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北の大陸蹂躙
北の大陸 リッカ・フェリside ー 静かな朝
目の前で殺された公爵は、兵士たちによって迅速に片付けられた。
「では、辺境の者を除き、ここには全貴族家の当主が集まっている。これから先程の勅命を実行するため、皆は会議室まで集まるように。一時間後に開始するので、それまでに準備をしてくること。以上」
王様がそう言い終わると、皆一斉に会場を後にした。
皆が出て行ったのを確認し、残った王様がこちらへと向かってくる。
「公爵の無礼な態度をお詫びいたします。誠に申し訳ありませんでした」
またも王様らしくない腰の低い態度で謝罪をする。
「いえ、ですが、あそこまでする必要があったのでしょうか?」
「はい。彼は客人に無礼を働いたばかりか、その行いは魔王様をも愚弄するような態度でした」
「そうでしょうか?」
「はは……参りました。しかし、お二方の広い心に感謝いたします。……それで、魔王様をお取り次ぎいただく件はどうなりましたでしょうか?」
あまりのことにすっかり忘れていたが、王様に伝わっていない要望があるのだった。
私はルーシェへと合図を送り、王様にルーシェの言葉を代弁した。
「……政府が価値を保証する通貨ですか……それでいて、それ自体に価値はなく、その価値を維持するには国を尊重し……法律を守らなければいけない……そして、それを守らせるだけの力を保有しているだけで国益が増えて行く……なるほど」
説明した自分はあまり理解できなかったというのに、この王様はルーシェの思惑を理解したようだ。
価値のない物に国が価値を保証するなんて、本当に可能なのだろうか?
まったく理解出来ないが、金や銀などの重たい荷物を持ち歩かなくていいのなら利便性は上がるのかもしれない。
「理解できましたでしょうか?」
「ええ! これはとても大きな改革となることでしょう! 細かな問題もあるでしょうが、金や銀のように限りのある物では独占された時、打てる手段が限られておりました。しかし、これなら働く意欲のある者へ無限の支援ができる……しかも、この貨幣構造的に全ては国の発展のためになされる……素晴らしいと思います!」
王様は目を輝かせて紙幣を使った経済発展を夢見ているようだった。
「そうですか……会議がうまくいといいですね」
「ええ! 必ずまとめ上げてみせます!」
先ほどとは違い、今は王様の威厳など全くない。まるで新しいおもちゃを手に入れた子供のようだった。
王様は私たちに深く頭を下げると、足早に立ち去っていった。
私はルーシェの提案は王様の野望打ち砕くようなものだと思っていたが、あのはしゃぎようを見ると、どうやら違ったようだ。
ライラやこの国の国民たちを深い絶望へと叩き落すために出した要望ではなく、人間をよりよい方向へと向かわせるための命題を選択させるものなのかもしれない。
王様には頑張ってほしいと思った。
「フェリ、よくわからないんだけど、なんで王様はあんなに喜んでるの?」
「えーっと……私にもよくわかりませんが、ルーシェの出した要求は、そんなに悪い話じゃないってことなんじゃないですかね?」
「ふーん。まあ、よくわかんないけど、王様には頑張ってもらいたいよね」
「ええ、ライラに恨まれずに済みそうでよかったですね」
「ん? そうなの? なら、とってもいいね! じゃあ、部屋に戻ってライラとまたお茶しよ!」
「ふふ。そうですね。緊張しっぱなしでしたから、一息つきたいですね」
そう言って、私はリッカと顔を合わせて笑いあった。
そして、会場を出るとライラが廊下で待っていてくれたようですぐに再開できた。
そのまま寄り道をせずに部屋まで戻り、ライラに淹れてもらったお茶を飲んでその日は眠りについた。
そして、運命の朝を迎える。
私もリッカもライラに起こされ、穏やかな日が射し込む気持ちのいい朝を迎えた。
コポコポとポットが揺れる小気味よい音が聞こえる。フルーティなお茶の香りも漂っていた。
「おはようございます」
「おはよう……ライラ、フェリ」
昨日の疲れが残っているのか、リッカはまだ眠そうだ。
「おはようございます。すぐにお茶の御用意をさせていただきます」
「うん、ありがとー。なんだかお姫様にでもなった気分だね」
伸びをしながらライラへと冗談混じりに感謝を告げるリッカ。
そういう私も同じように感じていた。
「なにをおっしゃっているのですか? これからお二人は国家元首となるのですよ」
そんなお遊びのような冗談にライラから現実的な言葉が返ってくる。
ライラの言葉を聞いて私とリッカは顔を見合わせた。
リッカも私もまるで実感が湧いてこないようで、首を傾げあって苦笑いを浮かべた。
そして、しげしげとベッドから出てテーブルへと向かう。
扉はないが居間と区切られた寝室を出れば、ルーシェとサタン様が先にお茶を啜っていた。
「あれ? ルーシェ? サタン様も……」
「ようやく起きたか。昨日は楽しかったか?」
「え? うーん、楽しかったけど、公爵さんが殺されちゃって」
「クックック……そうだったな。この国の王は面白い奴だ」
楽しそうに笑うルーシェは手に持っていた焼き菓子を口へと運んだ。
「あ! それなに! 昨日とは違う!」
「ああ、これか? これはマカロンだ」
「美味しそう……」
「ああ、うまいぞ」
「ライラ! 私にも!」
リッカは急いで席へと座り、ライラにマカロンをせがんだ。
私も同じくみんなが囲んでいるテーブルの席に着く。
「おはようございます」
「おはようフェリ」
いつもどおり、私たちには優しく微笑みかけてくれるルーシェに癒される。
いろいろなことがあった昨日のことも、この笑顔を見ればどうでもいいとさえ思えてくる。
しかし、その笑顔だけでは拭いきれない疑問が一つだけ心の中に引っかかっていた。
「あの、昨日ルーシェが言っていたことですが……」
「んぐ……ん、ああ、よろしく頼む」
「ええ、それは大丈夫なのですが、なにをしようとしているのですか?」
「ん? そうだなぁ……単に面白そうだからかな。人間どもがどんな反応を見せるか見てみたい」
ルーシェは特になんでもないように淡々と意図を語る。
そのあまりに素っ気ない素振りを見ていると、その行為に深い意味はなく、ただ単に面白そうだったから言ってみたという言動を信じてしまいそうになる。
「はぁ……いっつもそうやってルーシェが思い付きですることってあんまりうまく行ってない気がするんだけど……大丈夫なの?」
ルーシェの策略が今までうまくいかなかった現実に、リッカはまたかと溜息をついた。
なんだかんだでうまくいかなかったとしても最後は力でねじ伏せる感じに終わっている。
「クックック。それがまた面白いんだ。今までは幸運のなさが招いた結果だと諦めていたが、今回は違うかもしれないぞ?」
「まあいいけど、ほどほどにしなよ?」
「大丈夫だ。僕には幸運の女神が付いているからな」
「いつもそう言うけど、私は全然実感ないからね!」
「ふふ、そういうものなんだろうが、僕にはわかる。今までのことはリッカの幸運のおかげで最後はうまくいっていたのだと。リッカを殺さなかったことは僕の最大の幸運だ」
「はぁ……なんだか褒められてるはずなのに嬉しくない」
リッカは複雑そうな顔をしていた。
幸運の女神と言われても、冗談めいた褒め言葉なら受け入れ易そうだが、実感の湧かない成果を褒められているのが歯痒いのだろう。
「ククク……まあいいさ」
「うー、ライラ、マカロンもう一つちょうだい! あと、ライラも座って! いいでしょう、ルーシェ?」
「いえ……私は……」
「ライラ、リッカの言うとおり座るといい。なんといっても、リッカはこの国の次期皇帝となる存在なのだからな!」
「ルーシェ……その言い方だと私が命令してるみたいじゃない?」
「違うのか?」
「うー、違う……うーん……私はお願いしただけ!」
「だ、そうだが……どうするライラ?」
ライラは難しい顔をしているリッカに目を配ると、少し微笑んで答えた。
「……かしこまりました。喜んで参加させていただきます」
「よかったな、リッカ」
「う……ん……うん。まあいいや、一緒にマカロン食べよ!」
「はい、ありがとうございます」
それから、とても和やかで落ち着いた朝の時間をみんなで過ごした。
私たちは、お互いの立場や身分に囚われず、些細なことで笑い合った。
みんなと一緒に食べるお菓子は、昨日出されたどの料理を食べた時よりも幸福に満たされた気がした。
話に夢中になってしまい、冷めてしまったお茶のことなんて気にならなかった。
今までの人生で体験してきたことに比べれば、とても、とても些細なことだったけど、私にとってこの時間は、それ以上に心を奪われる結果となってしまったようだ。
私は……気づけばとても満足していた。
慎ましく生きよ。
いつもルーシェが言っていた言葉が胸に刺さる。
何度も聞いたその言葉の意味が、今、ようやく理解できた気がした。
「では、辺境の者を除き、ここには全貴族家の当主が集まっている。これから先程の勅命を実行するため、皆は会議室まで集まるように。一時間後に開始するので、それまでに準備をしてくること。以上」
王様がそう言い終わると、皆一斉に会場を後にした。
皆が出て行ったのを確認し、残った王様がこちらへと向かってくる。
「公爵の無礼な態度をお詫びいたします。誠に申し訳ありませんでした」
またも王様らしくない腰の低い態度で謝罪をする。
「いえ、ですが、あそこまでする必要があったのでしょうか?」
「はい。彼は客人に無礼を働いたばかりか、その行いは魔王様をも愚弄するような態度でした」
「そうでしょうか?」
「はは……参りました。しかし、お二方の広い心に感謝いたします。……それで、魔王様をお取り次ぎいただく件はどうなりましたでしょうか?」
あまりのことにすっかり忘れていたが、王様に伝わっていない要望があるのだった。
私はルーシェへと合図を送り、王様にルーシェの言葉を代弁した。
「……政府が価値を保証する通貨ですか……それでいて、それ自体に価値はなく、その価値を維持するには国を尊重し……法律を守らなければいけない……そして、それを守らせるだけの力を保有しているだけで国益が増えて行く……なるほど」
説明した自分はあまり理解できなかったというのに、この王様はルーシェの思惑を理解したようだ。
価値のない物に国が価値を保証するなんて、本当に可能なのだろうか?
まったく理解出来ないが、金や銀などの重たい荷物を持ち歩かなくていいのなら利便性は上がるのかもしれない。
「理解できましたでしょうか?」
「ええ! これはとても大きな改革となることでしょう! 細かな問題もあるでしょうが、金や銀のように限りのある物では独占された時、打てる手段が限られておりました。しかし、これなら働く意欲のある者へ無限の支援ができる……しかも、この貨幣構造的に全ては国の発展のためになされる……素晴らしいと思います!」
王様は目を輝かせて紙幣を使った経済発展を夢見ているようだった。
「そうですか……会議がうまくいといいですね」
「ええ! 必ずまとめ上げてみせます!」
先ほどとは違い、今は王様の威厳など全くない。まるで新しいおもちゃを手に入れた子供のようだった。
王様は私たちに深く頭を下げると、足早に立ち去っていった。
私はルーシェの提案は王様の野望打ち砕くようなものだと思っていたが、あのはしゃぎようを見ると、どうやら違ったようだ。
ライラやこの国の国民たちを深い絶望へと叩き落すために出した要望ではなく、人間をよりよい方向へと向かわせるための命題を選択させるものなのかもしれない。
王様には頑張ってほしいと思った。
「フェリ、よくわからないんだけど、なんで王様はあんなに喜んでるの?」
「えーっと……私にもよくわかりませんが、ルーシェの出した要求は、そんなに悪い話じゃないってことなんじゃないですかね?」
「ふーん。まあ、よくわかんないけど、王様には頑張ってもらいたいよね」
「ええ、ライラに恨まれずに済みそうでよかったですね」
「ん? そうなの? なら、とってもいいね! じゃあ、部屋に戻ってライラとまたお茶しよ!」
「ふふ。そうですね。緊張しっぱなしでしたから、一息つきたいですね」
そう言って、私はリッカと顔を合わせて笑いあった。
そして、会場を出るとライラが廊下で待っていてくれたようですぐに再開できた。
そのまま寄り道をせずに部屋まで戻り、ライラに淹れてもらったお茶を飲んでその日は眠りについた。
そして、運命の朝を迎える。
私もリッカもライラに起こされ、穏やかな日が射し込む気持ちのいい朝を迎えた。
コポコポとポットが揺れる小気味よい音が聞こえる。フルーティなお茶の香りも漂っていた。
「おはようございます」
「おはよう……ライラ、フェリ」
昨日の疲れが残っているのか、リッカはまだ眠そうだ。
「おはようございます。すぐにお茶の御用意をさせていただきます」
「うん、ありがとー。なんだかお姫様にでもなった気分だね」
伸びをしながらライラへと冗談混じりに感謝を告げるリッカ。
そういう私も同じように感じていた。
「なにをおっしゃっているのですか? これからお二人は国家元首となるのですよ」
そんなお遊びのような冗談にライラから現実的な言葉が返ってくる。
ライラの言葉を聞いて私とリッカは顔を見合わせた。
リッカも私もまるで実感が湧いてこないようで、首を傾げあって苦笑いを浮かべた。
そして、しげしげとベッドから出てテーブルへと向かう。
扉はないが居間と区切られた寝室を出れば、ルーシェとサタン様が先にお茶を啜っていた。
「あれ? ルーシェ? サタン様も……」
「ようやく起きたか。昨日は楽しかったか?」
「え? うーん、楽しかったけど、公爵さんが殺されちゃって」
「クックック……そうだったな。この国の王は面白い奴だ」
楽しそうに笑うルーシェは手に持っていた焼き菓子を口へと運んだ。
「あ! それなに! 昨日とは違う!」
「ああ、これか? これはマカロンだ」
「美味しそう……」
「ああ、うまいぞ」
「ライラ! 私にも!」
リッカは急いで席へと座り、ライラにマカロンをせがんだ。
私も同じくみんなが囲んでいるテーブルの席に着く。
「おはようございます」
「おはようフェリ」
いつもどおり、私たちには優しく微笑みかけてくれるルーシェに癒される。
いろいろなことがあった昨日のことも、この笑顔を見ればどうでもいいとさえ思えてくる。
しかし、その笑顔だけでは拭いきれない疑問が一つだけ心の中に引っかかっていた。
「あの、昨日ルーシェが言っていたことですが……」
「んぐ……ん、ああ、よろしく頼む」
「ええ、それは大丈夫なのですが、なにをしようとしているのですか?」
「ん? そうだなぁ……単に面白そうだからかな。人間どもがどんな反応を見せるか見てみたい」
ルーシェは特になんでもないように淡々と意図を語る。
そのあまりに素っ気ない素振りを見ていると、その行為に深い意味はなく、ただ単に面白そうだったから言ってみたという言動を信じてしまいそうになる。
「はぁ……いっつもそうやってルーシェが思い付きですることってあんまりうまく行ってない気がするんだけど……大丈夫なの?」
ルーシェの策略が今までうまくいかなかった現実に、リッカはまたかと溜息をついた。
なんだかんだでうまくいかなかったとしても最後は力でねじ伏せる感じに終わっている。
「クックック。それがまた面白いんだ。今までは幸運のなさが招いた結果だと諦めていたが、今回は違うかもしれないぞ?」
「まあいいけど、ほどほどにしなよ?」
「大丈夫だ。僕には幸運の女神が付いているからな」
「いつもそう言うけど、私は全然実感ないからね!」
「ふふ、そういうものなんだろうが、僕にはわかる。今までのことはリッカの幸運のおかげで最後はうまくいっていたのだと。リッカを殺さなかったことは僕の最大の幸運だ」
「はぁ……なんだか褒められてるはずなのに嬉しくない」
リッカは複雑そうな顔をしていた。
幸運の女神と言われても、冗談めいた褒め言葉なら受け入れ易そうだが、実感の湧かない成果を褒められているのが歯痒いのだろう。
「ククク……まあいいさ」
「うー、ライラ、マカロンもう一つちょうだい! あと、ライラも座って! いいでしょう、ルーシェ?」
「いえ……私は……」
「ライラ、リッカの言うとおり座るといい。なんといっても、リッカはこの国の次期皇帝となる存在なのだからな!」
「ルーシェ……その言い方だと私が命令してるみたいじゃない?」
「違うのか?」
「うー、違う……うーん……私はお願いしただけ!」
「だ、そうだが……どうするライラ?」
ライラは難しい顔をしているリッカに目を配ると、少し微笑んで答えた。
「……かしこまりました。喜んで参加させていただきます」
「よかったな、リッカ」
「う……ん……うん。まあいいや、一緒にマカロン食べよ!」
「はい、ありがとうございます」
それから、とても和やかで落ち着いた朝の時間をみんなで過ごした。
私たちは、お互いの立場や身分に囚われず、些細なことで笑い合った。
みんなと一緒に食べるお菓子は、昨日出されたどの料理を食べた時よりも幸福に満たされた気がした。
話に夢中になってしまい、冷めてしまったお茶のことなんて気にならなかった。
今までの人生で体験してきたことに比べれば、とても、とても些細なことだったけど、私にとってこの時間は、それ以上に心を奪われる結果となってしまったようだ。
私は……気づけばとても満足していた。
慎ましく生きよ。
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