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第31話 大儲け! ポーション完売
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完売しました――この看板を出すまで数十分と掛からなかった。
全てのポーションは全て売り切れた。
在庫なし、すっからかんだ。
冒険者達は、アイテムの在庫がないと分かると解散していった。
「ふぅ、あっと言う間だったな」
「一瞬でしたね。こんな飛ぶように売れるだなんて凄いです」
「グレイスがいてくれたおかげかな」
「あたしは何もしていないですよ」
「そんなことはない。ただいてくれるだけで喜んでくれる冒険者もいるからね」
「そういうものでしょうか」
「そういうものさ」
話しをしていると、ウィルソンが姿を現した。
「よう、カイリ。グレイス!」
「ウィルソン、今まで何をやっていたんだ?」
「なにってブルーハーブを探していたのさ。でも、見つからなくてね。すまん」
「その問題なら解決したよ」
「マジかよ!!」
俺は『ニューポーション』のことをウィルソンに話した。偶然出来てしまった魔力回復ポーションであると教えた。
「……嘘だろ。そんな簡単なレシピで作れるのか」
「まあね。だから、これからはサトウが必要になる。ウィルソン、確保をお願いできないかな? 報酬は弾むから」
「もちろん、我が社の利益の為なら動くさ。分かった、任せてくれ! グレイスを頼むよ」
爽やかな笑みを浮かべ、ウィルソンは背を向けた。
「あの、兄さん……」
「グレイス、お前はカイリを支えてやってくれ」
そう言ってウィルソンは去っていった。
――さて、店仕舞いにして家へ戻ろうっと。グレイスからヴァルハラを返してもらい、俺は頭の上に乗せた。
「今日はありがとう、グレイス。また明日頼む」
「分かりました。今日は帰りますね」
「ああ、気をつけて」
グレイスを途中まで送り、俺は家へ戻っていく。その途中、ヴァルハラが目を覚ました。
「おはようございます、カイリさん」
「おはようございますって……もう夕方なんだが」
「ありゃ、いつの間にか日が沈みかけていますね」
「今日はずっと寝ていたな、ヴァルハラ。お疲れかな」
「それもあります。最近、魔力消費量が激しくて」
「そうなのか」
あの目からビームで疲れているのか。それとも、ポーション製造時に手伝ってもらっているから、その疲労だろうか。
ヴァルハラの体調が気になりつつ、家についた。
家へ入ると、父さんが出迎えてくれた。
「おかえり、カイリ。風の噂が聞いたが、大盛況だったらしいな」
「ああ、めっちゃ儲かったよ。これでもうボロ家に住む必要はないよ。引っ越そう」
「そんなに儲かったのか!?」
「まあね。今までの儲けと合わせて500万ベルにはなったよ」
「そんなにか! 凄いな、カイリは。父さんも鼻が高いぞ」
自分の部屋を目指す。
母さんはどうやら夕食を作っているようだな。
「風呂でも入るかな」
「お風呂ですか! では、わたしもご一緒します」
「んなっ!! ヴァルハラ、君は女の子だろう!」
「猫ですよぉ。この姿なら平気ですし」
「な、なるほど。間違っても人型になるなよ。俺、女の子とお風呂なんて初めてなんだから」
「だから猫ですって」
――そうは言っても人型になれば、猫耳と尻尾が生えているくらいで人間と大差ないし。
風呂へ向かい、俺はヴァルハラ(猫)と一緒に体を清めた。人一人が入れる浴槽があるので、そこへ浸かっていく。
「――ふぅ、生き返るなぁ」
「カイリさん、このお湯加減最高です!! 人型になりたい……」
「ダ、ダメだってば――あ! ヴァルハラ!!」
「えへへ。人型になっちゃいました」
「ヴァ、ヴァルハラ!! うあああああっ!!」
やっぱり人型になると人間と変わらないじゃないか!! ぺったんこだけど胸もあるし、白い肌がまぶしいっ!!
こ、困ったなぁ……。
全てのポーションは全て売り切れた。
在庫なし、すっからかんだ。
冒険者達は、アイテムの在庫がないと分かると解散していった。
「ふぅ、あっと言う間だったな」
「一瞬でしたね。こんな飛ぶように売れるだなんて凄いです」
「グレイスがいてくれたおかげかな」
「あたしは何もしていないですよ」
「そんなことはない。ただいてくれるだけで喜んでくれる冒険者もいるからね」
「そういうものでしょうか」
「そういうものさ」
話しをしていると、ウィルソンが姿を現した。
「よう、カイリ。グレイス!」
「ウィルソン、今まで何をやっていたんだ?」
「なにってブルーハーブを探していたのさ。でも、見つからなくてね。すまん」
「その問題なら解決したよ」
「マジかよ!!」
俺は『ニューポーション』のことをウィルソンに話した。偶然出来てしまった魔力回復ポーションであると教えた。
「……嘘だろ。そんな簡単なレシピで作れるのか」
「まあね。だから、これからはサトウが必要になる。ウィルソン、確保をお願いできないかな? 報酬は弾むから」
「もちろん、我が社の利益の為なら動くさ。分かった、任せてくれ! グレイスを頼むよ」
爽やかな笑みを浮かべ、ウィルソンは背を向けた。
「あの、兄さん……」
「グレイス、お前はカイリを支えてやってくれ」
そう言ってウィルソンは去っていった。
――さて、店仕舞いにして家へ戻ろうっと。グレイスからヴァルハラを返してもらい、俺は頭の上に乗せた。
「今日はありがとう、グレイス。また明日頼む」
「分かりました。今日は帰りますね」
「ああ、気をつけて」
グレイスを途中まで送り、俺は家へ戻っていく。その途中、ヴァルハラが目を覚ました。
「おはようございます、カイリさん」
「おはようございますって……もう夕方なんだが」
「ありゃ、いつの間にか日が沈みかけていますね」
「今日はずっと寝ていたな、ヴァルハラ。お疲れかな」
「それもあります。最近、魔力消費量が激しくて」
「そうなのか」
あの目からビームで疲れているのか。それとも、ポーション製造時に手伝ってもらっているから、その疲労だろうか。
ヴァルハラの体調が気になりつつ、家についた。
家へ入ると、父さんが出迎えてくれた。
「おかえり、カイリ。風の噂が聞いたが、大盛況だったらしいな」
「ああ、めっちゃ儲かったよ。これでもうボロ家に住む必要はないよ。引っ越そう」
「そんなに儲かったのか!?」
「まあね。今までの儲けと合わせて500万ベルにはなったよ」
「そんなにか! 凄いな、カイリは。父さんも鼻が高いぞ」
自分の部屋を目指す。
母さんはどうやら夕食を作っているようだな。
「風呂でも入るかな」
「お風呂ですか! では、わたしもご一緒します」
「んなっ!! ヴァルハラ、君は女の子だろう!」
「猫ですよぉ。この姿なら平気ですし」
「な、なるほど。間違っても人型になるなよ。俺、女の子とお風呂なんて初めてなんだから」
「だから猫ですって」
――そうは言っても人型になれば、猫耳と尻尾が生えているくらいで人間と大差ないし。
風呂へ向かい、俺はヴァルハラ(猫)と一緒に体を清めた。人一人が入れる浴槽があるので、そこへ浸かっていく。
「――ふぅ、生き返るなぁ」
「カイリさん、このお湯加減最高です!! 人型になりたい……」
「ダ、ダメだってば――あ! ヴァルハラ!!」
「えへへ。人型になっちゃいました」
「ヴァ、ヴァルハラ!! うあああああっ!!」
やっぱり人型になると人間と変わらないじゃないか!! ぺったんこだけど胸もあるし、白い肌がまぶしいっ!!
こ、困ったなぁ……。
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