12 / 43
第12話 ブルーポーション改
しおりを挟む
ヴァルハラは、すっかり眠ってしまった。
仕方なく、俺は彼女を背負った。
おんぶして帰ることになるとはな。
まるで妹みたいな扱いになってきた。
自宅の付近まで来ると、道の向こうから一人の若い女性がやってきた。格好からして魔法職の冒険者かな。
「あ、あの……あなたがカイリさんですよね!?」
「は、はい。慌ててどうしましたか」
「それが……ブルーポーションが全く手に入らなくて、魔力が回復できなくて困っているんです」
そういえば、宮廷錬金術師のフォーマルハウトがブルーハーブを買い占めているんだっけ。
でも待てよ。
ヴァルハラは、フォーマルハウトが行方不明だと言っていた。
おかしい……所在不明なら、ブルーハーブを買い占めているのは誰なんだ?
いや、今はこちらの対応が先だ。
「明日には俺が販売できるかと思います。それまでお待ち頂ければ」
「本当ですか! やっぱり今頼れる錬金術師は、カイリさんだけです。応援していますので、がんばってください!」
可愛い女性から手を握られ、しかも応援されて俺は嬉しかった。やる気も超アップした。まさかこうして頼られるようになるなんて……挫折しなくて良かった。
女性は笑顔で去って行く。
……がんばらなきゃ。
あの人の為にも。
* * *
家に戻ると母さんが出迎えてくれた。
「おかえり、カイリ」
「あれ、父さんは?」
「出かけているわ。そのうち帰ってくると思う。……あら、その背中の子」
母さんはヴァルハラの存在に気付いた。
本当のことを話すわけにもいかないので、俺は“迷子”だと言った。
「――というわけなんだ、しばらく家で保護してやれないかな」
「そう、それは大変ね。分かったわ、家へ上げなさい」
良かった。深くは聞かれなかった。
俺はヴァルハラを背負ったまま自室へ向かう。
ベッドへ寝かせた。
スヤスヤ眠って疲れていたのだろうな。
魔力も使ったみたいだし。
……さて、俺はポーション製造へ向かう。
テーブルへ向かい、さっそく今日採集した『ブルーハーブ』を並べていく。138個も手に入ったんだ。失敗さえなければ100個以上はブルーポーションに出来る。
B級錬金術師の俺の今の製造成功率は60~70%というところ。
だけど『全種類ポーション製造』が成功率を引き上げてくれるようで、それほど失敗はない。
あくまで体感だけど80%は超えているはずだ。
よし、作るぞ。
必要な材料をテーブルの上に揃え、俺はスキルを発動。
ポワポワと蒼白い不思議な光に包まれ、ポーションは調合されていく。ブルーハーブとポーション瓶など溶け合わさり、それはやがて『ブルーポーション改』となった。
レッドポーション改の魔力回復版だ。
製造できた個数は――
ブルーポーション改:109個
悪くはない結果になった。
試しに一個手に取り、匂いを確認した。
うん、ラベンダーのような良い香りだ。
味はどうだろうか。
試しに一口飲んでみる。
「……おぉ、うめぇ」
甘い紅茶のような風味だ。
これなら高く売れる。
効果の良さや重量からして1個、10,000ベルってところかな。
109個が全て売れるとすれば、1,090,000ベルとなる。
小金持ちになれるな!
明日に備えて、そろそろ寝るか。
* * *
翌朝。
起きるとヴァルハラは猫に戻っていた。
「おはようございます、カイリさん」
「おはよ。もう人間タイムは終了か」
「はい。基本的には猫でいる方がいいのです」
「分かった。今日はブルーポーションを売りにいく」
「おぉ、完成したのですね!!」
「ああ、109個もできた。成功率としては上々だ」
「素晴らしいです! カイリ様のレベルもアップしているようですね」
「そういうわけだ。今日は露店をする」
「もちろん付き合いますとも」
ヴァルハラを頭に乗せ、俺はリビングへ向かった。
中へ入ると父さんはまだいなかった。
「おはよう、母さん」
「おはよう、カイリ。父さんだけどね、しばらく帰ってこれないみたい」
「なにがあったんだ?」
「さあ……父さんの仕事はよく分からないの。でも、必ず帰ってくるって言っていたから大丈夫よ」
母さんはちょっと心配そうだ。
う~ん、露店がてら父さんを探してみるか。
「分かった。今日俺とヴァルハラは露店へ行く」
「あら、あの女の子は?」
「ああ、大丈夫だよ。あの女の子はさっき帰った。また遊びに来るってさ」
「そうなの。良かったわ」
俺は母さんの作ってくれた朝食をいただき、腹を満たしたところで出掛けた。
「じゃあ、行ってくるよ」
「気を付けてね」
手を振って別れ、俺は露店街を目指した。
少し歩けば見えてきた。
けど、ちょっと様子が変だな。
「おはようございます、バズさん。どうしたんです?」
「やあ、カイリ。いやぁ……それがね、大手ギルド『アルゲバル』のギルドマスター・リゲルが宮廷錬金術を探し回っているようでな。そんなのはこの露店街にいないと言っても聞かないんだ」
「確か城にいるとか、行方不明だとか聞いたけど」
「そうだ。だから、ここは関係ない。でも、リゲルはここにいると聞かないんだ」
「分かった。錬金術師である俺が聞いてみるよ」
「頼む、カイリ」
奥へ進むと、青髪の青年がいた。
あれがリゲルか。
……って、その前で膝をついているのはウィルソンじゃないか! 血を流し、大ケガを負っていた。
「おい、ウィルソン!!」
「……へっ、やっと来たか。親友」
「な、なにがあった!!」
「後は任せた……ぞ」
ばたっとウィルソンは倒れた。
……許せない。
ウィルソンをこんな目に遭わせたリゲルを。
俺は――!
仕方なく、俺は彼女を背負った。
おんぶして帰ることになるとはな。
まるで妹みたいな扱いになってきた。
自宅の付近まで来ると、道の向こうから一人の若い女性がやってきた。格好からして魔法職の冒険者かな。
「あ、あの……あなたがカイリさんですよね!?」
「は、はい。慌ててどうしましたか」
「それが……ブルーポーションが全く手に入らなくて、魔力が回復できなくて困っているんです」
そういえば、宮廷錬金術師のフォーマルハウトがブルーハーブを買い占めているんだっけ。
でも待てよ。
ヴァルハラは、フォーマルハウトが行方不明だと言っていた。
おかしい……所在不明なら、ブルーハーブを買い占めているのは誰なんだ?
いや、今はこちらの対応が先だ。
「明日には俺が販売できるかと思います。それまでお待ち頂ければ」
「本当ですか! やっぱり今頼れる錬金術師は、カイリさんだけです。応援していますので、がんばってください!」
可愛い女性から手を握られ、しかも応援されて俺は嬉しかった。やる気も超アップした。まさかこうして頼られるようになるなんて……挫折しなくて良かった。
女性は笑顔で去って行く。
……がんばらなきゃ。
あの人の為にも。
* * *
家に戻ると母さんが出迎えてくれた。
「おかえり、カイリ」
「あれ、父さんは?」
「出かけているわ。そのうち帰ってくると思う。……あら、その背中の子」
母さんはヴァルハラの存在に気付いた。
本当のことを話すわけにもいかないので、俺は“迷子”だと言った。
「――というわけなんだ、しばらく家で保護してやれないかな」
「そう、それは大変ね。分かったわ、家へ上げなさい」
良かった。深くは聞かれなかった。
俺はヴァルハラを背負ったまま自室へ向かう。
ベッドへ寝かせた。
スヤスヤ眠って疲れていたのだろうな。
魔力も使ったみたいだし。
……さて、俺はポーション製造へ向かう。
テーブルへ向かい、さっそく今日採集した『ブルーハーブ』を並べていく。138個も手に入ったんだ。失敗さえなければ100個以上はブルーポーションに出来る。
B級錬金術師の俺の今の製造成功率は60~70%というところ。
だけど『全種類ポーション製造』が成功率を引き上げてくれるようで、それほど失敗はない。
あくまで体感だけど80%は超えているはずだ。
よし、作るぞ。
必要な材料をテーブルの上に揃え、俺はスキルを発動。
ポワポワと蒼白い不思議な光に包まれ、ポーションは調合されていく。ブルーハーブとポーション瓶など溶け合わさり、それはやがて『ブルーポーション改』となった。
レッドポーション改の魔力回復版だ。
製造できた個数は――
ブルーポーション改:109個
悪くはない結果になった。
試しに一個手に取り、匂いを確認した。
うん、ラベンダーのような良い香りだ。
味はどうだろうか。
試しに一口飲んでみる。
「……おぉ、うめぇ」
甘い紅茶のような風味だ。
これなら高く売れる。
効果の良さや重量からして1個、10,000ベルってところかな。
109個が全て売れるとすれば、1,090,000ベルとなる。
小金持ちになれるな!
明日に備えて、そろそろ寝るか。
* * *
翌朝。
起きるとヴァルハラは猫に戻っていた。
「おはようございます、カイリさん」
「おはよ。もう人間タイムは終了か」
「はい。基本的には猫でいる方がいいのです」
「分かった。今日はブルーポーションを売りにいく」
「おぉ、完成したのですね!!」
「ああ、109個もできた。成功率としては上々だ」
「素晴らしいです! カイリ様のレベルもアップしているようですね」
「そういうわけだ。今日は露店をする」
「もちろん付き合いますとも」
ヴァルハラを頭に乗せ、俺はリビングへ向かった。
中へ入ると父さんはまだいなかった。
「おはよう、母さん」
「おはよう、カイリ。父さんだけどね、しばらく帰ってこれないみたい」
「なにがあったんだ?」
「さあ……父さんの仕事はよく分からないの。でも、必ず帰ってくるって言っていたから大丈夫よ」
母さんはちょっと心配そうだ。
う~ん、露店がてら父さんを探してみるか。
「分かった。今日俺とヴァルハラは露店へ行く」
「あら、あの女の子は?」
「ああ、大丈夫だよ。あの女の子はさっき帰った。また遊びに来るってさ」
「そうなの。良かったわ」
俺は母さんの作ってくれた朝食をいただき、腹を満たしたところで出掛けた。
「じゃあ、行ってくるよ」
「気を付けてね」
手を振って別れ、俺は露店街を目指した。
少し歩けば見えてきた。
けど、ちょっと様子が変だな。
「おはようございます、バズさん。どうしたんです?」
「やあ、カイリ。いやぁ……それがね、大手ギルド『アルゲバル』のギルドマスター・リゲルが宮廷錬金術を探し回っているようでな。そんなのはこの露店街にいないと言っても聞かないんだ」
「確か城にいるとか、行方不明だとか聞いたけど」
「そうだ。だから、ここは関係ない。でも、リゲルはここにいると聞かないんだ」
「分かった。錬金術師である俺が聞いてみるよ」
「頼む、カイリ」
奥へ進むと、青髪の青年がいた。
あれがリゲルか。
……って、その前で膝をついているのはウィルソンじゃないか! 血を流し、大ケガを負っていた。
「おい、ウィルソン!!」
「……へっ、やっと来たか。親友」
「な、なにがあった!!」
「後は任せた……ぞ」
ばたっとウィルソンは倒れた。
……許せない。
ウィルソンをこんな目に遭わせたリゲルを。
俺は――!
11
あなたにおすすめの小説
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
俺を凡の生産職だからと追放したS級パーティ、魔王が滅んで需要激減したけど大丈夫そ?〜誰でもダンジョン時代にクラフトスキルがバカ売れしてます~
風見 源一郎
ファンタジー
勇者が魔王を倒したことにより、強力な魔物が消滅。ダンジョン踏破の難易度が下がり、強力な武具さえあれば、誰でも魔石集めをしながら最奥のアイテムを取りに行けるようになった。かつてのS級パーティたちも護衛としての需要はあるもの、単価が高すぎて雇ってもらえず、値下げ合戦をせざるを得ない。そんな中、特殊能力や強い魔力を帯びた武具を作り出せる主人公のクラフトスキルは、誰からも求められるようになった。その後勇者がどうなったのかって? さぁ…
神眼の鑑定師~女勇者に追放されてからの成り上がり~大地の精霊に気に入られてアイテム作りで無双します
すもも太郎
ファンタジー
伝説級勇者パーティーを首になったニースは、ギルドからも放逐されて傷心の旅に出る。
その途中で大地の精霊と運命の邂逅を果たし、精霊に認められて加護を得る。
出会った友人たちと共に成り上がり、いつの日にか国家の運命を変えるほどの傑物となって行く。
そんなニースの大活躍を知った元のパーティーが追いかけてくるが、彼らはみじめに落ちぶれて行きあっという間に立場が逆転してしまう。
大精霊の力を得た鑑定師の神眼で、透視してモンスター軍団や敵国を翻弄したり、創り出した究極のアイテムで一般兵が超人化したりします。
今にも踏み潰されそうな弱小国が超大国に打ち勝っていくサクセスストーリーです。
※ハッピーエンドです
無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる