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第17話 ポーションを作りまくれ!
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家に入って自室へ戻ると、直ぐに違和感を感じた。
「あれ……なんか変だな」
「どうしたのです、カイリさん」
「う~ん、部屋の感じがいつもと違う気がする」
「そうなのですか? わたしには分かりませんが」
誰かが入ったのかな。
とにかく部屋に入ってみると“違和感”の正体が判明した。
テーブルの上には、たくさんのアイテムが置かれていたんだ。
「な、なんだこの量!!」
「わぁ、様々な種類のハーブとかポーション製造に必要な材料がいっぱいです。どうなっているんです??」
「俺にも分からん……」
物凄い数だ。百、二百個は余裕であるだろう。もっとかな。いったい、誰がこんな量の材料を置いていったのかな。
困惑していると母さんが部屋に入ってきた。
「カイリ、忘れていたけど女の子が家へ来たんだよ」
「女の子?」
「礼儀正しくて凄く可愛い子だったよ。その子がこのアイテムをどうぞと言っていたのよ」
「ちなみに、どんな子だった?」
「金髪でお人形さんのようだったよ。カイリに会いたがっていたわ」
金髪の女の子?
まるで覚えがない。
もしかしたら、お客さんにいたのかな。
う~ん……?
覚えがないのに受け取ってもなぁ。
「新手の詐欺かな」
「そんなことはないと思うわ。あの子、とても純粋な目をしていたし――ああ、そうよ。あの女の子、お兄さんがウィルソンというらしいの」
「え……ウィルソン?」
「兄を助けてくれれて、ありがとうって言っていたわね」
「ええ!? あのウィルソンの妹さんがいたのか!
そうか、その金髪の子はウィルソンの妹だったんだ。多分、このテーブルのアイテムは助けたお礼とかなんだろうな。
にしては、この量は多すぎるけど……でも、錬金術師としては入手しておきたい材料や実験道具すらも多数あった。
でも、これを受け取るか悩む。
こんなに沢山は貰い過ぎな気がする。
「カイリ、これは受け取っておくのよ」
「え、でも……」
「あの子はこうも言っていた。必ず受け取ってくださいと」
母さんが言うのなら間違いはない。
ウィルソンの妹の気持ちを無碍にするのも悪い。
ここはありがたく受け取っておこう。
母さんは自室へ戻った。
俺は貰った材料を使ってポーションか何かを製造しよう。
「これだけあれば色々作れそうですね、カイリさん」
「そうだな~。実験してみるのもありかもな」
「錬金術師としての技術力を上げるなら、失敗を恐れずに色々作ってみるのも手かもですね」
「もちろんだ。その為にもヴァルハラには助手としてサポートしてもらう。人型になってね」
「了解です!」
ヴァルハラの体が“ピカッ”と光ると人型の姿へ変わった。
さて、今日は何を作ろうか。
先生の秘伝『マッハポーション』を作ってみるか。でも、あれは成功率も低くて材料も貴重だからなあ。
中回復力のある『レッドハイポーション改』もしくは『ブルーハイポーション改』を作るのもありかな。その分の材料も倍増するけど。
モンスターの忌避効果を付与する『ブラウンポーション』を作るのもありか。材料も簡単だし、増産もしやすい。需要も高いときた。これはありだな。
けど、最近物騒だからな『アシッドポーション』は作りたい。もちろん、護身用だけど。このアシッドポーションは敵に投げると強力な酸で特大ダメージを与えるという。しかも、副作用で“溶かす”ので危険物。劇薬だ。
「よし、決めたよ。今夜は徹夜でいろいろ作る!」
「おぉ、様々なポーションを作ってみるのですね」
「まずは実験あるのみ。大量生産できるものはしていこうと思う。商売も大事だからね」
「分かりました!」
まずは簡単な『ブラウンポーション』を作ってみよう。
レシピによれば必要な材料は――
ポーション瓶×1、
グリズリーの毛×1、
ハーピーの羽根×1、
ハンマーヘッドシャークのヒレ×1
この辺りの材料は格安。
露店で多く見かけるため、入手しやすい。そもそもブラウンポーション自体もそれほど高くない。
かなりの数があるので、たくさん製造できそうだ。
まずは50個作ってみるか。
俺は必要な材料だけをテーブルへ並べた。
時間を忘れてひたすらポーションの製造をしまくった――。
「あれ……なんか変だな」
「どうしたのです、カイリさん」
「う~ん、部屋の感じがいつもと違う気がする」
「そうなのですか? わたしには分かりませんが」
誰かが入ったのかな。
とにかく部屋に入ってみると“違和感”の正体が判明した。
テーブルの上には、たくさんのアイテムが置かれていたんだ。
「な、なんだこの量!!」
「わぁ、様々な種類のハーブとかポーション製造に必要な材料がいっぱいです。どうなっているんです??」
「俺にも分からん……」
物凄い数だ。百、二百個は余裕であるだろう。もっとかな。いったい、誰がこんな量の材料を置いていったのかな。
困惑していると母さんが部屋に入ってきた。
「カイリ、忘れていたけど女の子が家へ来たんだよ」
「女の子?」
「礼儀正しくて凄く可愛い子だったよ。その子がこのアイテムをどうぞと言っていたのよ」
「ちなみに、どんな子だった?」
「金髪でお人形さんのようだったよ。カイリに会いたがっていたわ」
金髪の女の子?
まるで覚えがない。
もしかしたら、お客さんにいたのかな。
う~ん……?
覚えがないのに受け取ってもなぁ。
「新手の詐欺かな」
「そんなことはないと思うわ。あの子、とても純粋な目をしていたし――ああ、そうよ。あの女の子、お兄さんがウィルソンというらしいの」
「え……ウィルソン?」
「兄を助けてくれれて、ありがとうって言っていたわね」
「ええ!? あのウィルソンの妹さんがいたのか!
そうか、その金髪の子はウィルソンの妹だったんだ。多分、このテーブルのアイテムは助けたお礼とかなんだろうな。
にしては、この量は多すぎるけど……でも、錬金術師としては入手しておきたい材料や実験道具すらも多数あった。
でも、これを受け取るか悩む。
こんなに沢山は貰い過ぎな気がする。
「カイリ、これは受け取っておくのよ」
「え、でも……」
「あの子はこうも言っていた。必ず受け取ってくださいと」
母さんが言うのなら間違いはない。
ウィルソンの妹の気持ちを無碍にするのも悪い。
ここはありがたく受け取っておこう。
母さんは自室へ戻った。
俺は貰った材料を使ってポーションか何かを製造しよう。
「これだけあれば色々作れそうですね、カイリさん」
「そうだな~。実験してみるのもありかもな」
「錬金術師としての技術力を上げるなら、失敗を恐れずに色々作ってみるのも手かもですね」
「もちろんだ。その為にもヴァルハラには助手としてサポートしてもらう。人型になってね」
「了解です!」
ヴァルハラの体が“ピカッ”と光ると人型の姿へ変わった。
さて、今日は何を作ろうか。
先生の秘伝『マッハポーション』を作ってみるか。でも、あれは成功率も低くて材料も貴重だからなあ。
中回復力のある『レッドハイポーション改』もしくは『ブルーハイポーション改』を作るのもありかな。その分の材料も倍増するけど。
モンスターの忌避効果を付与する『ブラウンポーション』を作るのもありか。材料も簡単だし、増産もしやすい。需要も高いときた。これはありだな。
けど、最近物騒だからな『アシッドポーション』は作りたい。もちろん、護身用だけど。このアシッドポーションは敵に投げると強力な酸で特大ダメージを与えるという。しかも、副作用で“溶かす”ので危険物。劇薬だ。
「よし、決めたよ。今夜は徹夜でいろいろ作る!」
「おぉ、様々なポーションを作ってみるのですね」
「まずは実験あるのみ。大量生産できるものはしていこうと思う。商売も大事だからね」
「分かりました!」
まずは簡単な『ブラウンポーション』を作ってみよう。
レシピによれば必要な材料は――
ポーション瓶×1、
グリズリーの毛×1、
ハーピーの羽根×1、
ハンマーヘッドシャークのヒレ×1
この辺りの材料は格安。
露店で多く見かけるため、入手しやすい。そもそもブラウンポーション自体もそれほど高くない。
かなりの数があるので、たくさん製造できそうだ。
まずは50個作ってみるか。
俺は必要な材料だけをテーブルへ並べた。
時間を忘れてひたすらポーションの製造をしまくった――。
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