10 / 16
1章 白雪とドライブ
9話 久しぶりの朱音ちゃん
しおりを挟む
「今日はアリガトな。シロのおかげで楽しかったぜ。」
「うむ、拓斗もだんだん慣れてきたようでオレも嬉しいぞ。また練習しような。」
「高速はカンベンな。それじゃ気を付けて帰れよ~。」
「了解だぜ。あとまんじゅう朱音ちゃんに渡すの忘れるなよ~?じゃあな。」
実家に着き白雪を見送る。今日は有意義な一日だった。
それにしても朱音ちゃんもオトナになったよなぁ。あれから朱音の話題は出なかったが拓斗を意識し始めているということは分かった。運転をした後の高揚感と朱音に好意を抱かれている高揚感が合わさり自然と顔がニヤケる。おっと、こんなところを朱音や白雪に見られたら幻滅されてしまう。やはり小心者の拓斗であった。
さて、もう朱音も部活から帰ってきている頃だろう。お隣さんである朱音の家に行きインターホンを鳴らす。すぐにおばさんが出てきてくれた。
「おばさん久しぶりです。」
「あら~拓ちゃん、久しぶりねぇ。朱音かしら?すぐに呼んでくるわね。」
それと言わずに朱音を呼びに行くおばさん。昔からの付き合いのなせる業である。
間をおいて奥からそろそろと制服姿の朱音が出てきた。おとなしそうなメガネっ娘だが白雪とは違って出るとこは出ている女性的体形、かつ成長期真っ只中のため会うたび色気が増しドキッとする。
「た、拓斗さん。お久しぶりです…」
拓斗を意識しているのだろうかやっぱりモジモジしている。なんかイジワルしてみたくなった。
「朱音ちゃん久しぶり!でも悲しいなぁ~急によそよそしくなっちまって…昔みたいに拓にぃって呼んで抱き付いてくれてもいいんだぜ?」
「…抱き付いたりは、しないですよぅ…うぅ…」
白雪を相手にした時のようにいつもの調子でからかったら顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。これは重傷だ。
「ごめんごめん、朱音ちゃんが可愛かったからつい本音が出ちゃったよ。」
「うぅ~~」
拓斗の追撃で朱音の羞恥心はさらに加速した。このままいくと取り返しがつかなくなる(泣き出す)のは目に見えているのでここで本題に移る。
「そうそう、これ。朱音ちゃんも好きだろ?今日シロと一緒に山に行ってきたんだ。」
袋から饅頭の包みを取り出す。朱音もそれを受け取ると少しは落ち着いたようだ。
「かりんとうまんじゅう…シロちゃんと二人で行ってきたんですか?」
「ああ、シロの車でな。俺も運転したんだぞ~?帰りは高速道路で…いやーきついっす。」
「すごいですね、私も一緒に行きたかったです。」
朱音は少し羨ましそうにしていた。拓斗も車を持っていれば朱音のこと誘えるんだけどなーなんて思っていたりもするが、こればかりは仕方がない。
「じゃあ今度シロにお願いして三人でどこか行こうぜ?」
「そうですね!また三人で遊ぶの楽しみです!」
相変わらず敬語だが白雪の名前が出るとモジモジしなくなり、いつもの朱音らしくなっていた。やっぱ白雪って便利なヤツだな!なんて思う拓斗であった。白雪も色々と可哀想である。
「うむ、拓斗もだんだん慣れてきたようでオレも嬉しいぞ。また練習しような。」
「高速はカンベンな。それじゃ気を付けて帰れよ~。」
「了解だぜ。あとまんじゅう朱音ちゃんに渡すの忘れるなよ~?じゃあな。」
実家に着き白雪を見送る。今日は有意義な一日だった。
それにしても朱音ちゃんもオトナになったよなぁ。あれから朱音の話題は出なかったが拓斗を意識し始めているということは分かった。運転をした後の高揚感と朱音に好意を抱かれている高揚感が合わさり自然と顔がニヤケる。おっと、こんなところを朱音や白雪に見られたら幻滅されてしまう。やはり小心者の拓斗であった。
さて、もう朱音も部活から帰ってきている頃だろう。お隣さんである朱音の家に行きインターホンを鳴らす。すぐにおばさんが出てきてくれた。
「おばさん久しぶりです。」
「あら~拓ちゃん、久しぶりねぇ。朱音かしら?すぐに呼んでくるわね。」
それと言わずに朱音を呼びに行くおばさん。昔からの付き合いのなせる業である。
間をおいて奥からそろそろと制服姿の朱音が出てきた。おとなしそうなメガネっ娘だが白雪とは違って出るとこは出ている女性的体形、かつ成長期真っ只中のため会うたび色気が増しドキッとする。
「た、拓斗さん。お久しぶりです…」
拓斗を意識しているのだろうかやっぱりモジモジしている。なんかイジワルしてみたくなった。
「朱音ちゃん久しぶり!でも悲しいなぁ~急によそよそしくなっちまって…昔みたいに拓にぃって呼んで抱き付いてくれてもいいんだぜ?」
「…抱き付いたりは、しないですよぅ…うぅ…」
白雪を相手にした時のようにいつもの調子でからかったら顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。これは重傷だ。
「ごめんごめん、朱音ちゃんが可愛かったからつい本音が出ちゃったよ。」
「うぅ~~」
拓斗の追撃で朱音の羞恥心はさらに加速した。このままいくと取り返しがつかなくなる(泣き出す)のは目に見えているのでここで本題に移る。
「そうそう、これ。朱音ちゃんも好きだろ?今日シロと一緒に山に行ってきたんだ。」
袋から饅頭の包みを取り出す。朱音もそれを受け取ると少しは落ち着いたようだ。
「かりんとうまんじゅう…シロちゃんと二人で行ってきたんですか?」
「ああ、シロの車でな。俺も運転したんだぞ~?帰りは高速道路で…いやーきついっす。」
「すごいですね、私も一緒に行きたかったです。」
朱音は少し羨ましそうにしていた。拓斗も車を持っていれば朱音のこと誘えるんだけどなーなんて思っていたりもするが、こればかりは仕方がない。
「じゃあ今度シロにお願いして三人でどこか行こうぜ?」
「そうですね!また三人で遊ぶの楽しみです!」
相変わらず敬語だが白雪の名前が出るとモジモジしなくなり、いつもの朱音らしくなっていた。やっぱ白雪って便利なヤツだな!なんて思う拓斗であった。白雪も色々と可哀想である。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる