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幸せに
しおりを挟むそれから一年後
お兄ちゃん……凛也は会社に就職し、
わたしは高校三年生となった。
凛也との関係は今も続いている。
私は凛也のアパートに引っ越して同棲生活を始めた。
『今日の夕飯はカレーだよ』
LINEでそう打つと
可愛らしいクマがこぶしを突き上げているスタンプが送られてきた。
『やったー!茉莉花のご飯美味しいから楽しみだ』
私はその文面を見てふふふと笑う。
『そうだ、夕飯の後 話があるんだけど』
『何の話?』
『それは秘密』
話って何だろう。
私は疑問に思いながら夕陽に染まる
アパートに帰った。
◯◯◯
夕飯の後、外に連れ出された。
星々が輝いていてとても綺麗。
「あのさ、茉莉花」
わたしはくるりと振り返った。
「なに?」
凛也はポケットから四角い箱を取り出し
私に差し出した。
「これ」
恥ずかしそうな凛也。
なんでだろ。
箱を開けてみると
何かがきらりと光った。
指輪だ。
私はハッとなり、凛也を見つめる。
「僕と結婚してほしい」
言い終わらないうちに私は凛也に抱きついた。
「嬉しい」
涙声になってしまう。
どうしよう。とてつもなく嬉しい。
好きな人と結婚できるなんて。
「それで、返事は?」
急かす凛也に私は勢いよく頷いた。
「もちろんYESだよ!」
凛也は笑顔になり、私を抱きしめた。
「ありがとう。ハァー緊張したぁ」
わたしはそんな凛也にふふふと笑った。
「茉莉花が18になったら結婚しよう」
あと一年か。
長いな。でも、それでいい。
好きな人と一緒なら長い期間も短く感じるから。
「うん、もちろん」
今日から私はあなたの婚約者。
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