80 / 101
新章
第80話 七つのレベル投げ
しおりを挟む
恐ろしいクリティカルダメージを与え、最後のデスクラウンを撃破した。最近、俺は『レベル投げ:クリティカル』なる新スキルを習得していた。
これはダメージを強制的に『クリティカル100%』にするスキル。通常のレベル投げよりもダメージが二倍ある。つまり、マルガのアニムスも加わるので四倍となる。
「しかも、フルクがいるから幸運値が上昇して、更にクリティカルが高まっている。これなら、第五エリアも楽々かもな」
「お役に立てて良かったです。わたし、普段は回復とか支援しか出来ませんし……その、少しでも貢献できているのなら嬉しいです」
「回復だけでも十分だよ。――さて、ドロップアイテムの回収も完了したな。マルガ、カルニもういいか?」
地面に散乱していたアイテムを拾いまくっていた。ひとつひとつ拾うのは面倒だが、今のところこれしか方法がなかった。いつか、一発で拾えるスキルとか欲しいところだな。特にマルガには、そんなスキルを所持して欲しい。
彼女はオークションで競り落とした【アイテムボックスを拡張】を持っているし、次にアイテム一括収集スキルなんて習得してくれたら、もっと効率も上がりそうだ。
「主様、今回もかなりのS~SSS級アイテムを拾えました。わたくしの欲しかったSS級カチューシャもありましたし、これ貰っていいですか?」
「もちろん、いいよ。装備強化は推奨しているし、どんどん強くなってくれ」
「ありがとうございます。このSS級『グラウィスカチューシャ』は回避力と完全回避を高めてくれるようなので、助かります」
へぇ、そんな効果があるんだ。
回避力が上がればそれほどモンスターからの攻撃を回避できるし、完全回避もかなり貴重なパラメータ。高ければ高い程にダメージを受けにくくなる。
――なんて、真面目に考察していると、疲れ切った顔のカルニが背後から抱きついてきた。
「アウルム様、素晴らしい戦闘っぷりでした。あの『レベル投げ:クリティカル』はダメージも大きくて……太くて、固かったです」
最後はなんだか余計な気がするが、まあ、ダメージという意味では間違ってはいないはずだ!? ていうか、なんで俺の耳元でエロっぽく言うのだ。
「ま、まあね。俺の【レベル投げ】は遠距離物理攻撃の爆発系だけど、その派生がいくつもあるらしいんだ。最近やっとスキル研究が進んでね、これもメディケさんのおかげなんだけど」
あの闇医者・メディケさんに調べて貰った。
どうやら、彼はスキル解析にも長けているよう。なので俺の【レベル投げ】をツリー化して貰ったわけだ。今や七種類のレベル投げを確認している。
①レベル投げ:爆発
②レベル投げ:聖槍生成
③レベル投げ:クリティカル
④レベル投げ:レベルアップ(未習得)
⑤レベル投げ:レベルダウン
⑥レベル投げ:武器レベルアップ(未習得)
⑦レベル投げ:デストロイ(未習得)
スキル習得には、とにかくモンスターを倒すしかない。どうやら、モンスター討伐数が影響するようだ。
「素晴らしいです。レベル投げはまだまだ奥の深いスキルなのですね~」
「カルニさん、一部強調する必要あるんですかねえ……」
すっかりマルガに影響されてしまっているな。こんなにしてしまった張本人は、頬を赤らめ満足気にしているし……おのれぇ、ヘンタイメイド。
◆
アベオの葉を使い、帰還。
アイテムの管理をマルガとカルニに任せた。
「二人とも、後は任せたよ。モードゥスさんとモエニアによろしく」
「お任せください」
「行って参ります」
マルガ&カルニは、それぞれ帝国と共和国へ向かった。今回のS~SSS級アイテムを清算する為だ。直ぐに金を作らないと、我が国が傾いてしまうからな。
今回から、共和国の将軍・モエニアも取引対象に加わった。やはり、以前の魔王軍奇襲が応えたようで、フルクトゥアトとの取引をしたいと申し出があったのだ。以来、金銭による売買が成立した。
「はい、お紅茶です」
庭で見送っていれば、フルクがお茶を運んで来てくれた。これは最近、共和国から輸入したヤツだ。うん、良い香りがする。
「ありがとう。フルク、こっちおいで」
手招きして縁側に座った。
しばらくはお茶を楽しんで、静かな時間が流れた。こうして二人きりなのも久しぶりだな。そうしてマッタリしていると、フルクが口を開く。
「マルガさんもカルニさんも最近は、よく動いてくれますね。二人ともアウルムさんの為……国の為に尽くしてくれています」
「ああ、そうだな。二人には感謝している。だから俺には皆がいないと……ひとりでは国を動かせない。だから、四分統治にしたっていうのもあるんだけどね」
そう会話を重ねていると、自然と見つめ合う形になった。フルクのアクアマリンの瞳が俺を映し出す。……明眸だ。
魅入っていると、フルクが頭を傾けてきた。
察した俺は膝枕してあげた。
当初は俺が膝枕して貰っていたけど、最近、こうしてフルクが甘えてくるようになっていた。これはこれで最高に幸せだ。
「……アウルムさんのお膝、気持ちいです」
「そりゃあ良かった」
ずっとこんな平和が続けばいい。
俺や皆の為にこの国『フルクトゥアト』を盤石なものにしていかねば――。
融けてしまいそうな銀髪を優しく撫でていく。フルクは気持ちよさそうに目を細め、満足気だ。こう幸せそうにされると、守りたいなって心の底から思えた。
そうだ、俺はこの子も国も守っていく。
これはダメージを強制的に『クリティカル100%』にするスキル。通常のレベル投げよりもダメージが二倍ある。つまり、マルガのアニムスも加わるので四倍となる。
「しかも、フルクがいるから幸運値が上昇して、更にクリティカルが高まっている。これなら、第五エリアも楽々かもな」
「お役に立てて良かったです。わたし、普段は回復とか支援しか出来ませんし……その、少しでも貢献できているのなら嬉しいです」
「回復だけでも十分だよ。――さて、ドロップアイテムの回収も完了したな。マルガ、カルニもういいか?」
地面に散乱していたアイテムを拾いまくっていた。ひとつひとつ拾うのは面倒だが、今のところこれしか方法がなかった。いつか、一発で拾えるスキルとか欲しいところだな。特にマルガには、そんなスキルを所持して欲しい。
彼女はオークションで競り落とした【アイテムボックスを拡張】を持っているし、次にアイテム一括収集スキルなんて習得してくれたら、もっと効率も上がりそうだ。
「主様、今回もかなりのS~SSS級アイテムを拾えました。わたくしの欲しかったSS級カチューシャもありましたし、これ貰っていいですか?」
「もちろん、いいよ。装備強化は推奨しているし、どんどん強くなってくれ」
「ありがとうございます。このSS級『グラウィスカチューシャ』は回避力と完全回避を高めてくれるようなので、助かります」
へぇ、そんな効果があるんだ。
回避力が上がればそれほどモンスターからの攻撃を回避できるし、完全回避もかなり貴重なパラメータ。高ければ高い程にダメージを受けにくくなる。
――なんて、真面目に考察していると、疲れ切った顔のカルニが背後から抱きついてきた。
「アウルム様、素晴らしい戦闘っぷりでした。あの『レベル投げ:クリティカル』はダメージも大きくて……太くて、固かったです」
最後はなんだか余計な気がするが、まあ、ダメージという意味では間違ってはいないはずだ!? ていうか、なんで俺の耳元でエロっぽく言うのだ。
「ま、まあね。俺の【レベル投げ】は遠距離物理攻撃の爆発系だけど、その派生がいくつもあるらしいんだ。最近やっとスキル研究が進んでね、これもメディケさんのおかげなんだけど」
あの闇医者・メディケさんに調べて貰った。
どうやら、彼はスキル解析にも長けているよう。なので俺の【レベル投げ】をツリー化して貰ったわけだ。今や七種類のレベル投げを確認している。
①レベル投げ:爆発
②レベル投げ:聖槍生成
③レベル投げ:クリティカル
④レベル投げ:レベルアップ(未習得)
⑤レベル投げ:レベルダウン
⑥レベル投げ:武器レベルアップ(未習得)
⑦レベル投げ:デストロイ(未習得)
スキル習得には、とにかくモンスターを倒すしかない。どうやら、モンスター討伐数が影響するようだ。
「素晴らしいです。レベル投げはまだまだ奥の深いスキルなのですね~」
「カルニさん、一部強調する必要あるんですかねえ……」
すっかりマルガに影響されてしまっているな。こんなにしてしまった張本人は、頬を赤らめ満足気にしているし……おのれぇ、ヘンタイメイド。
◆
アベオの葉を使い、帰還。
アイテムの管理をマルガとカルニに任せた。
「二人とも、後は任せたよ。モードゥスさんとモエニアによろしく」
「お任せください」
「行って参ります」
マルガ&カルニは、それぞれ帝国と共和国へ向かった。今回のS~SSS級アイテムを清算する為だ。直ぐに金を作らないと、我が国が傾いてしまうからな。
今回から、共和国の将軍・モエニアも取引対象に加わった。やはり、以前の魔王軍奇襲が応えたようで、フルクトゥアトとの取引をしたいと申し出があったのだ。以来、金銭による売買が成立した。
「はい、お紅茶です」
庭で見送っていれば、フルクがお茶を運んで来てくれた。これは最近、共和国から輸入したヤツだ。うん、良い香りがする。
「ありがとう。フルク、こっちおいで」
手招きして縁側に座った。
しばらくはお茶を楽しんで、静かな時間が流れた。こうして二人きりなのも久しぶりだな。そうしてマッタリしていると、フルクが口を開く。
「マルガさんもカルニさんも最近は、よく動いてくれますね。二人ともアウルムさんの為……国の為に尽くしてくれています」
「ああ、そうだな。二人には感謝している。だから俺には皆がいないと……ひとりでは国を動かせない。だから、四分統治にしたっていうのもあるんだけどね」
そう会話を重ねていると、自然と見つめ合う形になった。フルクのアクアマリンの瞳が俺を映し出す。……明眸だ。
魅入っていると、フルクが頭を傾けてきた。
察した俺は膝枕してあげた。
当初は俺が膝枕して貰っていたけど、最近、こうしてフルクが甘えてくるようになっていた。これはこれで最高に幸せだ。
「……アウルムさんのお膝、気持ちいです」
「そりゃあ良かった」
ずっとこんな平和が続けばいい。
俺や皆の為にこの国『フルクトゥアト』を盤石なものにしていかねば――。
融けてしまいそうな銀髪を優しく撫でていく。フルクは気持ちよさそうに目を細め、満足気だ。こう幸せそうにされると、守りたいなって心の底から思えた。
そうだ、俺はこの子も国も守っていく。
20
あなたにおすすめの小説
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる