラってすごいんだね!」
「いえ、この国では女性でありながら戦場の第一線で活躍している者も多く、そちらの方が栄誉ある職業と言えるでしょう。こればかりは力のない者には務まりませんので」
「戦場かー……確かにそういう面もあると思うけど、あんまりいいものじゃないよ。こうやってライラとお話しながらお茶会する方が楽しいもん」
「リッカ様はご経験がおありなのですか?」
「ふっふっふ……よくぞ聞いてくれました! 私は西の大陸で結成された勇者パーティの一員だったんだ! そして、四属性魔法を使える魔法使いなのです」
ライラに向けて、とても誇らしげに胸を張るリッカ。
そのパーティの結末が散々なものだったことは特に言及する必要はないようだ。
「西の大陸の勇者パーティ……風の噂で聞いたことがあります。確か魔王討伐に向かったと聞きましたが……」
「そう! 無謀にもルーシェ……魔王に戦いを挑んだんだけど、あっさり負けちゃってねー。今はなんだかんだで魔王ルーシェの妻になったんだ」
いろいろ濃いところはバッサリと端折って説明するリッカ。詳しく説明し出せば長い話となるからだろう。
「……そういう馴れ初めなのですか。驚きました」
この話を聞いて、ライラのような対応ができる人間はどのくらいいるのだろうか?
今の状況をどの程度理解しているかにもよるが、もう少し嫌悪感を含んだ受け答えになってもおかしくないはずだ。
「やっぱ、負けると悲惨だからね。私は戦場には極力行きたくないかな。いくら栄誉ある職業だとしてもね」
「そう……ですね」
ライラの目線がカップへと下がる。
溢れてしまった感情を抑えるかのようにライラは口元へとカップを運び喉を潤した。
リッカの話の中で、なにかがライラの感情を揺さぶったのだろう。
戦場の話であり、ライラは士爵家の娘。
感慨深いエピソードの一つや二つあってもおかしくはない。
「じゃあさ、ライラは私たちに聞きたいことはない? なんでも答えるよ!」
「そうですね……では……魔王様はどのような方なのですか?」
「ルーシェのことかぁ。うーん……まあ、隠してもしょうがないから話すけど、人間が嫌いで、人間以外にはびっくりするほど優しいんだ。でも、ただ優しいって感じじゃなくて、なんて言ったらいいのかな……フェリはどう思う?」
表現方法が思いつかなかったのか、リッカは私に助け舟を求めた。
「え? うーん……なんというか……先生? みたいな感じですかね……」
「あはは! そう! そんな感じ! 教え子に優しい先生!」
「先生ですか……魔王のイメージとはだいぶかけ離れていますね」
「うん。でもね、やっぱり人間にとっては魔王だよ。私もお手伝いしようとしたんだけど、結局なにもできなかったんだ。じつはこの国の人たちをたくさん殺したんだけど、ルーシェがみんな生き返らせちゃったんだ」
「……生き返らせた?」
「うん。私ね、殺しちゃった人たちが生き返った時……よかったって思ったの。本当ならちゃんとお手伝いができなくて悔しとか感じなきゃいけないんだろうけど、全然そんな感情なかったんだ。ダメだなぁなんて思ってたら、ルーシェは私たちのことを咎めることなんてなかった。自分は罪のない人間を殺している。ただそれを理解して欲しかったって言ってた」
「……」
「ふふっ。よくわからないよね。私もあんまりわかってないと思う。ただ、それが事実だし、変に曲がった見方をしていた私たちに、ちゃんとありのままを伝えたかっただけなのかもしれない……だから先生って感じが一番しっくりくるのかもしれないんだけどね」
「そうですか……その話を聞いていると、私も間違った見方をしてしまいそうですが……罪のない人間を殺している事実をちゃんと受け止めなければいけないということですね」
「そうそう。ただ……やっぱり私たちにはとっても優しいんだ。だからって言ったら軽く聞こえちゃうかもしれないけど……私はルーシェが大好きなんだ」
「ふふ……そうなんですね」
笑顔で魔王を好きだと言ったリッカに、ライラは複雑そうな笑顔で答えていた。
腑に落ちない部分は多々あり、状況を深く理解してしまった絶望感を押し殺すような表情にも見える。
殺されてしまうかもしれない状況の中、ここまで私たちの話を真摯に聞いてくれたライラの精神はどうなっているのだろうか?
メイドの務めと割り切っているのだろうか?
情報収集でも命じられているのだろうか?
それとも、本当にライラのできた人柄なのだろうか?
私はライラという女性にとても興味を引かれていた。
自分には足りないなにかを持っている魅力的な女性として。
給仕に専念するメイドを申し訳なく思ったのかリッカは声をかけた。
「ありがとうございます。ですが、職務中ですので」
「あれあれ、ライラの仕事ってなんだったっけ?」
いたずらな笑みを浮かべてメイドに迫るリッカ。
メイドの仕事は私たちのお世話だろう。なにをそんなに面白がっているのだろうか?
「お二人のお世話をさせていただくことです」
「えー、でも、王様にはなにかあったらメイドさんにって言ってたよ? 私はライラと一緒にお茶しながらお話したいな」
「それは……そうなのですが……」
なんとも強引な感じでメイドを引き込もうとするリッカ。
話の正当性を裏付けるのに王様を出すあたり、ルーシェに影響されたのだろう。
「王様がいいって言ってるんだからさ! 一緒に食べよ! それに、この国の話も聞きたいし」
「この国の話ですか……わかりました。そういうことでしたら、私が知る限りですがお話させていただきます」
リッカの押しに負けてライラも席に座った。
「じゃあ、早速、あの王様って少し変わってると思うんだけど、ライラは王様についてなにか知ってる?」
「はい。あの方は、この国の英雄です。17歳という年齢でありながら強大な力を持って腐敗した前国王を打ち倒し、それでいて荒れ果てたこの国をわずか3年でここまで立て直す才能を持った心優しい偉大な方です」
持ち上げすぎているんじゃないかと思ったが、ライラの口調に雑音はなく、とても誇らしげに語っているように聞こえた。
「へー、凄い人なんだね」
「ええ、最近では、ようやく貧民街にも手を加える余裕ができそうだと野心に燃えておりました」
「あー、あそこね。でも、あそこにいる人たちって結構多かったよね。本当に復興なんてできるの?」
「はい。半年くらい前でしょうか……王様が魔道具の量産に成功したと喜んでおられました。この魔道具が広く普及すれば、あの街に活気が訪れるのもそう先の話ではないはずです」
「魔道具の量産!? すごい!」
リッカが驚くのも無理はない。
西の大陸ではダンジョンから持ち出された魔道具以外は公爵が持っていたものしか存在しない。
それに、ランプの代わりになるような使い勝手のいい魔道具が発見されることはなく、どれもそこそこの威力を発揮する戦闘用やら、呪いやらの魔道具ばかりだった。
たしか、国が研究をしていたというような噂を聞いたことはあったが、それも噂の域をでない。
そもそも、一般家庭で役立つような魔道具の研究など行っておらず、もっぱら兵器への転用を期待されてのことだ。
「ええ、私も聞いた時には耳を疑いました」
「国民のために身を尽くすなんて、戦力と領土にしか目がない各国の王族とは大違いですね」
「はい、ですから、現アリフォール王様は、過去の英雄なのではなく、今もなお英雄譚を綴り続けている偉人なのです」
淡々とした口調の所々に抑えきれない感情が見え隠れする。
ライラはとても誇らしげで、現国王のことをとても慕っているのがわかった。
「へー、じゃあ、もうすぐ貧民街はなくなるんだね」
「はい。順調にいけば、一年以内には最低限の暮らしを営む程度には発展するでしょう」
「そっか……じゃあ……ライラはどうしてメイドをしているの?」
「私は士爵家の娘でして、この職へは志願して働かせていただいています」
「メイドって人気なの?」
「女性が働く場として、王城でのメイドはとても人気が高いですね」
「へー、ライラってすごいんだね!」
「いえ、この国では女性でありながら戦場の第一線で活躍している者も多く、そちらの方が栄誉ある職業と言えるでしょう。こればかりは力のない者には務まりませんので」
「戦場かー……確かにそういう面もあると思うけど、あんまりいいものじゃないよ。こうやってライラとお話しながらお茶会する方が楽しいもん」
「リッカ様はご経験がおありなのですか?」
「ふっふっふ……よくぞ聞いてくれました! 私は西の大陸で結成された勇者パーティの一員だったんだ! そして、四属性魔法を使える魔法使いなのです」
ライラに向けて、とても誇らしげに胸を張るリッカ。
そのパーティの結末が散々なものだったことは特に言及する必要はないようだ。
「西の大陸の勇者パーティ……風の噂で聞いたことがあります。確か魔王討伐に向かったと聞きましたが……」
「そう! 無謀にもルーシェ……魔王に戦いを挑んだんだけど、あっさり負けちゃってねー。今はなんだかんだで魔王ルーシェの妻になったんだ」
いろいろ濃いところはバッサリと端折って説明するリッカ。詳しく説明し出せば長い話となるからだろう。
「……そういう馴れ初めなのですか。驚きました」
この話を聞いて、ライラのような対応ができる人間はどのくらいいるのだろうか?
今の状況をどの程度理解しているかにもよるが、もう少し嫌悪感を含んだ受け答えになってもおかしくないはずだ。
「やっぱ、負けると悲惨だからね。私は戦場には極力行きたくないかな。いくら栄誉ある職業だとしてもね」
「そう……ですね」
ライラの目線がカップへと下がる。
溢れてしまった感情を抑えるかのようにライラは口元へとカップを運び喉を潤した。
リッカの話の中で、なにかがライラの感情を揺さぶったのだろう。
戦場の話であり、ライラは士爵家の娘。
感慨深いエピソードの一つや二つあってもおかしくはない。
「じゃあさ、ライラは私たちに聞きたいことはない? なんでも答えるよ!」
「そうですね……では……魔王様はどのような方なのですか?」
「ルーシェのことかぁ。うーん……まあ、隠してもしょうがないから話すけど、人間が嫌いで、人間以外にはびっくりするほど優しいんだ。でも、ただ優しいって感じじゃなくて、なんて言ったらいいのかな……フェリはどう思う?」
表現方法が思いつかなかったのか、リッカは私に助け舟を求めた。
「え? うーん……なんというか……先生? みたいな感じですかね……」
「あはは! そう! そんな感じ! 教え子に優しい先生!」
「先生ですか……魔王のイメージとはだいぶかけ離れていますね」
「うん。でもね、やっぱり人間にとっては魔王だよ。私もお手伝いしようとしたんだけど、結局なにもできなかったんだ。じつはこの国の人たちをたくさん殺したんだけど、ルーシェがみんな生き返らせちゃったんだ」
「……生き返らせた?」
「うん。私ね、殺しちゃった人たちが生き返った時……よかったって思ったの。本当ならちゃんとお手伝いができなくて悔しとか感じなきゃいけないんだろうけど、全然そんな感情なかったんだ。ダメだなぁなんて思ってたら、ルーシェは私たちのことを咎めることなんてなかった。自分は罪のない人間を殺している。ただそれを理解して欲しかったって言ってた」
「……」
「ふふっ。よくわからないよね。私もあんまりわかってないと思う。ただ、それが事実だし、変に曲がった見方をしていた私たちに、ちゃんとありのままを伝えたかっただけなのかもしれない……だから先生って感じが一番しっくりくるのかもしれないんだけどね」
「そうですか……その話を聞いていると、私も間違った見方をしてしまいそうですが……罪のない人間を殺している事実をちゃんと受け止めなければいけないということですね」
「そうそう。ただ……やっぱり私たちにはとっても優しいんだ。だからって言ったら軽く聞こえちゃうかもしれないけど……私はルーシェが大好きなんだ」
「ふふ……そうなんですね」
笑顔で魔王を好きだと言ったリッカに、ライラは複雑そうな笑顔で答えていた。
腑に落ちない部分は多々あり、状況を深く理解してしまった絶望感を押し殺すような表情にも見える。
殺されてしまうかもしれない状況の中、ここまで私たちの話を真摯に聞いてくれたライラの精神はどうなっているのだろうか?
メイドの務めと割り切っているのだろうか?
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