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北の大陸蹂躙
三国転移
時を戻し映像を見れば、ザンジはうまいことやったようだ。
娘も泣いて喜び騙されているようだった。
「ルーシェが助けてくれたんですよね」
茶番を喜んでいるのはここにいるヘレも同じで、どうにも歯痒い思いを拭い切れない。
助けたことは事実だが、そうなるように仕向けた茶番であって、僕の胸先三寸で決まる運命を弄んだだけなのだ。
「そんな難しい顔をしなくてもいいんですよ。ザンジさんにとっても、マーニャさんにとっても、奇跡には違いありません」
モヤモヤとしたものを抱え、いまいちパッとしない心境をヘレに見抜かれてしまったようだ。
「……そういうものかな」
「そうです。私はそう思います。他の人からなにを言われたって、私はルーシェがしてくれたことを嬉しく思っています」
「そっか……なら、それで十分だな」
「はい! ルーシェ、大好きです」
「ああ、僕もだ」
不思議な感覚になるヘレの思考回路は、僕には到底理解できないが、それでもなお居心地がいいと感じてしまう。とてもシンプルなようで、底が浅いわけでもない。
この僕が納得してしまう理屈というのも不思議なもので、ヘレに反論しようにも野暮なものしか思い浮かばない。
よっぽど美神よりも女神の素質を持っているといえるだろう。
そうするうちに、夜が明けてきたようだ。
崖から見える地平線に、光の線が入る。
「そろそろ行かないとな」
「はい!」
僕は水晶をしまい、ザンジたちをこっそり殺すと、ヘレを連れて魔王城に転移する。
そして、まだ寝ていたリッカとフェリを起こし、一緒にクロイツのところへと転移した。
クロイツは現状把握のためにガーゴイルを総動員して書類作成にあたっており、一緒になって働く者たちには疲れが見て取れる。
「やあ、こっちは終わったよ。もう転移させてもいいかい?」
「あ……魔王様。ええ、ガーゴイルさんたちの働きが目覚ましく、おかげで準備はできております! この国に転移した異種族の方も全員保護しました」
「はっはっは! そうか、そうか、僕の使役するガーゴイルたちはすごいだろう? クロイツよくやった。 よし、褒美におまえたちの疲労をとってやろう。エリアヒール!」
初めて使う魔法だったが、うまくいったようで職員の疲労した顔はみるみる活気に満ちてきた。
「……すごい。もう全然眠くありません。これなら——」
「——ああ!……足が……足が動く!」
不意に職員の一人が叫び声を上げた。
喜び勇んで立ち上がって飛び跳ねている。
「え? 急にどうした?」
「ああ……はは。あの者は高所から転落した際、足首を捻って動かなくなってしまっていたのですが……どうやら魔王様の力で治ったようですね」
「なるほどな。そんなつもりはなかったが、まあいい。これから忙しくなるからな」
「魔王様! ありがとうございます!」
飛び跳ねていた男は僕に深々と頭を下げた。
疲労を取ってやるだけのつもりだったが、思いの外やり過ぎてしまったようだ。
まあ、庇護下に置いた者だからこれくらい問題ないだろう。
しかし、転生して間もないというのに、そんな怪我をする男のことだ、またすぐどこかで怪我をしてしまうことだろう。
「じゃあ、早速。転移!」
あんまりグダグダするのは好きじゃない。
そうそうに三国をアリフォールの周囲へと転移させる。
「よし、うまくいったな。転生召喚!」
続けて転生召喚を施す。
数百万人の命の器を用意して、善人だけを選りすぐり種族を変えて転生させるというチート技だ。
ちょっとなにを言っているのかわからないと言われてしまいそうなほどにチート過ぎて、こんなことができる魔王がいたら魔王を倒す英雄譚は成立しないだろう。
僕は自分が思い描いていた魔王像よりも果てしなく強くなってしまったようだ。
「あ、魔王様! みなさんいらしていたんですね!」
僕が転生魔法を終えたころ、部屋に入って来た者に声をかけられる。
「あ! ライラ!」
リッカが嬉しそうに声を上げてその者の訪問を喜んだ。ライラの手には焼き菓子が乗ったトレイが置かれている。
「ちょうどよかったです。クッキーを焼いたのでよろしければどうぞ!」
「やったー!」
リッカはすぐにライラに近寄りクッキーを取って口へと放る。
噛み締めるようにその味を堪能しながら嬉しそうな笑みを浮かべた。
「美味しい! ライラが作ったお菓子は最高だね!」
「ふふ、ありがとうございます。喜んでもらえるとこちらも嬉しいです」
仲睦まじい光景はとても微笑ましく、ライラが人間ではないというだけで、こんなにも僕の心境が変化してしまうのかと不思議な感覚だった。
「はい、あーんして! どう? 美味しいでしょ?」
リッカが僕の口へとクッキーを入れる。
おそらくここにいる者のために焼いて来たお菓子だろうから取りずらかったのだが、リッカが取って来てくれたのでちょっと嬉しかった。
やはり、ライラが作る焼き菓子はめちゃくちゃうまい。
「うまい。うまいが、ここにいる者たちに作って来た物だろう? すまないな」
「いえ、たくさん作ってきたので大丈夫ですよ。ほかのみなさんもどうぞ」
少しの間、休憩がてらみんなでクッキーをつまんで談笑する時間を過ごした。
転生した者たちを放っておく感じになってしまったが、ガーゴイルたちが働いてくれているので問題ないだろう。
クロイツや職員も混ざってクッキーを囲み、あっという間にクッキーは品切れとなってしまった。
「さて……じゃああとはクロイツに任せて僕たちは行くとするよ」
「はい! お任せください!」
「ああそうだ。転生者の中にラージハルという商人がいるから、そいつをうまく使え。僕のことを匂わせればなんでもするだろう。この国に合った国民の生活基盤を構築してもらえ」
「わかりました」
「じゃあな」
「ライラ、またね!」
「はい。またお菓子を食べに来てくださいね!」
「行くぞ、転移!」
どこへ行くかといえば、移動させた国にいるクザンの下だ。
あいつらは今ごろ移動した国で慌てているだろう。
と、思ったが、どうやらこいつらにはそんなことを期待してはいけないのだろう。
いびきをかいて寝るクザンに寄り添って、フローテも同じベッドで寝ていた。
「あれ? フローテと……誰?」
「誰でしょうか?」
リッカとフェリが首を傾げてクザンを見ている。
黒く変色した肌と、造形の変わった顔や体。
以前の面影は皆無で、これをクザンだと理解できる者はいないだろう。
「クザンだ」
「え!? クザン!? 嘘!」
「……信じられません。どうしてこんなことに」
魔族化の弊害かもしれないけど、僕もよくはわからない不思議現象だ。
「おい、起きろ二人とも」
僕は二人を起こすために掛け布団を剥いだ。
フローテがクザンの腕を抱き枕のようにしがみついている。
「どういうこと?」
「クザンとフローテってこんなに仲がよかったでしたっけ?」
「まあ、いろいろあったんだ。詳しくは面倒だから省く」
またまた疑問府を浮かべるリッカとフェリ。
クザンについての説明なんて、そんな無駄な時間を取りたくはない。
僕はクザンを揺り動かして起こすことにした。
「おい! 二人とも起きろ! 置いていくぞ!」
「ん……ああ、魔王様。ふぁー、よく寝た。ここは殲滅したけど、そっちはどうなった?」
「どうもこうも、僕がしくじるはずがないだろ」
「はは、そうかもしれねぇけど、なにかしら失敗するのが魔王様だからな。まあ、最後はなんとかしちまうのはわかってるけどな」
見透かしたようにクザンが僕の失敗を言及した。
盗賊の件でしくじったことは確かだが、あれは単に面白くなかっただけなので、失敗かと言われればそうじゃないとも言える。
というかクザンに見透かされたようで悔しいので、あれは失敗ではないということにしておくことにする。
「うるさい。黄金の果実探しをしくじったおまえに言われたくはないな!」
「うわ、いらんこと言っちまったようだな。悪かったよ。これからそこに行くのか?」
「ああ、おまえの尻拭いをしなきゃいけないからな!」
「そんな怒んなよ魔王様」
「怒ってない。すぐ出発するから早く起きろ」
「おう」
二人がベッドから起き上がる。
ただ、フローテはクザンの腕を離さずべったりとくっついている。
もう慣れたとでも言いたげに、クザンは気にしていないようだ。
「……まあいいか。ヘレ、場所を教えてくれ」
「はい。うーん、こっちです!」
「よし、みんな行くぞ!」
僕はヘレが指差した方角へと向けて、みんな浮かして飛んでいくことにした。
飛んで行けばそう時間はかからないだろう。
馬車で探そうとしていたクザンたちには悪いが、僕なら今日のうちに場所を突き止めることができるはずだ。
娘も泣いて喜び騙されているようだった。
「ルーシェが助けてくれたんですよね」
茶番を喜んでいるのはここにいるヘレも同じで、どうにも歯痒い思いを拭い切れない。
助けたことは事実だが、そうなるように仕向けた茶番であって、僕の胸先三寸で決まる運命を弄んだだけなのだ。
「そんな難しい顔をしなくてもいいんですよ。ザンジさんにとっても、マーニャさんにとっても、奇跡には違いありません」
モヤモヤとしたものを抱え、いまいちパッとしない心境をヘレに見抜かれてしまったようだ。
「……そういうものかな」
「そうです。私はそう思います。他の人からなにを言われたって、私はルーシェがしてくれたことを嬉しく思っています」
「そっか……なら、それで十分だな」
「はい! ルーシェ、大好きです」
「ああ、僕もだ」
不思議な感覚になるヘレの思考回路は、僕には到底理解できないが、それでもなお居心地がいいと感じてしまう。とてもシンプルなようで、底が浅いわけでもない。
この僕が納得してしまう理屈というのも不思議なもので、ヘレに反論しようにも野暮なものしか思い浮かばない。
よっぽど美神よりも女神の素質を持っているといえるだろう。
そうするうちに、夜が明けてきたようだ。
崖から見える地平線に、光の線が入る。
「そろそろ行かないとな」
「はい!」
僕は水晶をしまい、ザンジたちをこっそり殺すと、ヘレを連れて魔王城に転移する。
そして、まだ寝ていたリッカとフェリを起こし、一緒にクロイツのところへと転移した。
クロイツは現状把握のためにガーゴイルを総動員して書類作成にあたっており、一緒になって働く者たちには疲れが見て取れる。
「やあ、こっちは終わったよ。もう転移させてもいいかい?」
「あ……魔王様。ええ、ガーゴイルさんたちの働きが目覚ましく、おかげで準備はできております! この国に転移した異種族の方も全員保護しました」
「はっはっは! そうか、そうか、僕の使役するガーゴイルたちはすごいだろう? クロイツよくやった。 よし、褒美におまえたちの疲労をとってやろう。エリアヒール!」
初めて使う魔法だったが、うまくいったようで職員の疲労した顔はみるみる活気に満ちてきた。
「……すごい。もう全然眠くありません。これなら——」
「——ああ!……足が……足が動く!」
不意に職員の一人が叫び声を上げた。
喜び勇んで立ち上がって飛び跳ねている。
「え? 急にどうした?」
「ああ……はは。あの者は高所から転落した際、足首を捻って動かなくなってしまっていたのですが……どうやら魔王様の力で治ったようですね」
「なるほどな。そんなつもりはなかったが、まあいい。これから忙しくなるからな」
「魔王様! ありがとうございます!」
飛び跳ねていた男は僕に深々と頭を下げた。
疲労を取ってやるだけのつもりだったが、思いの外やり過ぎてしまったようだ。
まあ、庇護下に置いた者だからこれくらい問題ないだろう。
しかし、転生して間もないというのに、そんな怪我をする男のことだ、またすぐどこかで怪我をしてしまうことだろう。
「じゃあ、早速。転移!」
あんまりグダグダするのは好きじゃない。
そうそうに三国をアリフォールの周囲へと転移させる。
「よし、うまくいったな。転生召喚!」
続けて転生召喚を施す。
数百万人の命の器を用意して、善人だけを選りすぐり種族を変えて転生させるというチート技だ。
ちょっとなにを言っているのかわからないと言われてしまいそうなほどにチート過ぎて、こんなことができる魔王がいたら魔王を倒す英雄譚は成立しないだろう。
僕は自分が思い描いていた魔王像よりも果てしなく強くなってしまったようだ。
「あ、魔王様! みなさんいらしていたんですね!」
僕が転生魔法を終えたころ、部屋に入って来た者に声をかけられる。
「あ! ライラ!」
リッカが嬉しそうに声を上げてその者の訪問を喜んだ。ライラの手には焼き菓子が乗ったトレイが置かれている。
「ちょうどよかったです。クッキーを焼いたのでよろしければどうぞ!」
「やったー!」
リッカはすぐにライラに近寄りクッキーを取って口へと放る。
噛み締めるようにその味を堪能しながら嬉しそうな笑みを浮かべた。
「美味しい! ライラが作ったお菓子は最高だね!」
「ふふ、ありがとうございます。喜んでもらえるとこちらも嬉しいです」
仲睦まじい光景はとても微笑ましく、ライラが人間ではないというだけで、こんなにも僕の心境が変化してしまうのかと不思議な感覚だった。
「はい、あーんして! どう? 美味しいでしょ?」
リッカが僕の口へとクッキーを入れる。
おそらくここにいる者のために焼いて来たお菓子だろうから取りずらかったのだが、リッカが取って来てくれたのでちょっと嬉しかった。
やはり、ライラが作る焼き菓子はめちゃくちゃうまい。
「うまい。うまいが、ここにいる者たちに作って来た物だろう? すまないな」
「いえ、たくさん作ってきたので大丈夫ですよ。ほかのみなさんもどうぞ」
少しの間、休憩がてらみんなでクッキーをつまんで談笑する時間を過ごした。
転生した者たちを放っておく感じになってしまったが、ガーゴイルたちが働いてくれているので問題ないだろう。
クロイツや職員も混ざってクッキーを囲み、あっという間にクッキーは品切れとなってしまった。
「さて……じゃああとはクロイツに任せて僕たちは行くとするよ」
「はい! お任せください!」
「ああそうだ。転生者の中にラージハルという商人がいるから、そいつをうまく使え。僕のことを匂わせればなんでもするだろう。この国に合った国民の生活基盤を構築してもらえ」
「わかりました」
「じゃあな」
「ライラ、またね!」
「はい。またお菓子を食べに来てくださいね!」
「行くぞ、転移!」
どこへ行くかといえば、移動させた国にいるクザンの下だ。
あいつらは今ごろ移動した国で慌てているだろう。
と、思ったが、どうやらこいつらにはそんなことを期待してはいけないのだろう。
いびきをかいて寝るクザンに寄り添って、フローテも同じベッドで寝ていた。
「あれ? フローテと……誰?」
「誰でしょうか?」
リッカとフェリが首を傾げてクザンを見ている。
黒く変色した肌と、造形の変わった顔や体。
以前の面影は皆無で、これをクザンだと理解できる者はいないだろう。
「クザンだ」
「え!? クザン!? 嘘!」
「……信じられません。どうしてこんなことに」
魔族化の弊害かもしれないけど、僕もよくはわからない不思議現象だ。
「おい、起きろ二人とも」
僕は二人を起こすために掛け布団を剥いだ。
フローテがクザンの腕を抱き枕のようにしがみついている。
「どういうこと?」
「クザンとフローテってこんなに仲がよかったでしたっけ?」
「まあ、いろいろあったんだ。詳しくは面倒だから省く」
またまた疑問府を浮かべるリッカとフェリ。
クザンについての説明なんて、そんな無駄な時間を取りたくはない。
僕はクザンを揺り動かして起こすことにした。
「おい! 二人とも起きろ! 置いていくぞ!」
「ん……ああ、魔王様。ふぁー、よく寝た。ここは殲滅したけど、そっちはどうなった?」
「どうもこうも、僕がしくじるはずがないだろ」
「はは、そうかもしれねぇけど、なにかしら失敗するのが魔王様だからな。まあ、最後はなんとかしちまうのはわかってるけどな」
見透かしたようにクザンが僕の失敗を言及した。
盗賊の件でしくじったことは確かだが、あれは単に面白くなかっただけなので、失敗かと言われればそうじゃないとも言える。
というかクザンに見透かされたようで悔しいので、あれは失敗ではないということにしておくことにする。
「うるさい。黄金の果実探しをしくじったおまえに言われたくはないな!」
「うわ、いらんこと言っちまったようだな。悪かったよ。これからそこに行くのか?」
「ああ、おまえの尻拭いをしなきゃいけないからな!」
「そんな怒んなよ魔王様」
「怒ってない。すぐ出発するから早く起きろ」
「おう」
二人がベッドから起き上がる。
ただ、フローテはクザンの腕を離さずべったりとくっついている。
もう慣れたとでも言いたげに、クザンは気にしていないようだ。
「……まあいいか。ヘレ、場所を教えてくれ」
「はい。うーん、こっちです!」
「よし、みんな行くぞ!」
僕はヘレが指差した方角へと向けて、みんな浮かして飛んでいくことにした。
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