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21.友人殺し ・・・ゴキブリ野郎
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いつもの取り調べ室
刑事「さっ、洗いざらい、話してもらおうか」
容疑者「はい、虫の野郎が、あっこれ俺のダチのあだ名です」
刑事「友達が虫と・・それで」
容疑者「俺の仕事のジャマばかりするんです」
刑事「おまえの友達だろうが」
容疑者「だから、まずは奴と話しましたよ。そしたら、虫がいやがって」
刑事「虫ってお前の友達で被害者のことか?」
容疑者「いえ、これはホントの虫、ゴキブリです」
刑事「友達が虫で、ゴキブリも虫と」
容疑者「ヤツ、ゴキブリみたいな男なんスよ」
刑事「分かった。それから、どうした?」
容疑者「俺、穏やかに話してやったんス」
刑事「じゃ、なんで、殺したんだ」
容疑者「でも、ダメだったんです。俺の言うことが気に入らなかったみたいス」
刑事「お前の話し方が悪かったんじゃないか」
容疑者「そんなことねえよ。奴に分かるようにやさしく話してやったんだぜ」
刑事「ふん、でも話がこじれたんだな?」
容疑者「まあ……」
刑事「それで、お前が怒って手にかけたんだな」
容疑者「とんでもないです。ダチですからそんな殺すなんて」
刑事「そうすると、話は続いたんだな」
容疑者「そしたら、ヤツ急に俺に襲いかかってきやがって」
刑事「それで、殺したのか?」
容疑者「叩きのめしてやったっス。これは、正当防衛になるんでしょ」
刑事「いや、過剰防衛だな」
容疑者「でも、もう死んじまったんですよ」
刑事「立派な殺人だぞ。死体はどうしたんだ?」
容疑者「床下に埋めました」
刑事「殺した上に遺棄したのか?友達を!」
突然現れた男「刑事さん、こいつの言ったことはホントです」
刑事「何だ、急に。お前は誰だ?」
容疑者「こいつ、俺のダチっス」
刑事「お前、こいつに殺され……てないな」
突然現れた男「何で俺が殺されるんですか?」
刑事「さては、お前が殺したのは本物のゴキブリだな」
容疑者「話が分からなかったっス。ゴキちゃんは」
刑事「お前ら、帰れ!」
みさとさん「あたし、途中でオチが分かっちゃった」
福田君「さすが、ぼくの妻」
おしまい
刑事「さっ、洗いざらい、話してもらおうか」
容疑者「はい、虫の野郎が、あっこれ俺のダチのあだ名です」
刑事「友達が虫と・・それで」
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容疑者「だから、まずは奴と話しましたよ。そしたら、虫がいやがって」
刑事「虫ってお前の友達で被害者のことか?」
容疑者「いえ、これはホントの虫、ゴキブリです」
刑事「友達が虫で、ゴキブリも虫と」
容疑者「ヤツ、ゴキブリみたいな男なんスよ」
刑事「分かった。それから、どうした?」
容疑者「俺、穏やかに話してやったんス」
刑事「じゃ、なんで、殺したんだ」
容疑者「でも、ダメだったんです。俺の言うことが気に入らなかったみたいス」
刑事「お前の話し方が悪かったんじゃないか」
容疑者「そんなことねえよ。奴に分かるようにやさしく話してやったんだぜ」
刑事「ふん、でも話がこじれたんだな?」
容疑者「まあ……」
刑事「それで、お前が怒って手にかけたんだな」
容疑者「とんでもないです。ダチですからそんな殺すなんて」
刑事「そうすると、話は続いたんだな」
容疑者「そしたら、ヤツ急に俺に襲いかかってきやがって」
刑事「それで、殺したのか?」
容疑者「叩きのめしてやったっス。これは、正当防衛になるんでしょ」
刑事「いや、過剰防衛だな」
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刑事「立派な殺人だぞ。死体はどうしたんだ?」
容疑者「床下に埋めました」
刑事「殺した上に遺棄したのか?友達を!」
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刑事「何だ、急に。お前は誰だ?」
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刑事「お前、こいつに殺され……てないな」
突然現れた男「何で俺が殺されるんですか?」
刑事「さては、お前が殺したのは本物のゴキブリだな」
容疑者「話が分からなかったっス。ゴキちゃんは」
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