あなたのレベル買い取ります! 無能と罵られ最強ギルドを追放されたので、世界で唯一の店を出した ~俺だけの【レベル売買】スキルで稼ぎまくり~

桜井正宗

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【317】 巨大スケルトンの強襲

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 巨大スケルトンは、俺ですらレベルは視認できず……もはや、モンスターなのかも分からない未知の生物だと断定した。

 ヤツは、大きな剣で建物を破壊。被害が出た。

「……なんてモンスターなのでしょう。海人様、このままでは帝国が……」
「そうだな。大暴れされたらメチャクチャだぞ」

 しかし、俺の『レベル売買』でレベルが奪えないのではな。
 とにかく、討伐するしかないと前へ出たが――。

 ん?

 三人の冒険者が現れた。


「おい、コイツを倒せば手柄になるぜ!」
「あぁ、帝国を守って皇女様と結婚だ!」
「こんなスケルトン野郎なら余裕だろ」


 アイツ等の顔、見覚えがある。俺のイルミネイトでレベルを買っていた連中だ。そんな冒険者があのスケルトンと戦う? 無茶な。相手はレベル不明モンスターだぞ。


「おい、やめとけって!」


 俺は叫んで忠告したのだが、相手は聞く耳持たず。
 三人とも剣を構えて――突撃。

 すると巨大なスケルトンは、恐ろしい形相で冒険者三人を認識。即座に強襲した。……って、マズい!!


「いけません、海人様! あのお三方では勝てません!」
「仕方ない、助けてや――」


 救助に向かおうとした瞬間だった。

 スケルトンの巨大剣の一閃が一瞬にして通り過ぎると、目の前の冒険者三人組は上半身と下半身がお別れしてしまっていた……。


「「「ギャアアアアアアアア……!!!」」」


 お、おい……ウソだろう。
 たったの一撃であの威力。人間の肉と骨など容易く斬ってしまうのか。なんて恐ろしい馬鹿火力。

 スケルトンは次第にこちらにも気づいて向かってくる。
 マジかよ。あんなの倒せるのか?


「海人様。ここは、わたしが」
「いや、ルナに任せっきりというわけにはいかないさ」


 俺は短剣グラディウスを構え、レベル売買を発動。自身のレベルと武器レベルを上限マックスにアップ。
 ルナの支援スキルで全能力も底上げされているが……勘だけど、これでも足りないと思う。このまま突撃すれば、俺も胴体が真っ二つだ。


「遠距離攻撃の方がよろしいかと」
「ああ……自信はあまりないけど、やってみるか」


 スケルトンから距離を取り、俺は魔力を増大させていく。
 そして、俺はスキルを放った。


「アルフォズル!!」


 月と太陽の光が混じり合い、魔法と物理の両方でダメージを与える一撃必殺のスキル。あのモンスターが通常のボスレベルなら沈むはず。だが、それ以上なら分からない。

 分からないが、試してみる価値はあるだろう。


『――グゴォォォォォ』


 莫大な光がスケルトンを押していく。……思ったより効いているじゃないか!


「わたしも加勢します」
「いや、ダメだ。ルナのグロリアスオッフェルトリウムは魔力が枯渇こかつするレベルの大魔法。ここで使うな」

「し、しかし……」

「なぁに、まだ終わらないさ」


 そんな中、俺のアルフォズルが激突しているにも関わらず、スケルトンは腕を動かして大剣を投げつけてきた。……おいっ!

 ルナを抱え、俺は緊急退避。
 その際、俺は頬を切った。……あっぶね!


「海人様!」
「だいじょうぶ。かすり傷だ!」


 かなり離れたが、スケルトンは俺のアルフォズルを耐えきっていた。くっ……ダメージは入っているはずだが、こうピンピンされているとショックだな。

 ヤツは、見た目に反して素早い動きでこっちに向かってくる。

 なんてモンスター!

 だが!


「アルフォズル三連発!!」


 俺はアルフォズルを連続で発射。ズン、ズン、ズンと破壊的な衝撃波がスケルトンを圧し潰す。魔力はこれでゼロ。


『グオオオオオオオオオ……!!』


 即座に魔力回復ポーションを飲む。
 今の持ち合わせはこの一本限り。これ以上はキツいぞ。

 それでもスケルトンは起き上がっていた。バ、バケモノ!


「今度こそ、わたしの出番ですね」
「わかった。ルナの必殺スキルのレベルをマックスにしよう。それでヤツを倒す」
「ええ、お願いします!」


 これなら勝てるだろ!!
 ルナのスキルレベルを限界突破させる――!
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